【リライト2024_10】(旧タイトル:【やめとけ】不動産事務はきつい?実は暇?実態を分かりやすく解説!)(新タイトル:不動産事務で働くのはやめたほうがいい? 仕事内容や向いてる人の特徴を解説!)
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不動産事務の仕事は「きつい・辛い・忙しい」と、ネガティブな噂を聞いたことはないでしょうか。
たしかに、不動産業界自体の離職率は比較的高く、ブラックと言われる企業も少なくありません。
しかし、一方では「仕事が楽しい!」と、毎日やりがいを感じながら働いている方がいるのも事実です。同じ環境でも真反対の意見が出ているのは、とても不思議ですね!
この記事では、不動産事務の仕事が「きつい・辛い・忙しい」と言われる理由や、どういう特徴を持つ人は転職をやめたほうがいいかについて解説していきます!
また、不動産会社の規模別の仕事内容の違いや、不動産会社を選ぶコツなどもご紹介していきます。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.不動産事務がやめとけと言われる3つの理由
ここでは、不動産事務が「きつい・辛い・忙しい」と言われる理由を3つに分けて詳しく紹介します。
1-1.金額が大きくミスできない
不動産商品はとても高額です。
例えばマイホームの購入ですが、長年に渡って支払いをしなければならないほど高額ですので、顧客の目もかなりシビアになります。
中には些細なことでもクレームをつける顧客もいるので、大きくミスすることは許されません。
このようなクレーム対応に慣れるまでは精神的にもかなりきついと言えるでしょう。
1-2.数字や文言など細かいチェックが必要
賃貸・売買問わず、物件によって取引額の金額が違います。
たとえば、同じアパート物件でも101号室は「¥100,000」でも201号室は「¥125,000」と部屋によって異る場合があります。
1桁数字を間違えるだけでも、被害は甚大になるためミスは許されません。
そして、広告、契約書などで文言の使い方には法律で明確にルールが定められています。
とくに、物件のチラシ広告を作る際の言い回しなどには細心の注意が必要です。
(3) 用語の使用
不動産広告において、抽象的な用語を使用することによって、消費者に誤認を与える場合があります。そこで、消費者を誤認させる可能性のあるような一定の用語については、原則として、その使用が禁止されています。使用が禁止される用語は、① 完全、完ぺき、絶対、② 日本一、抜群、当社だけ、③ 特選、厳選、④ 最高、最高級など最上級を意味する言葉、⑤ 格安、堀出、土地値、⑥ 完売、など著しく人気が高く、売行きが良いことを意味する言葉などです。もっとも、その表示内容を裏付ける合理的な根拠がある場合には、使用は禁止されません。引用元:[不動産広告のルール – 公益社団法人全日本不動産協会]
使用禁止のキャッチコピーもあるので、文言の使い方には細かい注意が必要となってきます。
1-3.幅広く知識が必要【日々勉強が必要】
不動産事務には、宅地建物取引業法をはじめ民法・借地借家法不動産登記法・国土利用計画法・都市計画法・建築基準法・各種税法など幅広い法律知識が必要です。
これらの法律は頻繁に改正されますので、日々勉強が必要になります。不動産事務の仕事は非常に多岐にわたることが多くあります。
宅建の資格を活かした重要事項説明書の作成や入出金の確認に携わる経理分野、また物件情報の入力や宣伝用のポップ作成などの業務もカバーすることがあります。
また、顧客に物件を紹介すること以外の全てが範囲内とも言える事務職。アシスタントの仕事ですから、マルチに活動することができる器用さとスピード感が重要です。
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2.不動産事務として働くメリット
ただ、きついと感じる人もいる一方でその分メリットもございます。
ここでは不動産事務として働くメリットをいくつか解説します。
2-1.精神的負荷が少なめ
ミスができない・作業が細かいという特徴はあれど、
不動産事務は営業職と違いノルマがありません。
そのため比較的プレッシャーやストレスが少ないといえるでしょう。
また、業務でオフィス外に出ることはほとんどないため、長時間歩き回っりぱなし、立ちっぱなしとなることもなく、肉体的な負荷が少ない点もメリットです。
2-2.時給が高め
業界未経験であっても、高時給の求人が多いことが特徴です。
都心の不動産会社であれば比較的に高時給ですが、地方や郊外であっても大手不動産会社では1,500円以上の求人も数多くあり、一般的な事務職の給与相場よりも高いことがうかがえます。
さらに、宅建士資格を取得することにより、時給アップが狙えることも不動産事務のポイントです。
2-3.不動産の勉強になる
仕事を通じて、不動産に関わらず、税金や住宅ローンに関する知識が自然と身についていきます。
不動産の事務は「宅建業法」や「民法」など専門性が高い知識が必要なため、一度仕事を覚えてしまえば、違う不動産会社に転職しても今までの知識やスキルを活かした仕事ができます。
慣れないうちは勉強することが多く、大変かもしれませんが、ご自身が不動産を売買、賃借する際も、ここでの知識がきっと役立つはずです。
一般的に賃貸の仕事は1ヶ月、売買の仕事は3ヶ月程度でひと段落するといわれています。基本的に業務の流れは似通っているため、次の案件に移っても前の業務で培った知識やスキルが活かせるのも良い点です。
経験豊富な社員からノウハウも教えてもらえるので、キャリアアップも目指せます。
2-4.専門的な知識を活かせる
「何か資格を」ということで、宅建士免許を取得された方もいるはず。
不動産事務では、仕事を通じて宅建を活かすことが出来ます。また、先述した様に資格手当を貰える可能性もあります。
2-5.未経験からでも働ける(パート・アルバイト可)
パートやアルバイトでの求人もたくさんあります。
主婦やフリーターの方が気軽に始められる点はメリットとして捉えられますね。ただし、学生アルバイトはお断りしている場合もあるため注意が必要です。
不動産事務の仕事は幅広いことから、業務内容を特化し、時間を決めて働くという手段も検討してみてはいかがでしょうか。
3.不動産事務の仕事内容
ここまでは不動産事務職がきついといわれる理由などを説明しましたが、
具体的な業務を知らないとイメージが湧きづらい部分もあるかと思いますのでこの章では不動産事務の仕事内容について補足していきます。
まず不動産業の事務職は「地元の不動産会社」「大手不動産会社」どちら勤務なのかで仕事内容が異なります。
不動産事務への転職を検討している方は、それぞれの違いも比較してどちらが自分に向いていそうか判断してみてくださいね。
- 「地元の中小不動産会社」(地域に密接する不動産屋さん)
- 「大手不動産会社」(都心などにオフィスを構える大手の会社)
3-1.地域密着型の小規模不動産会社の場合
賃貸・売買を問わず、地域密着型の小規模不動産においては、下記のような事務作業を行います。
- 賃貸物件の問い合わせ対応
- 売り物件がまだ売却中かどうかの問い合わせ対応
- 問い合わせがあった物件の図面のFAX送信
- 店頭広告の作成
- チラシの整理(物件資料や折込チラシ)
- WEBサイトの物件情報の登録・修正・削除
- 電話対応
- 大家さんへの家賃支払い・送金の手配
- 保険の手続
- 入金確認
- 管理物件の見回り業務
- 写真撮影
- お茶出しなどの雑用
- 賃貸手続きの資料記入・対応
- 営業マンを代行した様々な仕事(案内など)
小規模な会社は人数も少ない分対応する業務の幅が広いのが特徴となります。
賃貸に関する申込書の作成や案内など不動産業界に特化した仕事もありつつも、電話対応や顧客対応、事務作業は他の業界・企業と近しいでしょう。
また、企業規模だけでなく売買・賃貸仲介どちらがメインかでも多少異なりますので、興味ある方は下の記事も是非読んでみてください。
3-2.全国展開の大手不動産会社の場合
大手不動産会社における事務職は、地域密着型の小規模不動産よりも業務の範囲が狭いことが一般的です。
仕事内容は下記の通りです。(企業により違いがあります)
- 送金手配・確認作業
- 電話・問い合わせへの対応業務
- 書類作成・契約書作成
- Web上の不動産の入居情報の更新作業
- その他社内の様々な事務作業(PCを使用する)
小規模な不動産会社から大手の事務職へ転職した方が持つ印象としてよくあげられるのは、大手不動産の事務職は「特化した業務」を行う点です。
大手であればあるほど、ひとつの手続きに要する時間は多くなり、承認などで関わる人も増えます。
そのため、ひとつの業務を責任を持ってミス無く行うことができる方に向いているといえます。大手であっても、事務職としての仕事はほかの業界と大きな違いはありません。
4.不動産事務の仕事が”向いてない人”の特徴
これまで不動産事務がきついと言われる理由や不動産事務の仕事内容についてをお伝えしてきました。
ここではさらに、不動産事務に「不向きな人」を紹介します。
この特徴に当てはまる方は不動産事務になっても「きつい・辛い・忙しい」とばかり感じてしまう可能性が高いのでやめておいた方が賢明でしょう。
不向きな人の特徴 |
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4-1.細かい作業が苦手な人
1つ目は「細かい作業が苦手な人」です。
不動産事務には契約書や数字のチェックなど、細かい作業が多くあります。
賃料が異なる複数の部屋を扱うなど、ミスが許されない仕事が多いため、反復作業や細かい仕事が苦手な人には向いていません。
4-2.どうしても土日休みが良い人
2つ目は「どうしても土日休みが良い人」です。
不動産業界では、土日が休みの会社は少なく、休日が「日曜と水曜」や「火曜と水曜」などの場合が多いため、どうしても土日休みにこだわると求人の選択肢が限られてしまいます。
4-3.クレーム対応への耐性が低い人
3つ目は「クレーム対応への耐性が低い人」です。
不動産業界は高額な商材を扱うため、クレームが多く発生します。
時には事務員がクレーム対応を行うこともありますので、クレームに気疲れしてしまう方は注意が必要です。
4-4.常にデスクワークをしたい人
4つ目は「常にデスクワークをしたい人」です。
不動産事務は、意外とお客様対応の機会が多いです。
営業に代わって来店対応や電話対応などをするケースがあるため、
コミュニケーションが苦手な方にとってはストレスとなる可能性があります。
4-5.仕事のための勉強をしたくない人
最後の5つ目は「仕事のための勉強をしたくない人」です。
不動産事務には多くの法律や専門用語の知識が求められます。
法律の改正などに対する定期的な知識のアップデートが必要で、自発的な勉強が苦手な方には厳しいでしょう。
5.不動産事務で働くのはやめた方がいいといわれる理由まとめ
以上、不動産事務の仕事が「きつい・辛い・忙しい」理由や、逆に不動産事務職として働くメリットなどを紹介しました。
「落ち着いて働きたい」という方は不動産事務職はとてもオススメな職種なのでご興味ございましたら是非宅建Jobエージェントにご登録くださいませ。
一点補足として、大手であればあるほど、給与や労働時間も安定しておりますが、
大手不動産会社の事務職求人は、ほとんどの場合「派遣社員」となる点だけは注意が必要です。
反対に、事務職をステップアップと考えて幅広い業務に当たりたい方は、中小企業をおすすめします。
不動産事務への転職を成功させたい方へ
この記事を読んでくれているあなたは、こんな気持ちではないでしょうか?
- もっと環境の良い職場で働けたらいいなぁ・・・
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