不動産鑑定士の予備校選びは?TACとLECの違いを比較【費用・割引・合格実績】
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資格試験受験で、予備校選びというのは重要な要素になりますが、「不動産鑑定士」試験はどんな状況なのでしょうか?
「不動産鑑定士の予備校のおすすめは?」
「費用は?授業内容は?何で比べたらいい?」
「そもそも独学では無理なの?」
予備校によって内容が大きく違うなら、どちらが自分に合っているか、その選択は重要な判断になりますね?
ということで、「賃貸不動産経営管理士」の予備校選びについて見ていきましょう。独学を考えている人も含め、受験対策プランの参考になりますので、最後までお読みください!
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目次
1.不動産鑑定士の予備校の選び方
まず、他の資格と違って不動産鑑定士の講座は現状では選択肢が2つしかなく、TACとLECのみとなります。
このTACとLECで結構特色の違いがあるので、この記事はその点が中心となります。
1-1.合格率
合格率に関しては、TACが合格者のうちの受講者占有率を、「7割」とうたっています。残り3割をLECというのがおおまかな通説です。
この7割には「実感としては同業者の比率はもう少しLEC出身が多い感じ」という現場の声や、「短答式・論文式両方受けた受講者数だけで比べると、差は小さくなる」などの説もあります。
それに独学受験組の存在も考えると、もう少し少ないのかも知れませんが、TACが圧倒的な合格者シェアを持つことに違いはないようです。
2019年の不動産鑑定士の合格者121人中TAC85人でLEC30人って改めて見ると怖いな〜
残り6人の枠を争うみたいで— しめじ@不動産鑑定士勉強中 (@shimeji2121) June 1, 2020
1-2.費用
かかる費用はLECの方がかなり安く、社会人・初学者向けのコースで15万円ほどLECの方がお安くなります。
主旨が合格ですから、「安い方がいい!」というものでもないのですが、この価格差には両校のカリキュラムへの考え方の違いが関係するかもしれません。
TAC=幅広い内容をしっかり記憶して合格を狙う。実務につながる勉強になる。
LEC=限られた時間で合格するために、ポイントを絞り込んで合格を狙う。
絶対受かりたい。時間に余裕がある。勉強したい人 ⇒ TACへ
時間もお金も大変。最小限の労力で受かりたい人 ⇒ LECへ
ということでしょうか。
1-3.割引の設定
使える割引が適用された状態で、初めて実際の価格が分かります。両校どんな割引があるのでしょうか?
TAC | 早期割引:4万円 再受講割引:約10万円~12万円 合格者お祝い金:5万円※その他:本科生割引、一般教育訓練給付制度対象講座あり。 |
---|---|
LEC | 学生割引:40% 再受講割引:25% 関連資格合格者・受講者割引:15~25% 説明会参加者:1万円 合格者お祝い金:3万円 |
(上記は参考です。詳細・最新の割引額は各校の公式Webにてご確認ください。)
両校さまざまな割引が設定されています。割引ではないですが、リベンジ割引だけでなく、合格時のお祝い金も設定されています。
1-4.学習レベル・勉強期間
両校ともにですが、初学者向けと、学習者向けで別に講座が設定されています。
現状のレベルから何年かけて合格を目指すのかや、講座の内容を比較して、「何月頃は何をやっているのか」など、合格までのプランの参考にしましょう。
2.授業の質(講師・テキスト)【不動産鑑定士の予備校】
どちらも有名校ですし、それぞれ有名講師が在籍しています。
それぞれの講師の特徴をつかんだり、有名講師の意見には注目してみましょう。
※TACの有名講師・高橋信也さんです(不動産鑑定士の試験制度と攻略のためのポイントを詳しく解説!)
※LEC不動産鑑定士】2021合格基礎講座「鑑定理論」(第1回) 川原正幸 講師
その他、両校には細かい違いがあり、「テキストはLECの方が使いやすい」「答案記法の指導はTACは量を書き、LECはあっさり書くように言われる」など、色々な意見があります。
「どちらがいい」というのは主観も含みますし、「自分に合っている」というのが最も重要なので、何でもできるだけ自身で確かめることが一番です。
※その他、両校の細かい違いを比較したブログ記事です。
以下は、両校の講座のご紹介と比較ですが、講座は大きく初学者向けと、学習者向けに分かれます。
初学者の方がカリキュラムのコマ数が多いことと、学習経験者の方が「論文のみ初」や、「短答・論文両方受験経験あり」など細かく分類されるのが初学者向けと、学習者向けの違いです。
3.TACの不動産鑑定士通信講座【予備校】
じっくり深く勉強派はTACです。
YouTubeチャンネルでも試験制度や攻略法などがアップされているので、参考になります。
TAC不動産鑑定士【公式】
3-1.初学者向け
合格実績と、長年蓄積された合格ノウハウが最大のセールスポイント。合格後の就職支援についても支援体制があります。
3-2.受験経験者向け
「短答式試験のみ受験」「論文式試験から受験」「短答式+論文式を受験」などあらゆる要望に応えたコース、カリキュラム。期間限定で再受講者割引あり。
2022年試験の論文式合格発表から、2023年論文式試験までの半年しかなく、発表を待たずに対策を開始するために、2023年不動産鑑定士論文式試験合格者は、合格発表以前の申込み受講料を返金する「合格返金制度」があります。
4.LECの不動産鑑定士通信講座【予備校】
前述のように基本、「時間がない、短期間で結果を出したい」という方は、LECからコースを検討されるのが良いでしょう。
4-1.初学者向け
短答式・論文式の2段階選抜・短答式試験合格者は、翌年、翌々年の2年間短答が免除され、論文式試験が最大3回受験できる点を踏まえ、受験者それぞれのタイプに応じ、無理なく学習スケジュールを組むことが方針。
とはいっても、同年に短答・論文の同時合格を目指す「2023年合格目標 短答+論文フルコース」(全166回)もあります。
4-2.受験経験者向け
短答合格者や短答学習経験者・論文学習経験者向けです。
本質的には論文学習に専念するためのコースです。論文初学者は「論文合格コース」で、論文の基礎学習から答案作成力までの学習が推奨されています。
10ヶ月、1年、上級本科、論文対策・単科講座、短答式・論文式試験の直前対策講座など、多彩なコースがあります。
両校の基本のコース構成を比較すると下記になります。
ご自身の状況に応じて詳細部分を検討しましょう。このほか直前対策などの講座もあります。(最新の価格は公式サイトをご確認ください)
LEC | TAC | |
---|---|---|
初学者向けコース | 【短答特化型】 (140,000円) まず短答の合格のみ目指す |
【1.5年L本科生】 (484,000円~) 忙しい社会人 |
【短答+論文基礎コース】 (320,000円)社会人(時間に余裕あり) |
【1年本科生】 (481,000円~) 社会人(時間に余裕あり) |
|
【短答+論文フルコース】 (400,000円) 学生・受験に専念! |
【10ヵ月本科生】 (456,000円~) 10か月の短期集中型 学生・受験に専念! |
|
経験者向けコース | 【論文合格コース】 (330,000円) 【論文徹底強化コース】 (218,000円) 論文試験を強化 |
【論文本科生】 (413,000円~) 論文試験は初めて |
5.不動産鑑定士は独学でも合格できる?【予備校不要論】
不動産鑑定士試験は不動産系最難関・文系3台資格といわれるほど難しく、勉強範囲も広いです。
受験での合格実績や、独学での難易度の高い資格合格実績がない限り、現実的ではないのでおすすめはできません。
確かに独学の合格体験記はネット上等で見かけられますが、誰もが普通に出来ることではない点、要注意です。
6.「不動産鑑定士 予備校」のまとめ
以上、「不動産鑑定士 予備校」というテーマで解説をしました。TAC,LEC両校の違い、自分に合った講座などについて理解をいただけたでしょうか?
試験の準備に「絶対OK」はないでしょうが、予備校に関しては最初の選択肢になりますので、納得いくまで選んで、自分で決めた方法を信じることで良い結果につなげていくのみです。
それにはまず自身の生活の状況をよく考えてみることも大事ですね。あなた一人のことだけでなく、応援している周りの皆さんもいますし!
- 賃貸不動産経営管理士の予備校はTAC、LECの2択から、自分に合った学校と講座を選ぶ。
- 勉強量と合格率のTAC、経済的で最短労力ならLEC。
- 試験範囲の広さ・難易度から言って独学での合格は立場を問わず、基本的には難しい。
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