マンション管理士試験のテキストおすすめを紹介!合格する選び方を解説
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いま、日本全土でマンションの老朽化が問題になっています。
「築30年超のマンション」の数は213.5万戸(2019年末時点)、また、マンション入居者のうち「60歳代以上」が占める割合は49.2%(2018年時点)となっています。
マンションの老朽化が加速する中、マンションの維持管理の専門家として注目されているのが「マンション管理士」です。マンション管理士になるには、どのような勉強をすればよいのでしょうか。
そこで今回は、マンション管理士に合格するためのテキストを紹介します。基本テキストだけでなく、一問一答や過去問、予想問題やオンライン講座までを取り上げました。
試験の概要や、テキストの活用法も紹介しています。この記事を読んで、ぜひマンション管理士の合格をつかみとってください。
1.マンション管理士のおすすめテキスト【基本書】
「これからマンション管理士に挑戦したい!」という人のために、おすすめのテキストを紹介します。
多くの種類があり、評判もさまざまです。ぜひ自分に合ったものを選ぶようにしてください。基本書として紹介するのは次の2点です。
1-1.らくらくわかる!マンション管理士速習テキスト
まず1つ目の「らくらくわかる!マンション管理士速習テキスト」は、マンション管理士の受験生の中では定番のテキストです。
難解な内容の多い「マンション管理士」ですが、本書は具体例や図表による解説が多く「わかりやすい」と好評です。また「ですます調」で記載されているのも特徴です。
中には「用語解説」や「プラス1点!」といったコーナーもあり、理解を促進したり、応用問題への橋渡しをしてくれます。初学者だけでなく中級者まで、幅広く活用することができます。
また、それぞれの章末には「コレが重要!確認問題」という一問一答形式の問題も用意されています。学んだことが理解できたかどうかをチェックするのに便利です。
また、Web登録を行うと、TACマンション管理士講座が制作した「オリジナルレジュメ」も配布されます。初心者でも安心して取り組める一冊です。
なお、本書テキストに合わせたDVDバージョンもあります。それが「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト準拠講義 速攻マスターDVD 2020年度」です。
テキストの著者である平柳将人先生が、テキストに準拠したかたちで講義を行うというものです。DVDの収録枚数は7枚で、1枚あたり約2.5時間となっています。かなり本格的な講義です。
1-2.TACのマンション管理士独学道場
「マンション管理士独学道場」は、TAC出版から出ているパッケージ商品です。以下の定番テキストに加え、「独学道場」オリジナルの講義DVDや模試などがワンセットになっています。
- らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト
- マンション管理士 項目別過去8年問題集
- らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト準拠講義 速攻マスターDVD
- ラストスパート マンション管理士 直前予想模試
上記4点は書店でも販売されているものですが、これらに加えてパックされているのは次のとおりです。
なお、上記の①と②をすでに持っている人向けに「『テキスト』『問題集』なしパック」という商品も用意されています。
- 項目別過去8年問題集 過去問攻略DVD【独学道場限定】 【全1枚】
- マンション管理士/管理業務主任者 試験対策 法律改正点レジュメ 【全1冊】
- マンション管理士講座 全国公開模試 【全1回】
- 学習ガイドブック 【全1冊】
- 質問カード 【全5回分】
過去問を効率よく解くための解説DVDが付属する他、直前予想模試や、学習上の疑問点などが質問できる「質問カード」なども用意されています。
独学者の場合「テキストの学習だけで大丈夫だろうか?」と不安になるものですが、このパッケージは、そんな独学者を力づけてくれる商品内容になっていると言えるでしょう。
マンション管理士の試験内容は?難易度・試験会場・免除制度について解説【2020年最新版】
1-3.一問一答、過去問、予想問題、模試、オンライン講座
テキスト以外にも、一問一答、過去問、予想問題、オンライン講座などもあります。それに関しては、こちらにまとめてあります。
マンション管理士試験に模試は必要?おすすめ理由・メリットを解説【2020年最新】
マンション管理士のおすすめ問題集・テキスト紹介【2020年・独学・過去問】
2.マンション管理士と管理業務主任者を同時合格を狙うテキスト
「マンション管理士と管理業務主任者の2つの試験にダブルでチャレンジしたい」という人向けのテキストを2つご紹介します。
「ダブル受験ならではの課題」に応えることのできるテキストとして、ぜひ検討してみてください。
2-1.みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩 2020年度
「みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩 2020年度」は、宅建の受験書としても有名な「みんなが欲しかった!」シリーズの1冊です。
資格学校TACの書籍で、「マンション管理士」と「管理業務主任者」の両講座がタッグを組んで制作されているのが特徴です。初心者にもわかりやすいと定評があります。
本書は次の2部構成となっています。
- オリエンテーション編:資格や試験内容の全体像をフルカラーで解説
- 入門講義編:図表や板書を使いながら、2色刷りによるわかりやす解説
また「入門講義編」で理解をした後は、該当する過去問で理解度をチェックできるようになっています。
徹底的に「わかりやすさ」を追求したテキストなので、2つの資格をダブル受験する予定の人で「初学者にもわかるものを!」という人にはおすすめです。
2-2.2020年度版 マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(全3冊)
本書もTACの「マンション管理士」と「管理業務主任者」の両講座が共同で制作したテキストです。2つの試験に対応する総合テキストで、次の3冊から構成されています。
本書の特徴は、学習内容の重要度が、マンション管理士と管理業務主任者のそれぞれの試験ごとに明示されていることです。「特A・A・B・C」の4段階です。
2つの試験は出題範囲が似ています。しかし、共通する分野の問題でも「マンション管理士の試験では難易度の低い出題だが、管理業務主任者の試験では難問が出題されやすい」というケースがあります。
試験別に優先順位がわかるため、ダブル受験をするにはとても便利だと言えるでしょう。
また本書でも、Web登録を行うことで、TACマンション管理士講座や管理業務主任者講座が作成した「オリジナルレジュメ」を入手できます。本書で学習を進めるなら登録をおすすめします。
3.マンション管理士のテキスト活用のポイント
ここまでテキストや過去問、予想問題などを取り上げてきました。効果的に活用するには、どのように利用すればよいのでしょうか。
効果的な活用方法は人によってさまざまですが、合格者に話を聞くと、ある程度まで共通する点もあるようです。そこでテキスト活用のポイントを紹介します。
3-1.テキストを軽く通読する
まずはテキストを軽く通読します。
読み進める中では、わからないことや理解しにくいこともあるでしょう。しかし大事なことは、ここで立ち止まらないことです。わからない点はそのままにして、まずは軽く読み流しましょう。
不明点があればじっくり調べ、疑問点をきっちり解決しながら理解を進めるのもよいでしょう。しかし、立ち止まりながら勉強するというスタイルだと、なかなか全体像がつかめないという欠点があります。
わからない点がたくさんあるからと言って、自信をなくす必要はありません。まずはどんどん読み進めていくことが大切です。
3-2.過去問を解いてみる
ある程度までテキストを読み進めたら、過去問にあたりましょう。テキストは最後まで読み切る必要はありません。1章でも1テーマでも読み進めることができたら、過去問にチャレンジです。
いざ過去問に取り組んでみても、全く歯が立たないという状況になるかもしれません。すでに学習した範囲のはずなのに、わからないことが多いことに気づくかもしれません。
しかしそれでも構いません。まずは「何がわからないのか」「なぜ正解できないのか」を知ることです。
過去問をやることで「なるほど、こういう点が問われるのか」「こんな部分まで勉強しないといけないのか」といった発見があるはずです。その発見こそが重要です。正解できなくても、まったく問題ありません。
3-3.テキストに戻り、熟読する
「わからない点」が明確になったら、またテキストに戻りましょう。先ほどは「軽く読み流す」という状態でしたが、今度は確認をしながら「熟読する」ということを心がけてください。
過去問を解いた時は「こんなこと、テキストに書いてあったっけ?」と感じたかもしれません。しかし実際にテキストに戻って熟読してみると、意外と解説されているものです。
わからなかった部分は明らかになっています。しっかりテキストを熟読して、不明点をつぶしていきましょう。
もし、きちんと理解できたとしたら、それは「過去問にチャレンジしたら、解けなくて悔しかった」という経験をしたからこそです。その要領で、どんどんテキストを読み、どんどん過去問に当たりましょう。
3-4.再び過去問に取り組む
このように、「テキストを軽く読み、過去問にチャレンジし、不明点を明確にしてから、またテキストに戻る」という流れが大切です。
合格者の声を聞いていると、多くの人たちがこのサイクルを繰り返しています。
「じっくりテキストで学んでから、過去問で答え合わせをする」のではなく、「テキストと過去問を併用しながら理解を深めていく」というイメージをもつとよいでしょう。
あとは、その繰り返しです。
3-5.予想問題や模試にチャレンジする
こうして理解が深まったら、試験前にやっておきたいのが予想問題や模擬試験です。
先ほど紹介した「予想模試テキスト」を利用するのもよいでしょう。また大手の資格学校なら、本番の試験を想定した「会場受験による本格的な模擬試験」を開催しています。
(注:コロナ期は「会場受験」ではなく自宅受験」に限定しているようです)
予想問題や模試も、実際にやってみて合格基準点に達しなかったからといって悲観する必要はありません。わからなかった論点を明確にして、テキストに戻って復習しましょう。
この時期になれば、試験日まではもうすぐです。過去問を繰り返しながら、知識や理解の「抜け漏れ」を見つけましょう。そしてまたテキストに戻りながら、どんどん弱点をつぶしていきましょう。
3-5.マンション管理士受験者の声
最後に、実際の受験者による「テキスト関連のツイッター投稿」を紹介します。
写真付きの生の声を見れば、マンション管理士の受験が、より身近に感じられるはずです。まずは、これから受験される方の声です。
久しぶりに本屋で本を買った気がする
マンション管理士試験の勉強のために、瞬間的に気になったものを適当に購入(入店して買うまで約5分)
これと前に受けたときの2018年分のテキスト&問題集で少しずつでも勉強していきます
今年の試験が実施されるかどうかは神のみぞ知る pic.twitter.com/n0zoTGORay— 福本拓矢 (@29fu_ku) July 23, 2020
TACのマンション管理士一問一答を読むことから開始しました。過去問の一問一答を読み、まずは全体像を把握します。テキストの方は補足に使います。 pic.twitter.com/6iPxggQtGt
— zentaro (@zentaro15) December 11, 2017
https://twitter.com/hinata_blog51/status/1244234383990517761
また、すでに勉強をされてきた方の投稿です。バラバラになるぐらいまでテキストを使い込んだとのことです。
行政書士試験の時もマンション管理士試験の時もテキストがバラバラになるぐらい使い込んだ頃が合格レベルと言うことがわかった。 pic.twitter.com/MKYJ5Vqc1J
— あきら@星空博士 (@ttusin) January 10, 2020
まずは書店に行って、たくさんのテキストを見比べてみましょう。ぜひ、マンション管理士の受験にチャレンジしてみてください。
4.「マンション管理士のテキスト」のまとめ
マンション管理士に合格するためのテキストについて解説しました。
マンション管理士は、マンションの維持管理に関する専門家です。「宅建」に比べると知名度の低い資格ですが、マンションの老朽化や入居者に占める高齢者の増加を考えると、今後の需要増は明白です。
マンション管理士に合格するためのテキストを総解説しました。この記事をヒントに効率の良い勉強を進めて、ぜひ「マンション管理士」の合格を勝ち取ってください。
マンション管理士に合格してキャリアアップしたい方へ
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