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マンション管理士と宅建士の違いは?合格率・難易度・同時に勉強は可能か解説【比較】

「マンション管理士」のほかに「管理業務主任者」も取るといいと言いますが、さらに「宅建」も組み合わせてとるといいと言います。何がいいのでしょうか

「マンション管理士」と「宅建」、何が違うの?
「どっちを取ったらいいの?」
「なぜ両方持ってるといいの?」
「同時に受けられる?」

マンション管理士宅建士は違う仕事ですが、両方勉強出来て資格もあったらメリットが沢山あるんです。

そのメリットの意味を知ることは「2つの資格の違い」「どっちを取ったらいいか?」の答えにもなると思います。

ということで、マンション管理士と宅建の取得について解説します。それぞれの資格の意味も分かります。ぜひ最後までお読みください!

この記事を読むと分かること
  1. マンション管理士と宅建士の違いは?
  2. マンション管理士・宅建士ダブル取得のメリット。
  3. どちらを先に取る?同時に受けられる?

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1.マンション管理士と宅建士の違いとは?【ダブルライセンス向き】

あまり予備知識なしに考えると、マンション管理士と宅建はきわめて近い存在じゃないの?と思えそうです。確かに近いのですが、もちろん違いもあります。

マンション管理士は、マンションの管理組合にアドバイスして、マンションの運営がうまく行くようにするプロです。

宅建士不動産取引のプロとして、売買や賃貸を前提としてマンション以外に土地や戸建て住居などの不動産にも関わります。

宅建には、宅建士しかできない独占業務がありますが、マンション管理士=マン管にはそれがありません。(名称独占資格といって、登録者以外は「マンション管理士」を名乗ってはいけない決まりはあります)

試験内容がダブルライセンス向きの「マン管」と「宅建」

しかし、この2つの資格は試験範囲が詳細にわたってカブる=実務で使う知識の範囲もかなり重なるので、ダブルライセンスには最適な組み合わせです。

この2つに「管理業務主任者」を加えて、「不動産資格のトリプルクラウン」という言い方もあるくらいです。(他に著名な不動産資格として、最も歴史の新しい「賃貸不動産経営管理士」や、難関の「不動産鑑定士」もありますね)

実務でもダブルライセンス向きの「マン管」と「宅建」

ちょっと大きな話からの整理になりますが、2つの資格は同じ価値観で働き、かつ補完し合っているということをご説明します。

まず、2つの資格は目的について同じ価値観で目標達成を目指していることが多く、「言い方が違うだけ」という例を挙げます。

マンション管理士・宅建士の共有価値観
物件価値のキープ、アップ マンション管理士は資産価値

宅建士は商品価値

物件管理を行う マンション管理士はマンション管理

宅建士は自社賃貸・分譲管理

エンドユーザとのコミュニケーション マンション管理士は住人と管理組合

宅建士は購入客・賃貸客

そして反面、異なる職能であるために、知識やスキルの面でお互いを補完するという性質があります。

マンション管理士・宅建士の補完関係
マンション管理士が宅建士に補完 建物維持、区分所有部分の補完
買ったあとの人を補完
宅建士がマンション管理士に補完 資産価値維持、接客や人脈構成の補完
買いたい人を補完
お互いに補完 顧客営業上の補完

このように、2つの資格はある意味「切っても切れない深い仲」と言えるでしょう。

2.マンション管理士と宅建士の試験難易度の違い

ここで今度は、「資格試験受験」という観点からマンション管理士宅建を比較してみましょう。ダブル取得の参考にしてください。

2-1.合格率

合格率を見ると、マンション管理士の方が宅建よりもかなり難易度の高い資格と言えます。

マンション管理士・宅建士の合格率比較
年度 宅建士 マンション管理士
平成26年 17.5% 8.4%
平成27年 15.4% 8.2%
平成28年 15.4% 8.0%
平成29年 15.6% 9.0%
平成30年 15.6% 7.9%

ともに受験資格がなく、学習内容に大きな差がないのに、合格率に差があるのは、なぜでしょうか?

試験前の得点力について宅建の35点に対して、マンション管理士は37点程度取れなければ合格ラインとならないこと(この差は大きく、勉強量を問われる部分と思います)、それから、出題の難度の違いと考えられます。

※宅建試験の難易度については、こちらの記事もぜひご覧ください。

宅建の合格率は何%?ほかの資格と比べて難易度はどのくらい?

2-2.勉強時間

合格までの勉強時間は、宅建試験の300~400時間に対してマンション管理士は600時間と言われます。

一日あたりに可能な勉強時間を考えると、宅建は人によっては準備期間3ヶ月で合格を狙える可能性があるのに対して、マンション管理士試験は半年から1年と言われます。

※宅建試験の勉強方法については、こちらの記事もぜひご覧ください。

宅建士一発合格に必要な勉強時間・いつから始める?オススメ勉強方法(独学・スクール)参考書まで一挙紹介【2020年決定版】

2-3.試験範囲

「マンション管理士」の方が、仕事の性質上幅広い知識を問われる形になりますが、試験範囲は「宅建」とかなり重複します。

双方の試験が、法令によって出題数や不出題可能性のウエイトは異なりますが、たとえば以下の法令はどちらの試験にも出題される、あるいは出題の可能性があります。

民法・区分所有法・借地借家法・不動産登記法・宅建業法・都市計画法・建築基準法

2つの試験別それぞれに特有の分野と言えそうな部分は、マンション管理士は管理組合会計や建物の維持保宅建士は税法関係でしょうか。

2-4.受験資格

マンション管理士、宅建士ともに受験資格はありません。だれでも受験が可能です。しかし記念受験者の傾向には違いがあると言われています。

記念受験者とは、「受かればもうけもの」「会社に言われて一応受けよう」など、勉強不足のまま受験して合格率を下げている人たちのことです。

記念受験者は、マンション管理士は比較的高齢の人宅建士は若くて経験の浅い人が多いと言われています。

※マンション管理士の受験者についてはこちらの記事もぜひご覧ください。

マンション管理士で年収1000万円目指せる?独立は?定年後の仕事にできる?【メリットが分かる】

2-5.就職・転職のしやすさ

マンション管理士は、その需要の増加傾向の一方で、需要の発生している分譲マンション管理の現場にその存在と有意性が伝わっておらず、就職口が少ない、資格手当がある場合が少ない、独占業務がない、独立が困難など、仕事にする難しさが言われています。

一方宅建は後述のように取得したら活かしやすく、収入も使い道もはっきりしています。

以上を総合して、「マンション管理士」と「宅建士」の試験を比較すると以下になります。「マンション管理士」が、取得・就業ともにハードルは高めと言えそうですね。

マンション管理士・宅建士の比較
マンション管理士 宅建士
合格率
(平成26年~5年平均)
平均8.3% 平均15.9%
試験範囲
(科目名)
民法・区分所有法等
規約・会計等
維持・保全等
適正化法等
民法等
宅建業法
法令上の制限
その他関連知識
勉強時間 600時間 300~400時間
受験資格 なし なし
就職・転職の
しやすさ
現状はやや難しい 比較的しやすい

※宅建取得で有利になる就職先については、こちらの記事もぜひご覧ください。

宅建資格が有利になる就職先は?未経験・女性・新卒でもOKな理由も紹介

3.マンション管理士と宅建士 取得するなら?

結論から言いますと、最初にとるなら宅建からの方が良いです。

比較的合格のための勉強時間が少なく、合格率も高く、資格手当がもらえて、就職・転職・独立にも役立つという状況を考えると、まずは「宅建」取得でキャリアの足固めをしておき、可能なら実務に就いて知識の定借や補完をはかります。

そうすれば知識の活かし方も分かってモチベーションも上がりますので、そこで「マンション管理士」にトライを開始するというのがおすすめです。

ただし、宅建取得の準備中に、「マンション管理士」の簡単なテキストを読み進んでおくと、理解が立体的になって、「宅建」の勉強の助けにもなると思います。

勲章を集めるように、資格を取得すること自体を目的にするなら話は別ですが、本来重要なのは「取った資格をどう使うのか」です。

「取った後」を徹底的に意識して、キャリアの計画にも反映させましょう!

※宅建の資格をどのように活かすかについては、こちらの記事もぜひご覧ください。

宅建士の仕事内容メインは3つ!給料や就職・転職に有利な理由を解説

同時に受験することは可能?

今までの実施例で言えば、同じ年に両方の試験を受けること自体は可能です。

しかし、まったく無理とは言いませんが、一般的に言われる必要勉強量=マンション管理士600時間・宅建300~400時間を考えると、同じ年に2つとも受験するのは現実的ではないでしょう。「両方どっちつかず」ダブル不合格は避けねばなりません。

また、短期間に覚えることが多すぎて、一時の詰め込みで試験はクリアしたが、実務に就いたら「何も覚えてなかった!」では困りますね。

特にマンション管理士は勉強時間も多く必要で、合格率は低い分ていねいな試験対策が求められることを考えると、普通の生活をしている人が同時並行で勉強して合格することは難しいと言えます。

その他役立つ資格は?

人の暮らしの中で、「土地や建物と、それを用いた経営・運営・行政対応」に関わる資格として、マンション管理士宅建士は以下のような資格と組み合わせると相性が良いです。

建築士、管理業務主任者、ファイナンシャル・プランナー(FP)、競売不動産取扱主任者、賃貸不動産経営管理士、司法書士、行政書士

相性がよいというのは、これらの資格の「ダブル取得」や、「他の持つ人がチームを組む」ことによって知識の補完や営業がしやすくなり、「ダブル取得」就職にも有利につながりやすいという意味です。

それぞれの資格が異なる職能ですが、知識の分野は異なる部分と、重なる部分があります。

「複数資格目指すぞ!」という人は「自分のやりたいこと」のために、どんな資格を組み合わせると有利なのか、調べて検討してみましょう。

※宅建とFPの比較について、こちらの記事でご紹介しています。

宅建とFP取得するならどっち?年収・難易度・転職しやすさ比較!【ダブルライセンスがおすすめ】

4.「マンション管理士 宅建」のまとめ

マンション管理士と宅建士の違いは?合格率・難易度・同時に勉強することは出来るのか解説【比較】

以上、「マンション管理士 宅建」というテーマで解説をしました。一つ合格するのも簡単ではないのですが、それでも「2つ以上の資格を取る」ことのメリットを意識いただけたでしょうか?

資格は職能に活かすだけでなく、自分で考えて、色々な手段に活用したり、ほかの資格と組み合わせて売り込むことで、断然活きてきます。

「マンション管理士」自体、今後の需要は加速度的に高まってきます。

それまでに、身につけた知識を有効にキャリアに活かすため、宅建とのダブル取得は有効な手段になりますよ。

「マンション管理士 将来性」 本記事のポイント
  • 「マンション管理士」と「宅建」のダブル取得はメリットが多く、おすすめ。
  • 「マンション管理士」の方が試験も資格を活かすのも難しいが、ダブル取得で両方の資格が活きてくる。
  • 取得の順序は「宅建」からが良い。同年の同時取得は難しい。

マンション管理士・宅建士を活かしてキャリアアップしたい方へ

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出典:令和元年度マンション管理士試験の結果について(公益財団法人マンション管理センター)

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