不動産業界に関わる資格取得を応援するWebマガジン

マンション管理士試験の合格点は?推移状況・合格率が低い理由を解説

マンション管理士試験。マンションの居住者の代表となって管理運営にあたる国家資格ですね。どんな試験なのか気になります。

「合格率や難易度は?」
「何点取れれば合格できるの?」
「2020年のマンション管理士試験の傾向は?」

合格点は毎年変わるので、何を目標に勉強するか、指針が欲しくなりますね。

今回はマンション管理士試験受験の最新傾向について、具体的に解説します。受験を検討中のあなた、何となく勉強を始めたあなた、必見です。

この記事を読むと分かること
  1. マンション管理士試験の合格基準・難易度は?
  2. マンション管理士試験の出願者数が下がり気味な理由。
  3. 2020年のマンション管理士試験の傾向予想・勉強法

不動産業界で
転職をご検討の方へ!

はじめまして!
不動産業界専門の転職支援サービスを運営している
宅建Jobエージェントです

経験がなくても、資格がなくても大丈夫!
不動産業界で働きたいすべての方をご支援しています。

  1. 専任キャリアアドバイザーが徹底サポート
  2. スマホ1台で気軽に転職相談ができる
  3. 非公開求人含む1,000件以上の中から精査し提案
無料で相談する

1.令和元年(2019年度)マンション管理士の合格点は37点

マンション管理士試験の合格点は?推移状況・合格率が低い理由を解説

マンション管理士試験の結果については、試験主催者である「マンション管理センター」公式サイトが毎年「マンション管理士試験の結果について 」として情報を公開しています。

ちなみに令和元年(2019年度)の合格点は37点(一部免除者は32点)でした。前年平成30年(2018年度)の合格点は38点(一部免除者は33点)で大きな変化がありません。

合格者数は今年は991名、去年975名で16名増加しています。合格率は8.2%、去年の7.9%から0.3%上昇しています。

合格点、合格者数、合格率はどの位バラつきがあるものなのでしょう? 過去10年のデータを見てみましょう。

1-1.過去10年の合格者データ

年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
平成22 20,348 1,524 8.6 37
平成23 19,754 1,587 9.3 36
平成24 18,894 1,498 9.1 34
平成25 17,700 1,265 8.2 38
平成26 17,449 1,260 8.4 36
平成27 16,466 1,158 8.2 38
平成28 16,006 1,101 8.0 35
平成29 15,102 1,168 9.0 36
平成30 14,227 975 7.9 38
令和元 13,961 991 8.2 37

合格者数は漸減していますが、受験者数に比例しているといえるでしょう。

合格率はだいたい8パーセント台前半、合格点は36~38点で、大きなバラつきや変化は見られません。

試験後の解答速報は「TAC」がWEBサイト上でおこなっています。

令和元年度 マンション管理士試験・解答速報(TAC)

資格試験は、合格点は難易度に比例してゆく、つまり難しかった問題は解けない人も多いという傾向がハッキリしています。つまり1~2点のバラつきには受験者全体が追随しているということです。

ここでひとつの目安ですが、勉強期間中の模試などでは37点を取れていれば、合格ラインに近づいていると考えると良いでしょう。

1-2.性別・年齢・試験地別の合格者データ

今度は受験者の属性で合格傾向に違いがないかを、見てみましょう。令和元年試験のデータでご覧ください。

男女別の合格者データ(令和元年)
区 分 受験者数 合格者数 合格率
男 性 10,482 865 8.3
女 性 1,539 126 8.2
合 計 12,021 991 8.2

受験者は男性の方が大幅に多く、合格者数もそれに比例していますね。

これはきついクレーム対応や、セキュリティ上の対応もありうるマンション管理者という仕事の性質上、女性は志望を敬遠しがちと考えられます。

年齢別の合格者データ(令和元年)
年齢 受験者数 合格者数 合格率
~29歳 1,102 102 9.3
30~39歳 1,840 202 11.0
40~49歳 2,921 276 9.4
50~59歳 3,248 257 7.9
60歳~ 2,910 154 5.3
合計 12,021 991 8.2

公式発表で合格者の平均年齢は46.5歳で、最高年齢は77歳です。宅建士試験の場合平均年齢が35歳前後ですので、10歳以上平均年齢が高いことになります。

これもマンション管理人の仕事像に関連するのでしょうね。

比較的年齢が高めで、受付に座り、総会やふだんの管理運営で人間関係の調整力なども求められる。そんな現場の人たちも多く受験する傾向が、見てとれます。

受験地別の合格者データ(令和元年)
受験地 受験者数 合格者数 合格率
札 幌 357 30 8.4
仙 台 375 22 5.9
東京 6868 565 8.2
名古屋 736 56 7.6
大阪 2,340 215 9.2
広島 428 35 8.2
福岡 818 62 7.6
那覇 99 6 6.1
合計 12,021 991 8.2

受験地別では、都市部の合格率が注目されます。

都市部の方が受験者の絶対数も多いですが、マンション管理士を要するような、規模の大きめの集合住宅は都市部に多いため、マンション管理士の需要も高くなるわけです。

出典:令和元年度マンション管理士試験の結果について(公益財団法人マンション管理センター)

2.マンション管理士試験「合格点が高く」「合格率が低い」理由

比較的近い業種の国家資格で、2級建築士の合格率は20パーセント前後、宅建士の合格率は17~18パーセント前後であるのに比べ、マンション管理士は7~8パーセントと狭き門です。

合格点も宅建士は31点で合格できる年もあるのに、マンション管理士は37~38点と高めの設定です。このあたりを考えます。どこに理由があるのでしょう?

2-1.受験資格なしで受験者が多い

マンション管理士試験には受験資格がなく誰でも受験できるため、あまり勉強せずに受験する人なども多く、その結果として合格率が下がっていると考えられます。

これは宅建試験なども同じではありますが、宅建士の場合は人材の需要数の多さに従った合格率設定でしょう。

合格率に沿って合格者数を決めるのは「何点まで合格にすれば何人受かるか」なので、合格率が高ければ合格点も高めになります。

しかし「難易度」は、これとはまた別の問題です。

2-2.管理業務主任者と併願受験が多い

マンション管理士と試験内容が似ていて、難易度が低い「管理業務主任者」と併願する人も多いため、管理業務主任者レベルで受験して不合格となっている可能性も考えられます。

2-3.受験者の平均年齢が高い

前の章で書いたように、マンション管理士受験者の平均年齢はかなり高めです。中高年の人は、実務経験などは豊富でも、試験の暗記などは苦手です。

30歳台で11パーセントの合格率は、60歳台では5.3パーセントになるのが現実で、その分準備にしっかり時間をかけて暗記をする必要があるのです。

したがって、平均年齢の高い試験は合格率は下がりがちになる。つまり若い人にとっては、必ずしも同じように難易度が高いとは言い切れないことになります。

こんな声も・・・

3.マンション管理士試験は申込者が減少傾向【合格点の高さの割にコスパが悪い】

3.マンション管理士試験は申込者が減少傾向【合格点の高さの割にコスパが悪い】

1-1の表が示すように(赤字)、ここ何年かマンション管理士の受験者数・合格者数ともに減少傾向です。原因は何が考えられるでしょう?

3-1.減少傾向の理由は?

実は、資格には志望動機として、「コスパ」というのが結構重要な要素になります。

合格に費やした時間やお金に対して、稼いでいけるか、メリットがどれだけあるか、考えたいですよね?

マンション管理士の不利な点

  • 宅建と違って資格を持たないとできない独占業務がない。
  • 「事務所を開くと何人必要」などの規定も設けられていない。
  • 資格手当を設けている会社も少ない。
  • 求人の絶対数も宅建に比べれば少ない。
  • でも宅建士などと同様、資格を使うには登録が必要。

受験のための勉強時間は500時間も必要なのですが、宅建などに比較すると上記のような点が不利で、勉強にかかる時間などのコストに対してのリターンが少なめなので、取得メリットが少ないと思えてしまいます。

今年のマンション管理士試験の試験範囲などの実施要領はこちらを確認してください。

令和2年試験の実施要領(公益財団法人マンション管理センター)

3-2.でもちょっと待って! マンション管理士の将来性

しかし、今後の需要ということになると、違う見方があります。

現在世の中の居住用建築物の約1割がマンションです。住人の高齢化や都市部の集合住宅の増大、建造物の老化が進むことで、マンション管理士の需要は今後増えていくことは間違いありません。

他人同士が区分所有で一つの敷地・棟で暮らすマンションの管理には専門性が必要とされ、住民に頼られ、発言力や仕事のやりがいは高いです。

資格取得の準備・それ以後の実務もあわせて、様々な分野でつぶしの利く勉強にもなりますよ。

一度下がっているマンション管理士の人気ですが、今が狙い目なのかもしれません。宅建や管理業務主任者との組み合わせ等も視野に入れると、今後は住関係キャリアの強い味方になると言えます。

4.令和2年度(2020年) マンション管理士試験の勉強方法

4.令和2年度(2020年) マンション管理士試験の勉強方法

令和2年4月施行の民法大改正、ここ数年の建築基準法改正は本年の試験に反映されることは間違いなく、その影響で多少難易度が増すことも考えられます。

法改正ポイントは事前にしっかり押さえることで試験対策の強みにもなりますので、よく確認しておきましょう。

おすすめの教材:
使用する教材は、法改正に対応した最新版を選ぶこと、過去問で出題傾向などをしっかりマスターすることが大切です。

おすすめの通信講座:
フォーサイトは全国平均の2.87倍という圧倒的な合格率・受講者の満足度の高さが自慢です。

マンション管理士・管理業務主任者通信講座(フォーサイト)

資格試験の法改正への影響(宅建)については、こちらの記事もぜひご覧ください。

法改正2020の宅建試験への影響は?難しくなる?【出題ポイント・勉強方法を解説】

5.「マンション管理士 合格点」のまとめ

マンション管理士試験の合格点は?推移状況・合格率が低い理由を解説

以上、「マンション管理士 合格点」というテーマで解説をしました。

試験の合格点・合格率の意味、試験の性格などはお分かりいただけましたか?

「マンション管理士 合格点」 本記事のポイント
  • マンション管理士試験・合格基準の得点力は、37~38点。
  • マンション管理士試験は難易度高めとされるが、受験者層や仕事の性質によるもの。
  • マンション管理士試験は受験者減少気味だが、将来性はあり。
  • 2020年の試験範囲や法改正に注意して試験準備をしよう!

マンション管理士に合格してキャリアアップしたい方へ

もし、この記事を読んだあなたが

  • マンション管理士資格を取得して給料を上げたい!
  • マンション管理士資格を活かして転職をしたい!
  • だけど、実際にマンション管理士がどれくらい役立つか分からない
  • マンション管理士を優遇している会社はどの位あるの?
  • マンション管理士がある無いで内定率はどれくらい違うの?

このような疑問をお持ちでしたら、ぜひ一度、宅建Jobエージェントへご相談ください

これまで数々の転職を成功させてきた、専任のキャリアアドバイザーがあなた個別の状況に合わせて情報をお伝えいたします。

無料で相談する

出典:令和元年度マンション管理士試験の結果について(公益財団法人マンション管理センター)

不動産業界専門のキャリアアドバイザーと\ 不動産業界専門のキャリアアドバイザーと/あなたが本当に求めていた
理想の働き方に出会おう。

あなたにあった求人を受け取る