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宅建の合格率は何%?ほかの資格と比べて難易度はどのくらい?

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「宅建の合格率ってどれくらいなの?」
「他の資格と比べて難しい?」

宅建試験を受験するときに、気になりますよね。

この記事では、宅建試験の過去の合格率を比較していくと共に、他資格との難易度比較、スクールと独学の合格率の違いなどいろいろな観点から比較していきます

この記事を読むことで、今からチャレンジしていこうとする宅建試験がどれくらい難易度なのかを正確に理解することができます

是非、勉強を始めるときの参考にしてみてください。

この記事を読むと分かること
  1. 宅建試験の過去の合格率の推移
  2. 他資格の試験との合格率の比較
  3. 5問免除の場合の合格率
  4. スクールと独学の合格率の比較

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

1.宅建の合格率は約15~17%程度

まず、宅建試験の過去の合格率の推移を見ていきましょう。

試験にチャレンジする前にはまず、どれくらいの人が受かる試験かを把握しておくことが非常に重要です。

1.1 宅建合格率の推移(一般受験者)

下記は過去10年の一般受験者の合格率の推移です。

宅建合格率の推移(一般受験者) 過去10年間

上のグラフから一目瞭然ですが、宅建試験の合格率は15%~17%となっています。

毎年の受験者数が20万人ほどですから、そのうちの3万人ほどが合格する試験です。

2015年に「宅地建物取引士」に名称が変更された際、難化が予想されたものの、グラフからその変化はうかがえません。

1.2 ほかの資格と比べて難しいの?

他資格とくらべて宅建試験はどれくらいの難易度でしょうか。比較してみましょう。

試験名 合格率 受験者数
宅地建物取引士 15~17% 約200,000人
行政書士試験 10% 40,000人
司法書士試験 5% 15,000人
ファイナンシャルプランナー2級試験 35% 20,000人
マンション管理士試験 8% 15,000人
管理業務主任者試験 20% 20,000人

宅建試験は受験者数が他の資格に比べて一桁大きいので、単純比較はできませんが、他の難関国家資格よりは簡単にかつあまり勉強時間を要しない資格と言えます。

また、自身の営業力があればより仕事に結びつきやすいコスパの良い資格といえるでしょう。

1.3 5問免除講習 終了者の合格率は約20%

宅建の登録講習とは、宅建業(不動産業)に従事している方を対象とした法定講習のことです。講習の修了日から3年以内の宅建士試験で5問が免除されます。

5問免除を受けた方の2019年度の合格率は約20%のようです。一般受験者よりも合格率は高いです

しかし、5問免除の登録講習を受けられるのは不動産業従事者ですから、合格率が高くなるのは必然な気がします。

1.4 宅建の合格点は毎年変わる

ここまでは合格「率」だけを見てきましたが、宅建試験は毎年の合格「点」は下記のように変動しています。

年度 合格点(50点中)
令和元年 35
平成30年度 37
平成29年度 35
平成28年度 35
平成27年度 31
平成26年度 32
平成25年度 33
平成24年度 33
平成23年度 36
平成22年度 36

上の表からもわかるように31点から37点とまちまちです。仮に31点を目指して勉強しては、受かる確率もガクンと落ちてしまうでしょう。

よって普段の勉強から意識しておくべきは、少なくとも35点得点しなければいけないということです。

最低でも7割取らなければいけいない!と厳しめの評価で挑戦しましょう。

2.宅建の合格率は実はもう少し高いかも?

宅建の合格率は実はもう少し高いかも?

宅建の合格率はだいたい15%くらいですが、この数字だけに惑わされないようにしましょう。

受験者数だけ見ても20万人と相当数の方が受験します。受験者数が多くなるには理由がいくつかあります。

  • 受験資格にほぼ制限がないので誰でも受験できる
  • 会社の都合で半ば強制的に受験させられるなど

これを言い換えれば、軽い気持ちで受験したり、受けたくもない試験だけど会社の命令だから受験しないといけないなどしっかり準備をしないで受験する人も多いということです。

よって、しっかり準備して勉強している人の合格率は15%よりも高くなると推測ができます。

15%という数字に惑わされないようにしましょう。

3.スクール(通信教育)と独学では合格率に違いはある?

3.スクール(通信教育)と独学では合格率に違いはある?

スクール・通信教育と独学ではどれくらい合格率に差があるのでしょうか。大手の資格対策業者のものと比較してみます

業者名とコース 合格率
ユーキャン(宅建6か月コース) 33.3%(平成28年の時)
TAC(宅地建物取引士総合本科生 6ヶ月) 31.3%(平成30年の時)
TAC(DVD・WEB 通信 7ヶ月) 27.5%(平成30年の時)

上記は教育訓練給付制度のデータより抜粋しています。

なお、給付金制度を活用した方のデータなので、データ自体に偏りがあります。参考程度にとどめておいてください。

スクール・通信教育を活用した場合は合格率が高くなる傾向にはあるようですが、当然、独学でも十分に受かる資格です。スクールに通っていても学習の基本となるのは自習ですから、オススメテキストを使った自宅学習でも一発合格はもちろん可能です。SNSをみても独学で合格された方はたくさんいらっしゃいます。

https://twitter.com/nyakota_momo/status/1215478202585337856

スクールであろうが、通信であろうが、独学であろうが、最後はやはり自分との戦いです。計画的にコツコツ勉強した者が勝ちます。

4.「宅建の合格率」まとめ

宅建の合格率は何%?ほかの資格と比べて難易度はどのくらい?

宅建試験は毎年20万人前後が受験し、そのうちの15%しか受からない試験です。控えめに言っても簡単な試験ではありません

合格基準点である35点あたりには多くのライバルがひしめき合う状態ですので、いかに他人より1点でも多くゲットできるかが肝心です。

自分が15%の中に入れるように、日々の勉強を毎日積み重ねていくことが合格への一番の近道です。

この記事のまとめ
  1. 宅建試験の過去の合格率は約15%
  2. 5問免除の場合の合格率は20%
  3. スクールの合格率は約30%
  4. 計画的な自習の積み重ねが合格への近道

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