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昔(あるいは今も)偏差値には悩まされましたね・・・? そんなもんじゃ人間の価値は決まらない!!それでも気になるのが偏差値です。
これから宅建の試験(宅地建物取引士試験)を受ける人は、試験がどの程度難しいのか知りたいですよね?偏差値に置き換えたら?ほかの資格と比べたら? どうにかして知りたいと思いますよね。
そこで本日は、宅建を偏差値で考えた場合の数字と、宅建に価値がある理由を紹介します。
目次
1.宅建の偏差値は50~60
ざくっとした答えになりますが、宅建士試験の偏差値は50~60といわれています。
発表元によって偏差値が異なってしまっているのですが、その理由は不動産適正取引推進機構が、受験者の得点分布状況の公開をしておらず、正確なデータを抽出することは事実上不可能なためです。
自己申告のアンケートのような形でデータを集積して、出したのが上記の数字のばらつきになっています。
これを大学受験の偏差値に当てはめると・・・。
国公立大学受験の場合
偏差値50: 琉球大(国際地域創造夜)・青森公立大(経営経済)など。
偏差値60: 新潟大(法)・信州大(経法)・静岡大(人文社会科)など。
私立大学受験の場合
偏差値50: 大東文化大(経済)・帝京大(法)・神戸学院大(人文)
偏差値60: 成城大(文芸)・東洋大(文)・関西学院大(人間福祉)
かなり幅の広い捉え方になってしまいますね。
偏差値が正確に出せない以上、合格率15%・平均合格点35点という、毎年大体同じである確かな数字を基準にして、気を引き締めて勉強するしかありません。
難易度の高い試験だと思ってのぞみましょう。
1-1.そもそも偏差値とは?
偏差値とは、テストを受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値です。
平均点を偏差値50として、平均点からどれくらい上や下に離れているかを表した数字なんです。
まず実際に「何点取ったか」という統計情報をなるべくたくさん集めた上で、それを元に複雑な数式で「標準偏差」という数値を求め、そこから毎年の宅建の合格基準点(35点など)をあてはめて出てくる数字が偏差値として50~60になったというものです。
幅はありますが様々な機関や個人が数字出しにトライしているので、このみなし偏差値はそんなに不正確な数字ではないのだと思います。
しかし、仮にに正確な偏差値が出せたとしても、資格試験の難易度というのは偏差値だけでは決まりません。
1-2.偏差値で測れない資格試験合格
偏差値は、集団の中での自分のポジションをはかるものでした。
そして、宅建受験者も模試を受ければ、その宅建模試を受けた人の中での偏差値が算出されます。
この模試の中での偏差値でいうと、
50:ちょうど真ん中あたり
55:上位30パーセント
60:上位15パーセント
となるため、偏差値60で、合格圏内という感じになります。(※あくまで目安)
ところが資格試験はいろいろな人が受験するため、個人それぞれの要素でその「試験の難しさ」自体は大きく左右されます。
受験偏差値=その人が持っている学力以外に、どんな要素があるでしょうか?
① 年齢
どんなにいい学歴の持ち主でも、加齢による記憶力の低下は避けられません。
「なんでこんなことが覚えられないんだ!」と自分を歯がゆく思いながら、暗記練習を繰り返すことは想像以上に大変です。
② 経験
中年が若くて頭が柔らかい人に対するアドバンテージにできるのは、「人生経験」「実務経験」です。
生きた知識は、机の勉強を支えてくれます。
③ モチベーション
「この試験に受かれば給料が上がる」「合格したらプロポーズする!」「就職は不動産と決めてるから絶対受かりたい!」など、資格試験にはドラマがありますね。
私の知っている不動産会社の社長さんはサラリーマン時代部長に昇進したら、部下がみんな宅建を持っていて、しかも今年が受験3回目。
「これはまずい!落ちたら会社辞めて不動産から足洗う!」という決意でのぞみ、合格した苦労話(自慢話?)をしてくれました。
④ 身体の状態
記憶する力や、それを引き出す力は、実は健康状態に結構左右されるのを知っていますか?
- 睡眠時間などのコンディション
- 脳への血流(サラサラの血がよい)
- 空腹状態(満腹だと勉強に不利)
- 長く服用している薬を見直す
これらで、勉強の能率は相当改善されます。健康や、その時のコンディションで結果が変わるんです。
⑤ 勉強量
受験偏差値や地頭(最近こんな言い方をしますね)、その他この項で書いたすべての要素もひっくり返せるのがこの「勉強量」です。
物覚えが悪ければ人の3倍4倍繰り返せば、脳の海馬は必ず応えてくれます。
今年ダメでもまた来年!諦めずに続ける。精神論ではありません。
2.宅建の難易度は?他の資格試験と比較
では、一度本題に戻って他の資格と比べて宅建はどの程度難しいのでしょうか?
2-1.資格試験 偏差値ランキング
以下は主要な資格試験について、偏差値を計算したならどのくらいになるかで比べたものです。
資格 | 偏差値 |
裁判所事務官試験 (一般職・大卒程度区分) |
72 |
中小企業診断士 | 67 |
社会保険労務士 | 65 |
公務員・一般職 | 64 |
行政書士 | 62 |
マンション管理士 管理業務主任者 |
62 55 |
簿記2級 簿記3級 |
58 47 |
フィナンシャルプランナー | 57〜38 |
通関士 | 57 |
旅行業務取扱管理者 | 56 |
宅地建物取引士 | 55 |
診療報酬請求事務能力認定 (医科) |
46 |
危険物取扱者乙種4類 | 45 |
ITパスポート | 45 |
年金アドバイザー3級 | 43 |
偏差値では、平均点を取った人が50になりますので、普通よりちょっと頭を使うのが上手な人が宅建に合格する、ということになります。
2-2.資格試験 必要な勉強時間と合格率
では今度は、宅建士を含むおもな資格について、合格までに必要とされる勉強時間と合格率を比べてみましょう。
資格 | 勉強時間 | 合格率 |
弁護士(予備試験) | 6,000時間 | 3% |
公認会計士 | 3,000時間 | 10% |
不動産鑑定士 | 2,000時間 | 10% |
宅地建物取引士 | 200~400時間 | 15% |
日商簿記2級 | 250時間 | 30% |
1日2時間×約8年、という膨大な時間を費やして、100人のうち3人しか合格しない弁護士のような資格もあります。
この表で見ても、宅建の難しさはそこそこ易しいレベルであることが分かります。
3.資格の価値とは? 宅建が人気のある理由
宅建の試験はいろいろな意味で「簡単」とは言えないですが、他の資格と比較するとまだハードルは低めと言えますね。
同じ不動産系の資格試験の「不動産鑑定士」は勉強時間が2000時間必要で、合格率も10%しかありません。
「ファイナンシャルプランナー」や「警察官」も500時間以上の勉強が必要です。
それと比較すると、宅建は200~400時間勉強すれば合格できるので、1年で合格するのに無理な時間数ではないです。
宅建士の資格が人気がある理由は、ハードルが高くないからだけではありません。
ここでは、日本最難関の弁護士資格と宅建をコスパで比べてみましょう。
3-1.宅建はコスパ(費用対効果)が良い
司法試験の出願者は令和2年度、前年に比べて700人以上と大幅に減り、5千人を切りました。今法曹界は人余りで、仕事がない弁護士もいます。
では会社に入ってサラリーマンの企業内弁護士となったら?会社での資格手当は数千円から数万円と、宅建士と変わりません。これでは難関を突破する気力も萎えますね。
宅建士は資格手当の他、勉強した知識は私生活にも役立ち(節税や助成金)、不動産や金融、建築業を主体に、就職の武器にもなります。
このコストパフォーマンスの違いが、宅建士試験に20万人を超える人が出願する理由、宅建受験をおすすめする理由です。
宅建は転職に有利?宅建を活かした転職のコツやおすすめ求人をご紹介
4.「宅建の偏差値」まとめ
以上、宅建試験の難易度について、偏差値や他の資格と合わせて検証してみました。
宅建士試験を取得する難易度のほかに、宅建という資格を取得する価値についても、感じて頂けたのではないでしょうか?
少しでも宅建取得を後押しするお役に立てることが出来たら幸いです!
- 宅建試験は偏差値で表すと、50~60
- 資格試験の難しさを左右するのは個人の要素が大きい
- 宅建試験の難易度を、ほかの資格と比較した結果
- 宅建資格が人気のある理由
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