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宅建アソシエイトとは?難易度は高い?受験資格や取得するメリット・デメリットを解説!

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「宅建アソシエイト」は、公益財団法人 不動産流通推進センターが運営する民間資格です。

聞き慣れない名前かもしれませんが、宅建業に従事する人を対象とするもので、2018年11月にスタートしたばかりの新しい資格です。

宅建業の資格といえば「宅地建物取引士」資格が有名です。「宅建アソシエイト」は「宅建士」と何が違うの?と不思議に感じる人もいるでしょう。

そこで今回は「宅建アソシエイト」に注目し、試験の概要や取得するための方法を解説しました。

宅建業界でも注目されつつある資格です。取得のメリットとデメリットも調査しました。この記事を参考に、ぜひ「宅建アソシエイト」の取得を検討してみてください。

この記事を読むと分かること
  1. 宅建アソシエイトとは?国家資格?
  2. 宅建アソシエイトの試験概要
  3. 宅建アソシエイトはいらない?取得するメリット・デメリット
  4. 宅建アソシエイト受験をおすすめする人

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

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棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

目次

1.宅建アソシエイトとは?国家資格?

1.宅建アソシエイトとは?国家資格?

「宅建士」は国家資格ですが「宅建アソシエイト」は民間資格です。

新しい資格なので知名度は高くありませんが、「不動産業界に入ったら、まず最初に目指す資格」として次第に認知されつつあります。

まずは「宅建アソシエイト」の位置づけから確認することにしましょう。公式サイトは以下のとおりです。ぜひ参考にしてください。

宅建アソシエイト|宅建業従業者向けの新しい資格

ポイント「宅建アソシエイト」の知名度は高くありませんが、次第に注目を集めるようになっています。

1-1.宅建アソシエイトとは?

「宅建アソシエイト」とはどんな資格なのでしょうか。公式サイトを見ると次のように位置づけられています。

初任従業者教育から始まる体系的な教育研修プロセスを経て宅地建物取引業従事者として十分な能力を有するに至った者の能力証明として、「宅建アソシエイト」の資格を付与する。

「宅建アソシエイト」は、売買仲介において一人でも現地案内ができるような、宅建業従事者として十分な能力を有することを認定するものである。

「宅建アソシエイト」取得者はさらに「宅建士」資格の取得を目指すことが推奨される

出典:「宅建アソシエイト」について | 公益財団法人不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)

「一人でも現地案内ができるような」とあるように、宅建業務の「実務面」に焦点が当てられた資格であることがわかります。

ポイント「宅建アソシエイト」は宅建業の実務面を中心に学ぶ資格です。

1-2.宅建アソシエイトがスタートした背景

この「宅建アソシエイト」がスタートした背景には、2016年に行われた宅建業法の改正がありました。詳しくは次のとおりです。

■宅建アソシエイトとは

不動産流通業従事者としての職業倫理に則った内容の修了課程を終え、売買仲介の現地案内において、お客様に適切に対応できる知識と意識を十分に有すことを証明する資格です。

※平成28年の宅地建物取引業法の改正によって、宅地建物取引業者を社員とする事業者団体は、従業者に対して体系的な研修を実施するよう努めることが定められました。
出典:宅建アソシエイト|宅建業従業者向けの新しい資格

この改正により、特に実務面について「体系的な研修」を実施することが努力義務となりました。宅建従事者の質の向上を意図するものです。

ポイント「体系的な研修」の手段として位置づけられているため、「宅建アソシエイト」初心者でも宅建業務の全体像がわかりやすく理解できるのが特徴です。

1-3.宅建アソシエイトの位置づけは?

「宅建アソシエイト」を一言で言えば、「売買仲介の現地案内において、お客様に適切に対応できる知識と意識を、十分に有すことを証明する資格」になります。

しかし「宅建士との違いは?」という点が気になる人もいるでしょう。宅建業界には、宅建アソシエイト宅建士だけでなく、宅建マイスターという資格もあります。

以下の図は、この3つの宅建資格の位置づけをわかりやすく表現したものです。

宅建アソシエイト

出典:公益財団法人不動産流通推進センター

「宅建アソシエイト→宅建士→宅建マイスター」という順に、次第にプロフェッショナル度が上がっていくという仕組みになっています。全体の体系図については、次の記事も参考にしてください。

宅建アソシエイトスキーム(ステップ図解)公益財団法人 不動産流通推進センター

ポイント宅建業でプロを目指すなら「宅建アソシエイト→宅建士→宅建マイスター」という流れを常に意識するようにしましょう。

2.宅建アソシエイトの試験概要

2.宅建アソシエイトの試験概要

「宅建アソシエイト」は、宅建業の初心者を対象とする試験ですが、制度の中身は複雑です。一つひとつを丁寧に確認していきましょう。

ここでは、4つのステップと難易度、費用、受験資格、日程、有効期限などについて解説します。

ポイント「宅建アソシエイト」の仕組みは複雑です。しかし複雑なのは、4つのステップのうち、第1と第2ステップのみです。

2-1.宅建アソシエイト認定までの4つのステップ

「宅建アソシエイト」4つのステップから構成されています。この4つのステップを順番にクリアすることにより、宅建の「法的な理解」と「実務の理解」をバランス良く習得できるように設計されています。

それぞれの内容と運営団体は次のとおりです。

名称 運営
ステップ1 初任従業者研修 各業界団体
ステップ2 登録講習 登録講習実施機関
ステップ3 実務課程 不動産流通推進センター
ステップ4 修了課程 不動産流通推進センター

この4つのステップを修了すると「宅建アソシエイト」に認定されます。それぞれのステップについて、詳しく見てしていきましょう。

ポイント「宅建アソシエイト」の次に「宅建士」があり、さらにその上に「宅建マイスター」が用意されています。一つひとつクリアしていきましょう。

2-2.第1ステップ「初任従業者研修」

まず最初のステップは「初任従業者研修」です。

下記のいずれかのプログラムを受講・修了することにより、不動産業に従事するのに必要となる基礎の実務知識を習得することができます。

名称 運営 開催時期
集合研修 ①初任従業者研修 各業界団体 都度受付
ネット講座 ②不動産基礎研修インターネット通信講座 不動産流通推進センター 通年受付
③不動産キャリアパーソン 全国宅地建物取引業協会連合会

なお②と③は、一般人でも受講が可能です。また所属団体により、受講すべき研修が異なるので注意しましょう

団体名 受講すべき研修
全国住宅産業協会(全住協) ①の「基礎実務研修会」か②を受講
不動産協会(不動協) ②を受講
不動産流通経営協会(FRK) ①の「不動産取引基礎研修」か②を受講
全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連) ③を受講

それぞれの研修の特徴について、次の項目で説明します。

注意所属する団体によって、受講すべき研修が異なります。

2-2-1.初任従業者研修(集合研修)

まず1つ目の「初任従業者研修」は、各業界団体が独自に開催している研修です。

それぞれの団体加入者を対象に、集合研修のスタイルで提供されています。そのため宅建業に従事している人でないと受講することができません

不定期に開催されているため、開催時期や料金等は、それぞれの所属団体に確認をとる必要があります。

2-2-2.不動産基礎研修インターネット通信講座

2つ目の「不動産基礎研修インターネット通信講座」は、インターネットを使った通信講座です。不動産流通推進センターが通年で実施しています。

学習内容は、不動産の基礎知識です。1週間に5日間、1日に30分のペースで学ぶと合計12週間で修了する計算です。試験はありません

期間 内容
第1段階 約8週間 消費者が従業者にいろいろ質問する形式
第2段階 約4週間 従業者が、先輩・専門家に教えてもらう形式

修了すると「修了証」が発行されます。マイページから印刷する仕組みです。詳しい学習カリキュラムについては、以下を参照してください。

学習カリキュラム | 公益財団法人 不動産流通推進センター 不動産基礎研修 インターネット通信講座

なお同講座を受講すると「不動産流通実務検定」を1回無料で受検できるようになっています。1,000点満点で実力をはかるという試験で、数字で実力がはかれるのが特徴です。

不動産流通業界の新指標 不動産流通実務検定“スコア”

ポイント「不動産基礎研修インターネット通信講座」には試験がありません。ぜひ、無料で付属する「不動産流通実務検定」を使って、実力をはかってみましょう。

2-2-3.不動産キャリアパーソン

「不動産キャリアパーソン」は、ネットを使った資格講座です。講座を受講後に試験を受けて、合格すると「不動産キャリアパーソン」に認定されます。運営しているのは、全国宅地建物取引業協会連合会です。

「不動産キャリアパーソン」で学習する内容は、実務の基礎知識です。詳しい内容は次のとおりです。テキストの目次が紹介されています。

学習内容・教材見本 | 不動産キャリアパーソン | 全宅連

修了試験は「全40問の4肢択一式」となっており、合格には7割以上の正答が必要です。合格後に資格登録の申請をすると「不動産キャリアパーソン資格登録証」が交付されます。有効期限はありません。

なお「不動産キャリアパーソン」合格者が「宅建アソシエイト」に申し込む場合、4つのステップのうち「第3ステップ」が免除されます。詳しいことは、後ほど解説します。

ポイント「不動産キャリアパーソン」も宅建業に関する資格の一つです。「宅建アソシエイト」にチャレンジする場合は「第3ステップ」が免除されます。

2-3.第2ステップ「登録講習」(5問免除)

第2ステップは「登録講習」です。「宅建アソシエイト」に申請するためには、前々年以降の登録講習に関する修了証が必要です。

「登録講習」は、2ヶ月の通信教育と2日間のスクーリングから構成されるプログラムです。スクーリング最終日に「修了試験」があり、合格すると「登録講習修了者」として認められます。

「登録講習修了者」になると、宅建試験の際に「5問免除」の特典が与えられます。対象は、全50問の宅建試験のうち、第46問から第50問までの5問です。

「登録講習」宅建業に従事していないと参加できません。毎回の宅建試験で、多くの人たちが「5問免除」を利用しています。

なお「登録講習」「5問免除」については、次の記事も参照してください。

宅建試験の配点割合は?科目別の目標点を紹介!【5点免除についても解説】 |宅建Jobコラム

ポイント毎年の宅建士試験では、宅建業に携わる受験生の多くが「5問免除」制度を利用しています。

2-4.宅建アソシエイトへの申込み

第2ステップまでクリアできると、ようやく「宅建アソシエイト」への申込みができます。4つのステップのうち、第3ステップ(実務課程)と第4ステップ(修了課程)にあたります。

申し込みは、第1ステップの「初任従業者研修」の団体に対して行います。費用は4,800円です。

ただし前述の「不動産キャリアパーソン講座修了者」(運営:全宅連)は、所属団体に関係なく、全宅連に申し込みをすることができます。また同講座の修了者は「第3ステップ」が免除されるため、費用は1.000円安く、3,800円となります。

第4ステップ「修了課程」受講申込書(「不動産キャリアパーソン講座」修了者向け)

いずれにおいても申込みの際は、第1ステップと第2ステップの修了証が必要です。申し込みを行うと、管理画面にアクセスするためのパスワードが交付されます。

2-5.第3ステップ「実務課程」

第3ステップからは、eラーニング形式の講義になります。申込みの際に受け取ったパスワードでログインをして勉強を進めます。

この第3ステップでは「実務課程」として、実務に関する知識と対応力を学びます。50の問題を学習することになりますが、正解できない問題があれば、再チャレンジが求められますすべての問題に解答できると、第3ステップが終了します。

なお前述のとおり、全宅連の「不動産キャリアパーソン講座修了者」は、第3ステップが免除されます。同講座のカリキュラム第3ステップのカリキュラムが重複していることが理由です。

ポイント第3・第4ステップは、eラーニング形式で学習します。

2-6.第4ステップ「修了課程」

第4ステップも、eラーニング形式で行われます。

第4ステップは「修了課程」として、宅建実務を通じた「広義のコンプライアンス」を学びます。具体的には「コンプライアンス」に加えて、「インスペクション」「瑕疵担保責任保険」などの基礎知識が対象です。

第3ステップと同様で、第4ステップでも全50問を学習することになります。すべての問題に正解するまで再チャレンジが必要です。

ポイント第4ステップまで修了すると「宅建アソシエイト」に認定されます。

2-7.「宅建アソシエイト」に認定

「第1ステップ」から「第4ステップ」までを紹介してきましたが、すべてのステップが修了すると、ようやく「宅建アソシエイト」に認定されます。

認定されると、カード型の「宅建アソシエイト認定証」が交付されます。有効期限は5年です。

また「宅建アソシエイト」に認定されると、自分の名刺に「宅建アソシエイト」と記載することが許可されます。その他、「宅建アソシエイト認定証」の取扱規程については以下を確認してください。

①認定証は案内等の接客時は提示すること。
②常に携帯し、取引の関係者から請求があったときは提示すること。
③他人に貸与し、または譲渡してはならない。
出典:よくあるご質問 – 宅建アソシエイト

なお認定番号は、不動産流通推進センターのウェブサイトでも公表される予定になっています。ただし2020年7月時点では「準備中」になっています。

ポイント「宅建アソシエイト」に認定されると、自分の名刺に「宅建アソシエイト」と記載できるようになります。

2-8.難易度

「宅建アソシエイト」は宅建試験と異なり、受験者数合格率等が公表されていません。

ただしeラーニングで受講するという仕組みであることや、「50問すべてに正解できるまで何度もチャレンジできること」等をふまえれば、「試験」というより「研修」に近いものだと言えるでしょう。

宅建に比べれば、はるかに簡単に取得できる資格です。

ポイント「宅建アソシエイト」の第3・第4ステップは、eラーニングだけで完結します。

2-9.費用

「宅建アソシエイト」の取得に必要な費用は次のとおりです。

  1. 第1ステップ:8,000円〜13,500円
  2. 第2ステップ:15,000円〜20,000円(登録講習機関によって変わります)
  3. 第3・第4ステップ:3,800〜4,800円

それぞれについて、説明します。

2-9-1.第1ステップ:8,000円〜13,500円

すでに紹介したとおり、第1ステップでは以下のいずれかをクリアする必要があります。

  1. 各団体の集合研修
  2. 不動産基礎研修インターネット通信講座13,500円(税込み)
  3. 不動産キャリアパーソン:8,000円(税別)

なおについては不定期開催のため、団体により実施時期や料金が異なります

2-9-2.第2ステップ:15,000円〜20,000円

第2ステップは、登録講習機関が実施する「登録講習」です。国土交通省が定める講習機関の中から希望の講習を選択します。

講習機関によって費用は異なりますが、15,000円から20,000円くらいが相場です。

建設産業・不動産業:登録講習の登録講習機関一覧 – 国土交通省

2-9-3.第3・第4ステップ:3,800円〜4,800円

第3・第4ステップに必要な金額は4,800円(税込み)です。

なお「不動産キャリアパーソン講座修了者」は、第3ステップが免除されるため、費用は3,800円(税込み)となります。

2-10.受験資格

「宅建アソシエイト」を受験するには、宅地建物取引業に従業している必要があります。また前述したとおり、「ステップ1」と「ステップ2」をクリアしていなければなりません。

試験のターゲットは「宅建士の資格を取得していない人たち」です。すでに宅建士資格を取得済みでも「宅建アソシエイト」にチャレンジすることは可能ですが、「科目免除」等の優遇規程はありません。

ポイント宅建士試験の合格者も「宅建アソシエイト」にチャレンジすることができます。

2-11.試験日程

「宅建アソシエイト」は、「4月期」「8月期」「12月期」の3回実施されています。たとえば「2020年8月期」であれば次のとおりです。

  1. 第3・第4ステップ申込期間:7月16日~8月20日
  2. 第3・第4ステップ受講期間:8月26日~9月30日
  3. 認定証の発行:10月

詳しいスケジュールは、決定され次第「公式サイト」で発表されるようになっています。以下ページを確認してください。

スケジュール – 宅建アソシエイト

注意スケジュールの詳細は、公式サイトで確認するようにしましょう。

2-12.更新の必要性

「宅建アソシエイト」有効期限は5年です。更新の制度はありません5年以内に「宅建士」を取得することが推奨されているためです。

「宅建アソシエイト」は、「宅建士」の資格を取得する前のステップとして位置づけられているため、「更新」という制度がありません

もし5年を超えて「宅建アソシエイト」資格を継続所有したいなら、再び「ステップ1」からやり直す必要があります。

注意「宅建アソシエイト」には更新の制度がありません。

3.宅建アソシエイトはいらない?取得するメリット・デメリット

3.宅建アソシエイトはいらない?取得するメリット・デメリット

ここまでは「宅建アソシエイト」の概要を見てきました。今度は、取得するメリットやデメリットを考察してみることにしましょう。

3-1.メリット

まずは「宅建アソシエイト」を取得するメリットとして3つの点を紹介します。

3-1-1.実務に役立つ

「宅建アソシエイト」を取得するメリットの1つ目は「実務に役立つ」ということです。

宅建試験の場合、どちらかというと宅建業の法律を中心とした学習内容になっています。宅建業に従事するなら欠かせない内容ですが、実務的なことはあまり学べません

しかし「宅建アソシエイト」では、「売買仲介において一人でも現地案内ができる」ことや、「お客様に適切に対応できる知識と意識を十分に有す」ることが主眼に置かれています。

そのため宅建業の初心者でも、日常の実務を経験しながら、体系立てて学習できるというメリットがあります。業務と並行して学ぶことで「学ぶ」→「経験する」→「学ぶ」という流れができるため、学習の相乗効果が生まれます。

ポイント座学と体験の両軸で学べるため相乗効果が期待できます。宅建業の理解が、より早まることになるでしょう。

3-1-2.認定されると名刺に「宅建アソシエイト」と記載できる

「宅建アソシエイト」を取得するメリットの2つ目は、認定されると名刺に「宅建アソシエイト」と記載できるということです。

宅建実務の知識があるという証明になるため、宅建業の初心者でもお客様に安心を与えることができます。たとえお客様が「宅建アソシエイト」制度を知らなかったとしても、名刺に記載されていれば、名刺交換のときに話題になるはずです。

また「宅建アソシエイト」を学んでいれば、お客様対応にも自信がつくようになるでしょう。会社の上司としても、部下がこの名刺を持っているなら、早めにお客様への案内を任せようという気になる可能性があります。

ポイント「宅建アソシエイト」と名刺に印刷されることで、自信と責任が生まれる効果もあるようです。

3-1-3.宅建試験で5点免除の対象になる

「宅建アソシエイト」を取得するメリットの3つ目は「宅建試験で5点免除の対象になる」ということです。

「宅建アソシエイト」には4つのステップがありますが、その第2ステップは「登録講習」です。すでに紹介したとおり、この講習をクリアすると宅建試験で「5問免除」の特典を受けることができます

宅建の5問免除について、詳しいことは次の記事も参考にしてください。

宅建試験の配点割合は?科目別の目標点を紹介!【5点免除についても解説】 |宅建Jobコラム

ポイントいずれ宅建士の資格にチャレンジするなら、早めに5問免除を獲得しましょう。

3-2.デメリット

3つのメリットを見てきたところで、今度はデメリットにも注目してみましょう。

3-2-1.コスパで考えると微妙

「宅建アソシエイト」は、宅建に合格していない初心者を対象に、実務の基礎が学べるプログラムです。学んで損をすることはないため、デメリットはそれほど見当たりません

あえて指摘するなら、コスパで考えると判断が難しいというところでしょうか。新しい資格なので認知度も低いです。お客様へのインパクトを考えれば、宅建アソシエイトを取得せず、一気に宅建合格を目指すというのも一つの方法でしょう。

また「宅建アソシエイト」を取得するには、4つのステップをクリアする必要があります。3万円前後のコストだけでなく、一定の期間も要します

一方で、宅建試験とは異なり「実務面が学べる」というメリットも重要です。メリットとデメリットを比べてみた上で、ぜひ自分の目指したい道を選択するようにしてください。

ポイント「宅建アソシエイト」の取得には4つのステップをクリアする必要があるため、お金だけでなく一定の時間も必要です。しかし実務を体系立てて学べるメリットも見逃すことはできません。

4.宅建アソシエイト受験をおすすめする人

4.宅建アソシエイト受験をおすすめする人

「宅建アソシエイト」の内容とメリット・デメリットを解説してきました。これらを総括すると、宅建アソシエイトの受験をおすすめする人は、次の2タイプになります。

4-1.宅建業の初心者で、知識をつけて早く現場に出たい人

まずは宅建業の初心者の方々です。「宅建業」の勉強をする手段というと「宅建試験」がイメージされがちです。しかし宅建試験で学べることは、実務よりも法律に寄っています

宅建業にたずさわるようになって「早くお客様とふれあいたい」と考える人なら、実務が学べる「宅建アソシエイト」はおすすめの資格と言えるでしょう。

以下の資料には、宅建業に従事するフドウ君の「宅建アソシエイトStory」というコーナーがあります。「宅建アソシエイト認定証」が届いてからの活躍が、写真入りで紹介されています。ぜひチェックしてみてください。

宅建アソシエイトStory(公営財団法人 不動産流通推進センター)

「宅建アソシエイト」ならわかりやすく実務が学べるため、より自信をもって現場にのぞむことができるようになるはずです。

ポイント宅建業のプロは、実務経験を重ねることでスキルを磨いています「宅建アソシエイト」で実務を学べば、成長スピードを加速させることができます。

4-2.宅建の受検を目指している人

続いてのおすすめは「宅建の受検を目指している人」です。

宅建は日本でも有数の難関資格だと言われます。最初から宅建を目指すのもよいですが、理解しやすい入門編からスタートするというのも一つの方法です。

「宅建アソシエイト」不動産業に入ったばかりの初心者が対象になっているため、知識ゼロの状態でも理解しやすい工夫がされています。

また前述の通り、「宅建アソシエイト」を目指す過程で、宅建試験の「5問免除」の特典が得られます。宅建業の基礎が幅広く学べるため、その後の宅建学習の効率化にもつながるはずです。

ポイント少しでも早く「5問免除」の待遇が得られれば、少しでも早く宅建に合格したいと思うようにもなるはずです。

5.「宅建アソシエイト」のまとめ

宅建業の民間資格「宅建アソシエイト」について解説してきました。

2018年にスタートしたばかりの新しい資格のため、認知度は高くありません。しかし、業界の初心者でも実務面がわかりやすく学べるということから、広く注目されるようになりつつあります。

宅建アソシエイトの内容や取得のメリット、宅建資格との違いも紹介しました。宅建業界の初心者がチャレンジするには最適の資格です。ぜひ取得を検討してみてください。

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