「月にあと3万収入があったら楽なのに・・・」
あなたも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?毎月決まったお給料なのに、物価は上がり税金は上がり・・・というところでしょうね。
実は、宅建は副業で稼げる資格です。どんな風に稼げるのでしょう?
この記事では、宅建資格を使って行う副業について、稼げる金額、メリット、デメリット、仕事の探し方、注意点をお伝えします。
- 宅建を活かしてできる副業とは?
- 宅建の副業で稼げる金額は?
- 宅建で副業するメリットとデメリット
- 宅建の副業の探し方は?
- 宅建で副業する際に気をつけること
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目次
1.宅建を活かしてできる副業とは
1-1.独占業務の代行
宅建士の資格で、副業で依頼されるおもな仕事は「重要事項説明(法35条)」や「重要事項への記名・押印」「契約内容記載書(法37条)への記名・押印」です。
これらは独占業務といって、宅建士の資格が無ければ出来ない仕事なので、宅建士が必要とされるわけです。
これら宅建士の独占業務を依頼されてやりに行くという仕事があります。「週末宅建士」という感じです。賃貸の繁忙期である1月~3月や、内見・契約が多い土日に人手が足りなくなり、依頼されることが多いです。
近年の法律改正で、ビデオ会議システムを利用した「IT重説」なども出来るようになっため、リモート・在宅でも勤務可能な場合もあるかも知れません。
たとえば、平日にWebエンジニアとして働き、賃貸物件の「重要事項説明」が忙しい土日に副業として働いている人もいます。本業のエンジニアとは仕事の性質が違うため、勉強や刺激、気持ちの切り替えにもなるようですね。
1-2.資格予備校の講師
宅建試験講座の講師としての副業をすることも可能です。
資格の予備校は社会人の方が対象で、夜間授業も盛んに行うため、平日に自分の本業を終えてから副業できます。専門学校に勤務するか、つてがあって自分で集客できる場合は家庭教師も出来ますね。
1-3.不動産記事のWebライター
宅建の知識を活かして不動産系の記事を書くWebライターの仕事もあります。
この記事のような宅建資格にまつわるものだけでなく、不動産の売買・賃貸関連知識、地場の不動産に関連した街情報、物件選びのアドバイスまで、webメディアの需要は多岐にわたりますので、チャレンジしてみるのもいいと思います。
2.宅建の副業で稼げる金額は?
代表的な仕事である週末などの独占業務の代行と資格講師の場合、時給で雇われるケースが多いです。
- 週末宅建士の場合:900円~1,500円
- 宅建資格講師の場合:専門学校は約3,500円~4,000円、家庭教師の場合、約2,500円
月額にすると5万円~10万円程度の副業収入になることが多いようです。年収にすると60万円~120万円のプラスということになります。
3.宅建で副業する際のメリット・デメリット
ではここで、宅建士の副業で得られるメリット・デメリットを整理します。
3-1.宅建副業のメリット
3-1-1.資格を活かして週末に確実に稼ぐことができる
「確実に」の意味ですが、資格の必要な仕事は、報酬の相場が安定していて、かつ豊富に需要があるということです。頑張れば稼げると言い換えてもいいでしょう。
3-1-2.不動産関連の法律知識を実践で学ぶことができる
今後不動産など宅地建物関連業務で働く、働き続ける意志のある人にとり、「場数を踏む」のはとても良いことです。
不動産契約のお客さまも、宅建資格の生徒も、質問もすればクレームも言います。でもそれを恐れる必要はまったくありません。調べ直して答え、勉強になるのは自分自身なのです。
3-1-3.在宅・リモートでも働くことができる
現在新型コロナウイルスの影響下ですし、リモートワーク、テレワークが一気に隆盛です。
週末宅建士も家庭教師も、webライターも、在宅が可能な業態です。この騒ぎが収まった後も、世の中はもうそれ以前とは違うはずです。在宅でこなせる仕事のチャンネルが、とても有り難くなってくる状況にあると思います。
3-1-4.将来、独立する際の経験として活かせる
場数の重要性は先に書いた通りですが、対人コミュニケーションスキル=文章でも対面でもリモートでも講義でもですが、説明・説得のうまさは、これからの社会人の生き残りの重要要素となります。
それから、丸覚えした法律知識は、実際に使うことで威力を発揮してくるものなんです。
3-2.宅建副業のデメリット
3-2-1.宅建資格を取得するのは大変(勉強時間・費用)
これから宅建の資格を取る人には、合格するまでに相応の勉強時間と、資格登録まで合わせると44,000円以上のお金が必要になります。
それは充分元の取れるものですが、最初にそれを分かったうえでトライする必要はあります。
3-2-2.プライベートの時間が減る
「いつ休むの?」というのは、いい仕事をする上でとても大事なことですね。
ハリキって副業を始めても、その辺のバランスにはよく注意して、調整をはかってゆきましょう。副業の良さは、仕事量の調整ができる点にもあります。
3-2-3.本業に支障が出る可能性
副業で疲れたり、副業が面白くで本業に気持ちが入らなかったりで本業がおろそかになることは、要注意です。
その場合「この先副業の経験をこう活かすんだ」「プラスで稼いだ分をこうするんだ」というように、気持ちの「柱」をはっきりさせておくのが良いのです。
4.宅建を活かして副業をするステップ【求人の探し方】
宅建士に合格したら、副業をする前にいくつかしなければならないことがあります。
4-1.宅建士として登録
実は宅建士の資格は、合格しただけでは使えません。合格証書に書いてある番号は、宅建士の登録番号ではないんです。
合格した後、都道府県に登録申請と宅建士証発行申請をおこない、登録証明書・宅建士証を受け取って始めて副業が可能になります。(家庭教師やライターなどは、雇用側が気にされなければ登録は不要かも知れません)
出典:宅地建物取引士資格登録等の手続について(不動産適正取引推進機構)
4-2.登録実務講習を受ける場合も
宅建士登録の際に不動産の実務経験が2年以上ない場合は、事前に登録実務講習の受講が必須となります。
出典:登録実務講習実施機関一覧(国土交通省)
4-3.宅建士副業の職探し方法
大まかには以下ののように探せば、お住まいの場所から便が良く、条件に合った宅建士の副業が見つかると思います。
- 「宅建 アルバイト」などの検索キーワードでネットから求人を探す。
- 地域の求人誌を見る。
- ランサーズ、クラウドワークスなどクラウドソーシングサイトで探す。
- 「ビザスク」(=visasQ)やタイムチケットというスポットコンサルサービスに登録し、専門家としてコンサルをする。
- 知人に紹介してもらう。
スポットコンサルサービスも、クラウドソーシングサービスも、応募するだけでなく自分のキャリアを売り込み、得意分野や実績を記入してコンサルの形で出しておくと、応募時にも見てもらえます。
このほかFP(ファイナンシャルプランナー)、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士などの資格もあると、他の求職者との差別化になって、採用側へのアピールポイントにもなります。
これらの資格は宅建士と必要な知識の分野が重なりつつ異なり、資格を持つことで専門性が高まり、宅建士との組み合わせによって雇用の磁力がパワーアップします!
一時は多少プライベートの時間を削ってでも勉強して、お金を稼ぎたい!実務経験を積みたい!という方にはおすすめできます。
5.宅建士資格で副業する際の注意点
副業する際の禁止事項、気をつけなければいけない点があります。
5-1.名義貸しは禁止!
宅建士の資格を持った人は、独占業務のことだけではなく、宅建事業の事務所を営業する上で、従業員数あたり一定数の専任の宅建士が常に必要になる(退職などで不在になったらすぐ補充しなければ営業できない)ため、足りなくなるケースがあります。
そのため、宅建士の資格を持った人を、実際に働いていないのにもかかわらず、その会社の「専任の宅建士」として登録する場合があります。いうまでもなくこの名義貸しは違法で、禁止です。
実働なくお金だけ入るため魅力的に見え、実際にやっている人もいますが、罰則もあるためオススメはできません。何せ資格を取り消された上に、警察に捕まってしまう場合があるのです。
5-1-1.名義貸しの罰則は?
名義を貸した宅建士:宅建資格は取り消しの対象になります。さらに罰則は3年以下の懲役または100万円以下の罰金です。
名義を借りた宅建業者:指示、業務停止の処分を受け、情状が特に重いときは、免許取消しの処分を受けることもあります。さらに刑事罰が科されることもあり、代表者は3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金又はこれらの併科とされています。
5-2.副業禁止に注意!
現在お勤めの本業の会社があれば、その会社が副業を認めているか就業規則を確認し、対応する必要があります。
働き方改革などの流れを受けて、副業を容認する会社も増えてはいますが、情報漏えいなどを理由に認めない会社も一定数あります。
また、基本的に公務員の場合は副業は禁止されています。
また、推奨、黙認する会社以外に、「認めるが、申告が必要」という姿勢の会社もあります。その場合には、しかるべき説明を会社にしておきましょう。
上記の条件に合わせずに無断で副業して会社に分かった場合、注意で済む場合、降格や減給、最悪の場合、解雇になる可能性もあるので、事前によく検討し、準備をしてください。
黙って副業をしていても、確定申告のマイナンバーで税務上判明するので、経理畑の部署から「ああ、してるのね」と分かるケースもあります。
いちばんいいのは正攻法だと思います。物は言いようです。会社の本業にも活かせる勉強をしている旨(そう言えるなら)など、誠意を持ってうまく話を通せないか、考えましょう。
5-3.確定申告をする必要がある
サラリーマンは給与支払いの時点で税金が引かれているため不要ですが、給与外の収入ができますから、自分で確定申告をする必要が出てきます。
最初は「面倒だなあ」「これで合ってるのかなあ」という気持ちになりますが、税務署に丁寧に教えてもらえますし、2回もやれば慣れて、大変ではなくなります。
それと、「せっかく苦労して稼いだのにまたこれも税金引かれるの!」と思われがちですが、経費や控除などもあり、痛いレベルでガッポリ課税されるようなことはないというのは、やってみれば分かります。
6.「宅建を活かした副業」まとめ
以上、宅建の資格を利用した副業について、メリットや注意点などご紹介しました。
慣れない仕事にためらう理由は色々ありますが、一歩踏み出してみると経験も積めますし、新しい世界が拓けると思います。これから宅建の資格を取得する人は、副業を合格のモチベーションのひとつにしてもいいでしょう。
- 宅建を使った副業の色々・収入額
- 宅建の副業のメリット・デメリット
- 宅建の副業の探し方
- 名義貸しはダメ!副業禁止に注意
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