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ゼネコンとは?仕事内容・大手5社の売上・年収ランキングも解説

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近年のゼネコンの好調ぶりは、コロナ以前には「バブル超え」とも評されてきました。

しかし、コロナ禍によりこうした好況は、減速していく動きを見せています。

とはいえ、ゼネコンがリードしている建設業界は、もともと景気の動向に左右されやすい業界です。

各社はコロナ前から、施工の自動化やデジタル化で生産性を高めており、迫る人手不足や市場の縮小を乗り切る算段を講じています。

今回は、日本を代表する基幹産業である、建設業界の頂点に君臨している「ゼネコン」について、詳しく解説をしていきましょう。

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

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保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

1.ゼネコンとは?

1.ゼネコンとは?

ゼネコンとは総合請負者として、建設や土木工事を請負契約でおこなう大手の総合建設会社のことを指しています。

オフィスビルから、ダム、トンネルなど規模の大きい建築物を幅広く造るのが仕事です。

ゼネコンは、「総合建設業者」と呼ばれていますが、自社で建設の全てを施工するわけではありません。

元請業者として施工全体を管理する役割を担い、建築の実務を担当する土木・建築関係の下請け業者をまとめるのが役割となります。

英語では「General Contractor」と表記され、ゼネコンとはこの言葉を略したもののようです。

売上1兆円を超える建設会社ををスーパーゼネコン、4,000億円を超える大手ゼネコン、3,000億円を超える準大手ゼネコンと分類されています。

1-1.入札・談合

ゼネコンは、入札があるので談合も起こりがちですが、この行為は独占禁止法に違反しているといえます。

談合とは、公共工事などの競争入札において、業者同士が事前に打ち合わせて協定を結ぶことです。

高価格での落札や、持ち回りで落札することにより、本来競争するはずの業者同士が結託して、業界全体で利益を不正に分け合います。

このような行為がまかり通ると公正な価格競争ができずに、発注元である国や地方公共団体の支出が増加することになり、税金が無駄に使われるようになるため、刑法で禁じられているのです。

とくに、発注元の公務員などが協定に関与するものを「官製談合」と呼び、たびたび問題とされてきました。

1-2.ハウスメーカー・工務店との違い

ハウスメーカーは、住宅やアパート・マンションなどの住居用の建物を建築するのが、主な仕事です。

大手では「積水ハウス」「大和ハウス工業」などが有名でしょう。

工務店設計と施工だけやっている会社がほとんどで、比較的、規模の小さな住宅を主に建てているようです。

1-3.サブコン・マリコンとの違い

サブコンとは、英語の「sub contractor(下請け業者)」の頭文字をとった略称で、ゼネコンから依頼を受けて施工する下請け(協力)企業のことです。

ゼネコンをサポートし、専門的な工事を行う会社を指しています。

サブコンは元請から渡される工事のうち、以下のような工事を担当します。

  1. 電気設備工事
  2. 空調設備工事
  3. 衛生設備工事
  4. 消防設備工事

つまり、サブコンとはゼネコンの下請けとして現場で仕事をし、施工管理を行う会社なのです。

例えば電気設備工事であれば、電気系の資格をもった専門家が現場監督となります。

また、似たような言葉で「マリコン」というものがありますが、英語の「marine contractor(海洋関係の請負業者)」の頭文字をとった略称であり、海洋関係の工事をする建設業者のことです。

たとえば、海洋での土木工事や港湾施設建設、埋め立てや防波堤の設置、海底工事や海底トンネル工事、橋梁など、海洋に関する様々な建設を請け負います

特に、構造力学など専門的な知識や技術が必要とされる橋梁の建設では、マリコンの存在は非常に重要といえるでしょう。

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2.ゼネコンの仕事内容

2.ゼネコンの仕事内容

ここでは、ゼネコンの仕事内容について詳しく解説をしていきます。

2-1.設計

建築設計の主な仕事は、大きく分けると「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3つに分類されています。

「意匠設計」の仕事内容は、主に建築の外観や内部のデザインをすることで、クライアントの要望に沿った外観の設計や、内部の間取りや造作、デザインなどの業務を行います。

また、構造設計や設備設計の取りまとめなども行い、建築全体の設計管理を任されることも少なくありません。

「構造設計」は建物の土台や柱、梁といった建築物の骨組みに関わる箇所を設計します。

建築場所の地質や地盤を調査したうえで、地震や台風、積雪などの自然災害に対する安全性能も考慮しながら設計することが重要です。

「設備設計」は、上下水道やガスなどの配管、空調や照明、コンセント、インターネットなど、建物のライフラインに関する設計をします。

快適に住める環境かどうかを検討するのも重要な仕事です。

2-2.施工管理

施工管理の「4大管理」と言われているのが、「工程管理」「原価管理」「品質管理」「安全管理」です。

「工程管理」は、工事全体のスケジュールを把握し工期に間に合うように、工事の進め方や作業ごとの日程を調整します。

「原価管理」は、工事にかかる費用を管理して利益を確保するのが仕事です。

予算内で実行できるように、人件費や材料費などの原価計算をして、工事の進み具合と原価を管理します。

「品質管理」は、設計通りの品質を満たしているかどうか、対象項目ごとに決められている方法で品質試験を行い、品質を確認しながら工程を進めていくのが業務です。

評価する項目としてはデザイン、強度、寸法、材質、機能などがあります。

最後に最も重要ともいえるのが「安全管理」です。

安全管理は、建設現場で働く人が事故に遭わないように、安全に仕事を進められる作業環境を整えるのが業務です。

工事現場には危険が伴う作業が多く、完成まで事故のないように安全管理することは、非常に重要な業務といえるでしょう。

2-3.研究

業務の効率化や耐震性能の向上など、生産性を上げながら、より品質の高い建築物を造る研究も、ゼネコンには欠かせません。

近年のゼネコンは、研究開発投資を積み増しており、ロボティクスやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)のような先端技術を取り入れて工事の生産性を飛躍的に高めているようです。

また、将来の儲けが期待できる新規事業を立ち上げるために、ベンチャー企業などとのオープンイノベーションに取り組み始めています。

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3.ゼネコン会社ランキング【スーパー・準大手・中堅】

3.ゼネコン会社ランキング【スーパー・準大手・中堅】

ここでは、ゼネコンを規模別に分類して、ランキングを発表していきます。

3-1.スーパーゼネコン

売上1兆円以上がスーパーゼネコンです。

「大林組」「鹿島」「大成建設」「清水建設」「大成建設」「竹中工務店」の5社が該当します。

順位 企業名 売上高 特色
1位 大林組 2兆730億円 関西出身で都市開発に強み
2位 鹿島 2兆107億円 ダムやトンネルなど土木が強い
3位 大成建設 1兆7,513億円 新国立競技場など国家的プロジェクトに参画
4位 清水建設 1兆6,982億円 宮大工を起源に持ち、民間建築に実績あり
5位 竹中工務店 1兆3,520億円 関西が地盤の非上場企業

図1 参考)会社四季報 業界地図「建設」P204-205

3-2.準大手ゼネコン

売上高(単独)が3,000億円を超えるゼネコンです。

「長谷工コーポレーション」「フジタ」「戸田建設」「前田建設工業」「三井住友建設」が該当します。

順位 企業名 売上高 特色
1位 長谷工コーポレーション 8,460億円 マンション特化
2位 フジタ 5,208億円 大和ハウス工業の傘下
3位 戸田建設 5,186億円 建築の名門で病院、学校など実績多数
4位 前田建設工業 4,878億円 土木から建築に展開
5位 三井住友建設 4,724億円 高層マンションと橋梁建設に定評

図2 参考)会社四季報 業界地図「建設」P204-205

3-3.中堅ゼネコン

売上高(単独)が1,500億円を超えるゼネコンです。

「高松コンストラクショングループ」「鴻池組」「奥村組」「福田組」「大豊建設」が該当します。

順位 企業名 売上高 特色
1位 高松コンストラクショングループ 2,823億円 賃貸マンションの高松建設と土木の青木あすなろ建設が中核
2位 鴻池組 2,610億円 大阪の老舗、積水ハウスが子会社化
3位 奥村組 2,263億円 関西系で免震技術に定評
4位 福田組 1,820億円 新潟地盤、首都圏でも展開
5位 大豊建設 1,628億円 ケーソン工法などトンネル工事に強み

図3 参考)会社四季報 業界地図「建設」P204-205

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4.ゼネコン会社で働くメリット

4.ゼネコン会社で働くメリット

ここでは、ゼネコン会社で働くメリットをご紹介していきます。

「年収が高い」「結婚に有利に働く」など、様々なメリットがあるようです。

4-1.年収が高い

ゼネコンと言えば、年収が高いという点が魅力でしょう。

大手ゼネコンの平均年収は1,000万円台を突破しており、日本のサラリーマンの平均年収は約400万円ですから、約2.5倍ほど多い収入となっています。

ちなみに大手ゼネコン5社の平均年収は下記の通りです。

大手ゼネコンで一番年収が高いのは「大成建設」の1,156万円という結果になりました。

また、平均年齢が43~44歳であり、離職率が低いのも特長です。

順位 企業名 平均年収 平均年齢
1位 大成建設 1,156万円 43歳
2位 鹿島 1,139万円 44歳
3位 清水建設 1,104万円 44歳
4位 大林組 1,052万円 43歳
5位 竹中工務店 1,003万円 43歳

図4 参考)就職四季報 総合版2121年「建設」P580-584

4-2.社会の貢献が目に見える

建設業は建物を実際に作るので、自分が作ったものが実物として残ります。

ゼネコンが施工する建築物は大規模なものが多く、中には競技場など国家的なプロジェクトに携わる場合もあります。

地域に必要な建築物として、後世までも社会的な貢献度が目に見える形で残っていくのも、素晴らしい点でしょう。

4-3.マネジメント経験が積める

ゼネコンは工事全体を管理するのが仕事で、工事そのものは自社では行っていません。

ゼネコンの下請け企業には1次下請け、2次下請け、3次下請けがあり、ゼネコンを頂点としたピラミッド型になっています。

そのため、多くの人が関わるので、大規模なマネジメントの経験を積むことができるのもメリットです。

4-4.結婚に有利に働く場合がある

大手ゼネコンに入ることが出来れはネームバリューがあり、社会的地位も高く評価されます。

給料も良いので、結婚に有利になる場合も多いでしょう。

大手ゼネコンの離職率は、会社四季報のデータでは1%以下となっており、安定性も大きな魅力といえます。

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5.ゼネコンに就職・転職するのに有利な資格

5.ゼネコンに就職・転職するのに有利な資格

ゼネコンに就職や転職するのに、取得しておくと有利な資格をご紹介していきます。

5-1.一級建築士

現場所長になるには、一級建築士が必要であるなどの要件があるようです。

一級建築士となると、全ての構造・規模・用途の建築物について、設計・工事監理を行えるようになります。

たとえば、二級建築士の場合は比較的小規模な建築物しか、設計・工事監理ができません。

建築士の業務独占としては、「建築士でなければ、一定の建築物の設計・工事監理を行ってはならない」こととされています。

5-2.施工管理技士

近年、建設工事の施工技術の高度化、専門化、多様化が一段と進展しているため、建設工事の円滑な施工と工事完成品の質的水準の確保を図ることが重要視されています。

そのため、施工管理技術の重要性がますます増しており、建設、土木、電気など、各種資格を取得していると、転職する際にも有利でしょう。

5-3.建設業経理士

建設業経理士は、建設業関連の会計知識と会計処理のスキルを持つ、いわば「建設業経理のプロ」です。

建設業経理独自の会計ルールに沿いながら、帳簿の作成・決算処理などの会計処理や、書類の作成・管理などの事務処理を行います。

建設業界での会計のスペシャリストという存在でしょう。

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6.「ゼネコンとは」のまとめ

ゼネコンとは?仕事内容・大手5社の売上・年収ランキングも解説

今回は、ゼネコンについて仕事の内容や、大手スーパーゼネコンの詳細などを中心に詳しく解説をしていきました。

戦後日本の発展を支えてきた、建設業界の頂点であるゼネコンは、今も日本の経済をリードしている基幹産業の一つです。

日本だけでなく海外でも、その高度な技術は高く評価され、積極的に海外進出も推進しています。

これからも、都市部の再開発や超高層ビルの建設など、幅広い分野で発展を続けて行くことでしょう。

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