宅建試験に落ちた!来年は絶対合格するための勉強方法を紹介【落ちる人の特徴も解説】
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宅建試験に落ちれば、誰もがショックを受けるものです。あまりの悔しさに「もう2度と受験するもんか!」と思う人もいるかもしれません。
しかし、どうしても宅建に受かりたいと思うなら、いち早くショックを乗り越えて、次の宅建試験に挑まなくてはなりません。
そこで今回は、宅建に落ちる人の特徴や対策、次回の宅建試験で合格するための秘訣をわかりやすく解説します。これを読めば、きっと次の宅建試験でリベンジできるはずです。
- 宅建に落ちる人、落ち続ける人の特徴
- 宅建に落ちたかもしれないと思ったらすべきこと
- 次回の宅建試験で合格するための方法
- 不合格で悔しいのはあなただけじゃない!
目次
1.宅建試験に落ちる人の特徴を紹介【当てはまっていたら要注意】
宅建は有数の難関資格です。落ちれば「恥ずかしい」と思う人もいれば「悔しい」と思う人もいるでしょう。
勉強のために相当な時間を割いてきた人ならば「もう2度と受験するもんか!」と感じるのも無理はありません。
宅建の平均的な合格率は15%から17%前後だと言われています。「20人に3人が合格し、残り17人が不合格になる」という世界です。
この17人の不合格者には何か共通点があるのでしょうか。もし当てはまる点があれば要注意です。順番に見ていくことにしましょう。
1-1.初回で宅建試験に落ちる人の特徴・ケース
初回の受験で失敗した人の場合は、それほど落ち込む必要はありません。
たしかに悔しいという気持ちがあるかもしれません。しかし、そもそも宅建は「20人中17人が落ちる」という難関資格なのです。まずは気分を落ち着かせることが大切です。
友達と会って話す、運動する、好きな映画やドラマを見るなどして、まずはショック状態から逃れることです。なぜなら、冷静にならなければ「不合格になった理由」をきちんと見つめることができないからです。
もし不合格になった原因を突き止めることができれば、あとは対策を考えるだけです。そこでまずは「宅建で落ちる人」の共通点を解説します。自分に当てはまるかどうか、思い浮かべながら読み進めてみてください。
1-1-1.特徴①計画性(戦略)がない
1つ目の特徴は「計画性(戦略)がない」ということです。宅建で合格を勝ちとるには、戦略を立てて計画的に勉強を進める必要があります。
たとえば、宅建では「出題傾向」がある程度は決まっています。どのような内容の問題が出題されやすいか、どのような形式で聞かれることが多いか、といったことです。こうしたことがわかれば、学習の優先順位をつけることができます。
しかし過去の傾向や、取り組むべき優先順位がわからないと、ただやみくもにテキストを勉強するだけになりかねません。効率よく学習するには、戦略と計画が必要です。
1-1-2.特徴②独学にこだわっている
2つ目の特徴は「独学にこだわっている」ということです。
宅建の学習方法には、テキストを使って独学するだけでなく、スクールに通学して勉強する方法や、通信講座を受講するという方法もあります。
合格する人の多くは、独学よりも通学や通信講座を利用している傾向にあるようです。たしかに独学の方がコストは安上がりです。通学や通信講座にはそれなりの費用がかかります。
しかし専門スクールが提供する授業は、過去の出題傾向やノウハウに習熟したプロ講師が集まって、議論を重ねて作り上げた品質の高いコンテンツです。
合格に向けたさまざまな工夫がされているため、効率的な学習が可能です。独学には向き、不向きがあります。独学が向かないなら、プロ教材で効率を上げるのもおすすめです。
1-1-3.特徴③そもそも勉強時間が足りていない
3つ目の特徴は「そもそも勉強時間が足りていない」ということです。
宅建の合格には400時間が必要だと言われています。どれくらいの勉強をしてきたか、確認してみてください。
もちろん、長時間の勉強をしたからと言って合格できるとは限りません。ダラダラと勉強するのと、集中して勉強するのとでは学習効率は大きく変わります。しかし、一定量の勉強時間を確保しないことには、宅建の合格を勝ち取ることはできません。
まずは時間の量を確保しましょう。時間の質を改善するのは、時間の量を確保してからでOKです。
1-1-4.特徴④宅建を取得する必然性がない
最後の特徴は「宅建を取得する必然性がない」ということです。
「宅建を取りたい理由」や「宅建を取らなくてはいけない理由」を思い出しましょう。
「どうしても合格しないといけない」という切羽詰まった事情がある場合、勉強にも必死さが生まれるものです。しかし「合格できたらいいな」という程度であれば、だんだん勉強にも身が入らなくなってくるのではないでしょうか。
「なぜ宅建を受験したいのか」という自分のモチベーションを、しっかりと再確認してみましょう。
1-2.連続で宅建試験に落ちる人が見直すべきポイント
ここまでは、初回で宅建試験に落ちる人の特徴を紹介しました。
中には3回、4回と受験し続ける人もいます。毎年受けてみるものの、なかなか合格できずにいるという人たちです。
合格できずにいる理由は、先ほど紹介した4つの特徴の通りです。
しかし何度受けても合格できないという人の場合、何らかの決定的な原因がある場合がほとんどです。見直しを行うべき4つのポイントを解説します。
1-2-1.見直しポイント①原因を突き止める
まずは落ち続けている原因を突き止めることです。
連続して落ちている人は、去年落ちたからこそ再チャレンジしているわけですが、「惰性で受け続ける」ということになりかねません。
「もっと頑張るぞ」と決意するのは素晴らしいですが、合格できなかった背景には何らかの原因があります。その原因を突き止めることができなければ、対策を打つことができません。いくら勉強を頑張っても、また同じ結果になってしまいます。
連続して落ちているのではあれば、ただ単に「頑張る」のではなく、失敗した原因をしっかり見つめることが大切です。
1-2-2.見直しポイント②考え方を変える
続いては「考え方を変える」ということです。
もし受験の目的が「受かったらよいな」という程度であれば、そもそもなぜ受験をしなければいけないのかを考え直してみましょう。
もし「どうしても合格したい」という切迫した事情が無いなら、宅建受験をあきらめるというのも一つの方法です。
もし独学にこだわった結果として失敗を重ねているなら、スクールへの通学や通信講座の利用も検討してみましょう。自分のチカラで努力することも大事ですが、プロの助けを借りることも大事です。
宅建を受けるにあたっては、自分なりのスタンスがあるはずです。しかし何度も落ちているのであれば、そのスタンスが合格の邪魔になっている可能性もあります。自分のもつ考え方は、宅建にどう影響しているでしょうか。ぜひ振り返ってみてください。
1-2-3.見直しポイント③勉強方法を変える
3番目の見直しポイントは「勉強方法を変える」ということです。
もし何度も失敗しているなら、勉強方法が間違っている可能性があります。自分では気づきにくいところなので、ぜひ宅建に合格した身近な先輩や知人に相談してみましょう。
宅建のスクールでは無料の相談会を実施しているところもあります。スタッフや先生をつかまえて、自分がやってきた勉強方法に対するヒントをもらうというのも一つのやり方です。
また、宅建の合格体験記を見てみると、いろいろな勉強方法が紹介されています。自分に合った勉強法をとることが大切ですが、さまざまな合格体験記の中にも何らかのヒントがあるかもしれません。
1-2-4.見直しポイント④優先順位をつけ「合格するための勉強」をする
4つ目の見直しポイントは「優先順位をつけ、合格するための勉強をする」ということです。
何度も不合格になっている人を見ていると、勉強すること自体が目的になってしまい、合格することが二の次になっているケースがあります。
大事なことは、勉強をすることよりも、合格をすることです。合格するためには、優先してマスターすべき領域や頻出問題をおさえ、得点しやすい問題は確実に得点できるようにするといった「合格のためのコツ」にこだわる必要があります。合格につながりやすい部分を優先して学習するようにしましょう。
2.宅建試験に落ちたかもしれない・・・と思ったらすべきこと
宅建の試験を終えた時、「きっと受かったぞ!」と手応えを感じる人もいれば「もしかしたら落ちたかも」と不安に思う人もいるでしょう。
例年の場合、宅建の試験日と合格発表日には約1ヶ月半のブランクがあります。それだけの期間を、ずっと不安のままで待ち続けるのは大変です。もし「落ちたかもしれない」と思ったら、ぜひ取り組んでほしいのが「自己採点」です。
2-1.自己採点してみよう
宅建の受験日の夕方になると、宅建のスクール各社から「解答速報」が発表になります。自分の解答が正解かどうか、一つずつ確認をしてください。
「落ちているかもしれない」というのは思い込みの可能性もあります。解答速報を使って自己採点すれば、得点の状況がわかります。
またスクール各社は「合格予想ライン」の発表も同時に行います。それを突き合わせれば、1ヶ月半も待ち続けることなく、合格か不合格かを明らかにすることができます。
2-2.自己採点で不合格の可能性がある場合
自己採点をしてみた結果、もし「落ちている可能性が高い」という場合は、スパッとあきらめることをおすすめします。
「落ちてしまったという前提で、次のアクションに向けて動き出す」という意味です。
もちろん、正式な合格発表が出るまでは、本当の結果はわかりません。しかし自己採点をすれば、ある程度の結果はわかります。奇跡を願って1ヶ月半を祈るのもよいでしょう。しかし、もし合格を勝ち取りたいなら、すぐに動き出すことです。
今までやってきた勉強成果を振り返り、来年の合格のための対策を練り始めましょう。早く行動し始めた方が、早く結果が出始めます。次回の宅建で合格するための方法については、次の項目で解説します。
3.次回の宅建試験で合格するための方法
宅建に落ちた人のために、次回の宅建に合格するための方法を紹介します。
宅建に落ちたら「すぐに宅建の勉強を再開する」という方法もあります。しかし、ここでおすすめしたいのが「FP技能士」(ファイナンシャル・プランナー)の受験を活用するという方法です。そのメリットと流れを説明します。
3-1.FPの受験を使って勉強習慣を維持する
宅建の試験を受け終えてから、次の宅建の試験までには1年近くの時間があります。
宅建の合格発表は12月の第1週か11月の最終週なので、そこから計算しても約10ヶ月ほどの時間があります。
「落ちた以上は、すぐに勉強を再開すべき」という気持ちもわかります。しかし落ちたことのショックもあるはずです。また同じテキストと問題集を引っ張り出して、一から同じ作業を始めるのは、なかなか辛いものがあるのではないでしょうか。
そこでぜひチャレンジしてほしいのが国家資格である「FP技能士」の活用です。出題範囲が宅建と重複しているため復習効果があります。
また、新しい資格へのチャレンジなので、新たに前向きな気持で取り組めること。3級の合格率が80%前後と高いことから合格しやすく、成功体験にしやすいこと。そして勉強習慣を継続することができるといった点もおすすめのポイントです。
3-2.1月のFP3級にチャレンジする
FP3級の試験日は1月下旬です。必要な勉強時間は100時間前後と言われています。
宅建の合否を待ってからでも2ヶ月近くの時間があるため、勉強は間に合います。また、すでに宅建の勉強を経験している人なら、もっと短い時間で済ませることもできるでしょう。
問題は以下の6科目から構成されています。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
宅建と重複する領域もあり、試験は難しくありません。また宅建で出題されない分野もありますが、その後の宅建業務で活きてくる知識もあるはずです。
宅建の復習効果がありながら、新たな資格へのチャレンジで気分転換にもなるでしょう。3月上旬には合否が発表されます。合格できれば、宅建合格へのリベンジに向けた自信にもつながるはずです。
3-3.5月のFP2級にチャレンジする
続いては5月実施のFP2級にもチャレンジしてみましょう。
必要な勉強時間は150時間から300時間くらいと言われています。しかしFP3級や宅建の勉強を経験済みであれば、もっと短い時間での合格も視野に入ります。
出題される科目は3級と同様です。2級より難易度は増しますが、宅建の勉強と重なるところも多いため、「ここの部分は、宅建で勉強した点だ!」と思い出したり、「宅建で勉強したこと、本当はこういう意味だったのか!」と理解不足を補えたりもするはずです。
また、日々の勉強習慣も、きっちりと維持をすることができるでしょう。受付は3月中旬に始まるので、1月のFP3級の合否が判明した後の申込みが可能です。6末には合否が発表されます。宅建の受験受付が始まるのは7月からです。
3-4.宅建の勉強をスタートする
FP2級の試験日は5月末、結果発表は6月末となっているわけですが、このあたりの時期から宅建の勉強を再開させましょう。試験日までは約5ヶ月あります。
一般的に、宅建合格までの勉強時間は400時間が目安とされています。しかし、すでに勉強して宅建にチャレンジしたことがあり、かつFP3級と2級の勉強も通過しているなら、もっと少ない勉強時間でも合格できるはずです。
また、前回の試験日から半年のブランクが空いていますが、FPの勉強を通じて勉強習慣が維持されていれば大丈夫です。宅建の弱点分野を特定し、徹底的に苦手領域を補強しましょう。あとは合格に向けて突っ走るだけです。
4.【コラム】宅建に落ちた・・・ショックで悔しいのはあなただけじゃない!
宅建に落ちるという経験は、大きなショックを与えるものです。
記念受験ならまだしも、時間をかけて一生懸命に勉強したのに不合格になれば、すべての努力が否定されたかのように感じる人もいるでしょう。
宅建に落ちてショックを受けるのは、あなただけではありません。落ちた人たちはどんな心境になっているのでしょうか。また宅建で不合格になるということは、どういう意味をもつのでしょうか。宅建不合格の実態について、最後に簡単に見てみることにしましょう。
4-1.そもそも宅建は難しい
宅建は日本有数の難関資格です。合格率は15%から17%。20万人前後の受験者に対して、3万人台しか合格できていません。20人のうち17人が不合格になります。不合格になったからといって、ことさらに落ち込む必要はありません。
しかも直近のデータを見ると、宅建はどんどん難化していることがわかります。合格基準点と受験者数の推移をまとめると次の通りです。
- 2015年:31点(194,926人)
- 2016年:35点(198,463人)
- 2017年:35点(209,354人)
- 2018年:37点(213,993人)
- 2019年:35点(220,797人)
まず、宅建はそもそも難しい資格であるということを再認識しましょう。
4-2.落ちたのはあなただけじゃない。10人に8人は不合格
宅建に落ちてショックを受けているのは、あなただけではありません。
ネット上では「合格しました!」という投稿を見ることが多いです。しかし、ネットに投稿するのは合格した人が多く、逆に不合格になった人たちは投稿を控えているという実態があります。
参考までに、落ちた人たちの投稿をいくつか共有しておきましょう。
宅建落ちたから宅建落ちたツイート見て安心しよ
— ヒデキ (@hideki3305) October 16, 2016
宅建落ちた。今年は頑張ったのに。しばらく立ち直れぬ。
もう来年は宅建やめて「初生ひな鑑別師」にしようかな。
…と思ったら、年齢25歳以下だった。(T△T)— ごりらくん (@hanadama2010) November 29, 2017
宅建落ちたっけんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
— シバ (@shiba_____) November 30, 2016
てか地味に宅建落ちたのショックだったから、「宅建落ちた」で検索したらいっぱいつぶやいてる人がいて心強かった(・ω・`)ただの残念な子だ(^O^)
— 川島 奈々未 (@n_kws) December 2, 2011
昨年 自己採点 35点で宅建落ちた…今年もう受けるのやめようかな
— カッコいい消しゴム (@mikemiku) May 22, 2011
4-3.不合格から合格を勝ちとった人の体験から学ぼう
ネットに投稿するのは合格した人が多いです。
ちょっと検索すれば、合格体験をまとめた記事がたくさん出てきます。一発合格した人や、短期間で合格をつかんだ人の手記もあります。
しかし、ぜひ宅建に落ちた人が参考にしてほしいのは、「不合格から合格を勝ち取った人たち」の体験記です。
中には、宅建を何年も受け続け、それでもなかなか合格せず、数年越しでようやく合格できたという人もいます。そういう手記を、ぜひ参考にしてください。
「合格を追いかけること」も大事ですが、「不合格を避けること」も大事です。不合格を避けるための秘訣というものは、一発合格した人には書けないものです。ぜひ、不合格から合格を勝ちとった人の体験から学ぶことをおすすめします。
5.「宅建試験に落ちた!落ちたかも!?」まとめ
一生懸命に勉強してから挑んだ宅建試験。それに不合格となれば、誰もが大きなショックを受けるものです。「何のために頑張ってきたんだろう?」と、自分を責めたくなる人もいるはずです。
しかし宅建は日本でも有数の難関資格です。まずは冷静になって現状を整理し、次なる試験に臨まなくてはなりません。
今回は、宅建に落ちる人の特徴や対策を解説。宅建に落ちたかもしれないと思った時にやるべきこと、次回の宅建試験で合格するための秘訣などを、わかりやすく説明しました。これを読んで、ぜひ次の宅建試験でリベンジを果たしてください!
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