【2022年最新版】大和ライフネクストの年収!給与・ボーナス制度や口コミも解説!
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大和ライフネクストは、マンションやビルの管理をメインとする不動産企業です。売上高は911億円で、従業員課数は8,091人(2021年3月期)にものぼります。
大和ハウスグループの1社で、約5,000棟のマンション、約900棟のオフィスビルの管理を行っています。また、商業施設やホテル、工場や学校に至るまで、不動産管理の対象が幅広いことも同社の特徴です。
大和ライフネクストは、1983年にリクルートとコスモイニシアの合弁会社として誕生しました。2009年に大和ハウス工業に譲渡されて、社名変更により大和ライフネクストが誕生。2015年にダイワサービスと統合するかたちで現在に至ります。
管理会社としての実績、大和ハウスグループのブランドがありながら、リクルートの文化も残っているという珍しい企業です。また業績も堅調で、過去5年間の売上高は次のように推移しています。
- 2021年3月期:911億円
- 2020年3月期:919億円
- 2019年3月期:852億円
- 2018年3月期:790億円
- 2017年3月期:730億円
出典:マンション管理・管理会社の変更は【大和ライフネクスト】
「不動産管理の世界で活躍したい!」と考えているなら「大和ライフネクストの年収」は気になるテーマではないでしょうか。
そこで今回は、大和ライフネクストの年収について斬り込んでみました。平均年収や、年収構造の仕組み、職種や学歴、性別による違いを調査しています。また大和ライフネクスト社員からの口コミ情報もピックアップして紹介しています。
この記事を読めば、大和ライフネクストの年収事情が見えてくるはずです。
また転職は年収だけで決めるべきものではありません。そこで記事の最後では「大和ライフネクストへの転職をオススメする人」についても紹介します。
まずは同社のビジョンムービーからチェックしてみてください。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。
目次
1.大和ライフネクストの平均年収
大和ライフネクストの年収を分析していくにあたり、まずは「全体の平均値(平均年収)」をおさえておきましょう。
まず、大和ライフネクストは株式公開をしていないため、実際の平均年収は開示されていません。
口コミ情報から推測するしかないのですが、OpenWorkの調査によれば、平均年収は502万円となっています。
これは、合計69人の正社員から寄せられた回答(250万円〜980万円)を平均化した数字です。
出典:大和ライフネクストの「年収・給与制度」 OpenWork
1-1.平均年収に関する口コミは?
大和ライフネクストの年収について、社員はどう感じているのでしょうか。いくつか口コミ情報をピックアップしてみました。
「業務と賃金のバランスが悪い。また、フロント職種はボーナスが非常に悪い」
「勤続年数と給与は比例しない」
「固定+残業代 賞与年2回 家賃補助は基本なし」
「賞与は年2回評価制度に則り支給される」
「他社の同職種と比較して給与水準がとても低いのでおすすめできません」
「業務の大変さのわりに給与は低いように感じる」
「新卒にしては良い方であると思う。残業代も全額支給される」
「同業他社の中では高いほうだと思います」
「賞与額が大きい」
「ボーナスが給与の1ヶ月分くらいしかない」
「事務職は基本的にはほとんど昇給しません。賞与も職級で決められています」
こうしてみるとわかるとおり、社員によって評価に大きなバラツキがあります。好意的に見ている人もいれば、そうでない人もいて、その差が激しい印象です。
なお「収入の内訳例」を開示している口コミもありました。参考までにご紹介します。
「280万円(基本給:216万円、残業代24万円、賞与:36万円)」
「500万円 年収内訳(基本給:336万円)」
「550万円 年収内訳(基本給:336万円、残業代:84万円、賞与130万円)」
「720万円 年収内訳(基本給:540万円、残業代:0万円、賞与180万円)
」
1-2.競合他社との違い
ご紹介したとおり、大和ライフネクストの平均年収は502万円です。
この数字は業界全体から見た場合、高いと言えるのでしょうか。競合他社との違いを見てみましょう。
主要な不動産企業の平均年収を抽出し、金額の高い順に並べてみました。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
ヒューリック | 1,708万円 |
三菱地所 | 1,247万円 |
東京建物 | 1,019万円 |
野村不動産 | 1,011万円 |
プレサンスコーポレーション | 845万円 |
住友不動産 | 817万円 |
大東建託 | 783万円 |
日本財託 | 770万円 |
大京 | 744万円 |
阪急阪神不動産 | 715万円 |
コスモイニシア | 694万円 |
三井トラスト不動産/a> | 610万円 |
ザイマックス | 555万円 |
ミニミニ | 461万円 |
エイブル | 386万円 |
大和ライフネクストの平均年収は502万円なので、ザイマックスよりも低い数字であることがわかります。
2.大和ライフネクストの平均年収の内訳・仕組み
大和ライフネクストの平均年収と、競合他社との違いについて見てきました。今度は大和ライフネクストの年収の内訳や仕組みについて、より詳しく見ていくことにしましょう。
2-1.賞与
大和ライフネクストの賞与は、年2回(4月と10月)の支給となっています。
賞与に関する社員のクチコミとしては、次のようなものがありました。
「賞与は年2回評価制度に則り支給される」
「賞与は年2回。金額は給与テーブルによって標準支給額が決まっており、成績に合わせて掛け率が変わる」
「生産性という評価軸があるので、好き勝手に残業するとボーナスが減ります」
「賞与額が大きい」
「ボーナスが給与の1ヶ月分くらいしかない」
「事務職は基本的にはほとんど昇給しません。賞与も職級で決められています」
なお「昇給」も年2回となっており、時期は4月と10月です。次のような仕組みになっているようです。
「昇給も年2回あるが数百円〜二千円程度。昇給よりも昇格でベースアップを目指すことになる。9段階の等級があり勤続年数に応じて一定程度までは上がっていくが、途中から人によって昇格するタイミングに差が出てくる」
2-2.各種手当
大和ライフネクストの手当には、以下のようなものがあります。
- 超過勤務手当
- 家族手当
- 休日出勤手当
- 通勤交通費支給
- 等級役割手当
- 資格手当
このうち「資格手当」が気になる人もいるでしょう。大和ライフネクストの場合、資格取得の支援体制も手厚いのが特徴です。
資格取得のバックアップ制度があり、資格学校の講座受講の費用の一部を負担してくれたり、合格の際は「合格時お祝い金」が支給されたりします。たとえば一級建築士を取得した場合、500,000円もの「祝い金」が発生します。
「資格手当」としては、たとえば以下のようなものがあります。
- 1級建築士:10,000円/月
- 1級施工管理技士系:5,000円/月
- 2級施工管理技士系:3,000円/月
管理会社のメイン資格は「管理業務主任者」と「宅地建物取引士」ですが、大和ライフネクストの場合、社員の1割前後が資格を取得しています。
■従業員課数:8,091人(2021年3月期)
■有資格者数(2021/7/1現在)
(1)管理業務主任者:1,287名
(2)宅地建物取引士:663名
なお手当に関する口コミとしては、次のような声がありました。
「残業代は申請をきちんと行っていれば満額支給されます」
「生産性という評価軸があるので、好き勝手に残業するとボーナスが減ります」
「固定+残業代 賞与年2回 家賃補助は基本なし」
「資格を取れば月給が微増になるのは良いかと」
3.大和ライフネクストの平均年収【年齢・職種・役職・学歴別】
大和ライフネクストの平均年収の内訳や仕組みについて概観してきました。今度は、さらに詳しく、以下の3つの切り口から分析してみることにしましょう。
- 年代・役職別
- 職種別
- 学歴別
3-1.年代・役職別
まず、年代や役職別について見ていきましょう。
さまざまな情報にあたってみましたが、年代別、役職別の年収モデルについて、詳しい情報を見つけることができませんでした。
ただ、大和ライフネクストの採用ページには、いくつかの事例が紹介されていたので、ここにご紹介します。
■マンション管理企画責任者(リーダー):月給230,000円~312,700円
【年収】450万円~670万円(超過勤務手当25h/月相当含む)
(年収例)580万円/28歳入社6年目■建築修繕コンサルタント:月給206,000円~339,000円
【年収例】
(1) ゼネラル職(総合職)→26歳:500万円程度 /28歳:600万円程度 /35歳以上 650~730万円
(2) エキスパート職(専門職)→26歳:450万円程度 /32歳:520万円程度 /35歳以上 550~600万円
3-2.職種別
続いては「職種別」です。
以下のデータは「Indeed(インディード)」が独自にまとめた数字で、社員から過去3年間に寄せられた情報や、Indeedに掲載された求人情報にもとづいて推定された数値となっています。
その一例を紹介すると、次のとおりです。
- ファシリティマネージャー:439万円
- プロパティマネジメント:481万円
- マンションプランナー:481万円
- 不動産仕入:590万円
- 不動産企画:584万円
- 不動産業務:338万円
- 不動産管理:508万円
- 不動産総合職:546万円
- 賃貸管理スタッフ:507万円
その他の職種など、詳しいデータは以下のページを参照してください。
日本での大和ライフネクスト株式会社-不動産の給与 | Indeed (インディード)
3-3.学歴別
今度は「学歴別」の違いを見てみましょう。
大和ライフネクストの新卒採用ページを見ると、初任給は以下の設定になっています。「2020年の初任給の実績値」です。
■2020年初任給実績
・高専卒 月給206,000円
・大卒 月給230,000円
・院了 月給236,000円
出典:採用情報|大和ライフネクスト|新卒採用サイト
4.大和ライフネクストへの転職をオススメする人
ここまでは、大和ライフネクストの年収について、さまざまな観点から分析してみました。ここまで読んできて「大和ライフネクストへの転職に興味がある」という人もいるかもしれません。
しかし、どんなに年収が魅力的であっても、「働きやすさ」や「働きがい」など、自分との適性や「向き・不向き」についても考えておく必要があります。
大和ライフネクストには、どんな人が向いているのでしょうか。「大和ライフネクストへの転職をオススメする人のタイプ」として、以下の2点を解説します。
- 幅広く不動産について自主的に学びたい人
- マンション管理分野で経験を積みたい人
4-1.幅広く不動産について自主的に学びたい人
大和ライフネクストに向いているタイプの1つ目は「幅広く不動産について自主的に学びたい人」です。
冒頭で紹介したとおり、大和ライフネクストは、リクルートとコスモイニシアの合弁会社としてスタートした会社です。
2009年に大和ハウス工業に譲渡されて、社名変更して生まれたのが大和ライフネクストですが、その「リクルートらしさ」という文化は、今でも健在だと言われています。それは「自主性を求める」という文化です。
リクルートの有名な社訓に「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」があります。創業者である江副浩正氏が作った言葉ですが、自主性のある人であってこそ活躍できるのがリクルートです。
「不動産について幅広く、前のめりになって自ら学びたい」という人なら、大和ライフネクストは向いている可能性があります。参考までに、関連する口コミをいくつかご紹介します。
「何かを言い出す、始めることは基本的に推奨されるので、人脈と経験を活かして課題解決のための試行錯誤や提案はいつでもできる。また、多様なお客様や管理員、社内、協力会社との交渉も多く、段取り力や交渉力は鍛えられるはず」
「部署によって可能性が変わるが、リクルート色がまだ若干残っているのが特徴。優秀な社員ほど早く転職や独立していく印象である」
「営業スキルは大変な分、力がつくと思います」
「若手社員でもどんどん意見や提案ができる社風がある」
「新しいことが多い半面、自分で未知の経験に対して解決する能力が必要です。多くの場合、周りの方が知っていますが、周りの方も個人事業主のように忙しい働き方をしているので捕まえることが難しいことも。そこもやり方次第かなと思う」
「会計関連の場所だと簿記の資格を取れるし、営業関連の場所だと不動産管理に関する資格取得を推奨してくれます」
「建築工事〜設備工事まで幅広く取り扱っているため、幅広い知識が求められる」
なお、「自主的に学び、大いに活躍したい」という人なら、気になる要素の一つに「高年収」という点もあるはずです。次の記事もぜひ参考にしてみてください。
不動産営業で年収2,000万円は可能?たった1つの給料アップ方法も紹介 |宅建Jobマガジン
4-2.マンション管理分野で経験を積みたい人
大和ライフネクストに向いているタイプの2つ目は「マンション管理分野で経験を積みたい人」です。
大和ライフネクストは、マンションやビル管理をメインとする会社です。大手としてのブランドもあり、マンションなら約5,000棟、オフィスビルなら約900棟の管理実績を誇ります。
出典:マンション管理・管理会社の変更は【大和ライフネクスト】
また上記ページにあるように、管理している物件はマンションやビルだけではありません。ホテルや工場、商業施設や教育施設まで、その管理対象は実に幅広いです。
不動産管理の分野で経験を積みたいなら、ぜひチェックしておくべき一社と言えるでしょう。参考までに、関連する口コミをいくつかピックアップしてご紹介します。
「20代でも活躍できる環境だと思う。入社後、現場担当から数年で営業担当へ移る流れがあるため現場担当のほどんどが20代か嘱託の60代である」
「調整力や折衝力は付きます。マンション管理や建築の知識も付きます」
「管理業務主任者の資格取得に向けての支援は手厚かったが、むしろそれがプレッシャーだった」
「マンション事業部に関してはスーモで優秀賞に選出されているなど品質の部分で強みを感じる」
「お客様と契約を結び定期的に収入が入るので安定はしている」
「新しいことには次々チャレンジしていく。管理会社としては良い環境と思う」
なお、マンション管理業界の現状と将来展望に関心がある人は、次の記事も参考にしてみてください。業界の仕組みについても、わかりやすく解説しています。
マンション管理業界は今後ヤバい?現状の課題と将来の展望を解説【戸数ランキング動向も紹介】 |宅建Jobマガジン
5.「大和ライフネクストの年収」のまとめ
大和ライフネクストの年収について解説してきました。
冒頭で紹介したように、大和ライフネクストの特徴は管理会社としての着実な実績と、大和ハウスグループとしてのブランドがありながら、リクルートがもつ新進気鋭の文化が残っているという点です。
「不動産管理の世界で大いに活躍したい!」という人なら、ぜひ検討すべき一社と言えるでしょう。
記事の最後では「大和ライフネクストへの転職をオススメする人」についても紹介しました。転職先を選ぶ上では年収も重要です。しかし年収だけで決めるのではなく、自分に合っているかどうかという視点も忘れないようにしてください。
今回の記事が、皆さまの転職成功のために参考になればと願っています。なお、大和ライフネクストの公式サイトは以下のとおりです。こちらもぜひ参考にしてください。
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