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平面図とは?書き方・便利アプリ・正面図との違いも解説

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建築・設計業界で様々な種類の図面が扱われる中、最も基本になるといわれる「平面図」。具体的にどんなものなのでしょうか?


「平面図とは何?どうやって書くの?」
「記号などの知識を知りたい」
「使えるアプリやツールは?」
「数学は必要なの?」

建築設計関係者、不動産売買の仲介営業や注文住宅営業、建売業者などのプロはもちろんのこと、家づくりをする施主にとっても、「平面図」を理解して建物の設計を把握することはとても重要です。

今回は「平面図」と題して、平面図の見方・作り方・教わるすべなどを解説します。建築界の基本の世界を覗いてみましょう!

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

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不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

1.平面図とは

1.平面図とは

「平面図」 ブリタニカ国際大百科事典の定義
“建築物の各階をある高さの水平面で切って真上から見た図”
出典:コトバンク

もう少し分かりやすい表現をすると、平面図=「建物の屋根や天井を取り払って、各階の様子が分かる状態を表現した図」と言えます。


出典:これで覚える図面の種類(U-CAN)

平面図は家づくりの設計図書のなかでも最も基本となる図面で、部屋の構成や配置、動線などを表します。他の図面の見出し、索引としても用いられる場合があります。

作成にあたって平面図の段階ではまだ、複雑な構造計算は登場せず、寸法の足し算引き算に破綻がないレベルですが、「どこにどのくらいの広さが必要か?」などの知見は必要となるでしょう。

こういった基礎知識やアプリのオペレーションは、資格スクールなどで身につける人が多いようです。

https://twitter.com/rire/status/1422914920362905618

2.平面図と間取り図など他の図との違い【種類】

2.平面図と間取り図など他の図との違い【種類】

建築用の図面は「基本図面」と「実施図面」の2つに分かれます。

基本図面は、平面図もこちらに含まれるのですが、その他立面図、配置図といった全体像をイメージするために必要な基本的な設計図を、簡易的に作成した段階の図面のことを言います。

一方実施図面は、実際に完成まできちんとした施行を行うことができるように、さらに詳細な寸法などが記載された様々な種類の図面や仕様書のことです。実施図の目的は、実際の施工が決まって、建築確認申請を通すことです。

▼間取り図と平面図
不動産賃貸・売買で扱う「間取り図」は、「平面図」とは目的が異なり、「建物をどう建てるか」を示す平面図に対して、間取り図は「そこを借りたり買ったりする判断材料」として使われます。

間取り図は部屋の位置関係や、収納、採光、方位などに重きが置かれており、具体的な寸法や、比率の正確さは求められていません。照明やコンセントの位置などは入っていないのが普通です。

では、用途別の図面の種類を見てみましょう。

2-1.配置図


出典:これで覚える図面の種類(U-CAN)
建物と敷地・道路・隣接する敷地の関係を示す図面です。敷地の形状や方位、主要な部分の高さ、建物位置、道路の位置や幅員などを読み取ることができます。

2-2.断面図


出典:これで覚える図面の種類(U-CAN)
建物を垂直方向に切断し、断面を横から見た姿を示す図面です。建物全体の高さや屋根の形状、天井高や窓の高さなど、主に高さ方向の情報が分かります。

2-3.立面図


出典:これで覚える図面の種類(U-CAN)
建物の外観を横から見た姿を示す図面です。通常建物は四角形なので東・西・南・北と、4方向からの立面図が描かれます。外壁の仕上げや窓、床下換気口(孔)の位置などが記載されます。

2-4.外構図


出典:これで覚える図面の種類(U-CAN)
敷地内における建物本体以外の外部付帯工事についてまとめた図面です。駐車スペース、通路、テラス、門扉などの設置状況のほか、地中の給排水管やガス配管なども読み取ることができます。

2-5.天井伏図


出典:これで覚える図面の種類(U-CAN)
天井面を上から透過した向きの内観を示す図面です(見上げ図ではなく、平面図と同じ向き=上からで描かれる)。天井の仕上げ材や照明器具・点検口の位置などを読み取ることができます。室名などが示されないため、平面図を参照する必要があります。

2-6.基礎伏図


出典:SUNCAD-ULTRA・W
住宅の基礎の寸法や種類、形状、位置などについて平面に示した図面のことを言います。アンカーボルトやホールダウン金物、メンテナンス用の人通口なども記載されており、基礎について把握出来る重要な書類の一つです。

2-7.矩計図(かなばかりず)


出典:LIXIL
建物を切断して基礎から軒先までの納まり、寸法等を細かく記入した断面図の詳細版です。 主要な外壁部分の各部分の高さ関係や材料、仕上げ材や断熱材、その他各部材の納まり、防水方法、屋根裏換気など、建物の品質を図示します。

2-8.仕上表・仕様書


出典:LIXIL
施工方法や仕上げ材料を記したリストです。この図面では、外部仕上表には基礎・屋根・外壁のほか、アプローチやポーチに用いる材料が、内部仕上表には各部屋の内装に用いる材料が記載されています。

3.平面図で使われる記号

3.平面図で使われる記号

この項は、書かれた平面図の読み方です。平面図には「こう書いたらこういう意味」という約束ごとがありますので、それを憶えることが、平面図攻略の第一歩です。

3-1.窓の記号と表記

まずは窓の大枠の情報です。ここでは図示によってどんなタイプの窓が付くのかを示します。

3-2.窓の表記の仕方

取り付け位置他、窓に関して図示で不十分な情報を表記で表します。

窓の種類 引き違い、縦すべり出し窓、横すべり出し窓、上げ下げ窓など、この例では内倒し窓と記載。
窓のサイズ 窓のサイズは数字5桁で表し、最初の3桁が横、後ろの2桁が縦の寸法。
この例の場合は「03603」なので、W360mm×H300mmという事を表す。
例えばW1650mm×H2000mmの掃き出し窓であれば「16520」と表記される。
窓の取付高さ この例の場合の「RH=2,300」というのはサッシの上端の位置が、床から2,300mmの高さという事を表す。高さの表記が無い窓は床から2,000mmとなっている。
建築士によって表記が違い、全ての窓に床からサッシの下端までの高さを表記する場合もある。
ガラスの種類 この例では記載がないが、ガラスの種類が記載される場合もある。「型ガラス」、「クリアガラス」、「LOW-Eガラス」、「網入りガラス」といった情報。

3-3.内装ドアの記号と表記

図示で1枚か2枚か、どんな開き方をするのか、ドアの情報を記載します。ドアは玄関、部屋の出入り口、押入れ・収納扉などです。

3-4.部屋名の略語による表記

間取り図では日本語で書く事の多い部屋名表記ですが、記載する情報の多い平面図では、シンプルなアルファベット略号が主体です。

LDK 「Living Dining Kitchen」の略で、居間、食堂、台所がワンルームになっている部屋の事。
MBR 「Main Bed Room」の略で、「主寝室」の事。夫婦の寝室、あるいは最も広い洋室を指す。
BR 「Bed Room」の略で、「寝室」あるいは「洋室」、「子供部屋」の事。
SR 「Service Room」の略で、「多目的ルーム」など、居室ではない部屋の事。
WIC 「Walk in Closet」の略。人が入れる広いクローゼットの事。
SIC 「Shoes in Closet」の略で、「シューズクローク」の事。玄関横の収納スペースを指す。
RBL 「Roof Balcony」の略で、階下が部屋になっている「バルコニー」の事。
PS 「Pipe Space」の略で、給排水管やダクトなどを通す「配管スペース」の事。
UB 「Unit Bath」の略で、「浴室」の事。組み立て式になっている浴室を指す。

出典:家づくりを応援する情報サイト

4.平面図の書き方【手書き・ツールやアプリ】

4.平面図の書き方【手書き・ツールやアプリ】

4-1.手書き

以前は間取り図や平面図の元は、方眼紙を使って手書きするのが基本でした。

出典:家づくりを応援する情報サイト

家の建物は間尺という基準で作られ、畳のサイズは地域によって差はあるものの、長い辺が1間、短い辺が半間(0.5間)となっていることが多いです。

この1間がメートル法で1820㎜で、四角の一辺の大きさが9.1mmの方眼紙を使って、四角2つ分で畳1帖分の大きさとして書くと、間尺寸法で100分の1の縮尺となります。

畳一枚の面積単位(地方で異なるが、基本サイズ)  1間:1820mm×0.5間:910mm=1帖=約1.65㎡

ハウスメーカーには今でも、施主さんとの最初の打ち合わせでヒアリングをしながら、さらさらっと1階2階の平面図の素案を手で書いてしまうベテランさんがいます。

4-2.ツール・アプリ

図面類はCAD(キャド Computer-Aided Design)と言われるPC用アプリで仕上げてゆきます。AutoCAD」「 Fusion 360」「Jw_cad」などが有名ですが、有料・無料両方あり、当然有料の方が多機能です。

CADのアプリには2D・3Dがあり、2Dソフトにするか、3Dソフトにするかで、できる事は大きく変わってきます。利用できるOSの中から自分の目的にあったソフトタイプを選択しましょう。3Dは主に施主プレゼンや広告用に制作する「パース」に用い、平面の建設図面作成・パンフレット作成には2Dソフトを使います。

※机の作り方| Fusion360の使い方
https://www.youtube.com/watch?v=2Hv2J65KWjg

間取り図レベルならば、ちょっと慣れれば素人でも扱えるアプリもあります。筆者は「ちょっと書く」時、いまだにイエスマイハウスを愛用しています。

※以下ご紹介しますが、筆者未使用のものもあり、使い勝手が難しいものも含まれる可能性があります。

▼インストール版・無料間取りアプリ
せっけい倶楽部 入力した間取り図を元に、3次元描画でリアルに再現。

イエスマイハウス2010フリーウェア版 無料版で印刷やネットワークなど一部機能に制限あり。

Excel DE 間取り図 Excelを使って間取り図が簡単に作成できるフリーソフト。

▼オンラインで間取りを作成できるサービス
マイホームクラウド(β版) 間取りも作りやすく、3D表示で部屋を中を歩けるウォークスルー機能まであり。

Sweet Home 3D 2Dで住宅を設計し、3Dビューで確認しながら家具等も配置できる。

homestyler リアルな間取りを作ることができるが、日本語に対応していない。

5.「平面図」のまとめ

平面図とは?書き方・便利アプリ・正面図との違いも解説

以上、「平面図」というテーマで解説をしました。平面図の役割、読み書きの基礎、その他建築用図面の種類などは、理解をいただけたでしょうか?

不動産業界で流通する間取り図は、世間一般で広く見ることができますが、平面図は普通に暮らしていても目にすることはありません。

しかし、平面図は家を作るためのものなので、すでにお分かりのように情報量は間取り図に比べて段違いに多いわけです。正確さもかなりな差があると言っていいでしょう。そこに踏み込んでいくと、世界が一気に拡がります。住居に対する知恵や見識がアップするのが分かるはず。

宅建士の資格を取得するために、平面図の読み方は関係がないのですが、住まいの提案や営業をしていて、これを通らなければ片手落ちと言っていいくらいでしょう。

逆に建築志向の方は当然通る道なのですが、そういう人は「建築のリテラシーのまったくないお客様が、平面図の内容のどこに興味を持つか」を意識して見るようにすると良いと思います。

家は「作るのが」ではなく「住むのが」目的なので、それを意識し続けるのがよい仕事につながるというわけです。

「平面図」 本記事のポイント
  • 平面図は建築設計の工程の基礎になる図面。屋根や天井を取り払って、1階2階それぞれを俯瞰した方向で書かれる。
  • 100分の1程度の縮尺で書かれ、設備の情報もある程度入り、縮尺も比較的正確。
  • 平面図のほかに立面図や配置図が基礎的な図面。工程の進捗にしたがって、それぞれに関して要素を詳細に、さらに正確に書き込んだ図面を作成し、建築確認申請にいたる。
  • 平面図の記号や表記、寸法の記入には決まりがあるので、把握することで図面が読めるようになる。
  • 以前は方眼紙で書いていたが、CADアプリの発達によってパーツの配置で比較的簡単に、正確で速い作図が可能になった。

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出典:家づくりを応援する情報サイト
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