三井不動産レジデンシャルは、「分譲マンション」「分譲戸建て」「賃貸マンション」など、住まいに関するあらゆる事業を手掛けている不動産会社です。

財閥系不動産会社である三井不動産のグループ企業でもあり、社会的にもステータスの高い優良企業として知られています。

今回は、「三井不動産レジデンシャル」の平均年収についてあらゆる角度から詳しく解説をしていきましょう。

三井不動産レジデンシャルで働くことに向いているタイプもご紹介しますので、ぜひ、最後までご覧ください。

1.三井不動産レジデンシャルの平均年収

三井不動産レジデンシャルの平均年収は808万円とされています。

年収の幅としては400万円〜1360万円となっており、同じ社内でも人によってはかなり年収に違いがあるようです。*1

とはいえ日本のサラリーマンの平均年収が約440万円なので、約2倍ほど多い給与水準といえます。

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1-1.競合他社との違い

競合他社の年収は以下の通りです、

• 住友不動産販売　　　880万円 *2
• 三菱地所レジデンス　636万円　*3
• 東急リバブル　 636万円 *4

年収は住友不動産販売に次いで2位となっています。

住友不動産販売は入社後1年間の実績によって昇進・昇格できる「スペシャル・キャリア制度」があり、実力次第ではハイスピードで年収アップや昇進が実現できるようです。ただ、基本的に「体育会系」の会社でありハードな面も少なくありません。

その点、三井不動産レジデンシャルは、会社全体として働き方改革を推奨しておりマンションデベロッパーにしてはホワイト企業の部類に入ります。

競合他社である三菱地所レジデンスや東急リバブルより年収も高く、多様な人材が多様な働き方を目指している会社です。

2.三井不動産レジデンシャルの平均年収の内訳・仕組み

三井不動産レジデンシャルは毎年昇給が見込めるなど、収入面では良い待遇となっています。

ここでは、賞与や各種手当など気になる収入面について詳しく見ていきましょう。

2-1.賞与

三井不動産レジデンシャルの賞与は年2回、30歳の男性社員の場合、賞与の金額は年180万円というデータがあります。*5

厚生労働省が公表した「令和2年夏季賞与（一人平均）」の資料では、不動産業の平均賞与額は447,592円です。

三井不動産レジデンシャルにおける半期ごとの賞与金額を90万円（夏・冬の合計で180万）と仮定すると、不動産業界の平均より2倍以上もらっていることになります。

したがって、不動産業界においてはかなり高い賞与を支給されているといえるでしょう。

2-2.各種手当

三井不動産レジデンシャルは、財閥系不動産会社である三井不動産のグループ企業。

名門企業の流れをくむ大手であることから、福利厚生制度など各種手当はかなり整っている会社です。公式サイトの新卒募集要項には以下のように記載されています。

【保険】
雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、介護保険
【福利厚生】
財形貯蓄制度、グループ持株会、健康診断補助、人間ドック補助、育児休業制度、育児に伴う短時間勤務制度、介護休業制度、介護に伴う短時間勤務制度、提携住宅融資制度、不動産購入補助金制度、カフェテリアプラン（本人10万円分＋扶養家族一人あたり1万円分補助　※年間補助額）など

3.三井不動産レジデンシャルの平均年収【年齢・職種・役職・学歴別】

ここでは、三井不動産レジデンシャルの平均年収を、年齢・職種・役職・学歴別に分けてご紹介をしていきます。

3-1.年代・役職別

三井不動産レジデンシャルの年代別年収は以下の通りです。

年齢が上がるごとに年収も高くなり、ピーク50～54歳の592.9万円となります。

【年代別　平均年収】

年代	年収（万円）	月給（万円）	ボーナス（万円）
20～24歳	279.5	18.6	56.0
25～29歳	392.1	26.1	78.6
30～34歳	463.9	30.9	92.9
35～39歳	522.9	34.8	104.8
40～44歳	570.4	38.0	114.3
45～49歳	577.2	38.5	115.6
50～54歳	592.9	39.5	118.8
55～59歳	533.1	35.5	106.8
60～64歳	397.1	26.5	79.5

出典：就活の未来「三井不動産レジデンシャル」

役職別の平均年収は以下の通りです。役職が上がるごとに年収も比例して高くなっていきます。

【役職別　平均年収】

役職	年収（万円）
部長	831.9
課長	650.7
係長	495.5
20~24歳の一般社員	279.5

出典：就活の未来「三井不動産レジデンシャル」

3-2.職種別

職種により初任給には違いがあります。総合職の方が一般職より年収が高いのが特徴です。

【職種別　初任給】

職種	初任給（万円）
総合職	大卒：202,700円 修士了：210,530円
一般職	大卒：182,466円

出典：就活の未来「三井不動産レジデンシャル」

3-3.学歴別

三井不動産レジデンシャルの初任給は以下の通りです。

大学院卒の方が大卒より、約8,000円ほど高くなります。

【学歴別　初任給】

学歴	初任給（万円）
大卒	20.2707
修士了	21.053

出典：就活の未来「三井不動産レジデンシャル」

4.三井不動産レジデンシャルへの転職をオススメする人

ここでは、三井不動産レジデンシャルへの転職をオススメする人のタイプをご紹介します。

4-1.長く安定的に稼ぎたい人

三井不動産レジデンシャルは、不動産業界のリーディングカンパニーである三井不動産のグループ企業です。

経営基盤がしっかりしており「三井」ブランドで仕事が取れるため、営業も比較的困らない方といえます。

一流企業だけあって給料は高いですが、他の新興デベロッパーのように歩合でバンバン稼ぐというような雰囲気ではありません。

したがって、「長く安定的に稼ぎたい人」は向いているでしょう。基本的に年功序列制度の会社のようです。

4-2.社会的なステータスを上げたい人

財閥系企業である「三井」グループは、三井物産、三井住友フィナンシャルグループなど、あらゆる分野で活躍しています。

そのため、「三井」という金看板で仕事ができ、世間からも「一流企業で働いている優秀な人」というイメージを持ってもらえます。

したがって、「社会的なステータスを上げたい人」にも最適な会社といえるでしょう。

ただし、大企業の特徴である「作業の流れが遅い」というデメリットもあります。昭和から抜け出せないような事務作業が多く、効率がよいとはいえません。

4-3.大きな仕事に関わりたい人

三井不動産レジデンシャルは基本的に高学歴の人が多いようです。

採用される新卒者は早稲田大学、慶應義塾大学などの一流大学が目立ちます。*6

必要な学歴は低くはありませんが、その分大きな仕事に携わることができるのがメリット。

タワーマンションなどを手掛ける中高層住宅事業や、市街地再開発事業など大きな規模の仕事に携われるのは、年収以上の喜びがあるものです。

5.「三井不動産レジデンシャル」のまとめ

今回は、三井不動産レジデンシャルの平均年収について詳しく解説をしていきました。

三井不動産レジデンシャルは、名門企業と謳われる三井不動産のグループ企業です。その安定した経営基盤と絶大なブランドネームにより、市街地再開発事業や中高層住宅事業など、大規模案件も手掛けています。

やりがいのある仕事に携わりたい方はぜひ、三井不動産レジデンシャルで働くことを検討してみてはいかがでしょうか。

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*1 出典：OpenWork「三井物産レジデンシャル」
*2 出典：出典：住友不動産販売「営業職」
*3 出典：年収リサーチ「三井不動産レジデンシャル」
*4 出典：東急リバブル「H24年　有価証券報告書」P8
*5出典：キャリコネ「三井不動産レジデンシャル」
*6出典：東洋経済新報社「就活四季報」2021年版　P621