日本駐車場開発は1991年に創設された、駐車場に関する総合コンサルティングを主軸に事業展開している会社です。

2001年2月にはトヨタ自動車株式会社が資本参加をしており、スポーツ・観光やカーシェアリング、テーマパーク事業などさまざまな事業を手掛けています。

不動産事業では、日本駐車場開発が100％出資している「株式会社 ロクヨン」で、住宅宿泊事業等を目的とした商業施設、住居等の開発、賃貸、転貸借及び管理に関する事業を展開しています。

今回は、日本駐車場開発の平均年収について詳しく解説をします。

日本駐車場開発への転職にご興味がある人はぜひ、参考にしてください。

1.日本駐車場開発の平均年収

日本駐車場開発の有価証券報告書によると、2021年度における社員の平均年収は354万円となりました。*1

平均年間給与は2020年８月から2021年７月を対象期間とし、賞与及び基準外賃金が含まれています。

不動産業界の平均年収といわれている458万円より約100万円ほど下回る金額です。*2

出典：*1　日本駐車場開発「有価証券報告書」P11
出典：*2　マイナビEXECUTIVE AGENT 「日本駐車場開発」

1-1.競合他社との違い

日本駐車場開発は、駐車場事業を中心にスキー事業やテーマパーク事業など多彩なビジネスを手掛けている会社です。

2021年7月の決算書では237億円の売上高を計上しました。時間貸駐⾞場の稼働は繁華街を中心に売上が減りましたが、ビジネスエリアなどではそれほど影響が出ていません。

では、ここで日本駐車場開発の競合他社を2社ご紹介します。

まず、最初にご紹介する企業は「三菱地所パークス株式会社」です。

三菱地所パークス株式会社は、三菱地所のグループ会社という強みを活かして駐車場事業を軸とした土地活用のトータルソリューションを展開しています。

施設型駐車場をはじめ、コイン駐車場の運営・管理のサービスやコンサルティングなどを提供しており、AIやIoTのテクノロジーを活用した最新型の駐車場運営システムを構築している会社です。

三菱地所パークス株式会社の平均給与は、不動産総合職が約381万円 、 建設エンジニアは571万円となっています。*3

続いてご紹介するのは、三井のリパークを運営している「三井不動産リアルティ株式会社」です。2020年度の決算では全体で1,623億円を計上しました。「三井のリハウス」でご存知の人も多いでしょう。

三井不動産リアルティ株式会社は、個人や法人向けの不動産仲介事業を主軸に事業展開をしている企業で、駐車場事業「三井のリパーク」も運営しています。

駐車場・駐輪場による土地の有効活用を土地のオーナーに提案し、一括借り上げ方式で毎月一定の賃料を支払うシステムを提供しています。

三井不動産リアルティ株式会社の平均年収は515万円で、日本のサラリーマンの平均年収より高めの金額です。*5

出典：*3　インディード「三菱地所パークス株式会社」
出典：*4　三井不動産リアルティ「会社概要」
出典：*5　OpenWork「日本駐車場開発」

2.日本駐車場開発の平均年収の内訳・仕組み

それでは、日本駐車場開発の賞与や各種手当について解説をしましょう！

2-1.賞与

日本駐車場開発の口コミによると、以前は年末に少額の給付金が支給されていましたが、現在ではボーナスが支給されていないようです（2022年5月時点）。

歩合制もないので給料の大幅なアップは見込めませんが、年俸制で安定した給与が支給されます。

2-2.各種手当

日本駐車場開発では退職金が出ませんが、入社半年後から持株会への参加が可能です。

株を貰えるのは、かなり珍しく、会社の業績が上がれば自分の株の値段も上がるため資産を増やせるチャンスを得られます。

ボーナス、インセンティブがなく、高卒は定期昇給、大卒は担当物件の収益改善やリーシング金額、新規物件の開拓などで昇級・昇格していきます。

高卒でも順調に定期的に昇給していけば、大卒と同じ階級になれる可能性もあります。

3.日本駐車場開発の平均年収【年齢・職種・役職・学歴別】

ここでは、日本駐車場開発の平均年収について、年齢・職種・役職・学歴別に解説しましょう。

3-1.年代・役職別

まずは、年代別に平均年収をご紹介します。

日本のサラリーマンの平均年収は通常400万円台ですが、比較すると日本駐車場開発の年収は低いといえます。

最高年収は50～54歳台の282万円～392万円ですが、それでも日本の平均年収には及びません。

【年代別：平均年収】

年齢	平均年収
20～24歳	269万円
25～29歳	195万円～245万円
30～34歳	181万円～281万円
35～39歳	187万円～291万円
40～44歳	206万円～327万円
45～49歳	244万円～366万円
50～54歳	282万円～392万円
55～59歳	279万円～389万円
60～65歳	165万円～389万円

出典：平均年収.jp 「日本駐車場開発の年収」

役職別の平均年収は以下の通りです。

主任クラスになると年収が300万円台になり、役職のクラスが上がるほど年収が上がります。部長になると約500万円の年収を得られるようになります。

【役職別：平均年収】

役職	平均年収
主任	302万円
係長	341万円
課長	450万円
部長	498万円

出典：平均年収.jp 「日本駐車場開発の年収」

3-2.職種別

同じ会社内でも、職種により年収には違いがあります。

職種の中で一番高い年収は、総合職の358万円～458万円です。

技術職と一般職は、MAXで年収320～330万円となっています。

職種	平均年収
総合職	358万円～458万円
技術職	220万円～320万円
一般職	227万円～327万円

出典：平均年収.jp 「日本駐車場開発の年収」

3-3.学歴別

学歴別の平均年収は以下の通りです。

最高年収となる50～54歳台で算出しました。

大卒の場合は432万円となっており、日本のサラリーマンの平均年収と同等です。

最終学歴	平均年収（50～54歳）
大卒	432万円
短大卒	369万円
高卒	314万円

出典：平均年収.jp 「日本駐車場開発の年収」

4.日本駐車場開発への転職をオススメする人

日本駐車場開発は、駐車場関連の事業の他にさまざまビジネスを展開しているフレキシブルな会社です。

ここでは、日本駐車場開発への転職をオススメする人についてご紹介します。

4-1.お金よりも経験を取りたい人

日本駐車場開発は、ボーナスやインセンティブがないため平均年収が高い方ではありません。

しかし、スキー事業やテーマパーク事業など、不動産以外のビジネスも手掛けている会社です。

企業理念に「ハッピートライアングル：関わる人全てがハッピーなビジネスを」を掲げており、さまざまなビジネスを経験できるユニークな顔を持っています。

20代の若いうちに、「お金よりも色々な体験をしたい」という人にオススメする会社です。

 

4-2.クルマが好きな人

駐車場の管理運営やコンサルティングなど、「クルマ」に関することがおもな事業なので、「クルマが好きな人」にも向いています。

駐車場ビジネス自体に興味がある人と言われてもピンとこないかもしれませんが、クルマに関わる仕事なので、クルマに興味がある人にはピッタリでしょう。

5.「日本駐車場開発　平均年収」のまとめ

今回は、日本駐車場開発の平均年収について詳しく解説をしました。

日本駐車場開発は、駐車場の管理運営やコンサルティング以外にも、時代にフィットした事業を展開して成長し続けている企業です。

さまざまなビジネスにチャレンジできる可能性があるため、経験豊かなビジネスマンを目指している人にオススメする会社です。

出典：⽇本駐⾞場開発株式会社「2021年7月期 決算説明会」

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