【2022年版】不動産管理会社の平均年収は304万円!他職種との比較や収入を上げる方法も解説
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不動産管理会社は、おもに賃貸物件やオフィスビル、商業施設などの管理をする会社です。
オーナーに代わって賃貸物件の管理やメンテナンスを行ない、入居者の募集やクレーム対応なども手掛けています。
今回は、建物の管理をおもな業務とする「不動産管理」の平均年収について、詳しく解説をします。
これから不動産管理会社への転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。
目次
1.不動産管理会社の平均年収
不動産管理会社の平均年収は約304万円です。*1
ただし、あくまでも平均的な数字なので、不動産管理会社により年収には違いがあります。
たとえば、三井不動産ファシリティーズ株式会社(三井不動産グループの総合建物管理会社)の平均年収は437万円*2、長谷工コミュニティ(長谷工コーポレーショングループのマンション管理会社)の平均年収は476万円です。*3
したがって、入社する会社の規模や業務内容で、同じ不動産管理という業種でも年収には違いが出てきます。
年収を上げるには、条件の良い不動産管理会社を選ぶことが必要です。
出典:*1 インディード「日本の不動産管理の平均年収・給与」
出典:*2 OpenWork「三井不動産ファシリティーズ株式会社」
出典:*3 OpenWork「長谷工コミュニティ」
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2.不動産管理会社の平均年収【他の職種との比較】
同じ不動産業界でも、「売買」「賃貸」「管理」など職種により年収には違いがあります。
業種別の平均月給は以下の通りです。
業種 | 平均月給 | 推定平均年収 (平均月給×12か月) |
---|---|---|
売買営業 | 304,747円 | 約366万円 |
賃貸営業 | 248,546円 | 約298万円 |
用地仕入 | 485,285円 | 約582万円 |
図1)参考:インディード「不動産 営業の求人」
インディード「日本の用地仕入の平均年収・給与」
ここでは、不動産管理会社の平均年収を、他の職種と比較しながら解説をします。
2-1.不動産売買営業
不動産売買営業の平均年収は約366万円です。(図1)
日本の平均年収と比較すると低い傾向がありますが、売買営業の年収は営業マンの実績により大きな幅があります。
したがって、成果を上げている営業マンは、年収1,000万以上の人も珍しくありません。
基本的にインセンティブ制度を採用しているため、頑張れば頑張るほど年収が上がっていきます。
一方、不動産管理の月給は一定の金額で定められているケースが大半です。
高年収で知られる大東建託の営業職の年収は、350万円 ~ 1,200万円で提示されている求人もあり、多少ハードな環境でもバリバリ働いて稼ぎたい人には売買営業が向いています。*4
契約件数を多く取れる人は、かなり稼げる職種です。
2-2.不動産賃貸営業
不動産賃貸営業の平均年収は約298万円です。(図1)
賃貸営業の平均年収は300万円〜400万円で求人募集されていることが多く、売買と違って1件あたりの成約単価が低いため、数をこなさないと年収を上げるのは難しいといえます。
また、基本的に反響営業であるため、お客様が必要としないと契約できない仕事です。同じ営業職でも売買よりノルマは厳しくありませんが、収入も特別多いとはいえません。
ただ、過酷な営業をすることはほとんどなく、その点では不動産管理と共通しています。
賃貸営業の求人には、APAMAN株式会社がルームアドバイザー職で、年収276万円 ~ 850万円を提示している例があります。*5
契約を取ればインセンティブがもらえるため、年収にプラスされます。
2-3.用地仕入れ
用地仕入の平均年収は約582万円です。(図1)
用地仕入れとは、中古住宅や建売・マンション用地などの仕入れをするのが業務であり、不動産業界の中でも比較的年収が高い傾向です。
用地仕入れでは、積水化学工業が年収500万円~1,000万円という条件を出している求人例もあります。*6
ただ、用地仕入れには高度な知識が必要とされ、動く金額も大きいだけに重大な責任も伴う仕事です。
実績により年収は大きく変わるため、成果を上げられる人は高収入が期待できます。
不動産管理の不動産求人/転職情報はこちら!
宅建Job「不動産管理の不動産求人/転職情報」
3.不動産管理会社で年収を上げる方法
不動産管理会社で年収を上げるには、以下の3つの方法があげられます。
- 資格を取得する
- 1つの会社に長く勤める
- 違う会社に転職する
それぞれについてご紹介をします。
3-1.資格を取得する
まず、一つ目の方法は、「資格を取得する」ことです。
不動産管理の仕事は売買などと違い売上単価自体が少ないので、資格などでベースを上げていくことが重要となります。
不動産管理の仕事で取得していると有利な資格は以下の通りです。
- 宅地建物取引士
- 賃貸不動産経営管理士
- 管理業務主任者
- マンション管理士
- 不動産コンサルタント
大規模なマンションやオフィスビル、商業施設などの管理を請け負うことが多いため、不動産の管理に関する資格を持っていると重宝されます。
資格手当は保有しているだけで給与に自動的にプラスされるので、ぜひ取得するのをおすすめします。仕事面でも役立つシーンが多いでしょう。
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3-2.1つの会社に長く勤める
2つ目の方法は「1つの会社に長く勤める」ことです。
基本的に長く続ければ、少ないかも知れませんが収入が上がっていく可能性があります。
長く働くうちに昇進して、役職手当が加算されることも期待できます。
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3-3.違う会社に転職する
1番速く年収を上げる方法は、3つ目の「違う会社に転職する」ことです。
資格の取得や長期間にわたる勤務は、それなりの時間がかかるため、すぐに実現できるものではありません。
希望に合った条件の会社に転職をすれば、時間をかけずにスピーディーに年収を上げることができます。
年収面だけでなく、福利厚生や諸手当にも注意して転職先を選ぶと、実質的な収入アップもさらに見込めます。
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4.「不動産管理会社 平均年収」のまとめ
今回は不動産管理会社の平均年収について、詳しく解説をしました。
不動産管理の仕事は、売買営業のように青天井に稼げるものではありませんが、厳しいノルマはないので、比較的安定した環境の中で働けるのがメリットです。
営業のようにインセンティブ制度ではなく、毎月一定の給与がもらえるため、浮き沈みが少ないという特徴もあります。
不動産業界の中で安定した働き方をしたい人におすすめのお仕事です。
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