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不動産テックとは?日米中の企業を紹介!【カオスマップ付き】

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不動産テックとは、いったい何なのでしょうか?

IT技術などのテクノロジーを不動産ビジネスに活用する動きであることは、想像がつく人が多いかもしれません。

しかし不動産テックは、単純なIT化以上の大きな意味を持っています。

不動産企業の業務を効率化したり、消費者の利便性を高めたりするだけではなく、不動産業界の構造やビジネスモデルを変える可能性まであるのです。

今回は不動産テックの仕組みやサービスの事例、具体的な企業などを、わかりやすく紹介します。

不動産テックについて知れば、これからの不動産業界がどこへ向かおうとしているのか、よく分かるでしょう。

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

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棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

目次

1.不動産テックとは【不動産×テクノロジー】

1.不動産テックとは【不動産×テクノロジー】

不動産テックとは、IT技術を活用した不動産関連の技術・サービスのことです。

「IT技術を不動産分野に活用しようという流れ」そのものも、言葉の意味に含まれています。

不動産テックという呼び名は、「不動産」と「技術(Technology)」を組み合わせた造語です。英語で不動産を意味する「Real Estat」と「Technology」を組み合わせて「ReTech(リーテック)」と言われることもあります。

不動産テックの仕組みや内容については、下記で詳しく解説します。

1-1.市場規模

消費者向けサービスのB to C領域と事業者向けサービスのB to B領域を合算した、2020年度の不動産テック市場規模は前年度比108.6%の6,110億円と推計されました。

大きな拡大が見込まれるのは、B to C領域ではマッチングサービス市場、B to B領域では仲介・管理業務支援や価格査定系市場などが有望です。

最先端のITテクノロジーを駆使して効率的なマッチングを実現する事業者や、顧客獲得の拡大に努める事業者などの成長が見込まれています。*1

1-2.最先端の技術であらゆる課題を解決できる

不動産テックでは、次のような最先端技術が活用されています。

不動産テックで活用される技術の例

  • AI : 人工知能。大量のデータを分析させることで、適切なデータが瞬時に取り出せる。
  • IoT : モノをインターネットと接続する技術。物や設備の遠隔操作などが可能になる。
  • VR :本物のような仮想空間をコンピュータ上に作り出し、視覚などで疑似体験する技術。
  • AR :実在する景色の映像にバーチャルの情報を重ねて表示する技術。
  • ブロックチェーン : ネットワークに接続した複数のコンピュータ間でデータを共有するシステム。安全なデータ管理や業務の効率化が可能。

これらの技術を活用すれば、不動産業界が抱えるさまざまな課題を解決できると言われています。

不動産テックで解決できる課題

  • IT化の遅れによる「非効率な業務」
  • 消費者が物件情報などを得にくい「情報の不透明さ」
  • データの不足による「物件価値の分かりにくさ」
  • 空間のシェアなど「新しい価値の提供」

つまり、不動産業者の業務効率化はもちろん、お客さんの利便性を向上させることも可能になります。

1-3.カオスマップで不動産テック業界がわかる

日本でも不動産テック関連のサービスやメディアはすでに多く登場しています。

(一般社団法人)不動産テック協会が作成しているカオスマップ(業界地図)では、具体的なサービス名や企業名を一覧で把握することが可能です。

弊社、宅建Job運営元の不動産投資メディア「イエベスト」も、不動産テックを活用したメディアとしてカオスマップに掲載されています。

不動産取引に役立つ情報を提供していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

日本最大級の不動産投資情報サイト「イエベスト」

1-4.不動産テックについて学べる本

不動産テックについて詳しく学びたい人には、『不動産テック 巨大産業の破壊者たち(日経BP社)』という本がおすすめです。

不動産テックの最先端、アメリカの不動産業界に起ころうとしている変化が図表や写真、数値を混じえながら解説されています。

下記のような疑問はこの本を読めば分かるでしょう。

  • どんな企業が不動産テックに乗り出しているのか?
  • どんなビジネスモデルがあるのか?
  • 不動産テックの登場によって業界はどう変わったのか?

アメリカに身を置く研究者やジャーナリストが書いているため、新しい事例が豊富です。

日本には欧米のトレンドが5〜10年遅れて入ってくると言われているので、不動産テックに関してもアメリカの事例が参考になります。

・・・宅建Jobエージェントに無料で相談する2.不動産テックを活用する3つのメリット

2.不動産テックを活用する3つのメリット

不動産テックを利用することにより、さまざまなメリットが生まれるようになりました。ここでは、不動産テックを活用する3つのメリットについて解説します。

2-1.最新かつ質の高い情報を得ることができる

近年ではインターネットでたくさんの不動産情報を見つけられるようになりました。ITテクノロジーを利用することにより、最新かつ質の高い情報を得ることが可能です。

現在ではインターネットの物件ポータルサイトで、誰でも物件情報を閲覧できるのが代表的な例といえます。

不動産テックの進化により、わざわざ不動産会社の店舗まで足を運ばなくても賃料や間取りなどの情報は簡単に取得できるようになりました。

消費者にとっては空いている時間にじっくりと情報をリサーチできるので、効率的に不動産を探せるのがメリットです。物件情報を不動産会社のネットワークで共有できるので情報の透明性も高まります。

2-2.不動産取引を促進する

不動産テックを活用することにより、不動産取引のシーンにおけるお客様の購入意欲を活性化できます。

例えば、VR技術を活用して顧客に物件の内装を疑似体験してもらうと、現地に行かなくても具体的にイメージできるため、成約の可能性が高まるのです。

IoTを使った技術も注目されています。日本語では「モノのインターネット」と呼ばれる技術で、高度なセンサーと5G通信といった高速通信を使い、データをリアルタイムで収集しさまざまなサービスを展開するシステムです。

例えば、各家庭のドアロックをIoTにつなげ、スマートフォンからドアロックを操作すると開錠や施錠ができるようになります。

このような真新しい技術を駆使することにより消費者が物件に興味を示し、不動産取引が活性化されることを期待できます。

2-3.悪質な不動産業者が淘汰される

以前の不動産取引では仲介専門の不動産業者に依頼することが一般的でした。しかし、不動産テックを利用すると、専門業者に頼らずとも取引を進めることができるようになります。

また、ITテクノロジーの進化により、情報の提供者と提供先との情報が公開されるようになりました。違反行為をすればすぐに悪い噂が広まるため、近年では悪質な業者が淘汰されている状況です。

3.不動産テックが注目される背景

不動産テックの進化により不動産業界が活性化することになりました。ここでは、近年、不動産テックが注目される背景についてご紹介します。

3-1.慢性的な人手不足

わが国における人手不足問題は年々深刻化しており、理由としては少子高齢化が主な要因ともいわれています。

不動産業界においても人手不足はまさに深刻化している問題です。理由としては、長時間労働による業務負担の解消が進んでいないことや、人の入れ替わりが激しいことが挙げられます。

新型コロナウイルスの影響もあり、2020年は一時的に客足が落ち込みましたが、依然として従業員に対する業務負担は重くのしかかっており人手不足は慢性的に続いています。

3-2.遅れるIT化で低い生産性

近年のIT化の進化は目覚ましく、さまざまな企業の業務において主要な役割を果たしています。

IT化が進んでいる企業は活性化され、業績も見違えるように伸ばしているところが多いようです。一方、IT化が遅れている旧態依然とした企業は新しい取り組みについて消極的な面があり、生産性は低いという特徴が見られます。

コロナの影響により、お客様と「密に」接して営業することは避けられるようになりました。これからは、便利なITツールも利用して業務に取り組むことが望まれています。

4.不動産テックで出来ること【職種別】

2.不動産テックで出来ること【職種別】

不動産テックと一口に言っても、IT技術と不動産を結びつけてどんなことが可能になるのか、よく分からない人もいるかもしれません。

以下では、日本で展開されているサービスを例に出しながら、不動産テックでできることを具体的に紹介します。

4-1.不動産管理業務

IT技術を活用すれば、不動産会社が行う管理業務管を効率化できます。

たとえば、顧客情報や契約情報、売上などをシステムとして一括で管理することでコスト削減が可能です。

また、株式会社TATERU の『Mireru』というサービスでは、遠隔で物件の鍵を開閉することも可能です。内見のときに鍵の受け渡しをする手間が省けるうえ、セキュリティ面も改善されて管理業務の負担を減らせます。

4-2.不動産仲介業務

不動産売買や賃貸の仲介業務を効率化する不動産テックサービスも登場しています。

イタンジ株式会社が運営する『OHEYAGO』という賃貸情報サイトでは、内見の予約から入居申込まで一連の手続きをサイト上で完結できます。

不動産会社側としては、これまで営業マンが担当していた手続き上の雑務が減り、業務の効率化が可能です。また、お客さん側からしても、不動産屋に行なくても手続きが進められるメリットがあります。

4-3.不動産関連メディア

物件情報を提供するメディアは、いち早く不動産テックが進んできた分野です。『SUUMO』や『HOME’S』といった物件情報メディアは、すでに知っている人も多いでしょう。

今まで不動産会社を通してでしか知れなかった物件情報をネット上で見られることは、消費者の利便性を高めました。

それらのメディアに加えて、近年では不動産テックに特化した情報メディアも登場しています。

SUMAVE』というメディアでは、不動産テックに関するニュースや海外事例、実証データ、レポートなどのコンテンツを発信しており、不動産テックの最新動向を知れます。

4-4.不動産情報(物件情報をのぞく)

不動産に関する情報(データ)は、物件情報以外にも多くあります。それらの情報を扱う際にテクノロジーを活用すれば、データ管理を効率化したり、マーケティングの効果を高めたりすることが可能です。

株式会社セレットが提供している『CERET』は、異なるデータ形式の書類を一元管理できる不動産業者向けサービスです。

登記簿謄本のPDFを画面にドロップするだけでデータ化できる機能や、登録された登記情報に変動があれば知らせてくれる機能もあり、業務を効率化できます。

また、株式会社アイリッジの『ジオリーチ』では、同社が保有するデータやユーザーの位置情報を活用したサービスを展開しています。特定エリア内の消費者の行動や属性を分析できるため、より効果の高い不動産広告を打つことが可能です。

4-5.住宅ローン・不動産投資ローン

住宅ローンの申請や借り換えなどに必要な計算も、IT技術を活用すれば瞬時にできます。

株式会社MFSが運営する『モゲチェック』は、今現在の住宅ローンと全国主要銀行のローンを比較し、借り換えた際のメリットを試算できるサービスです。借り入れでもベストな住宅ローンを探せます。

また、同じ運営元の『INVASE(インベース)』では、不動産投資ローンの借り入れ可能額の把握や、借り換え申込み、売却査定ができます。

これらのサービスを活用すれば、不動産業者の業務負担が軽くなることはもちろん、お客さんにとっても必要な情報をより早く手に入れられるメリットがあります。

モゲチェックの評判・口コミ|不動産投資ローン借り換えで金利約450万円削減!

4-6.不動産査定

大量のデータをAIに分析させれば、不動産の価格や将来的な価値をすぐに算出できます。

リーウェイズ株式会社が運営する『Gate. Market Survey』は、1億件以上の不動産ビッグデータをもとにレポートを作成するツールです。蓄えられたデータをもとに、賃料の分布や賃貸物件数、将来的な賃料変化などをエリアごとに算出できます。

不動産取引の意思決定をするときはもちろん、適切な賃料を設定するときにも役立つでしょう。

4-7.スペースシェアリング

スペースシェアリングとは、空き物件や特定のスペースをシェアすることです。民泊やシェアオフィスなど不動産の新たな使い方として近年、注目を集めています。

空き部屋を貸したい人と宿泊希望者をつなぐ『Airbnb』などのサービスは、知っている人も多いかもしれません。

貸し会議室から球場まで、さまざまなレンタルスペースの予約・決済が可能な『SPACEMARKET』というサービスも有名です。

4-8.不動産内見・内覧

VRを活用すれば、現地に行かなくても物件の内見・内覧が可能となります。

ナーブ株式会社が提供している『VR内見』では、ヘッドマウントディスプレーを装着することにより、現実に近い感覚での内見が可能です。

複数の気になる物件をVRで確認し、より興味の湧いた物件だけを現地で内見すれば、仲介業者もお客さんも手間が省けます。

また、ARを活用してバーチャル空間に間取りを再現することも可能です。

iLMiO AR』というアプリでは、スマートフォンのカメラで写した部屋に、家具の3D データを実物大で配置できます。入居前であっても家具のレイアウトをシミュレーションできるので、入居後のギャップを減らし、契約前の不安を解消できるメリットがあります。

4-9.鍵や家電の遠隔操作・物件の監視

IoTの技術を活用すれば、設備や家電を遠隔操作したり、システムを通して物件の状況を監視したりできます。

たとえば、株式会社ライナフが提供しているサービス『NinjaLock』では、専用の機器を鍵に取り付けるだけでスマートフォン上から鍵を開閉することが可能です。アプリ上での鍵の共有や、開閉できる時間の制限もでき、利便性やセキュリティ面も考えられています。

4-10.マッチングサービス

不動産物件を探す場合、不動産会社に行く、情報サイトを見るなど、今まではお客さん側が行動を起こす必要がありました。

しかしマッチングサービスを利用すれば、わずかな手間で希望条件に合った物件を探せます。

たとえば、『ietty』という賃貸物件の仲介サイトでは、最初に登録した希望条件に合わせて、AIが物件を提案してくれます。

AIの提案に加えて、チャット上で営業マンによる物件の提案を受けることもでき、内見の手配も可能です。

このようなサービスでは、お客さんのニーズが可視化されるうえ、接客にかかる時間が減ります。不動産会社側からすると、商機を増やせるメリットがあります。

4-11.リフォーム・リノベーション

Web上のプラットフォームを活用すれば、リフォーム・リノベーション業者と消費者を簡単にマッチングさせることも可能です。

リフォーム分野の代表的なサービスとしては、『ホームプロ』があげられます。家の状態や予算に合わせて、約1,000社のリフォーム会社の中から、対応可能な会社を複数紹介するサービスです。

リクルート・オージーキャピタル(大阪ガス100%出資)・NTT西日本・NTT東日本が出資する合弁企業が運営していて、リフォーム会社紹介サイトの先駆けでもあります。

リノベーション分野では、株式会社 WAKUWAKUが運営する『リノベ不動産』というサービスが有名です。中古物件選びから設計デザイン、リノベーション工事までをワンストップで完結できる仕組みのため、消費者にとっては利便性が高いと言えるでしょう。

4-12.クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、個人を中心とした投資者から資金を集めて、不動産などへの投資・融資を行うサービスです。

高額の資金が必要な不動産投資は、個人にとってハードルが高いと言えます。

しかしインターネットの発達によって、より多くの人から少額の資金を集められるようになりました。

OwnersBook』や『CREAL』といったクラウドファンディングでは、1口1万円からの少額で投資できます。ユーザーは、物件情報や想定利回りなどを見たうえで投資可能です。

これらのサービスでは、個人が気軽に不動産投資を行えます。不動産業者側からしても、これまで資金調達が難しかったプロジェクトを動かせるメリットがあります。

5.不動産テックと呼ばれる企業を紹介【上場・日米中】

3.不動産テックと呼ばれる企業を紹介【上場・日米中】

ここでは、不動産テック企業で現在注目されている企業を紹介していきます!

5-1.日本で注目の不動産テック企業

5-1-1.iYell(イエール)

3-1-1.iYell(イエール)

まず1社目は「iYell(イエール)」です。iYell(イエール)は、住宅事業者の負担となっている「住宅ローン」に関する面倒な業務をテクノロジーで効率化するためのアプリサービス「いえーる ダンドリ」を提供しています。

チャットに何かメッセージを打ち込むとロボットが内容に応じて自動で返信してくれる「AIボット」を導入するなどして、住宅事業者の負担を減らしています。また、住宅事業者以外にも、金融機関や、一般ユーザーにも住宅ローンに関するサービスを提供しています。

5-1-2.GAテクノロジーズ

3-1-2.GAテクノロジーズ

続いて2社目は「GAテクノロジーズ」です。GA Technologiesは、中古不動産領域でNo,1を目指し、AIと呼ばれる人工知能技術を利用して不動産について学ぶところから、検索、購入、アフターフォローまでを一気通貫でサポートするプラットフォーム「Renosy(リノシー)」を運営しています。

2018年には、リアルタイムで物件情報が更新され、その場で内見予約・入居申し込みができるサービス「ITANDI BB」等を運営する不動産テック企業「イタンジ」を買収、また不動産との親和性が高い金融領域にも進出するなど、最新のテクノロジーを武器に急成長している企業です。

5-1-3.WealthPark(ウェルスパーク)

3-1-3.WealthPark(ウェルスパーク)

3社目は「WealthPark(ウェルスパーク)」です。WealthPark(ウェルスパーク)は、不動産オーナー向けに、スマホでいつでも簡単に資産状況を把握できるモバイルアプリ「WealthPark」を提供している会社です。

投資をしようとする物件の賃料をAIで査定するなど、ITの技術が活用されています。また不動産管理会社とオーナーを繋ぎ、管理業務の効率化とコスト削減をサポートするサービスや、海外からの不動産投資を支援するサービスなどをグローバルに展開しています。

5-1-4.estie(エスティー)

3-1-4.「estie(エスティー)」

4社目は「estie(エスティー)」です。estie(エスティー)は、東京大学のスタートアップ支援施設の中にある会社で、「オフィス探し」をサポートするサービスを運営しています。

AIを活用することで、一般的なサイトでは見ることができない賃料を独自に算出したり、お勧めの物件を自動で紹介することで「オフィス探し」を効率化しています。またオーナー・管理会社・元付会社の空室情報と客付け仲介会社を繋ぐプラットフォーム「estie Pro」も運営しています。

5-1-5.すむたす

3-1-5.すむたす

5社目は「すむたす」です。すむたすは、不動産を直接買い取る「iBuyer」というアメリカで注目されているビジネスモデルを日本で初めて採用した不動産テック企業です。

AIが最短1時間で買取価格を算出し最短2日間で現金化ができる「すむたす買取」や、仲介手数料不要で売主から直接マンションを購入できる「すむたす直販」、マンションの適正売却価格を査定する「ウレタ」などのサービスを運営しています。

5-1-6.SRE(エスアールイー)ホールディングス3-1-6.SRE(エスアールイー)ホールディングス

6社目は「SRE(エスアールイー)ホールディングス」です。ソニー株式会社のグループ会社としてスタートしました。後にヤフー株式会社の資本参加もあり、不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」を共同事業として開始しています。

現在は不動産事業と、自社で作り上げた人工知能テクノロジーを他社に販売するAIクラウド&コンサルティング事業の2つが柱となっています。

5-1-7.ツクルバ

3-1-7.ツクルバ

7社目は「ツクルバ」です。ツクルバはITを活用したリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」事業などを展開しています。

「一点もの」の中古リノベーション住宅をデザインとテクノロジーの力を使い、物語のある情報としてメディアに掲載しています。数多くのファンを集めていることが特徴です。

5-1-8.いい生活

3-1-8.いい生活

8社目は「いい生活」です。いい生活は、業務支援クラウド・SaaS(サース)を提供している不動産テック企業です。物件管理や営業支援のシステム提供に強みを持っています。

5-1-9.ハウスマート

3-1-9.ハウスマート

9社目は「ハウスマート」です。ハウスマートは、売買仲介業者向けに、「追客」と呼ばれる問い合わせ後のフォローを支援するサービス「Propo Cloud」を運営しています。

自動物件提案システムが組み込まれており、仲介に関する業務の効率化をサポートしています。また、マンションの流通データ、管理情報など様々なデータを集めた「ビッグデータ」とAIを組み合わせて、賢く物件を売り買いをすることが出来るサービス「カウル」も提供しています。

5-1-10.MFS(エフエムエス)

3-1-10.MFS(エフエムエス)

10社目は「MFS(エフエムエス)」です。オンライン型の住宅ローンサービス「モゲチェック」を提供しています。他にも、独自に開発した審査ロジックをもとに借り入れ可能額を証明するモゲパスや、不動産会社の住宅ローン業務を支援する「モゲビズ」などのサービスを提供しています。

5-1-11.Spacely(スペースリー)

3-1-11.Spacely(スペースリー)

11社目は「Spacely(スペースリー)」です。スペースリーは、360度VRコンテンツを、誰でも手軽に簡単に制作、編集ができるクラウドソフトウェアを提供しています。内見業務の効率化などを目的に選ばれているサービスです。

5-1-12.リーウェイズ

3-1-12.リーウェイズ

12社目は「リーウェイズです。ビッグデータと人工知能AIによる分析機能を搭載した、​不動産業務パッケージ「Gate.」を開発しています。賃料や価格の査定、エリア分析、提案資料の作成など業務効率を支援する企業向けのソフトウェアとしてビジネスを行っています。

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5-2.アメリカ・中国(海外)の不動産テック企業

不動産テック先進国のアメリカでは、関連企業が増え続けています。

近年でとくに大きな動きは、Amazonが全米最大の仲介会社グループRealogyとの共同事業として「TurnKey」を設立したことです。

Amazonが集客したユーザーに仲介エージェントを紹介するビジネスモデルで、将来的にはAmazonが提供するスマートホーム機器でユーザーを囲い込む目的もあると言われています。

AmazonといえばGoogleやAppleなどと合わせて「GAFA」の一角とされる巨大IT企業です。そんな企業が不動産テックに乗り出したことは、不動産テックの将来性や市場規模の大きさを物語っていると言えるでしょう。

そのほかアメリカで有名な不動産テック企業としては、物件情報サイトの「Zillow」。価格アルゴリズムを活用して物件を査定し、業者自ら買い取って転売している「Opendoor」や「Offerpad」などがあります。

一方、IT技術の高さで知られる中国でも、不動産テック関連のベンチャー企業が多数出てきています。

その中でも代表的な企業が、「Homelink(链家)」という2001年に設立された仲介会社です。新築・中古・賃貸物件、リゾート不動産や海外不動産などのマッチングサービスを提供していてます。

アプリやオンライン上のプラットフォーム、実店舗を複合的に駆使して今や中国最大級の仲介会社となりました。

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6.不動産テック企業の将来性

4.不動産テック企業の将来性

不動産テック企業への就職を考えている人や、不動産テック企業との取引がある人にとっては、その将来性が不安な人もいるのではないでしょうか。

結論から言えば、今のところそのような心配は必要ありません。不動産テック企業は、これからも伸び続けます。

なぜなら不動産業界は、市場規模が大きいわりにIT化が進んでいないからです。

日本の不動産業界は市場規模が46兆5,3634億円あり、GDPの11.3%を占めるような大きな業界です。そのうえ、利益率は約11.1%と他業界よりも高い傾向にあります。
(出典:年次別法人企業統計調査(平成30年度) – 財務省)
(出典:2018年度国民経済計算 – 内閣府)

しかし不動産業界では未だにFAXを使うことがあるなど、かなりIT化が遅れています。

つまり、不動産テック企業が活躍する余地がたくさん残っているのです。

その伸びしろの大きさは、(一般社団法人)不動産テック協会が作成している「不動産テック カオスマップ」に掲載される企業・サービス数を見れば明らかでしょう。

掲載されている企業・サービス数は、約3年で80件から352件にまで増えています。

7.「不動産テック」のまとめ

不動産テックとは?仕組み・求人・日本アメリカ企業事例・学べる本も紹介!【カオスマップ付き】

不動産テックは、AIやVR、ブロックチェーンといったIT技術を不動産分野に活用する取り組みです。

これらの最先端技術を活用すれば、不動産の管理業務や仲介業務を効率化できるほか、お客さんの利便性も大幅に向上します。また、空きスペースのシェアやレンタルといった、不動産の新たな使い道も広がることでしょう。

不動産テックは近年になって始まったばかりですが、今後はますます広がりを見せると予想できます。不動産業界の市場規模の大きさや、IT化の遅れによる改善の余地が、大きなビジネスチャンスとなっているからです。

日本も例外ではなく、今後は不動産テック企業が業界大手にのし上がる日も近いかもしれません。

不動産テック企業で働いてみたいと考えている方へ

もし、これから不動産業界で活躍したいと考えているなら、不動産テック企業への就職も検討してみてはいかがでしょうか。

不動産業界最大級の求人情報サイト「宅建Job」では、不動産テック企業の求人も取り扱っています。

宅建Jobの不動産テック求人/転職情報

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出典:一般社団法人 不動産テック協会
出典:不動産テック関連が株式テーマの銘柄一覧 – Kabutan
出典:*1 矢野経済研究所「不動産テック市場に関する調査を実施(2021年)」

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