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「不動産業界はブラック企業が多いと聞くけれど、中にはホワイト企業もあるのかな?」
不動産業界への転職に際して、このような疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、不動産業界は利益率が高いこともあり、成果さえ上げれば社員の働き方など顧みないブラック企業も確かに存在します。
しかし、全ての不動産会社がそのようなわけではなく、ホワイト企業と呼べる素晴らしい会社もたくさんあるのです。
今回は不動産業界のホワイト企業について、詳しく解説をしていきます。ホワイト企業の見つけ方やランキング、ホワイト企業に就職や転職をする方法など、役立つ情報をたくさん集めてみました。
これから不動産業界で働くことを考えている方はぜひ、参考にしてください!
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.不動産業界のホワイト企業の見つけ方
不動産業界というと、「ブラック企業が多そう」というイメージを持たれる方が多いでしょう。
しかし、すべての不動産会社がそうであるわけではありません。
不動産業界でもいわゆる「ホワイト企業」は存在しているのです!
それでは、どのようにすれば「ブラック」と「ホワイト」を判断することが出来るでしょうか?
判別方法として、特に「待遇面」に注目すると、ブラック企業との違いがわかります。
「人間関係」も重要なのですが、入社してみないとわからない部分が多く、部署や支店によっても異なることが多いため、今回は「待遇面」を中心にホワイト企業の見分け方を紹介します。
1-1.ホワイト企業の定義と特徴
ブラック企業かホワイト企業であるかは、待遇面ではっきりと分かります。
ホワイト企業の判断基準としては以下が挙げられます。
「残業時間・休日の取りやすさ」「給料・インセンティブ・賞与」「平均勤続年数」「福利厚生の充実度」など、それぞれの観点から見ていくことで、ホワイト企業かどうかを見極めることができます。
これらの項目を順に見ていきましょう。
1-1-1.残業時間・休日の取得しやすさ
ブラック企業とホワイト企業の違いは、まず残業や休日の状況に大きく表れます。
・年間休日は何日あるのか
・有給がしっかり取得できるのか・取得しやすいか
・残業や休日出勤は多いのか
・残業代は支払われているのか
などが重要なポイントです。
ブラック企業では、「残業や休日出勤は多いが、休日は少なく残業代はもちろん出ない」というような労働環境が多く見られます。
逆にホワイト企業では、「残業や休日出勤は滅多になく、休日がしっかりと取れて、残業代も支払われる」という良好な労働環境が整っています。
例えば、不動産売買営業の仕事ではノルマの達成が厳しい場合、休日でも飛び込みやテレアポなどの営業活動をしなくてはなりません。
数字が取れない限り、休むことは難しいのです。過労死ラインぎりぎりまで働かされて、体調を崩す人も多いでしょう。
その一方で、ホワイト企業では社員を大切にしているので、たとえ休日出勤が発生しても振替休日を取得できる体制が整っています。
また、有給取得日数や有給取得率もチェックすべきでしょう。
厚生労働省が実施した就労条件に関する調査によると不動産業界は「有給取得日数10日、取得率61%以上」が一つの目安となります。この水準以上の実績を持つ企業であれば、一般的な企業よりも有休を取得しやすい企業であると考えられます。
不動産業界は残業が多い?定時で帰れるホワイト企業の探し方も解説!
1-1-2.給料・インセンティブ・賞与
2つ目に、給料面です。ホワイト企業とブラック企業には違いがあります。
ブラック企業の場合は固定給が非常に低いという特徴があります。
求人広告で「インセンティブで月収100万以上可能!」などといったキャッチフレーズを掲げている企業がありますが、
中小規模の不動産会社でインセンティブが異常に高額な会社は、ブラック企業の確率が高いため要注意です。
ホワイト企業の場合、固定給は平均的であっても、残業代やインセンティブ、賞与がきちんと支払われます。
また、評価の仕方も個人単位ではなく、社内でのチームワークや業績も考慮したうえで査定されるため、社員一丸となって、協力し合いながらプロジェクトの成功を進めていく傾向があります。
ブラック企業の場合は、社員同士が競争する環境であり、個人の成績がすべてとなることが多く、周囲を気にせずに自分の成果のみを追求する姿勢が見られます。
そのため、チームワークが重視されている企業かどうかも、ホワイト企業を見極めるポイントの一つです。
ただし、社員の関係性は良いアットホームなブラック企業も存在するので、この記事で紹介する各要素を多角的に見ることをおススメします。
1-1-3.平均勤続年数
3つ目に、平均勤続年数が長いかどうかも、ホワイト企業を判断する際の重要な指標です。
福利厚生が充実しており、有休を取得しやすいホワイトな環境であれば、社員が積極的に転職・退職を考えることは少なくなり、結果として平均勤続年数が長く、離職率が低くなります。
一方で、離職率が高く、平均勤続年数が短い企業は、ブラック企業である可能性が高いため注意が必要です。
このような離職率が高い企業は絶えず募集を行っている企業も多いため、
求人募集が規模拡大によるものなのかブラックゆえの高い離職率によるものかは業績や口コミをチェックして判断するようにしましょう。
不動産業界の離職率は16.3%ですが、それよりも明らかに高そうな会社はかなりハードな環境の可能性があります。
1-1-4.福利厚生の充実度
4つ目は福利厚生面です。
福利厚生には、大きく「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があります。
法定福利厚生
法律で定められている福利厚生 |
法定外福利厚生
企業が独自に提供する福利厚生 |
---|---|
・健康保険 ・介護保険 ・厚生年金 ・雇用保険 ・労災保険 |
・各種休暇制度 ・住宅手当(家賃補助) ・通勤手当 ・健康診断補助 ・資格取得費 ※資格手当も ・育児手当 |
ホワイト企業は住宅手当、交通費、家族手当など法定外の福利厚生が充実しており、有給休暇制度などもばっちり取得ができます。
育児休暇が男性社員でも利用しやすい環境であったりと、社員の生活をサポートするための制度が整っており、最近はフレックス勤務が可能な会社も増えてきています。
※上場企業であれば男性の育児休暇取得率は有価証券報告書に記載されております。
その反面、ブラック企業になると、そもそも住宅手当など法定外福利厚生がほとんど付いていない場合がよくあります。
交通費はあったとしても満額はもらえず、雀の涙ほどの金額しか出ない場合もありがちです。
また休暇制度があったとしても、利用しにくい職場環境であることが多いでしょう。
福利厚生面が手厚いかどうかで、社員を大切にする姿勢があるかどうかがわかるので、充実度はチェックすることをおすすめします。
ただし、志望動機が「福利厚生が充実しているから」では企業の人事側も評価しづらいです。あくまでブラック企業を判断する基準として確認するのをオススメします。
1-1-5.昇給・昇進の正当性・透明性
最後に、昇給や昇進の正当性や透明性も、ホワイト企業を見極める重要なポイントです。
ブラック企業では、上司との関係が悪いだけで、評価が低くなるケースがあったりします。
さらに厄介なのがすぐに昇進ができることを強みとして謳う企業です。これは実際のところ「名ばかりの管理職」であって、ずっと営業ノルマに追われ続ける+自分の仕事の他にも部下のフォローもタダ同然でやらされる羽目になり、業務内容がただ増えただけというケースが多いです。
評価制度も不透明なために悲しいことに昇進はしても、昇給・役職手当はほとんどなかったりもします。
なぜなら昇進が異常に早い会社は、「単純に人がすぐ辞めてしまう」からに他なりません。
対して、ホワイト企業の場合はすぐに辞めないことを前提にキャリアを育成する過程・評価制度が整えられており、成果に応じて役職や給与が順調にステップアップしていきます。
また、女性の場合は、女性社員数と女性の管理職比率も確認し、性別に関係なく頑張り次第で評価される会社かどうかを見極めると良いでしょう。
1-2.企業理念や方向性の一致
その他のブラック企業の見分け方として、会社のホームページや社長のブログやSNSを通して、会社の理念や方向性を見るということもおすすめします。
企業の理念や方向性は顧客と従業員の幸せを追求するスタンスや、社会に貢献する姿勢が本当に感じられることが大事で、たとえ綺麗な言葉を並べていても、文章を通じてどことなく分かるものです。
会社の拡大成長が至上の目標であったり、精神論が多い場合は、ブラック企業の要素があるという可能性が考えられます。
ただ、理念や方向性は良い・悪いというよりも自分と合う・合わないで判断すべきものでもあります。
まず企業がブラックかどうかを見る前に自己分析をして、自分がどんな企業と合いそうかを考えておくことをおススメします。
また、ネット上の口コミに関して確認すべきと紹介してきましたが、良いものも悪いものも以下の点に注意して、そのまま鵜吞みにはしないようにしましょう。
●ライバル企業の中傷目的の悪い書き込み
●社会人意識の低い社員による不平不満書き込み
●会社の体質と本人の希望のズレから来る不満書き込み
1.3 ホワイト企業とブラック企業の比較【早見表】
ホワイト企業 | ブラック企業 | |
---|---|---|
残業・休日 | ・年間休日が多い ・休日出勤があっても振替あり ・残業代も出る |
・年間休日が少ない ・休日出勤あり振替もなし ・残業代は出ない |
給与 | ・固定給は平均並み ・インセンティブ、賞与が支払われる |
・固定給が低い ・インセンティブ比率高め ・求人欄では高年収をアピール |
平均勤続年数 | ・比較的長い | ・極端に短い |
福利厚生 | ・充実している ・利用もしやすい |
・無い ・あっても機能していない |
昇給・昇進 | ・能力に合わせて昇進 ・基本給が増える |
・すぐに管理職になれる ・昇給はほぼ無い |
上司・同僚との関係 | ・一つにまとまっている ・上司の人間性が優れている ・人間関係が良い |
・個人個人がバラバラ ・パワハラ上司 ・ギスギスした人間関係 |
社内の雰囲気 | ・一体感がある ・和気あいあいとしている |
・張り詰めた雰囲気 ・萎縮しており暗い |
不動産業界はブラック?やめとけと言われる理由と働く魅力を徹底解説
2.不動産業界のホワイト企業ランキング
それではここで、不動産業界のホワイト企業ランキングを発表していきます!
ここでは上場企業を中心に、有価証券報告書および国内最大級の企業情報・クチコミ数プラットフォームであるOpenworkの情報をもとに独自に作成いたしました。
評価基準としては、前述した「平均残業時間」「有給消化率」「平均年収」「平均勤続年数」になります。
また、いくら年収が良くとも残業時間が長い企業はホワイトとは言えないので、残業時間が短い会社が相対的に評価される調査となっております。ご留意ください。
不動産業界で働きたい方はぜひ、参考にしてください。
2-1.不動産業界ホワイト企業ランキング表
不動産業界でのホワイト企業のランキングがこちらになります。
※評価は◎→〇→▲→△順です。
順位 | 企業名 | 平均残業時間 | 有給消化率 | 平均勤続年数 | 平均年収 |
---|---|---|---|---|---|
👑1位 | 京阪神ビルディング | ◎ | 〇 | ▲ | 〇 |
2位 | 平和不動産 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
3位 | 三井不動産 | ▲ | 〇 | 〇 | ◎ |
4位 | ヒューリック | ▲ | ◎ | ▲ | ◎ |
5位 | テーオーシー | 〇 | 〇 | ◎ | ▲ |
6位 | 地主 | 〇 | 〇 | △ | ◎ |
7位 | 森ビル | ▲ | 〇 | ◎ | 〇 |
8位 | 三菱地所 | ▲ | ▲ | 〇 | ◎ |
9位 | コスモスイニシア | 〇 | 〇 | 〇 | ▲ |
10位 | センチュリー21・ジャパン | 〇 | 〇 | 〇 | ▲ |
11位 | 和田興産 | ◎ | ▲ | ▲ | ▲ |
12位 | エムティジェネックス | ◎ | 〇 | ▲ | △ |
13位 | サムティ | ◎ | ▲ | △ | ▲ |
14位 | シーアールイー | 〇 | 〇 | ▲ | ▲ |
15位 | いちご | 〇 | ▲ | ▲ | 〇 |
16位 | レオパレス21 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
17位 | グローバル・リンク・マネジメント | 〇 | 〇 | △ | ▲ |
18位 | 飯田グループHD | 〇 | 〇 | △ | ▲ |
19位 | 日本グランデ | ◎ | 〇 | △ | △ |
20位 | 穴吹興産 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
21位 | 中央日本土地建物 | 〇 | ▲ | 〇 | ▲ |
22位 | 野村不動産 | ▲ | ▲ | 〇 | 〇 |
23位 | 東急不動産 | ▲ | ▲ | 〇 | 〇 |
24位 | ムゲンエステート | 〇 | 〇 | △ | ▲ |
25位 | ビーロット | 〇 | 〇 | △ | ▲ |
26位 | 東京建物 | ▲ | ▲ | 〇 | 〇 |
27位 | ディア・ライフ | 〇 | 〇 | × | ▲ |
28位 | 長栄 | 〇 | ▲ | ▲ | ▲ |
29位 | インテリックス | 〇 | ▲ | ▲ | ▲ |
30位 | サンセイランディック | 〇 | ▲ | ▲ | ▲ |
31位 | ジェイ・エス・ビー | 〇 | ▲ | 〇 | △ |
32位 | And DoHD | 〇 | 〇 | △ | △ |
33位 | property technologies | ◎ | ▲ | × | △ |
34位 | アールエイジ | 〇 | ▲ | ▲ | △ |
35位 | 東武住販 | 〇 | ▲ | ▲ | △ |
36位 | フジ住宅 | 〇 | △ | 〇 | △ |
ヒューリックや三井不動産、三菱地所、森ビルなどの大手デベロッパーは皆さんもご存じかもしれませんが、意外な結果な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
京阪神ビルディングはデータセンター専用ビルやウィンズビルを運営、平和不動産は証券取引所ビルを運営、テーオーシーもTOCビルを運営と、確かな収益基盤となるビルの開発・テナント事業を主に運営している企業です。
有名デベロッパーは家賃補助などの福利厚生も含め年収はべらぼうに高いものの、時期・プロジェクトによっては残業時間が長くなることもあるため、ホワイトという点では結果的に1位には京阪神ビルディングが輝く形となりました。
上位10企業は福利厚生など具体的にホワイトなポイントもまとめておりますので是非ご覧ください!
また、覚えておいてほしい点として、上位企業は新卒上がりの人が社員の多くを占めているため中途での入社ハードルは高いです。
しかしながら、統括部門などに比べて営業職は中途入社も受けつけていたり、地方での採用もたくさんあるケースがありますので、もし中途から入社を目指す方は営業や地方の枠を狙うのも1つの手でしょう。
またランキング内に記載ある企業で、中途採用を比較的募集している弊社オススメ企業については次の章でより詳細な紹介をしております。
2-2.ランキング上位企業の紹介
1位 京阪神ビルディング
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
60人 | 48.9歳 | 9.3年 | 1,116万円 | 14時間 | 70% |
・前年度の女性の育児休暇取得率100%・平均有給休暇取得日数15.6日とワークライフバランス◎
2位 平和不動産
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
98人(単体) | 43.1歳 | 15.1年 | 1,120万円 | 20時間 | 70% |
・スーパーフレックスタイム制度やノー残業デー、プラスワン休暇(2日間以上の有給休暇を取得する際に+1日分の休暇付与)といった制度も
3位 三井不動産
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
2,049人(単体) | 40.3歳 | 10.6年 | 1,289万円 | 28時間 | 72% |
・1年間に10万円分のポイントが付与され、自己啓発やレジャー・トラベル等の様々なメニューの利用が可能 (=選択型福利厚生制度)
・育児休暇からの復帰率100%で男性の育児休暇取得率も100%
4位 ヒューリック
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
222人(単体) | 38.7歳 | 6.3年 | 1,908万円 | 29時間 | 83% |
・出産祝い金は第3子以降は100万円と破格。育児休暇制度も充実。 ※第1子は10万円、第2子は20万円
・カフェテリアでは、朝は軽食、お昼はお弁当が無料で提供される
5位 テーオーシー
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
71人(単体) | 41.1歳 | 16年 | 731万円 | 20時間 | 76% |
・子育てや介護時の休業・時短勤務の許可、さらにテレワーク勤務やフレックスタイム、有給休暇の繰り越しの導入などワークライフバランスを推進
6位 地主
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
60人(単体) | 38.8歳 | 3.5年 | 1,718万円 | 22時間 | 75% |
・子育て支援も充実。育休取得率100%
7位 森ビル
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
1,568人(単体) | 43.5歳 | 16年 | 955万円 | 27時間 | 70% |
・全国10か所の保養所の利用が可能
・テレワーク勤務やスーパーフレックス制度でワークライフバランスのメリハリつけやすい
8位 三菱地所
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
1,184人(単体) | 40.3歳 | 13.8年 | 1,273万円 | 31時間 | 67% |
・やや忙しいが、テレワーク勤務やスーパーフレックス制度でワークライフバランスのメリハリつけやすい
9位 コスモスイニシア
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
612人(単体) | 38.3歳 | 10.5年 | 745万円 | 25時間 | 72% |
・Next Good休暇(半期毎に、定休2日+有給3日の5日連続の休暇取得で3万円支給される)制度あり
・メモリアル休暇(誕生日月に年次有給休暇のうちの1日を「メモリアル休暇」として扱い、1万円の手当を支給する)制度あり
10位 センチュリー21・ジャパン
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
87人 | 47.7歳 | 10.9年 | 766万円 | 21時間 | 82.8% |
・産休・育休復帰後の託児所費用を会社で負担するなど、子育て支援に積極的。
前の章では、ランキングおよびランキング上位企業について紹介してきました。
ただ、前述した通り、ランキング上位の企業(デベロッパーは特に)は新卒上がりの人が社員の多くを占めています。
この記事を読んでいる方の中には中途入社を目指している方も多くいるかと存じますため、
この章では、比較的中途採用も募集している企業について不動産業界に特化した転職エージェントである我々が紹介できればと存じます。
特にこれらの企業は
オススメ企業① コスモスイニシア
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
612人(単体) | 38.3歳 | 10.5年 | 745万円 | 25時間 | 72% |
・産休・育休取得率100% 復帰率100% 男女関係なく、長期的に働ける環境
・従業員の自発的な「学び」や「成長」をバックアップする自己啓発支援制度あり、メリハリのついた環境で力をつけたい人にもおすすめ
オススメ企業② シーアールイー
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
232人(単体) | 38.8歳 | 6年 | 746万円 | 20時間 | 70% |
・コアタイムなしのスーパーフレックスタイム制を導入しており、ワークライフバランスが取りやすい。
オススメ企業③ グローバル・リンク・マネジメント
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 | 平均残業時間 | 有給消化率 |
---|---|---|---|---|---|
129人(単体) | 35.0歳 | 5.5年 | 818万円 | 18時間 | 75% |
・自社ブランドマンションを社宅として提供。家賃負担をさらに減らせる。
※その他のオススメ企業もこちらの動画でご覧ください!
4.不動産業界ではブラック企業が減りホワイト企業が増えている?
4-1. ホワイト企業が増加している背景
不動産業界は「社員が定着しない」というイメージが強いのですが、近年では離職率が少しずつ減少しており、令和5年で16.3%と、全業種平均とほぼ変わらない数値感となっております。
不動産業界より離職率の高い業界は以下の通りです。
宿泊業、飲食サービス業…26.6%
サービス業…23.1%
生活関連サービス業、娯楽業…28.1%
出典:厚生労働省 | 令和5年雇用動向調査結果の概況
では、なぜホワイトな企業が増えているのでしょうか?
不動産業界に限らない内容もございますが、ホワイト化が進んできている理由を紹介していきます。
また、1点補足になりますが、不動産業界は、職種によって仕事のハードさが全く異なります。
不動産業=営業というイメージが強いですが、事務や管理の仕事であればハードな環境が得意でない人や女性でも安心して働けるケースが多いです
4-1-1. 労働法改正
近年、長時間労働の常態化による様々な問題に端を発して、日本では労働基準法の改正が進められ、2024年4月からは新しい規制が適用されました。
これにより時間外労働の上限が月45時間、年間360時間に設定され、違反した場合には罰則が科されることになっています。
このような法改正により、企業は労働環境の改善を求められています。不動産業界では、長時間労働が常態化しがちなため、法改正を契機にホワイト企業としてのイメージを強化するための取り組みを進める企業が増えています。
4-1-2. 業界の透明性向上
上の内容と被りますが、業界全体の透明性向上はホワイト企業の増加に寄与しています。
企業が労働条件や業務内容を明示(情報開示)することが求められ、労働者は自分の働く環境についてより多くの情報を得られるようになりました。
2024年4月からは、労働契約の締結時に明示すべき労働条件が追加され、労働者が将来の配置転換や業務内容の変更についても予測可能性を持てるようになります。
明らかにブラックとわかる企業には誰も応募しないため、結果的に自浄作用が働く形となっています。
また、規模が拡大し上場するとなった結果、コンプライアンスの強化を迫られてホワイト化するケースも続出しています。
4-1-3. 少子高齢化と競争環境の変化
不動産業界は新規参入がしやすい産業であるためさらに競争が激化しております。
実際、2016年から2021年で事業者数が約24,000社増加と全産業の中で最も事業者数が増えている産業です。
しかし、当業界では転入率より離職率の方が高いため、人手不足が続いており、特に若年層の労働力が不足していると言われております。
このため、企業は人材を引き留めるために、給与の引き上げや福利厚生の充実など、人材確保のための取り組みを進め、ホワイト企業としてのイメージを強化しようとする企業が増えています。
出典:中小企業庁 | 中小企業白書 中小企業の企業数・事業所数
4-1-4. 集客スタイルの変化
企業によりますが昔と今では営業スタイルが変化しているのもあります。
具体的には、Web集客のさらなる一般化に伴い、買う意思のない人を対象にする飛び込み営業から反響営業へスタイルが移行しています。
非効率で顧客に叱られる可能性の高い方法を自ら進んで取り組みたい人は多くありませんしね。
4-2. 業界全体の働き方改革の事例
また、働き方改革に向けた各企業の取り組みとして、以下のような事例が挙げられます。
まだまだ古い体質の企業も負い業界のため、このように労働環境の改善に努めている企業はホワイト企業である可能性が高いでしょう。
- 業務効率化のためのシステム導入: 不動産業務支援システムを導入し、顧客情報管理や書類作成業務の効率化が進んでいます。
- テレワークの導入: オンラインでの重要事項説明や契約書の電子化により、対面業務の負担が軽減され、柔軟な働き方が可能になっています。
- 福利厚生の充実: 社員の健康やワークライフバランスを重視し、有給休暇の取得促進やフレックスタイム制度を導入する企業が増えています。
5.不動産業界でホワイト企業に就職・転職する方法
前の章でも少し触れましたが、ホワイト企業が多い大手企業は、新卒の採用が中心です。
しかも街の開発事業など巨大プロジェクトに携わるため高学歴が必要です。したがって大手企業に就職する条件としては、高学歴の新卒という肩書が必要でしょう。
しかし大手企業でも中途採用の募集をしているところもありますから、必ずしも新卒でなくても大丈夫です!
ホワイト企業であるかは自分との相性も重要なポイントなので、宅建Jobエージェントなどの転職エージェントを活用すると良いでしょう。
5-1.転職しやすいのは「営業」
転職しやすいのは何と言っても「営業」になります。
営業なら、基本的に学歴・性別・職歴が不問なため採用率が高いのです。実力が全ての世界のため、成果を上げれば中途採用でも、めきめきと頭角を表すことができます。難しい案件も勉強をしていくことで、きちんとこなせるようになりますから安心してください。
最終的には学歴より実績がある人の方が出世できるのが不動産業界なのです。
ただ「営業は少しハードルが高いかも…」と考えている方は、管理や事務などをおすすめします。これらの職種も比較的転職しやすい方と言えるでしょう。
特に事務は、パートも可能なので主婦の方や子育て中の女性でも、家庭とのワークバランスを図りながら働けます。
不動産業界で中途採用はOK?転職成功する履歴書の書き方や面接対策も解説
5-2.不動産業界でホワイト企業に就職・転職するなら業界理解が必須!
不動産業界には様々な会社が混在しています。
業種は「開発」「売買」「賃貸」「管理」と大きく4つに分類され、職種も「営業」「管理」「事務」と多岐に渡りますから、就職や転職をする際にはまず、業界理解と職種理解が必須でしょう。
5-2-1.不動産業界の業種
不動産業界の業種は大きく分けると「開発」「売買」「賃貸」「管理」の4つに区分されます。
それぞれの業種の内容を簡単に表に表にまとめましたのでご覧ください。
※開発と売買はセットのケースが多いため併せて解説しております。
業種 | 仕事内容 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
売買(仕入れも含む) | 土地取得や物件を購入し新築分譲マンション・戸建として分譲・投資用物件として販売する | 成果を上げれば高収入が得られる | ・休日が少なく残業が多い ・ノルマに追われる |
賃貸 | 住宅・店舗などを借りたい希望者に、賃貸物件を仲介する | 売買ほどノルマがきつくない | ・休日が少なく残業が多い ・土日祝日は休めない |
管理 | 区分マンションや賃貸マンションのメンテナンス、家賃・管理修繕費の出納や総会の手配などを行う | 土日祝日は基本的に休みで、ノルマがない | ・クレームの対応に苦慮する ・管理費用は粗利益が少ない |
不動産業界の職種は4種類!仕事内容・平均年収も解説!
5-2-2.不動産業界の職種
ここでは不動産業界の職種について、わかりやすく表にまとめました。
どの職種もメリット・デメリットがそれぞれありますので、自分の条件に合致した職種を選べば失敗しないでしょう。
職種 | 仕事内容 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
営業 | ・売買・賃貸物件の紹介や土地・建物の販売 ・物件の活用方法について相談を受託 |
・成績が良ければ年齢問わず高収入 ・採用のハードルが低い |
・ノルマがきつく上司も厳しい ・休日が少なく残業が多い |
管理 | ・オーナーから管理業務の委託を受ける ・入退去手配や修繕、家賃管理が業務 |
・休日がきちんとあり残業は滅多にない ・ノルマがない |
・クレーマー入居者に振り回されることもある |
事務 | ・来店したお客様の受付対応をする ・書類作成など営業のサポート業務をする |
・基本的に定時に帰れる ・パートでも採用され既婚女性に最適 |
・給料はあまり高くない ・同じような仕事が多い |
5-2-3.きちんとしたリサーチは転職エージェントにお任せ!
転職活動をする際に、ネットやハローワークなどの求人情報が閲覧できますが、企業の内部的な実態などはプロでないと正確な情報をつかみにくいものです。
その点、不動産業界の職種に特化した宅建Jobエージェントならば、あらゆる不動産会社の求人情報をたくさん保有していますから、きちんとした会社選びを実現することが出来ます。
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6.「不動産業界 ホワイト企業」のまとめ
今回は不動産業界におけるホワイト企業について、詳しく解説をしていきました。
不動産業界はブラック企業ばかりではありません。社員が希望と喜びを持って働けるホワイト企業も存在しているのです。ただ、いくら素晴らしい会社と言えど、自分にぴったり合った会社でないと長続きしない心配もあります。
また、どの会社がホワイト企業なのかは個人のリサーチ力だけでは調べ上げるのも難しいのが実情です。できるだけ転職エージェントなどプロの手を借りて、きちんと内情調査する方が良いでしょう。
その点、不動産業界に特化した宅建Jobエージェントならば、企業の実態が調査済みですから、安心して転職活動を進められますよ。
プロのキャリアアドバイザーが親身になって相談に乗り、あなたの不安の一つ一つにきちんと答えさせていただきます。未経験の方でもばっちりサポートしますから大心配いりません。相談や登録はもちろん無料です。
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