宅建は過去問だけでは無理?やれば受かる?一発合格に必要な勉強方法を紹介【繰り返し回数・いつから】
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「傾向と対策」が試験にはつきものです。「過去問」は試験の傾向と対策で最も重要なものですね。大学受験の赤本が一番わかりやすい例です。
宅地建物取引士試験=宅建試験も、過去問が公開されていて、「過去問をしっかり勉強すれば受かる」という話は非常によく聞きます。本当なんでしょうか?
どんなふうに過去問を利用すればよいのでしょう?気になりますよね?
そこで記事では、過去問の上手な利用方法を解説します。
過去問をうまく利用して一発合格を狙いましょう!
- 宅建試験は過去問だけやれば受かる?
- 合格最短距離の過去問勉強方法は?何年分を何回繰り返す?
- 過去問集の選び方は?
目次
1.宅建試験は過去問だけでは合格は無理?
1-1.過去問とは
試験の出題のくせ、ひっかけ問題のパターン、傾向を把握するなら過去問=過去の本試験に出題された問題を解いてみるのが一番です。赤本が各大学の入学試験出題傾向を研究するための定番である理由も同じですね。
下記のリンクが公式の過去問です。
※令和元年までの6年分。リンクをたどると、昭和63年からの問題は全て掲載されています。
1-2.過去問だけで合格できる?
「過去問をしっかり勉強すれば受かる」という言葉はよく聞かれますし、それはある意味ではその通りです。ただし「過去問だけを」というと話は別です。「過去問に集中して」合格を狙うケースとして、
- 短時間で独学合格を狙う(ただし最初にテキストの通し。過去問の不正解問は徹底してリピート)
- 再受験組の2度目以降の学習
- 法律や他の法科系の資格学習歴あり
などあり得ますが、それでも難しいでしょう。まして初学者がただ「暗記」だけで「理解」ができないまま同種の別の問題を解くと、少し言い回しを変えたりされると途端に分からなくなってしまいます。
確かに過去問で難問以外の普遍的な問題の解答力をつけることはできます。
しかし特に「権利関係」分野などの法令の事例問題は、暗記だけでは対応困難といえます。中には出来る人もいるかもしれないですが、かなり珍しいのでおすすめできません。わざわざ危ない橋を渡ることはありません。
※ツイートの検索でも目立つのはこのような声ですね。
宅建の場合
過去問を解けってよく言われるが、過去問を解くだけでは、本試験でちょっとひねりを入れられたら終わり‼️
過去問をテキスト代わりに、この問題を、自分なら、こう引っ掛ける‼️って言うところまで、意識できれば、間違い無く伸びますよ^_^
過去問の周辺知識
原則と例外とか関連知識 pic.twitter.com/OPEE9JcXP7
— ittusy- (@hiro99999) May 30, 2020
2.宅建試験の過去問の使い方
初めての受験であれば過去問は、「基本参考書」「予想問題」と併用して使うのが良いでしょう。
2回目以降でも、過去問だけというのは難しいです。私は2回目の受験での合格者なのですが、2年目の学習で「これはこういうことなんだ!」という理解が沢山ありました。それは過去問だけでは気づきえないことなんです。
下記リンクでも触れていますが、効率の良い暗記には、「繰り返し」のほかに「意味づけ」「関連づけ」が大事な役割を果たします。
3.宅建試験の過去問は何年分?何回繰り返す?
3-1.何年分?何回?
過去問に関してベストな成果といえば、「過去12回分を完璧に解けるようになる」などに違いありません。
決めた勉強法にもよるでしょうが、限られた時間のなかでは現実的には難しいですし、予備校通学者は課題をクリアするほかにそこまでたどりつく余裕はないのがほとんどでしょう。過去3年分を最低でも3回から5回、などと決めてやることです。
ちなみに私は3年分を暗記レベルで繰り返すというのを決めてやりました。これは1問1答で600問に相当します。暗記レベルは結構しんどかったです。
たとえば1日あたりに取れる勉強時間が決まっているとして、その中で過去問の時間を決めて1セット、2セットと繰り返す。初めて解く過去問は、本番の試験と同じ時間設定で本番のように利用して初回採点をするなど、工夫したやり方もあります。
宅建の試験勉強でなにより重要なのは「苦手部分、出来ない問題を明らかにして克服する」ことなので、ただ漫然と繰り返すのは無意味です。過去問からも「できない、苦手な」問題を拾い出してそこを繰り返し攻めることこそが重要です。
3-2.過去問の前に
宅建の学習を始める時期は、まずマンガなどでもかまわないので、ある程度宅建の概要・全体像を掴んでしまうのをおすすめします。それができた時点から過去問に取り組むのが良いです。
それでも最初のうちは過去問はいかめしく感じますし、なかなか解けないですが、脳にだんだん定着し、問題形式もつかめるため、学ぶ内容がどのように出題されるのかが頭の中でつながって、ポイントを掴むことができるようになってくるのです。
この状態になって初めて、「過去問」があなたにとって「効率のいい学習の手段」になります。
4.宅建試験の過去問集を選ぶ際の注意点
4-1.必ず最新のものを選ぶ
過去問集は、古いものを使うのは「ご法度」「NG」です。
過去問自体は内容が変わらないので古くても良さそうなものですが、解説の問題です。法改正などの際に法令の解釈や法規自体に変更が出るため、それに対応した解説が必要になるのです。
2020年の宅建試験も4月施行の民法改正で、過去問の正答が変わるなどありますので、最新の対応が必須です。
4-2.回答が見開きになっているものを選ぶ
よく解説や回答ページが末尾にあり、ページを行き来しながら読むようなテキストがありますが、時間のロスですし気が散ります。
「読み、考えた」直後にすぐ「答えや解説を参照」する繰り返しが大脳生理上、理想の記憶方法です。
下で紹介している「出る順宅建士」シリーズなどは、理想のレイアウトになっています。
4-3.手に取り自分が読みやすい本を選ぶ
自分にとって「読みやすい」という要素は様々でしょう。レイアウトの他、解説ごとの文章量や文字の大きさ、版型などじっくり検討しましょう。
「宅建試験」の「過去問集」というとさすがに一見ニッチなくくりのようで、相当な数が出版されています。
4-4.おすすめ問題集
※12年分の過去問題を掲載。「やさしかった」年度順に解いていきます。重要度、難易度も把握でき、民法大改正にも対応しています。
※こちらは「過去問中心」学習とは正反対の問題集選びです。1問1答のオリジナル問題を、アプリなどを活用して「出る順」で身につけてゆきます。通勤通学時学習にも向きます。
5.「宅建 過去問だけ」のまとめ
今回は「宅建は過去問だけでは無理?やれば受かる?」というテーマで解説をしました。宅建試験の攻略に過去問は重要ですが、色々な視点から試験勉強をとらえ、自分に合った方法を探しましょう。
- 「宅建試験」を過去問だけで合格するのは困難。他の勉強とうまく組み合わせる。
- 「宅建試験」の過去問を活用して、合格最短距離をめざそう。
- 過去問集選びは自分に合ったものを。
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