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「賃貸不動産経営管理士」試験は毎年11月中旬に行われますが、2019年以降からちょっと様子が変わってきています。問題数と試験時間も増え、出題範囲の法令改正も施行されます。
「何点取れば合格できるんだろう?」
「これから難しくなるの?準備はどうすれば?」
「どのくらい勉強すればいい?」
「賃貸不動産経営管理士」は「国家資格化」され、昨年から合格率も下がって難化しています。今年以降の試験の動きも大変気になるところです。
宅建などに比べるとまだ歴史の浅い資格ですし、また色々変化が出るのでは?と心配になりますね。
ということで、「賃貸不動産経営管理士」の合格点について解説します。この記事でみなさんがモチベーションを高め、勉強に集中できるようになればと思います。ぜひ最後までお読みください!
目次
1.賃貸不動産経営管理士試験2021(令和3年)の合格点は?
令和3年の「賃貸不動産経営管理士」試験の合格点は50点満点中のなんと40点、合格率は29.8%からアップして31.5%でした。
受験者数は前年27,338人に比べて32,459人と増加しています。
1-1.合格率
合格率は大幅アップと言えますね。「まだチャンスだからここで絶対に受かる!」という受験者の総意です。
合格ラインが40点にまで上がったのは、得点力が高かったことを意味しており、昨年受験した筆者は5問免除で2問間違えて43点だったのですが、つまり5問免除を受けていなければ合格ラインぎりぎりだったことになります。
そこそこ自信があったので、「みんな勉強していたのだな」と思わされました。
問題も「圧倒的に難しくなった」と言え、宅建にあるようなひっかけを誘う問題、暗記力を問う問題が増えているのも明らかです。
1-2.合格ライン
合格点が29点と、前年と変化がないのは、「7割強を得点できる受験生を合格にしよう」という部分では変わらないということですね。
1-3.2020年より50問・120分試験に
さて今年の試験ですが、2020年から本試験の問題数が40問から50問に増加、試験の時間が90分から120分に拡大されました。
出題範囲はもちろん変わりませんが、「賃貸借契約」「賃貸業への支援業務」分野を中心に、出題の内容が幅広くなることは予想されます。
2021賃貸不動産経営管理士試験は50問中40点が合格点て、80点てことですか…
これ難易度自体はそこまでではないからだと思うけど3割近く運に任せてる自分だったら受からないだろうなhttps://t.co/A2EnbOGzmW— Yura ×2 Traffic (@kovawin) January 7, 2022
2.賃貸不動産経営管理士試験の合格点の推移
では、試験にどういう変化が起きているのか、具体的に考えてみましょう。この表は過去8年間の賃貸不動産経営管理士試験の結果です。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
---|---|---|---|---|
平成25年度 | 3,946人 | 3,386人 | 85.8% | 28点 |
平成26年度 | 4,188人 | 3,219人 | 76.9% | 21点 |
平成27年度 | 4,908人 | 2,679人 | 54.6% | 25点 |
平成28年度 | 13,149人 | 7,350人 | 55.9% | 28点 |
平成29年度 | 16,624人 | 8,033人 | 48.3% | 27点 |
平成30年度 | 18,488人 | 9,379人 | 50.7% | 29点 |
令和元年度 | 23,605人 | 8,698人 | 36.8% | 29点 |
令和2年度 | 27,338人 | 8,146人 | 29.8% | 34点 |
令和3年度 | 32,459人 | 10,240人 | 31.5% | 40点 |
大きく変化し始めたのは表の赤字部分、この4年であることが分かります。受験者は年々増え続け、昨年は激増していますが、そこは着目点ではないと言えるかもしれません。
実は、「問題を難しくして、合格率を下げた」背景には、賃貸不動産経営管理士を国家資格化するプロセスであった点があります。
国家資格化するにはそれなりの人材と認められる人を合格させる必要があるため、試験は難化、合格率は、ゆくゆく宅建士試験の15%~17%レベルまで下げるとも考えられます。
しかし!悲観することはありません。
難化すれば、難しいのは受験者全員同じです。
2-1.でも今ならまだチャンス! 2022年試験の攻略
国家資格化のために難化を進めると言っても、公的な試験である以上一定の合格者も出さねばならず、資格予備校や教材などの対応も必要になってきます。あまりに急激な変更にはムリがあるのです。
試験が始まって日が浅く=過去問が少なく、見たことのない問題、難問が出題されやすいですが、それも限度があります。誰も回答できない問題を出題しても、正解率を下げることにしかならず、正解者の学力の証明にはできないです。
また、この数年の試験の合格率低下は、国家資格化をにらんで「比較的簡単な今のうちに!」と、あまり勉強せずに駆け込み受験をした人が多数居たことも、要素として十分考えられます。
合格に要する勉強時間めやすも、これまでは100時間程度と言われていますが、2021年の試験を見る限り、実務経験があって宅建合格者でも、100時間では合格ギリギリという印象です。
とはいえこれからまだ難化が予想されますし、賃貸不動産経営管理士を受験するなら、「今はまだまだチャンス」といえるでしょう。
では、今年以降の試験をどのように対策したらよいでしょう?
2-1-1.住宅政策・賃貸住宅マーケットへのヴィジョンを持ち、応用力をつける
「賃貸不動産経営管理士」はマークシート回答なのに、応用力を受験者に問う試験と言われます。
まずは賃貸物件の管理上関連する法的な内容の整理(宅建試験の権利関係に相当)と、制度改正の行われた賃貸住宅管理業法のマスターは必須です。
また、普段から(今からでも)住宅政策・賃貸住宅マーケットのニュースに関心を持ち、自分なりに「こんなふうになるな。なるといいな」という予測・ヴィジョンを持つことで応用する力・解答力を上げましょう。
2-1-2.暗記勝負の科目は重視し、点を落とさない
「賃貸住宅管理業者登録制度」「建物・設備の知識」など、合計で11問の出題ですが、暗記が効く科目です。暗記対応できるところはしっかり得点できるよう対策しましょう。
2-1-3.得意分野を作る
難問の「賃貸借契約」「賃貸業への支援業務」は、深入り禁物な領域でもあるのですが、最初に述べたヴィジョンにからめて、これらの分野の中で例えば「税」など、得意な項目を作っておくと、のちに実務にも役立ちますよ。
大げさに考えず、簡単なことをひとつからでもよいと思います。
2-1-4. 5問免除はぜひ受ける
4問免除は今年以降から5問免除となり、講習受講によって試験から5問が正解とされます。(本年は申込み終了)
受講料18,150円とテキスト代4,054円がかかりますが、合格率のアップは宅建の4~9パーセントに徐々に並んできました。5問の正解はやはり相当大きいです。
出典:令和2年度 賃貸不動産経営管理士講習(試験の一部免除)=賃貸不動産経営管理士・公式
2-2.2022年の合格点は?
昨年40点で、また必ずや受験者数は増えますし、合格点は下げつつ問題を難しくしてフィルターを強化する方向でしょうか?
以下のブログは本番試験終了後に、各予備校や有名講師の合格点予想的中を掲載するものですが、昨年のほとんどの有名予備校の合格ライン予想は35点程度に設定されていましたが、実際は大幅に高い合格点となりました。
令和4年度(2022)賃貸不動産経営管理士試験合格ライン・合格点ボーダー予想および解答速報(賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ)
結論、今のところは「普段の練習問題や模試で7割から8割得点を目標に勉強する」というのが良いと考えられます。
3.賃貸不動産経営管理士試験の合格点が発表される場所
合格通知等は合格者にのみ発送されますが、主催者のWebサイトでも合格者受験番号が記載されます。合格通知の届く前に、ついWebは見てしまいますよね。
4.「賃貸不動産経営管理士 合格点」のまとめ
以上、「賃貸不動産経営管理士 合格点」というテーマで解説をしました。何点を目標に勉強すればいいか、注意すべき点などを通して、本番試験への不安は少し軽くなったでしょうか?
難しくなったとしても、国家資格化すれば勉強したメリットはちゃんと還ってきます。勉強に自分なりのポイントと目標を定め、落ち着いて準備に取り組みましょう。
- 「賃貸不動産経営管理士」試験は2019年以降は難化傾向。合格者数減少。
- 国家資格化をにらんで受験者は増えているが、まだまだ受けるチャンス!
- 普段から7割得点できる実力を目指そう。
- 合格発表は合格者への郵送通知とWebで受験番号発表。
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