賃貸不動産経営管理士は意味ない?取得のメリットと将来性を解説
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「賃貸不動産経営管理士は意味ない」と言われることもありますが、本当にそうでしょうか?
この記事では、賃管士のメリットや将来性について詳しく解説し、資格取得があなたにとって価値あることかどうかご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、賃管士の将来性について考えてみましょう。
目次
1.賃管士は取るべきではない?
結論から言うと、現時点では、賃貸不動産経営管理士の資格を取得する意味はないかもしれません。
現行法では、賃管士にしか対応できない業務も特にありません。
賃貸管理業者に対して設置を義務付けられている業務管理者には、宅建士でもなることができます。
しかしながら、将来的に法改正によって状況が一変する可能性もあります。
例えば、管理受託契約の重要事項説明が賃管士の独占業務になったり、業務管理者になるための要件が賃管士のみになるといった改定が行われることが考えられます。
実際、2021年4月に国家資格として認定されたことによってその流れはさらに加速しています。
※賃管士は国家資格なのか?についてはこちらの動画をご覧ください!
今の段階から、賃管士資格を必須条件にして、人員を確保しようとしている不動産管理会社も少なくありません。
試験も今は宅建士や管理業務主任者など他の不動産系資格と比べて簡単と言われていますが、需要の増加に伴って難化していくことも十分考えられます。
そのため、今はそこまで必要とされなくても、将来的に賃貸管理業に携わりたい方は早めに取得しておくことをおすすめします。
※求人に関してはこちらの記事もチェック!
賃貸不動産経営管理士の求人は多い?少ない?資格手当の相場も解説
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2.賃管士は意味ないと言われる理由
将来的な期待はありますが、現状では意味がないという人が多いのも事実です。
その理由には、主に次の3つがあります。
- 独占業務がない
- 宅建士で替えが利く
- 就職・転職に活かしづらい
1つずつ見ていきましょう。
独占業務がない
賃管士は意味ないと言われる理由の一つ目は、独占業務がないからです。
よく比較される宅建士には、契約時の重要事項説明などの独占業務が存在し、資格取得の価値が明確です。
賃貸住宅管理業にも、管理受託契約を締結する際に重要事項説明を行いますが、現行法では賃管士を持っていなくても対応可能な業務となっています。
そのため、賃管士を取得する意味はないと言われているんです。
宅建士で替えが利く
賃管士は意味ないと言われる理由の二つ目は、宅建士で代替可能であるからです。
賃貸管理業者には、業務管理者という人員の設置が義務付けられているんですが、この業務管理者になる要件が賃管士、もしくは講習を受けた宅建士なんです。
宅建士でも指定講習を受けることで業務管理者になれることから、宅建士さえいれば賃管士は必要ないと言われることがあります。
就職・転職に活かしづらい
賃管士は意味ないと言われる理由の三つ目は、就職・転職に活かしづらいからです。
賃管士が必要とされるのは、賃貸管理業に限られますし、前述の通り独占業務や設置義務等もないことから、賃管士を持っていて選考で優遇を受けられる機会はあまり多くありません。
3.賃管士を取得するメリット
意味ないという意見が多いかもしれませんが、取得することで受けられるメリットも確かにあります。
ここでは次の3点に絞ってみていきましょう。
- 賃貸管理の実務知識を習得できる
- 会社によっては資格手当が出る
- 将来性が高い
賃貸管理の実務知識を習得できる
賃管士の試験では、実務に基づいた問題が多々出題されるため、取得の過程で必然的に実務知識を習得することになります。
たとえば、退去時の原状回復費用についての対応や入居者トラブルの未然防止といった知識は、実務で即戦力として役立ちます。
資格取得を通じて賃貸管理に関する深い知識を習得することで、現場でのトラブル処理能力も向上し、就職後に強みを発揮できるでしょう。
会社によっては資格手当が出る
賃貸不動産経営管理士の資格を持っていることで、企業によっては資格手当が支給される場合があります。
手当の相場は月額5,000~10,000円程度で、年間で最大十数万円ほどの恩恵を受けられる事になります。
将来性が高い
今後の法改正により、賃管士の将来性は大きく期待されています。
具体的には、管理受託契約の重要事項説明が賃管士の独占業務となる可能性や、業務管理者の要件が賃管士に一本化される可能性が高いと言われています。
これらの変更により、賃管士が「賃貸管理版の宅建士」としての役割を担うことが予測されており、資格保有者の市場価値が向上することが期待されます。
国が賃貸管理業者に専門知識を持たせようとする動きが背景にあり、資格取得の価値が今後さらに高まるでしょう。
4.賃管士の仕事内容
賃貸不動産経営管理士の仕事は、賃貸物件の管理が主な仕事で、
「賃貸管理にまつわる業務のプロ」とイメージしておくと良いでしょう。
具体的には、
- 管理受託契約の締結
- 入居者の募集
- 賃料の回収
- トラブル対応
- 原状回復工事の対応
など、多岐にわたる業務を行います。
特に、入居者のトラブル対応においては、住環境の安全と安心を提供するための防止策を策定し、家主と入居者の橋渡し役として信頼される存在です。
不動産オーナーにとっては資産の活用を助けるコンサルタントであり、入居者にとっては生活の支えとなる賃貸の専門家と言えるでしょう。
「賃貸不動産経営管理士は意味ない?」のまとめ
賃貸不動産経営管理士は、現状では急いで取得する必要はないかもしれません。
しかし、将来的な法改正や業界の動向によって、その重要性が大きく増す可能性があります。
持っていて意味がないということは決してないので、ぜひ取得を目指して勉強してみてください。
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