不動産鑑定士の年収は3000万円を超える?独立・現状や将来性も解説!
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「不動産鑑定士」は、不動産業種の中でもステータスの高い、人数も希少な資格です。
「不動産鑑定士の年収はどのくらい?沢山稼げる?」
「独立したら年収は上がる?」
「忙しくて惨状?現実と将来性は?」
このテーマはネット上でもいろいろな意見が上がっているため、本当のところはどうなのか、気になりますね?
ということで今回は、「不動産鑑定士」の年収について見ていきましょう。これから目指す方、キャリアアップでダブルライセンスを狙う方、最後までお読みください!
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目次
1.不動産鑑定士の平均年収は高い?難易度の割には低い?
不動産鑑定士の年収は平均すると、約700〜800万円となっています。サラリーマン形態が多いので月給+ボーナスの形です。
働く企業は不動産会社以外にも、金融、建設、保険など幅広いため、年収の点も一概には言えないという面も出てきます。
どのあたりの業種に高収入が多いかというと、外資系金融やアセットマネジメント=投資部門に所属する鑑定士は、年収が高い傾向にあります。
企業にもよりますが年収も年功序列的な会社が多いようで、以下のように年齢と年収が50代くらいまでは比例してゆきます。(赤字がピーク)
年齢 | 平均年収 | 給与 |
---|---|---|
20~24歳 | 474万円 | 30万円 |
25~29歳 | 590万円 | 37万円 |
30~34歳 | 648万円 | 41万円 |
35~39歳 | 740万円 | 46万円 |
40~44歳 | 831万円 | 52万円 |
45~49歳 | 931万円 | 58万円 |
50~54歳 | 997万円 | 62万円 |
55~59歳 | 989万円 | 62万円 |
60~65歳 | 673万円 | 42万円 |
そう考えると、高学歴で大手企業に入社した人の20代の年収がこれより高いこともあるので、苦労してなった割に、高いかと言われるとそうでもないとも言えますね。
ただ、弁護士・公認会計士と並ぶ「文系3大資格」であり、融資の際の信用保証など、社会的ステータスの評価もフィードバックされるでしょうし、年収だけでは測ることができない価値もあると言えるでしょう。
1-1.不動産鑑定士の初任給は?実務講習期間中の年収は?
これは、普通の大卒とほぼ同じの20万円程度となります。「実務修習者」は法曹界の司法修習生や、医師のインターンと同じで、将来を期待されつつあくまで見習い扱いとなる点に注意してください。
1-2.女性でも稼げる?
以下、不動産鑑定士・男女別の平均年収です。
年 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
2018年 | ¥6,396,000 | ¥6,684,800 |
2017年 | ¥8,236,899 | ¥2,401,200 |
2016年 | ¥7,291,000 | ¥5,612,000 |
2015年 | ¥7,414,800 | ¥3,068,400 |
2014年 | ¥7,130,100 | ¥2,760,000 |
2013年 | ¥6,359,600 | ¥3,846,900 |
2012年 | ¥7,093,900 | ¥3,959,600 |
2011年 | ¥8,582,200 | ¥4,494,100 |
女性は波がありつつ、上限が上がってきているのが分かります。仕事の性質上、現場ではきつく当たられるようなこともありますが、うまく対応して女性で活躍されている方もいます。
2.不動産鑑定士は独立すると年収が上がる?
独立後の年収は完全に、当然ですが完全に自分次第・実力主義となるので、仕事をとる能力があり、お客さんが途切れなければ、収入はサラリーマン時代より上がりますし、その逆で下がるケースもあるようです。
ただし年収だけでなく、仕事のしやすさや生きがいを求めて独立する人もいることでしょう。
いずれにせよサラリーマン鑑定士のままで年収2000万や3000万を目指すのは現実的ではないので、不動産鑑定士の「稼ぎ」で上を目指したければ、独立開業する必要があります。
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3.不動産鑑定士の将来性は?年収は上がっていく?
近年不動産鑑定士の絶対数が増えていて、単純に資格があるだけでは「食えない」可能性もありえます。弁護士でも年収200万円台の人がいるのと同じことで、それなりの居場所や、仕事への熱意も必要でしょう。
不況での年収減少、年功序列、上司への不満、「人の資産を値踏みする」という職業上の立ち位置からストレスもあり、「きつい」「辞めたい」という意見があるのも事実です。
ただし、企業買収、海外からの投資や株主向けの財務内容開示など、新しい分野に目をつけていくことで、需要が拡がって、年収が変わる可能性はあります。
就職する企業によって鑑定料が違うため、今後伸びそうな分野に強みを持っている会社を選ぶことが重要です。(取引の際の仲介報酬などと違い、受託する報酬額の目安が一律でない点が理由です)
不動産鑑定士は不動産ファンドとか、金融機関の不動産運用部の人が取りがちだから平均年収高く見えるけど、もはや鑑定士自体で食える職業じゃないからなあ。
※ウチの親父は独立系の不動産鑑定事務所を経営してそこそこ財をなしたが「今後はもう儲からんから辞めとけ」で息子には継がさず事業畳んだ https://t.co/mGV111ZbgE— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) December 12, 2019
また、安定が売りの仕事のようで、3年に一度の固定資産税評価替えの年は収入が増えたり、年次によって年収アップの機会があります。
評価替えのある年に、公募で選定される「鑑定評価員」に選ばれると評価の件数に応じて報酬が支払われるので、評価替えのある年は不動産鑑定士全体の平均年収が100万円以上アップすることもあります。
4.「不動産鑑定士 年収」のまとめ
以上、「不動産鑑定士 年収」というテーマで解説をしました。年収事情や独立成功の可能性について理解をいただけたでしょうか?
高いステータスを持つ不動産鑑定士ですが、「受かってしまえば安泰」というものではないようです。
しかし近年合格率も上がってやや狙い目感が出てきたこと、全国の不動産取引に「土地・家余り」など変化が起き、市場に動きが予想されること、他の資格と組み合わせて強みにするなど、今後も注目できる資格です。しっかり勉強して目指してみましょう!
- 「不動産鑑定士」の年収は700万~800万円。
- 収入は年功序列の傾向がある。
- 年収を増やすなら独立開業だが、増やせるかは自分次第。
- やりがい・きつさ・収入のバランス観もひとそれぞれ。
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