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マンション管理士と管理業務主任者ダブル受験は可能?難易度・おすすめテキストを解説

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マンション管理といえば、2つの国家資格が知られています。「マンション管理士」「管理業務主任者」です。一度にダブルで受験して、ダブルで合格できたという人も少なくありません

しかし「なぜダブル受験をする人が多いか」、そして「2つの資格を取得するとどのようなメリットがあるのか」という点について、実はよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、両試験のダブル受験について、その意味やメリット、ダブル合格に必要な勉強時間や勉強方法などを解説しました。ダブル受験を推奨する声は多いですが、「本当に2つも資格を取る意味があるのか」という点も含めて紹介します。

結論からすれば「ダブル取得すべき人もいれば、そうでない人もいる」というのが実態です。この記事を読めば、その判断基準必勝法がわかるはずです。

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

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この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。

1.マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験者が多い理由【メリット】

1.マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験者が多い理由

「マンション管理士」「管理業務主任者」は、ダブル受験する人が多いことで知られています。

たとえば「公益財団法人マンション管理センター」のアンケート調査を見ると、「マンション管理士」の85.2%もの人々が「管理業務主任者」を取得している実態がわかります。

「2つの資格をダブルで取得する人が多い」のは、いったいなぜなのでしょうか。主な理由を3つほど紹介します。

ポイント「マンション管理士」と「管理業務主任者」をダブル受験する人が多いことには理由があります。

1-1.いずれも「マンション管理」を取り扱うという共通性

まず1つ目の理由は、「マンション管理士」「管理業務主任者」も、同じく「マンション管理を扱う」という共通性がある点です。いずれの資格も、国土交通省が管轄しています。

もちろん「違い」もあります。「マンション管理士」は、マンション管理組合のためのコンサルタントです。マンションの維持管理の全般について、マンション管理組合をサポートするのが業務です。

マンション管理組合はマンション管理を「管理会社」に委託しますが、その「管理会社」の仕事ぶりをチェックするのも役割の一つです。

一方、「管理業務主任者」は、マンション管理会社の従業員が取得する資格です。また「マンション管理士」とは異なり「必置資格」とされています。

宅建業者の場合は「業務に従事する者」5人につき1名以上の「専任の宅建士」が必要です。そのため「必置資格」と呼ばれますが、「管理業者」も同じように、受託する管理組合30組合につき1人以上の「専任の管理業務主任者」が必要です。

しかし「マンション管理士」は「必置資格」ではありません

このような違いはありますが、いずれも「マンション管理」を取り扱うという点では共通性があります

ポイント「マンション管理士」「管理業務主任者」も、マンション管理を取り扱うという共通性があります。マンション管理の世界をきわめたいなら、ぜひダブルで受験すると良いでしょう。

1-2.試験範囲がほぼ重複している

2つ目の理由は、「マンション管理士」と「管理業務主任者」の試験範囲が似ているということです。

「いずれもマンション管理を取り扱う資格」という類似性があるため、出題範囲のかなりの部分が重複しています。そのため、1つの資格を勉強すれば、もう1つの資格にも対応できてしまうというメリットがあります。

具体的に解説すると、次のとおりです。

マンション管理士 管理業務主任者
法令等の範囲 試験内容 法令等の範囲 試験内容
1 マンションの管理に関する法令及び実務に関すること 建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、マンションの建替え等の円滑化に関する法律、民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)、不動産登記法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約書、マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等) 等 管理事務の委託契約に関すること 民法(「契約」及び契約の特別な類型としての「委託契約」を締結する観点から必要なもの)、マンション標準管理委託契約書等
2 管理組合の運営の円滑化に関すること 管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と判例、管理組合の会計 等 管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること 簿記、財務諸表論 等
3 マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物・設備の診断、大規模修繕 等 建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること 建築物の構造及び概要、建築物に使用されている主な材料の概要、建築物の部位の名称等、建築設備の概要、建築物の維持保全に関する知識及びその関係法令(建築基準法、水道法等)、建築物の劣化、修繕工事の内容及びその実施の手続きに関する事項等
4 マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等 マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等
5 上記1.から4.に掲げるもののほか管理事務の実施に関すること 建物の区分所有等に関する法律(管理規約、集会に関すること等管理事務の実施を行うにつき必要なもの)等
出題の根拠法令等は、試験実施年の4月1日現在で施行されているもの

この表を見れば、まだ試験勉強をスタートしていない人でも、いかに出題範囲が似ているかがわかるでしょう。

「マンション管理士」の勉強で得た知識は、「管理業務主任者」試験でも活かすことができます。

またその逆も同様です。効率よく勉強できるため、結果として勉強時間の短縮を図ることも可能です。

ポイント出題内容は似ています。ただし違いもあります。たとえば管理実務を例にとると、マンション管理士なら難しい問題が出ないものの、管理業務主任者なら難しい問題が出る傾向にあるといった具合です。

1-3.マンション管理士と管理業務主任者は、試験のタイミングが同じ

3つ目の理由は、「マンション管理士」も「管理業務主任者」も、受験申し込みや受験日、合格発表までのスケジュールがほぼ同じという点です。

試験の「直前期対応」も、2資格同時に行うことが可能です。ダブル合格を狙うにはピッタリのスケジュールです。

マンション管理士 管理業務主任者
試験日 例年11月の最終日曜日 例年12月の第1日曜日
試験時間 午後1時~午後3時
申込期間 例年9月の1ヶ月間
合格発表 例年1月上旬
試験方式 四肢択一のマークシート方式:50点満点
主催 公益財団法人 マンション管理センター 一般社団法人マンション管理業協会

2.マンション管理士と管理業務主任者の難易度の違いは?

4.マンション管理士と管理業務主任者の難易度の違いは?

宅建の場合、必要な合格点は35点前後で、合格率は15%から17%程度です。

それに対して、マンション管理士「35点から38点」で「8%から9%」管理業務主任者「33点から36点」で「21%から23%」となっています。

資格 合格基準点 合格率
宅地建物取引士 35点前後 15%から17%
マンション管理士 35点から38点 8%から9%
管理業務主任者 33点から36点 21.7%から23.8%

管理業務主任者は合格率が20%台と高い数字になっていますが、マンション管理士は8%から9%と、だいぶ低い水準です。「宅建ですら難しかったのに、もっと難しいのか!」と思う人もいるかもしれません。

また、先ほど「デメリット」の一つとして「勉強がどっちつかずになり、試験結果が共倒れになる可能性」を紹介しました。「マンション管理士と管理業務主任者のダブル合格なんて、本当に可能なの?」と感じる人もるでしょう。

しかし、適切な勉強計画をつくり、しっかりと勉強時間を確保すれば、ダブル受験でも十分に合格できます。そこで今度は、合格に必要な勉強時間を見てみることにしましょう。

ポイント出題内容は似ています。ただし違いもあります。たとえば管理実務の分野なら、マンション管理士なら難しい問題が出ないものの、管理業務主任者なら難しい問題が出る傾向にあるといった具合です。

3.マンション管理士と管理業務主任者に必要な勉強時間

5.マンション管理士と管理業務主任者に必要な勉強時間

「宅建」の場合、合格には「300時間前後」の勉強が必要だと言われています。

マンション管理士管理業務主任者の試験に合格するには、どのくらいの勉強時間を確保すべきなのでしょうか。今度は「確保すべき勉強時間」を確認していきましょう。

3-1.マンション管理士を単独受験する場合【600時間】

マンション管理士の合格に必要な勉強時間は、500時間から700時間と言われています。

中には「250時間で合格できた」という人もいます。しかし、すでに宅建や管理業務主任者に合格しているなど、一定の経験や知識のある人に限られています。

初学者なら、最低でも600時間は確保するのが安全です。もし「独学」でチャレンジするなら、より長い時間を確保するのがおすすめです。

「宅建なら300時間が必要」と言われているので、マンション管理士に合格するには、その2倍以上の勉強が必要だとイメージするとよいでしょう。

たとえば、

  • 平日:1日2時間 X 5日 = 10時間
  • 土日:1日6時間 X 2日 = 12時間

という学習計画を組むと「1週間あたりの勉強時間は22時間」となります。半年間を25週間とするなら、550時間が確保できる計算になります。

ポイント「マンション管理士」「宅建」以上の難関資格です。しっかりと勉強時間を確保することが大切です。

3-2.管理業務主任者を単独受験する場合【300時間】

今度は、管理業務主任者の合格に必要な勉強時間についても解説します。

まず「マンション管理士」を受験せず、「管理業務主任者」試験だけに挑戦する場合、必要とされる勉強時間は「300時間」です。

宅建試験と同じくらいの勉強量を確保できれば、合格ラインに乗ると言われています。

注意この300時間という数字は、あくまでも「管理業務主任者」の試験を単独で狙う人に必要とされる勉強時間です。

3-3.ダブル受験する場合【600時間+アルファ】

では、2つの試験にダブルでチャレンジする場合、どれくらいの時間を確保すべきなのでしょうか。

「マンション管理士」と「管理業務主任者」をダブルで受験する場合、必要とされる勉強時間は600から700時間です。

先ほど、マンション管理士を単独受験する場合は「600時間」、そして管理業務主任者を単独受験する場合は「300時間」と説明しました。単純に考えれば「600時間 + 300時間」で「900時間」という計算結果になりそうです。

しかし解説してきたとおり、2つの試験には重複があります。

また、宅建等の資格を持っている人なら、すでに一定の関連知識があるため、もっと短い時間でマスターすることが可能です。

それぞれの資格の出題内容に重複があり、「宅建や管理業務主任者の試験には出題されないが、マンション管理士の試験では出題される」といった「差異」を補強すれば、十分に対応できるからです。

そのため、「マンション管理士」を単独でチャレンジする場合も、「管理業務主任者」とのダブル受験にチャレンジする場合も、ほぼ同じ勉強時間で合格が狙えます。

マンション管理士の試験内容は?難易度・試験会場・免除制度について解説【2020年最新版】

ポイントマンション管理士だけを狙う場合の勉強時間と、ダブル受験をする場合の勉強時間は、ほぼ同じです。しかし、短期で詰め込もうとすると体調に響いたり、精神的にも追い込まれる場合があります。とくに「独学」の場合は、孤独との戦いです。やはり、1年くらいの余裕をもって勉強するのがおすすめです。

4.マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験のための勉強法

6.マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験のための勉強法

「ダブル受験」に成功するために気をつけるべきポイントを2つ紹介します。

4-1.出題傾向の「違い」に着目しながら勉強する

まず1つ目は「出題傾向の違いに着目しながら勉強する」ということです。

すでに解説したとおり、2つの試験は似ています。マンション管理士の試験問題が、管理業務主任者の過去問から出題されるケースもあります。また逆に、管理業務主任者の試験問題の中に、マンション管理士の過去問が登場するということもあります。

しかし、異なる部分もあります。たとえば、

  • 「マンション管理士」の試験では問われるが、「管理業務主任者」試験では問われない論点。
  • 同じ問題領域でも、「マンション管理士」の試験では突っ込んだ難問が問われるが、「管理業務主任者」試験では基礎知識が出題される。

といった点です。こうした「2つの試験の違い」をしっかり意識して勉強することが、ダブル受験の勉強のポイントになります。

それぞれの資格をゼロからやみくもに勉強していれば、それこそ「600時間 + 300時間」で「900時間」という努力が必要にもなりかねません。一度で2つの試験を受験する場合は、できるだけ効率よく勉強する必要があります。

そこでポイントとなるのが「出題傾向の違いを常に意識して勉強する」という点になります。

ポイント2つの試験は「出題内容が重複している」とは言え、まったく同じ内容だというわけではありませんダブル合格を狙うためには「出題傾向の違い」をしっかり押さえることが大切です。

4-2.ダブル合格を目指すためのテキストや通信講座を活用する

2つ目は「ダブル合格を目指すためのテキストや通信講座を活用する」ということです。

前述のとおり、出題傾向の「違い」に着目しながら勉強することが、効率アップには重要です。その上でおすすめしたいのが「ダブル受験者を対象にした教材」です。

「ダブル受験を狙う人」を対象とする教材なら、1冊で2資格の勉強がこなせるので効率が上がります。

また出題内容に応じて、「マンション管理士と管理業務主任者での出題傾向の違い」が解説されているので、両試験の違いをしっかりおさえることができます。

2つの国家資格を同時に取得するというのは、それだけでも大変なことです。少しでも勉強効率を上げたいなら、こうした教材を活用するとよいでしょう。

ポイントダブル受験の希望者を対象に、2つの試験対策を連結させたテキストや講座があります。ダブル合格を目指すなら、ぜひ活用したいアイテムです。

5.ダブル受験の体験談や、ユーチューバーによる勉強法の解説動画を紹介

8.ダブル受験の体験談や、ユーチューバーによる勉強法の解説動画を紹介

最後に、マンション管理士管理業務主任者ダブル受験についての体験談を見てみることにしましょう。

中には、マンション管理士管理業務主任者、そして宅建までをトリプルで同時合格できたという人もいます。宅建業界で有名なユーチューバーによるトリプル合格の勉強法の体験・解説動画も紹介します。

5-1.ダブル受験を体験した人たちの口コミは?

まず両試験の難易度の比較では、「マンション管理士より管理業務主任者の方が合格しやすい」という感想が見られます。

また、宅建マンション管理士管理業務主任者という3つの試験には問題内容の重複もあります。経験者なら、より短い勉強時間でも合格が可能ですが、調べたところ「1ヶ月で合格できた」という人もいました。

https://twitter.com/quelphameo/status/710113307852537856

中には「未経験で合格できた大学生」までいます。

https://twitter.com/kaaakunsibu/status/1218803024736313344

しかし多くの場合、やはり初学者なら600時間から700時間は確保して勉強に望む方が安心です。

また以下のように、宅建取得後に「ダブル受験」を目指すという人も多いです。ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。

5-2.3つの資格にトリプル合格した有名ユーチューバーによる勉強法とは?

宅建も含めた3試験にトリプルで同時合格できたという人もいます。

YouTubeチャンネル「棚田行政書士の不動産大学」では、宅建業界ユーチューバーで知られる棚田さんが、自身のトリプル合格勉強術を解説されています。興味のある人は、ぜひチェックしてみてください。

6.マンション管理士と管理業務主任者はダブル受験をオススメする人

3.マンション管理士と管理業務主任者はダブル受験すべき?

もし「管理組合の側に立ってサポートしたい」ということなら「マンション管理士」を狙うとよいでしょう。

また「管理会社に就職し、マンション管理の道をきわめたい」ということなら「管理業務主任者」を狙うのがよい、ということになります。

資格手当から考えると、管理業務主任者は月1~2万円、マンション管理士が5,000~1万円なので、コスパ的に考えても良いかもしれません。

ポイントダブル受験を推奨する声は多いです。しかし、ダブル受験にはメリットの反面、デメリットもあることを理解しましょう。

8.「マンション管理士と管理業務主任者」のまとめ

マンション管理士と管理業務主任者ダブル受験は可能?難易度・おすすめテキストを解説

「マンション管理士」と「管理業務主任者」のダブル受験について解説しました。

この2資格のダブル受験を推奨する声は多いです。しかし、ダブル取得することの意味やメリットを理解しないまま、やみくもに勉強を始める人も少なくありません。

ダブル取得すべきかどうかは、あなたの今後の方向性仕事のスタンスも関係します。この記事をヒントにして、今後の進むべき道を見つめ直してみてください。

そして、もし「ぜひダブル合格を果たしたい!」と決意したなら、全力で勉強に打ち込んでいきましょう。ダブル合格は難しいことではありません。皆様の成功をお祈りしています。

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