マンション管理士の試験内容は?難易度・試験会場・免除制度について解説【2024年最新版】
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「マンション管理士」はマンション管理のプロを認定する国家資格です。
2001年にスタートした新しい試験で、2020年3月末時点で25,660人のマンション管理士が登録されています。
次第に注目されつつある資格ですが、同じ不動産資格である「宅建」に比べると知名度は低いです。そのため「宅建と何が違うの?」「取得のメリットは?」など、気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マンション管理士の内容や試験内容、難易度や合格率などを解説しました。これを読んで、あなたもぜひ「マンション管理士」にチャレンジしてください。
- マンション管理士とは?
- マンション管理士の試験内容【4科目】
- 令和2年度マンション管理士試験【実施要領】
- マンション管理士試験の難易度は?合格率は?
- マンション管理士試験の申込方法
目次
1.マンション管理士とは?【資格は必要?】
マンション管理士の試験内容を見ていく前に、まずは「マンション管理士」とはどんな資格なのか、その概要をおさえておきましょう。
マンション管理士とは?
「マンション管理士」について規定しているのは「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」です。条文によれば、次のように定義されています。
(マンションの管理の適正化の推進に関する法律)
第2条5 マンション管理士
マンション管理士となる資格を有する者は、国土交通大臣の登録を受けることができる。登録を受け、マンション管理士の名称を用いて、専門的知識をもって、管理組合の運営その他マンションの管理に関し、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されているものを除く。)とする者をいう。出典:国家資格マンション管理士ガイド:マンション管理センター
つまり「マンション管理士」とは、マンションに関する高度な専門知識をもつ人で、マンションの管理組合の運営や、建物構造上の技術的問題についての助言や指導などができる人ということになります。
マンション管理士試験とは?
マンション管理士は、マンションの維持管理に必要な専門的知識をもつことを証明する国家資格です。
管理組合の運営やマンション管理について、管理組合や区分所有者の相談に応じ、アドバイスやコンサルティングを行うのが主な役割です。
試験を実施しているのは、国土交通大臣指定試験機関「公益財団法人 マンション管理センター」です。
試験に合格後、同団体に登録をすると「マンション管理士」の名称を名乗ることができるようになります。
マンション管理士の業務内容は?
マンション管理は、基本的には住民から構成される管理組合が運営します。
しかしマンションに住む住民は、必ずしも組合運営や住宅のプロフェッショナルであるとは限りません。
そのような「管理組合」の運営全般を支援するのが、マンション管理士の主な業務です。具体的には以下のとおりです。
- 管理組合の管理者(理事)等またはマンションの区分所有者等からの相談に応じる。
- 管理規約、使用細則、長期修繕計画等の素案の作成
- 区分所有者間のトラブル解決に向けての予備的交渉
- 管理会社とのトラブル対応
- 大規模修繕工事の計画・実施、見直しなどのコンサルティング
- 居住者の義務違反や管理費の滞納等へのアドバイス
マンション管理士は、マンションの管理業者がきちんと業務を行っているかどうかのチェックも行います。住民に寄り添ってアドバイスやサポートをするのが「マンション管理士」の役割だと言えるでしょう。
マンション管理士ができた背景
「マンション管理士」は2001年にスタートしたばかりの新しい資格ですが、制度化された背景にはいくつかの理由があります。
- 分譲マンションの増加
- 高経年マンションの増加
- マンション入居者の高齢化
分譲マンションの増加
1つ目の背景は「分譲マンションの増加」です。
日本には2019年末の時点で665万戸を超えるマンションストック数があります。マンション居住者の数は1,551万人で、日本の人口の1割以上がマンションに住んでいる計算です。
ここ数年の新規マンション供給戸数は年間10万戸で推移していますが、今後もマンションは増えると見込まれています。マンションにまつわる問題が増えていくため、問題解決のプロフェッショナルが求められています。
●分譲マンションストック戸数(令和元年末現在/令和2年7月1日更新)(PDF)
高経年マンションの増加
2つ目の背景は「高経年マンションの増加」です。
マンションの増加にともない、老朽化対策が必要なマンションが増えています。2019年末の時点で見ると、築40年超のマンションは91.8万戸、築30年超なら213.5万戸となっています。
出典:●築後30、40、50年超の分譲マンション数(令和元年末現在/令和2年7月1日更新)(PDF)
築30年超のマンションは、10年後には384.5万戸、20年後には570.2万戸と見込まれています。維持管理や修繕、建て替えが課題となっており、マンション問題に詳しいプロの支援がもとめられています。
マンション入居者の高齢化
3つ目の背景は「マンション入居者の高齢化」です。
マンション世帯主の年齢を見ると、2018年には60歳代以上が49.2%となっています。2003年の時点では31.7%、1999年時点では25.5%だったので、急速に増えていることがわかります。
★平成 30 年度マンション総合調査結果からみたマンション居住と管理の現状
また、世帯主の年齢をマンションの完成年次別で見ると、1979年以前のマンションにおける状況は、「70歳代以上」だけで47.2%を占めます。管理組合で話し合うだけでは解決が難しい問題も多く、専門家の力を借りなければいけない状況が増えると予想されています。
マンション管理士の活躍内容
マンション管理士の内容と背景について解説しました。
実際にどのような活躍をしているかを知るには、試験実施団体である公益財団法人マンション管理センターの冊子が参考になるので紹介します。
「マンション650万戸時代の欠かせぬパートナー ~マンション管理士奮闘集~」というもので、マンション管理士10人の活動実態をとりまとめた冊子です。PDFでダウンロード可能なので、ぜひ参考にしてみてください。
マンション650万戸時代の欠かせぬパートナー ~マンション管理士奮闘集~
なお、冊子は郵送で取り寄せることも可能です。希望する場合は「210円分の切手を貼った角2サイズの返信用封筒」をそえて、以下へ申し込んでください。
〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル7階
(公財)マンション管理センター 試験研修部
2.マンション管理士の試験内容【4科目】
「マンション管理士」の試験は、マークシート形式による4肢択一式で構成されています。
全部で50問ありますが、次の4つの科目で構成されています。
1 | マンションの管理に関する法令及び実務に関すること | 21問 |
---|---|---|
2 | 管理組合の運営の円滑化に関すること | 9問 |
3 | マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること | 15問 |
4 | マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること | 5問 |
それぞれの内容について、順番に見ていくことにしましょう。
マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
まず1科目は「マンションの管理に関する法令及び実務に関すること」です。例年なら21問が出題されます。
50問のうち4割以上を占めるため、一番の重要分野だと言えるでしょう。ぜひ得点源にしたい分野です。次のように説明されています。
①マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、マンションの建替え等の円滑化に関する法律、民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)、不動産登記法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約書、マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等) 等
出典:公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験 実施要領
説明文は長いですが、科目名に「マンションの管理に関する法令及び実務」とあるとおり、メインとなるのは次の2点です。
- マンションの基本的なルールを定めている「区分所有法」
- マンション管理のルールとなる「標準管理規約」
①の法律面では「区分所有法」の他に、民法や借地借家法、宅建業法、被災マンション法、不動産登記法なども出題されます。
また②の実務面では「標準管理規約」の他に、マンション管理に関する裁判の判例や、現場でよく起きるケースなどが取り上げられます。
「法律面」と「実務面」の両方を行ったり来たりしながら学習すると、より早く理解することができるでしょう。
管理組合の運営の円滑化に関すること
2科目目は「管理組合の運営の円滑化に関すること」です。例年なら9問が出題されます。条文では次のように説明されています。
②管理組合の運営の円滑化に関すること
管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と判例、管理組合の会計 等
出典:公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験 実施要領
メインとなるのは次の3点です。
- 管理組合の運営、役員や理事会の役割
- 管理組合の苦情対応や裁判訴訟の判例
- 管理組合の会計
管理組合の運営の円滑化がポイントなので、どちらかというと法律的な問題よりも、具体的な事例としての出題が多いです。事例をしっかりと理解すること、そしてその事例を解決するための法律がどの部分なのかを把握することが大切です。
また該当する法律については、民法等で頻出のテーマが決まっているので、過去問を通じて慣れるようにするとよいでしょう。
マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
3科目目は「マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること」です。
例年なら15問が出題されます。全体の3割を占めるため、1科目目(21問)に続いて重要な分野です。条文では次のように説明されています。
③マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物・設備の診断、大規模修繕 等
出典:公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験 実施要領
メインとなるのは次の2点です。
- 建築基準法等の法律の知識
- 建築設備等の実務的な知識
①の法律面については、建築基準法のほか、都市計画法や住宅品質確保法、水道法や消防法など、設備に関する法令が幅広く取り扱われます。
②の建築設備についても範囲は広いですが、ポイントとしては基本的な構造や設備の大枠をおさえることです。基礎的な知識をしっかり把握した上で、材料や部材などへと理解を広げていきましょう。数字の暗記が必要な部分もあります。
マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
最後の4科目目は「マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること」です。いわゆる「マンション管理適正化法」からの出題で、問題数は5問です。
条文では次のように説明されています。
④マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等
出典:公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験 実施要領
「マンション管理適正化法」は、マンション管理士だけでなく、マンション管理会社や管理業務主任者が守るべきルールを定めたものです。
基本的な用語や知識は確実に得点源にしたいところです。頻出テーマが決まっているため、過去問を繰り返して知識をしっかり覚えることができれば、満点を狙うのも無理ではありません。
なお国家資格である「管理業務主任者」の合格者は、この科目が免除となります。
3.令和5年度(2023)マンション管理士試験【実施要領】
続いては、試験の実施要領を確認します。「マンション管理士」の試験は1年に1度しか実施されません。
申し込み忘れ等が起きないよう、スケジュールはしっかり手帳に書き留めておくようにしましょう。
試験日/試験時間
「マンション管理士」の試験は、毎年11月の最終日曜日に実施されます。2023年(令和5年)の場合は、11月26日(日)です。
試験時間は午後1時から3時までの120分です。なお前述した「5問免除」の対象者は、午後1時10分から3時までの110分間になります。
詳しいスケジュール等の試験実施要項は、毎年6月に発表されます。申込期間は9月上旬から9月下旬までの1ヶ月間です。
2023年(令和5年)の場合 | 例年の場合 | |
---|---|---|
願書配布期間 | 2023年8月1日(火)~ | 8月上旬~9月下旬 |
出願受付期間 | 2023年9月1日(金)~10月2日(月) | 9月上旬~9月下旬 |
試験日 | 2023年11月26日(日)午後1時~3時 | 11月下旬の最終日曜日 |
合格発表 | 2024年1月5日(金) | 試験翌年の1月 |
試験会場
「マンション管理士」の試験会場は、次のとおりです。
- 札幌市
- 仙台市
- 東京都
- 名古屋市
- 大阪市
- 広島市
- 福岡市
- 那覇市
- 上記の周辺地域
なお「試験地」の希望は申請できますが「試験場」の希望は申請できません。試験場の場所は、受験者本人へ発送される「受験票」をもって発表されます。
受験資格
「マンション管理士」の受験資格は特に規定されていません。年齢や学歴、国籍に関係なく、誰でも受験することができます。
なお2019年(令和元年)の「マンション管理士」受験者の年齢は、平均で46.2歳と発表されています。合格者の最高年齢は77歳です。
受験手数料
「マンション管理士」の受験手数料は9,400円(非課税)です。ゆうちょ銀行(郵便局)または銀行から納付します。
申込みに際しては、「払込受付証明書(お客様用)」か「ATMの利用明細票(原本)」を「受験申込書」の指定箇所に貼る必要があります。
合格発表
「マンション管理士」の合格発表は翌年1月です。2023年(令和5年)試験の場合は、翌2024年1月5日(金)になります。
- 官報で公告(合格者の氏名及び受験番号)
- 受験者へ送付される合否通知書(合格者へは合格証書も発送)
- 「公益財団法人 マンション管理センターのウェブサイト」(合格者の受験番号)
4.マンション管理士試験の難易度は?合格率は?
続いては「マンション管理士」試験の難易度をチェックしてみましょう。過去5年間の状況は以下のとおりです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点 |
---|---|---|---|---|
平成30年度 | 12,389人 | 975人 | 7.9% | 38点 |
令和元年度 | 12,021人 | 991人 | 8.2% | 37点 |
令和2年度 | 12,198人 | 1,045人 | 8.6% | 36点 |
令和3年度 | 12,520人 | 1,238人 | 9.9% | 38点 |
令和4年度 | 12,209人 | 1,402人 | 11.5% | 40点 |
すでに紹介したとおり、「マンション管理士」の試験はマークシート形式による4肢択一式で、全部で50問です。
過去5年間の実績を見ると、合格基準点は35点から38点となっています。宅建と同じように、合格ラインは毎年変動します。
合格率は8%から9%です。宅建の「15%から17%」という実績に比べると、難易度の高い試験であることがわかります。
5.マンション管理士試験の申込方法
「マンション管理士」試験の申し込み方法を見てみましょう。宅建とは異なり「郵送受け付けのみ」となっているので要注意です。
試験の申し込みには、まず「受験案内・申込書」の入手が必要です。
配布期間
「受験案内・申込書」の配布期間は、例年なら8月上旬から9月下旬の約2ヶ月です。2023年(令和5年)の場合、8月1日(火)から10月2日(月)までとなっています。
入手方法
入手には次の4つの方法があります。
- 指定の配布場所で入手する。
- 郵送で入手する。
- 宅配便で入手する。
- ウェブサイトからダウンロードして入手する。
指定の配布場所で入手する
まず1つ目の「指定の配布場所で入手する」という場合、配布場所は次のとおりです。
- 都道府県・政令指定都市等のマンション管理行政担当窓口
- 一部主要書店
- 公益財団法人 マンション管理センターの本部・支部
具体的な場所の詳細については「配布期間」の初日に、公益財団法人 マンション管理センターのウェブサイトで告知されます。2023年(令和5年)の場合、8月1日(火)です。
郵送で入手する
2つ目の「郵送で入手する」という場合は、次の用意をしてください。
①返信用封筒を用意します。
・A4判の「受験案内・申込書」が折らずに入る大きさ(角型2号相当)
・返信先の送付先を記入する。
・請求部数に応じて必要な料金分の切手(例:1部なら140円、2部なら250円)を貼る。
②上記の「返信用封筒」を折りたたんで別の封筒に入れて郵送します。
・封筒の表に「受験案内・申込書〇部希望」と、請求部数を明記の上、郵送します。
■送付先:
〒150-8681 渋谷郵便局留
公益財団法人 マンション管理センター 試験研修部
「公益財団法人 マンション管理センター」に到着した日から3営業日以内に「受験案内・申込書」が発送されます。
宅配便で入手する
3つ目の「宅配便で入手する」という場合は、次の用意をしてください。
①宅配便の着払い伝票を用意します。
・宛先と必要部数を記入
②上記の「着払い伝票」を封書で郵送します。
■送付先:
〒150-8681 渋谷郵便局留
公益財団法人 マンション管理センター 試験研修部
ホームページからダウンロードして入手する
4つ目の「ホームページからダウンロードして入手する」という場合は、「配布期間」に公益財団法人 マンション管理センターのウェブサイトにアクセスする必要があります。
「受験案内・申込書」がPDFファイルで掲載されるので、それをダウンロードします。
なお後述のとおり、「受験手数料払込用紙」をダウンロードして使用する場合は、支払い方法が「銀行振込」のみとなるので気を付けましょう。
受験申込受付期間
出願の受付期間は、例年9月上旬から9月下旬までの1ヶ月間です。
2023年(令和5年)の場合は、9月1日 (金)から10月2日(月)までです。「最終日の消印有効」となっていますが、できるだけ早めに投函するのが安全です。
5申込手続き方法
申込みは「郵送受け付け」のみです。ネットによる申し込みはできないので気を付けましょう。下記の2つの書類を「特定記録郵便」で郵送します。
- 受験申込書(1通)
- 受験整理票(1通)
なお郵送は「受験申込受付期間」内に済ませる必要があります。
受験申込時に必要なもの
受験申込時に必要なものは次の3点です。
受験手数料(9,400円)
まずは「受験手数料」です。ゆうちょ銀行(郵便局)または銀行で納付します。非課税で9,400円です。
なお「受験手数料払込用紙」をホームページからダウンロードして使用する場合は、銀行振込のみとなるので気を付けましょう。
払込受付証明書
2つ目は「払込受付証明書」です。受験手数料の払い込みを行うと「払込受付証明書(お客様用)」または「ATMの利用明細票(原本)」が発行されます。
これを「受験申込書」の指定箇所に貼る必要があります。
顔写真
3つ目は「顔写真」です。縦4.5cm × 横3.5cmサイズ(パスポートサイズ)の写真を「受験整理票」に貼り付けます。
申込から6ヶ月以内に撮影したもので、「顔の寸法は、頭頂からあごまでが長さ3.2cm以上3.6cm以下(縁取りは含まない)」という条件があります。
カラーと白黒はどちらでも可能です。写真の裏面には、受験者氏名と希望試験地を記入します。
郵送先
「受験申込書類」の郵送先は以下のとおりです。前述のとおり「特定記録郵便」で郵送する必要があるので気を付けましょう。
〒150-8681 渋谷郵便局留
公益財団法人 マンション管理センター 試験研修部
6.「マンション管理士の試験」のまとめ
「マンション管理士」の試験について解説しました。マンション管理士は、マンションの維持管理にまつわるコンサルティングに不可欠な専門的知識を有することを証明する国家資格です。
2001年にスタートした新しい資格で、その背景にはマンションの老朽化にともなう建て替えや、入居者の高齢化等の問題があることは紹介したとおりです。今後ますます必要とされる資格であることは間違いありません。
今回の記事ではマンション管理士の内容や試験内容、難易度や合格率などを取り上げました。合格率8%という難関資格ですが、ぜひ「マンション管理士」へのチャレンジを検討してください。
また、別の国家資格である「管理業務主任者」と試験の出題範囲が似ているため、ダブルで取得を狙う人も少なくありません。あわせて参考にしてみてください。z
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