せっかく受ける試験。ベストの状態でのぞんで、よい結果を出したいですよね？

宅地建物取引士試験＝宅建試験は、もちろん受験勉強も回答テクニックも大事なのですが、試験当日の試験会場に関して、気をつけておかないと、試験を受けられなかったり、よい結果を出すうえで損をしてしまう点がいくつかあります。

例えば、私は「東京大学　本郷キャンパス」と受験票に記載されていたのに、当日「駒場キャンパス」に行ってしまいました。気づくなりすぐ本郷への決死の移動を試みましたが、試験会場の入室リミット時刻である13時30分に間に合わず、その年は受験できませんでした。今思い出しても、白昼の悪夢ですね・・・。

受験できない！　このようなことは皆さんにも起こります！

国家資格試験は不正を防ぎ、受験者の公平を期すために非常に厳格なルールのもとに実施されます。そのルールを順守し、不要なアクシデントを避けるために、事前の準備は不可欠です。

ここでは具体的な注意点の他、試験会場の決定方法などをご紹介します。かなり細かい注意点もあるので、最後まで必ず読んで下さいね！

1.宅建の試験会場の決定方法

宅建試験は受験者数も準備される試験会場数も、非常に数が多いため、まずそこに要注意です。

1-1.申し込み時点在住の都道府県で受験

基本的に、申し込み時点で住んでいた都道府県の中で受験地が決定します。

そしてどの会場で受験するかは、申し込みの先着順で決定され、早く申し込めば優先的に割り当てられます。

在住の都道府県内に複数の受験地がある場合は、インターネットからの申し込みに限り、試験会場の希望を選択することが可能になります。（郵送だとできません）ただし希望の会場が定員に達してしまうと試験センターから指定される会場に決まるため、早めの申し込みが必須となります。

また、郵送での申し込みに比べてインターネットでの申し込みは、15日間と短く、締切が早いので要注意です。

受験地は原則として住民票のある都道府県ですが、学生さんのひとり暮らしや単身赴任等の事情で、住民登録とは別のところに居住している場合には、現住所の都道府県で受験することができます。

その場合受験申込書には、現住所（郵便物が届く住所）を記入します。

1-2.宅建の試験会場はなるべく家の近くに！

受験者数が多い地方で、試験会場を選択できる方は、なるべく家の近くの会場で希望を出すのが良いです。

理由は、当日家から会場までの途中で何があっても、距離が近ければ被害が少ないからです。

会場入りの遅刻は30分までしか認められません。少しでも会場が近ければ万が一、電車やバスが遅れてもタクシーなど代わりの手段で、時間に間に合わせやすくなります。

1-3.正式な試験会場は受験票に記載

最終的に決定した試験会場は、申し込み後に届く受験票に記載されています。

申し込みが受理された後の、自己都合の受験地・試験会場変更はできなくなりますので、よく考えて手続きしてください。

※住所の変更や、婚姻等による改姓等があった場合は、試験当日に各試験室の試験監督員から「データ修正票」の交付を受けて記入をするなど、以下の手続きが必要となります。

住所変更の場合：
郵便局へ転居届を提出　⇒　試験会場通知や受験票は、郵便局から新しい住所に転送　⇒　試験当日に「データ修正票」の交付を受け、新しい住所等を記入し提出。

婚姻等による改姓等の場合：
試験当日に「データ修正票」の交付を受け、記入のうえ提出。解答用紙の氏名は旧姓で記入。

2.宅建の試験会場に関する注意点

今度は、試験会場が決まったら下調べし、準備しておく事をお伝えします。

2-1.受験会場はよく確認を！

受験地が大学の場合、キャンパスが複数あります。

私の「東京大学　本郷キャンパス」「駒場キャンパス」取り違え事件のようなことが起きますので、試験会場がどんな場所なのかを事前に正確に把握し、当日に備えて確認・準備をすることも、大事なポイントなのです。

可能ならば、当日までに会場の下見ができれば安心です。※公式には推奨されていません。

また、大学のキャンパスは広いので、その中で自分が試験を受ける教室を探し、たどり着くまでの時間が必要です。時間に余裕を持ってください。

2-2.試験会場で困らないために

2-2-1.時計が無い場所もあるので注意

試験中残り時間や、問題を解く配分を見たりする必要がありますが、会場に時計のない場所もあります。腕時計を必ず持っていきましょう。

スマートウォッチなどはスマホ扱いなので、試験終了まで封筒に入れられてしまいます。アラーム付きや、置時計もNGのため注意が必要です。

2-2-2.スリッパ持ち込み必要な場所もあるので確認必要：

スリッパが必要な場所もあるので確認が必要です。

試験会場は土足NGの場所もあるため、届いた試験案内で、土足不可かどうか確認しておきます。当日会場で用意されたスリッパが足りないなどの事情で、靴下で受験することになると足元が冷えるため要注意です。

2-2-3.試験会場前で配られる問題集

試験会場前で、様々な資格試験予備校が「直前確認問題集」「直前ポイント暗記」などを配布していますが、受け取る必要はないです。

もしそこに書かれている中身が分からなかったりで、動揺でもしたら損です。いつものテキスト・自分の書いたノートで直前まで対策する方がメンタル的には落ち着きますし、「ここまで頑張ったんだ」と、気分も盛り上がります。

2-2-4.その他携行品

受験票・筆記具（BかHBの黒鉛筆かシャープペン・プラスチック製消しゴム）と、耳栓（スポンジ製のものを試験開始前に試験官の許可を得て使用可）を持参するとよいでしょう。

2-2-5.トイレについて

トイレに行きたくなっても、試験を早く終わらせて途中退席というのは認められません。

事前に済ませたり、コンディション調整を図りましょう。

2-3.調べておくとよいこと

その他、事前に調べたりして知っておくとよいことを、経験者の方の生の声でご紹介します。現地に行って初めて気づくことってあるんです。

試験会場まで予想以上に時間がかかる可能性あるので要注意！

https://twitter.com/2CKMv8Hio6gviuv/status/1166339950872129538

早めについても待機場所が無い。カフェが激混みしていた場合もある。

https://twitter.com/2CKMv8Hio6gviuv/status/1166339950872129538

3.宅建試験の会場一覧【2021年参考】

さすがに22万人を超える人（2021年試験）が受験するビッグイベントだけあって、会場数は非常に多いです。

※こちらの会場リストは2021年の参考リストです。あくまで参考ですのでご注意ください。

新型コロナウイルス感染対策の関係で、10月・12月の2回試験実施や、細かい会場変更などが行われており、直近の情報は必ず以下の公式サイトで確認をしてください。

重要なお知らせ（宅建試験）　不動産適正取引推進機構

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九州地方・沖縄

沖縄の会場

4.「宅建試験の会場」まとめ

以上、宅建試験会場について、試験当日までに必ずチェックすべき注意点をご紹介しました。

入学試験などの経験からでは、あまり思いが至らない点が多かったのではないかと思います。ぜひ参考にしてください！

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