宅建士一発合格に必要な勉強時間・いつから始める?オススメ勉強方法(独学・スクール)参考書まで一挙紹介【2024年決定版】
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毎年20万人前後が受験するといわれている、日本で一番人気資格である宅建(宅地建物取引士)。
実際に、この資格をとるために勉強しようと思われている人も多いのではないでしょうか?
しかし、いざ勉強を始めようと思っても、以下のような疑問が浮かびますよね。
- どのくらい勉強時間が必要なんだろう?
- いつから勉強したらいい?
- おすすめの勉強方法は独学?それともスクール?
- おすすめの参考書は?
今回は、このように宅建の勉強を始めようと思われている方々が、一番最初に疑問に思うであろう上記ポイントについて徹底的に紹介していきます!
目次
1.宅建士について:簡単におさらい
私たちがよく聞く宅建や宅建士というのは「宅地建物取引士」の略称となっており、毎年20万人前後が受験するといわれている、日本でも一番人気のある資格といっても良い国家資格です。
この宅建士になるために必要な試験が「宅建試験」です。
宅建試験に合格し登録手続きをすることで、宅建士として働くことができ、不動産の売買や賃貸物件の斡旋などを行う際に、お客様に対して土地や建物について詳細内容を説明することができます。
1-1.宅建試験について
試験は全問マークシート方式(4肢択一式)でおこなわれます。
出題数は50問、試験時間は2時間、以下が宅建試験で問われる主な科目です。
- 民法(14問)
- 宅建業法(20問)
- 法令上の制限(8問)
- その他の関連知識(8問)
2.宅建の勉強、いつから始めれば間に合う?宅建合格に必要な平均の勉強時間・期間
2-1.宅建合格に必要な平均の勉強時間・期間
宅建に合格するには平均で300時間が必要といわれております。
一日2時間勉強すれば約150日(約5ヶ月)で合格に必要な勉強時間に到達することが可能です。
もっとも300時間というのはあくまでも平均の勉強必要時間になるので、勉強時間がこれよりも多く必要な方もいれば少ない時間で済む方もいらっしゃいます。
そこで大まかでありますが、タイプ別に宅建合格に必要な勉強時間を以下にまとめてみました。
【勉強のタイプ】 | 【必要な勉強時間】 | 【一日あたりの勉強時間の目安】 |
ゆとりをもって勉強したい人 | 合計勉強時間400時間(約一年) | 1時間 |
最短距離で合格したい人 | 合計勉強時間300時間(約5ヶ月) | 2時間 |
法学部出身や金融機関勤めで法律に慣れている人 | 合計勉強時間100時間(約一ヶ月程度で到達可能) | 3時間 |
1から勉強を始める方は平均の200~400時間を到達目標に考えたほうが良いですが、法学部出身など法律に慣れている方はそれよりも少ない勉強時間で合格も十分可能です。
もちろん上記の勉強時間はあくまでも目安になるので、自分が一日に勉強できる時間を計算して、合格にどのくらいの期間が必要なのかを見定めましょう!
2-2.勉強時間は1日にどれくらい必要?
ここまでは宅建合格には平均200~400時間が必要なことを紹介しました。
では、実際に1日の必要な勉強時間はどの程度なのでしょうか?
宅建は毎年1回の試験です。一年間を通して合格に必要だといわれている200~400時間に到達することを目標にしましょう。
そうなると、1日の勉強時間は2時間取る事ができれば安心です。もちろん仕事や家事が忙しく勉強できない日も必ずあるので、そういったときは週末に調整すればOKです。
もっともまったく勉強しないというのは不安なので、1日に最低1時間は勉強時間を確保するようにはしましょう!
- 1日に2時間が勉強時間の目標
- 最低1時間は確保するよう努める
- 忙しいときは週末に調整すること
2-3.宅建合格までのオススメ勉強スケジュール
次に宅建合格までどのようにスケジュールを組めば良いのか、実際のモデルケースを紹介していきたいと思います。
大きく分けて宅建合格までのオススメスケジュールには、2つのタイプ「コツコツ型」と「追い込み型」が存在します。
2-3-1.コツコツ型
- 1日1~2時間を半年から1年、コンスタントに続けていく
- 毎日定期的に勉強時間がとれる大学生・主婦(主夫)にオススメ
- 不動産・金融にまったく関わったことがない初学の方向け
コツコツ型の特徴は、毎日継続的に勉強時間をとり宅建合格を目指すということです。
このタイプは不動産や金融、法律に関して今まで触れてきてこなかった人が、試験合格までゆっくりと専門知識を習得し、試験本番で経験者の人に負けないよう準備する必要があります。
そこで一年を通してスケジュールをたて、毎日の勉強で継続的に知識に触れることで、宅建試験への準備を盤石にすることができます。もっとも時間が必要なので、大学生や主婦の方向けのスケジュールになります。
2-3-2.追い込み型
- 直前(8月くらい)から一気に勉強開始。1日あたりの勉強時間を3時間程度にする
- 時間がとれない人、短期決戦が必要な大学生など。
- 割り切って追い込めば短期間でも合格可能。
こちらのタイプは今まである程度金融や不動産の仕事に携わり、法律の知識もある人が短期間で必要なことを勉強して、試験に臨むためのスケジュールです。
なので一年よりも短く、3ヶ月くらい前から追い込んで勉強時間を多くとって行う必要があります。もっともこのタイプでも合格は可能であり、実際友人の社長の方は、短期間に追い込んで合格を果たしました。
どちらが良いのか悪いはなく、自分にあった勉強スケジュールを組んで合格を目指しましょう。
2-4.参考までに:2019年初受験、40点で受かった人は…
参考までに2019年に初受験して、40点で受かった方の合格体験記を紹介します。
この人は、勉強を2019年8月20日(試験まで2ヶ月前)からスタートさせて、なるべく試験当日まで教科書や問題集を見ない日が1日もないように勉強しました。
勉強時間は1日2時間以上は必ず行い、問題を見てわからないところは参考書で勉強していくというスタイルで、スクールなどは使わず書籍・アプリなどを活用し完全独学でした。
10月の直前期3週間は平均3時間以上勉強し、時間が取れる日は5時間以上費やすことで結果としては、2か月・合計約150時間程度の学習期間となり見事短期合格を勝ち取りました。
3.宅建の勉強方法【独学?スクール?】
宅建の受験を考えたときに、まず一番最初に悩むのが「独学」か「スクール」どちらにすべきかということです。
こちらは、自身の「ライフスタイル」や「金銭的な余裕」で選択しましょう。
スクールに通わなければ合格できない、ということはなく「独学」でも十分合格可能です。上で紹介した短期合格の方も完全独学で合格を果たしています。
自分で勉強のペースを作れる人は「独学」を選んでも十分合格へと到達できます。
3-1.宅建の勉強法:独学
宅建では独学で勉強する人もかなりの人数が存在します。
独学で一番重要なことは、市販のテキストを使用してその1冊をきちんと仕上げることであり、合格への一番の近道です。
フルカラーで分かりやすいテキストを選んでも。1冊3000円程度でリーズナブルなものとなっています。
宅建は民法の科目が難解なため、図解やイラストが多いフルカラーテキストが多いと頭が整理されやすいので、独学の方にはオススメです。
以下ではおすすめのテキストを紹介します。こういったテキストをうまく使い短期合格を目指しましょう!
- みんなが欲しかった!宅建士の教科書(一番人気のテキスト)
- 合格のトリセツ 基本テキスト 【法改正対応】(フルカラー&図解が豊富)
- わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(ゴロが多くていい)
- 出る順宅建士 一問一答○×1000肢問題集【アプリ付き/合格テキストとリンク】
上記のテキストは図解やイラストもかなり多くわかりやすいものとなっており、どれを選んでもおすすめです。
また1問1答は細切れの時間でも勉強できますし、アプリにダウンロードすればスマホですぐに出来るので、こういったものも活用して隙間時間を有効活用しましょう!
3-2.宅建勉強法:スマホアプリ
スマホのアプリで隙間時間に勉強するのもかなりおすすめです。
ただし、あくまでも補助的な教材なので、これだけに絞って勉強しないように注意しましょう。
アプリの問題は過去問の出題が中心で無料版でも十分の情報量があり、アプリでの勉強が合う人はどんどん活用しましょう。
以下が、スマホで宅建勉強を行う際のオススメアプリです。
3-3.無料でできる宅建の勉強:ネット教材、Youtube動画
最近では、宅建の勉強も無料でできるものが増えています。
例えば、無料のネット教材やYouTubeなどです。
こちらも有効な教材なのは間違いありませんが、あくまでも補助的な教材として使うことをオススメします。
民法の苦手な単元に使うなど、苦手対策として自分の知識の整理をするために利用するのが良いでしょう。
短時間で自分の苦手なところを確認や、時事対策などができるので、直前期には抜群の効果が見込めます。
3-4.宅建の勉強法:スクール
ここからは、スクールでの勉強法になります。
スクールには「通信」と「通学」のコース二つがあり、自身にあったものを選ぶことができます。
もっとも初学者を対象としたコースは、期間が半年以上で価格も20万程度のものが多いです。
加えてスクールに通ったとしても、自学自習の時間は必須ですので、そういった時間も取れるかどうか考慮してスクールに通うかも決めましょう。
以下におすすめのスクールのURLを貼っておきますので参考にしてみてください。
4.宅建勉強のオススメ順【過去問が最優先】
ここからは宅建の勉強のオススメの順番について紹介していきたいと思います。
4-1.過去問が最優先
どんな試験であってもまずは、過去問が一番の優先事項です。過去問を実際に見て、出題形式や問題の全体像を理解する必要があります。
またテキストの序章や動画などで、宅建試験の全体像を理解するのも良いでしょう。
次に重要なのが配点の高い問題ごとに攻略していくということです。
宅建試験では、宅建業法→権利関係→法令上の制限の順に配点が下がっていきます。
特に、民法の権利関係は理解に時間がかかるので、独学でやる場合は遅くまで放置しないようにしましょう。
4-2.宅建、気になる直前の追い込み勉強法
宅建の直前期の追い込みでは、絶対にしてはいけないことがあります。
それは、教科書を浮気することです。あくまでも、今まで使ってきた参考書を中心に過去問でアウトプット、間違ったところをインプットし直すというのが王道です。
また、本番で間違えやすい数字に関する問題を整理するのも良いでしょう。
最悪、権利関係は丸ごと捨ててしまって配点の高い宅建業法での失点をなくすという方法も有効的です。
統計などの問題は、試験前に試験会場でのスクールが配っているチラシを活用することで対策しても問題ありません。
5.【コラム①】宅建士一発合格を目指して!モチベーションを保つ方法
ここまでは勉強に関しての話でしたが、ここからはモチベーション維持に関するお話です。
一人で孤独に勉強するというのはかなり精神に負担がかかるものです。
そこでtwitter、インスタのアカウントを開設して同じ目標を持った仲間を見つけて頑張るというのもモチベーションの維持に有効です。
また定期的に合格体験記などを読むことでモチベーションUPを図るのも良いでしょう。
日常的にどれだけ勉強をしたのか、勉強時間や点数などを記録して、どれだけ勉強してきたか目に可視化することも日々のやる気に繋がるのでやってみることをオススメします。
6【コラム②】ぶっちゃけ宅建士になるための総額(勉強~登録まで)っていくらかかる!?
宅建士になるにはいったいどのくらいの金額がかかるのでしょうか。
以下が主な費用になります
- 受験料 8,200円
- 参考書・スクール代 約10,000円or約20万円
- 登録手数料 37,000円
- 宅建士証交付申請手数料 4,500円
- 更新代 15,500円
独学の場合、合計で平均約7万円から8万円です。スクールの場合は、20万円が加わります。
7.「宅建の勉強方法」まとめ
今回は、宅建士の合格に必要な勉強時間や勉強方法・スケジュールについてなど多岐にわたって紹介してきました。
宅建は日本でも一番人気の資格といって良いほど受験者数が多く、競争相手が多く存在します。
受験を考えているという方は、しっかり情報を集めて勉強を始めることが必要です。
独学やスクールなどに悩んでいる方は、自分のライフスタイルなどを見直してみて決めるのも良いでしょう。
記事をご覧になってくれたあなたの合格を心からお祈りしています!
チェック「宅建に独学で一発合格したい!」という人のために、宅建合格のロードマップを解説しました!
宅建に独学で一発合格するロードマップ!勉強時間、勉強法を徹底解説!
宅建の試験概要や、必要となる勉強時間、そして合格のための勉強法を紹介しており参考になるはずです!ぜひご覧ください。
宅建がなくても不動産業界に転職できます
宅建を取ろうとしている方の中には、「宅建がないと不動産業界に転職できない」と思っている方がいますが、それはよくある誤解です。
不動産業界特化の転職エージェントである”宅建Jobエージェント”が保有する求人のうち、宅建がないと応募できない求人は全体の約1~2割です。
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