不動産チラシの作り方とは?反響率を上げるデザイン・文言・ルールを解説
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不動産業界は、なぜネットが発達した今日この頃でも、昔ながらのチラシ広告という営業方法を続けているのでしょうか?
新聞の折り込み広告で、週末になるとやけに目にする広告ですが、不動産業界が何十年もチラシ広告を続けるのには、実はそれなりの理由があるからです。
今回は、不動産のチラシ広告について詳しく解説をしていきます。
チラシ広告の謎についてご興味のある方は、ぜひ、最後までご覧ください!
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.不動産業界でチラシが使われる理由【反響はある?】
不動産のチラシというと、新聞の折り込み広告で「○○マンション 3LDK 4680万円~」「今週の土日 大型開発分譲地 現地販売会開催!」などの宣伝文句が入ったチラシがよく見られます。
また、不動産業界では、「チラシお断り」というシールが貼られて嫌われているにも関わらず、個人宅にいまだにチラシを巻く企業が後を絶ちません。
なぜ、不動産会社は、チラシをまくという昔からの手法をいまだに続けているのでしょうか?
ここでは、その理由について迫っていきたいと思います。
1-1.理由①反響率は低いが成約できると利益が大きい
インターネットが発達した近年でも、不動産業界では営業活動の一環として、チラシを使用しています。
しかし、チラシの反響率は約0.1%程度と大変低く、1,000件ポスティングしても1件反響があるかないかという厳しいものでしょう。
ただ、1,000件に1件でも成約できれば、不動産の購入価格は何千万円という高額なものなので、非常に大きな利益が得られます。
かなり低い確率でも、大量のチラシをまいておけばお客様をゲットする機会があるため、不動産会社はチラシ広告にも力を入れているのです。
1-2.理由②ネットを見ない高齢者に効果がある
チラシは手にすれば、ダイレクトに情報を目で見られるため、ネットを見ない高齢者にも簡単に情報を伝えることができます。
インターネットが発達した時代でも、高齢者などWEBを見ない人も多くいるため一定数の効果があるのです。
特に、自宅売却などを勧誘する広告にはうってつけの方法と言えます。
高齢者は自宅などの資産を保有している人が多いため、効率よく営業活動ができるからです。
1-3.エリアやターゲットを選べる
エリアを好きに選べるのも良い点です。
売主を探す場合は狙ったエリアや物件を対象とし、集中的に売却募集のチラシを配布したり、買主を探す場合は、自社物件の周辺エリアに販売チラシを配布したりすることで、効率的に営業活動ができます。
また、ターゲットを自由に選びやすいのもメリットです。
例えば、40㎡台のマンションの購入者を探す場合は、夫婦二人が住んでいそうな賃貸マンションに配布したり、新築分譲住宅であれば、若いファミリーが住んでいそうな賃貸アパートを狙います。
物件に合わせてターゲットを絞れるため、成約確率を上げる効果が期待できるのです。
不動産会社の集客方法アイデアを14個紹介!反響獲得できるアプリも解説!
2.不動産業界で反響率の高いチラシの作り方【自社内制作・外注】
不動産のチラシは、自社内で制作する会社もありますが、外注に出す場合もあります。
ここでは、不動産チラシの作り方について解説をしていきましょう。
2-1.自社制作
チラシは自社で作ることも可能です。
ここでは、不動産会社でよく使われているの3つの手法をご紹介します。
2-1-1.不動産チラシデザイナー3
不動産チラシを作成するには、専用のPCソフトを使う方法があります。
様々なソフトがある中で、特に使いやすいと評判なのが不動産チラシデザイナー3という不動産チラシ作成ソフトです。
170点以上の豊富な不動産広告テンプレートを収録しており、文字と画像を差し替えるだけで簡単に作成できます。
戸別配布チラシだけでなく、店頭掲示チラシや案内板・看板まで制作できる優れもののソフトです。
パズル感覚で間取りや区画作成ができ、レインズデータの利用やスキャナの読み込みもできるので作業効率もアップします。
色々な用途に使え、好きな時にいつでも社内で印刷できる便利なソフトです。
2-1-2.ラクスル
ラクスルは、名刺やチラシがオンライン上で作れるサイトです。
オンラインデザインの利用は無料で提供しており、ラクスルで印刷することを前提とした機能になっています。他社で印刷することはできません。
業種別の無料テンプレートが4000点以上あり、写真やイラストなどの素材が約2,000万点以上無料で利用できます。
らくらくデザイン(かんたん自動作成)機能があり、デザインが苦手な人でも大丈夫です。
制作時間は平均約30分ほどなので、短時間でチラシを作りたい人はいかがでしょう。
2-1-3.PIXTA
PIXTAも同じように、様々なテンプレートが揃っているサイトです。
不動産や住宅関連で使えるチラシテンプレートを無料でダウンロードでき、折込チラシや店頭掲示チラシ、分譲住宅相談会など目的に合わせて簡単に作成できます。
全てパワーポイントファイルのため、専用ソフトは必要ありません。
好きなテンプレートをダウンロードしたら、写真や宣伝文句を入れ換えて印刷すればOKです。プロ並みのチラシをデザインできます。
サイズを変えれば、ポスターサイズやDMカードも作成することが可能です。
2-2.外注する場合
無料でも心配な場合や、手間なくチラシを作成したい方は、プロの業者に外注するのが良いでしょう。
単位が10,000枚以上を超える場合は、プロの業者に依頼した方が、良心的な価格で美しい仕上がりのチラシを制作してくれます。
ネットでも、「不動産チラシ.COM」など、チラシ専門業者のサイトで依頼をすることが可能です。
3.不動産チラシの反響率を高めるポイント
不動産チラシは基本的に、たくさん配布したとしても必ずしも効果が期待できるものではありません。
ここでは、少しでも反響率を高めるポイントを解説しています。
3-1.目的を明確にする
まずは、目的を明確にすることが大切です。
例えば、数字で具体的に「○件問い合わせをとる!」というように数字で目的を具体化すると、予算やエリアなど細かい部分を詰めていくことができます。
また、現地販売会開催などのイベントチラシを作成するなら、「開催日と時間」「物件の地図」「問い合わせ」など、基本的な情報を忘れずに記載しましょう。
また、最後にお客様の行動を促すことも必要です。
例えば「当日は、弊社スタッフがお待ち申し上げております。ぜひ、お気をつけてご来場下さい。」と記載しておくと、良心的に接客をしてくれそうな会社であることが伝わり、お客様の来場率が高まるでしょう。
3-2.ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にすることも重要です。
案内したい物件のターゲットとなる層が、学生なのか、社会人なのか、老後の高齢者なのかによって違ってきます。
また、その人達はどこに多く住んでいるのかなども、事前にリサーチしておくようにしましょう。明確にすることで、無駄撃ちを防ぐことができるからです。
また、ターゲットによって反響がとれる時期は違ってきます。
学生の場合でしたら、大学や専門学校に入学する4月前の1~3月、同棲カップルでしたら6月のジューンブライドを狙った新婚さんとして4~6月がぴったりです。
家族向けの場合は、入学や新学期が始まりひと段落した頃の7~9月などがちょうど良いかもしれません。
3-3.ひと目で理解できるメリットを示す
チラシは基本的に見ずに捨てられる運命のものです。
チラッとでも見てもらえればラッキーなため、ひと目で理解できるメリットを示すことを心がけましょう。
「なんだこれ?」と見てもらうためには、「期間限定!」「無料!」という人の心を誘う文言や、3B(赤ちゃん、美女、動物)など、とにかく一瞬で目をひくデザインを取り入れると非常に効果的です。
また、メリットは数字で具体的に分かりやすく示してください。文字ばかりでなく図を使うなど視覚的な印象も工夫するようにしましょう。
ただし、誇大広告にあたる表現は禁止されていますので、くれぐれも注意して下さい。
不動産キャッチコピー成功事例を紹介!具体的な書き方や注意点も解説【売却・投資】
3-4.問い合わせ先をハッキリ示す
問い合わせ先をハッキリ示すことにも、抜けがないようにしてください。
せっかく興味を持ってくれた後に、その人がどうすればよいのか分からなかったら、今までの努力や時間が全く意味にないものになってしまいます。
見込み客がきちんと問い合わせをできるように、電話番号やFAX番号、LINEなど連絡先をハッキリと示すことが必須です。
「4.不動産チラシ」のまとめ
今回は、不動産業界で使われている営業方法である不動産チラシについて詳しく解説をしていきました。
不動産チラシは、新聞広告でもおなじみの古くからの営業ツールです。インターネットが発達した近年でも、高齢者を中心に一定の効果を得られています。
チラシ広告の良さは、何といってもダイレクトに情報を伝えられることでしょう。
最近では自社内で手軽にチラシを作成できるソフトなどもありますので、低コストでスピーディーに制作ができます。
これからも不動産営業の頼りになるツールとして、チラシ広告から目が離せません!
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