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大手不動産デベロッパーをランキング形式で紹介!業界構造や転職の進め方も解説!

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取り組む仕事の規模の大きさや収入、事業の安定性などから「不動産業界の花形」ともいえるデベロッパーですが、テレビで大手デベロッパーがあれだけCMを放送していても、一般的にあまりよく知られていない面が多いです。

そのため、デベロッパーへ転職を考える人の中には、以下のような点を知りたい方はいらっしゃるのではないでしょうか?

デベロッパーについて実は知られていないポイント「待遇は良さそうだけど、仕事はきつい?」
「どんな仕事をしているの?」
「会社ごとの違いがよく分からない」
「ワークライフバランスは?」

この記事では、大手デベロッパーのさまざまな角度からのランキング、デベロッパー転職に関する基礎知識をご紹介します。ぜひ会社選びの参考にしてください。

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。

監修者棚田健大郎

この記事・サイトの監修者

棚田 健大郎

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有…続きを読む

不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。

1.デベロッパーは何をしているのか?

デベロッパーとは、街づくりや大規模な集合住宅、商業施設の開発企画を立て、用地取得から管理運営までを行う業種です。
具体的には以下のような事業を行っています。

デベロッパーの主な事業内容・街の再開発事業
・リゾート開発
・大型商業ビルの開発
・大規模な宅地造成(戸建て街の形成)
・マンション開発

プロパーの育成を尊重する企業が多いことから、高学歴の新卒学生を中心に人気のある業種です。
しかし会社によってはキャリア採用を行うところもあり、系列会社を中心に中途採用を多く行う例もあります。

1-1.デベロッパーの定義と役割

定義的な位置づけとしては、公共事業の分野も含めて、動産開発の企画・立案から運営までをワンストップで手がける点にあるでしょう。不動産業界全体の中では「開発」という分野にあたり、ほかの分野である流通・管理も合わせて手がけることが多いです。

不動産の3分野開発:物件の企画と採算などの検証、用地取得など
流通:物件の売買や賃貸の仲介や、売主・貸主としてのビジネス
管理:物件の建物と入居者のアフターフォローサービス

また、デベロッパーは一般的な宅地建物取引企業が単独で行うのが困難な、大規模な用地取得やテナント営業も企業規模(人材・人員)と企業体力を活かして進められます。
そのため、広いエリアの開発行為の取りまとめをする役割を担っています。

1-2.デベロッパー業界の全体像と分類

デベロッパーは「都市開発」「マンション」「商業施設」など、いくつかの専門分野に分かれ、以下の違いがあります。

分類 主な業務領域
総合デベロッパー 再開発などの街づくりに携わり、広いエリアの中にオフィス・店舗・住居などの配置や規模まで企画し、開発を推進する
マンションデベロッパー 大規模マンションの用地確保から企画、販売、客付け、管理までを行う
商業デベロッパー ビジネスビル・商業ビルの企画、販売、客付け、管理までを行う

また、混同されがちなゼネコン(総合建築企業)との違いは、企画や販売、管理をメインに手がけるデベロッパーに対して、設計と建築を請け負うのがゼネコンです。
覚えておくと良いでしょう。
※双方の業務分野が乗り入れるケースもあり

ゼネコンの代表的な企業は大林組、大成建設、竹中工務店、三井住友建設、東急建設、熊谷組、奥村組、ナカノフドー建設、福田組、大豊建設などが挙げられます。
もしデベロッパーに勤めることになれば、上記企業と関わる機会もきっと多くあるでしょう。

補足:ゼネコンの大手トップ5の平均年収

順位 社名 平均年収
1位 鹿島 1,134万円
2位 大林組 1,057万円
3位 竹中工務店 1,042万円
4位 大成建設 1,010万円
5位 清水建設 1,006万円

出典:ゼネコンの平均年収ランキング|ゼネコンランキング【2020年版】|アーキブック

最後に、戸建ての宅地分譲・建売などを行う不動産会社の業務も開発行為ではありますが、このような会社はハウスメーカーと呼ばれ、デベロッパーとは呼びませんのでご注意ください。

1-3.仕事内容について

業界の全体像について理解したところで、デベロッパーの具体的な仕事内容についても紹介いたします。

デベロッパーの仕事内容・主な職種

業務概要 業務詳細
用地取得 開発に適した土地を見極めて、交渉・確保する
マーケティング 取得した土地の情報をリサーチし、プロジェクトの方針を決める
企画・開発 用地取得時の基本プランをもとに、より具体的に計画する
施工監理 建設会社による実際のプロジェクトの進行や品質を管理
営業 完成物件を顧客に届けるための販売・賃貸・広報活動
法務・総務 土地の取得から売買・賃貸の契約までの様々な契約・手続きを処理
管理・運用 開発した物件や施設の価値を維持・向上させるための管理業務

このように、社内の多くのセクションが協力しあい、ひとつの開発現場を形にしたあとは、管理・運用で末長くその維持に関わってゆきます。

また、用地取得とマーケティングはときに順番が入れ替わることがあります。
「このエリアの再開の相談に乗ってほしい」という場合もあれば、企画ありきで後から用地取得を進める場合もあるためです。

2.不動産デベロッパー ランキング

日本には大中小合わせ様々なデベロッパーが存在しております。

ここでは、企業ごとの違いを把握すべく、総合・売上・平均年収・ホワイト様々な観点からランキングを纏めました。

ランキング上位企業については社員の口コミも掲載しておりますので、是非企業研究のご参考にください。

※売上や平均年収は各企業の最新の有価証券報告書を参照しております。

2-1.メジャーセブンとは?

総合ランキングに入る前にまずはメジャーセブンについて補足いたします。

なぜなら、消費者にとって最も馴染み深いマンションデベロッパーの最大手7社をメジャーセブンは、(マンション)デベロッパーを目指す以上はマストで覚えておくべきだからです。
※正確にはマンションデベロッパーの最大手7社が共同で運営している新築マンションの販売情報ポータルサイトがメジャーセブン(MAJOR7)です。


メジャーセブンを形成するのは住友不動産株式会社、株式会社大京、東急不動産株式会社、東京建物株式会社、野村不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社の7社です。

強力なブランド力のある大手7社だけに、メジャーセブンだけで新築分譲マンションの販売戸数の約3分の1を占めています。

そのため、特にマンションデベロッパーを目指す場合は確認しておくべきでしょう。

MAJOR7|大手不動産会社7社運営の新築マンション情報サイト

2-2.不動産デベロッパー 総合ランキング

まずは総合ランキングです。

総合ランキングは年収の高さとホワイト度をそれぞれ考慮して選出しました。
1位は平和不動産となりますが、上位陣は基本的にホワイトな割に平均年収が高い企業を評価しております。

順位 社名 平均年収(万円) 平均残業時間 有給消化率 平均勤続年数
1 平和不動産 1,120 20.0 70.0% 15.1
2 三井不動産 1,289 28.3 72.4% 10.6
3 ヒューリック 1,908 34.7 82.8% 6.3
4 テーオーシー 731 19.5 75.9% 16.0
5 森ビル 955 26.9 70.3% 16.0
6 三菱地所 1,273 31 67.4% 13.8
7 コスモスイニシア 745 24.5 71.7% 10.5
8 和田興産 788 11.3 53.80% 11.8
9 サムティ 762 16.9 81.20% 5.7
10 シーアールイー 746 8.7 51.6% 6.0

また、各社の口コミをご覧ください。各社の違いと、デベロッパーに共通する要素の両方が浮かび上がってくるかと思います。
※以下Openworkの各企業の口コミを掲載しております。

・平和不動産の口コミ
勤続年数の長さをはじめ、年収のわりにホワイト度が高い会社です。転勤がありますが、一部の職種と考えられます。

ソリューション(営業)・新卒入社・男性
休みはかなり取りやすいと思う。別に上司に休みを取ってなにか言われることもない。有給は消化しようと思えばいくらでもいけると思う。

ただ年末年始の休みが少ないのか残念。客先に証券会社が多いため、そこに準じて株式市場が開いているときは出勤という感じになる

ソリューション(営業)・新卒入社・男性
全国転勤を良しとするかによるが、北は札幌、南は福岡まで飛ばされる。それほど魅力的な会社かと言えば微妙。ただ年収は名が知られていない割にはわりとそこそこの給料がもらえるのでそのあたりを天秤にかけてどっちがよいか考える必要あり。この会社にいると井の中の蛙大海を知らずになりがち。

・三井不動産の口コミ
総合デベロッパーとして、同じ財閥系の三菱地所と双璧と言える会社です。部署によっては深夜残業もあるようです。給与はさすがの水準ですが、この待遇はほぼ新卒からの流れの人が対象と考えられます。(口コミの人は例外)

営業・新卒入社・女性
ワークライフバランスは調整しやすい環境であったと思います。仕事を頑張りたい人は仕事に注力できる反面、プライベートを大事にしたい人も尊重されていました。部署や上司にもよりますが、有給も取りやすかったです。私はアイドルが好きなので、ライブの日は必ず有給を申請していましたが、毎回申請は通っていました。さらに、働き方にも様々な選択肢があります。例えば、部署にもよりますがリモートワークを行うことができます。出社する手間が減った分、プライベートに割くことができる時間が増えました。また、時短勤務や時差出勤の制度も設けられているため、育児を行っている方もワークライフバランスを調整しやすい職場であるとおもいます。

事務系・新卒入社・男性
近年、働き方改革に積極的に取り組んでおり、従来のような連日の深夜残業は減りつつあるが、部門によってまだ差はある。とは言え、従業員の意識は年々変わってきていると感じる。法令、コンプライアンス意識が非常に高い会社なため、36協定は必ず遵守。
全社的にオンオフのメリハリをつけて働く雰囲気があり、仕事もプライベートも充実させることは十分可能。計画的に仕事をすることが前提だが、チームで仕事をするため休みも取りやすい。
家族のことを第1に考える社員が多く、家庭行事はなによりも優先される雰囲気がある。夏休みも長めに取ることも可能。自分なりのワーク・ライフ・バランスを見つけることのできる会社だと感じる。

総合職・中途入社・男性
年収1600万円・基本給(月)60万円・残業代(月)20万円・賞与(年)550万円・その他(年)90万円
会社幹部が経団連をはじめとする外部団体の要職に就いていることもあり、業界のトップであり続けるという決意を感じる。他業種と比較しても、国内のメンバーシップ型企業のなかでは最高水準と思われる。有報掲載の従業員給与は年収1300万弱だが、総合職に限定した場合は1700-1800万くらいになるはず。

(総合職年収のイメージ)
26-7歳1,000万
32-3歳1,500万
38-9歳1,900万
課長職2,000万超
部長職2,500万超
役員3,000万超
取締役10,000万超

半期毎の目標面談にて上長が評価。課長職が考課者となりチーム員を査定し、部長職が全体調整のうえ、人事部が決定する。近年は、確定した評価を社員にフィードバックするなど改善傾向にあるが、人事異動は内示日に一斉に社内伝達があり、それまで全く口外されないことから、当日の社内は祭状態。

・ヒューリックの口コミ
不動産業界最高年収を誇り、年々平均が上昇し続けている会社です。全国の駅近くの最高の立地に数多くの自社所有物件を持ちます。

営業・中途入社・男性
企業文化はとてもアグレッシブな雰囲気。社員のほぼ全てが中途採用のため、様々なバックグランドを持った人材が豊富にいて、それぞれの得意分野を生かしながら働いている。
ほぼ中途採用社員のため、社員どおしも必要以上に相手に対し干渉せず、大人な対応で仕事が行われている。そのような環境を好む人にはとてもいい企業文化。

組織体制は株主構成と共に変化し、TOB前は日興系の社長が、TOB後はゴールドマン・サックス証券とエートスジャパンLLCより、各1名ずつ共同社長で着任。ゴールドマン・サックス証券が株持分売却後はエートスジャパンLLCよりの単独社長による体制となった。

総合職・新卒入社・女性
ワークライフバランスは部署による。オンオフがはっきりしており、有給の取得も柔軟に可能。8割以上取得することが推奨される。接待等も少ない印象。ただ、フレックス制度や時間休制度がないため、出社は必須。諸事情による中抜けも許されないためその辺の柔軟性には欠ける。

不動産・中途入社・男性
子育てと仕事の両立がしやすい環境や制度が徐々に整ってきていると思われる。働き方がもう少しフレキシブルにできるようになると、よりバランスを調整しやすくなると思われるが、定時で固定席での働き方に対する経営層の拘りは強い。

・テーオーシーの口コミ
新装なった東京・五反田TOCビルでおなじみの会社です。働き方は柔軟だが、部署によりやりがいやハードさに開きがある印象です。

総合職・新卒入社・男性
ワークライフバランスは部署による。残業をほぼしないところもあれば、土日に来なくてはならないところもある。自分が所属していた部署は有給休暇を取れる雰囲気ではなかったが、別の部署だと比較的取れているという話も聞いた。

営業・新卒入社・男性
有給は取りやすいと思う。しかしながら部署によるものが大きい。育休や産休から復帰する人も多いので時代に合わせて変わりつつある

営業・新卒入社・男性
働きがい:営業は自由な部分が大きいと思う。アプローチ等に決まりはない為自由に営業していく風土があると感じられる。ある程度の結果を出していないと評価はされないが数字が明確に決まっているわけでもないので取り組み方も含めての評価と感じる。
成長・キャリア開発:働く人働かない人ハッキリしており、結果を出したい人はその分行動しているが、そうでない人はゆっくりと働く印象。それによって会社からの評価もあまり変わらない為、働くことに対するモチベーションによって成長度合いは変わると思う。キャリアについては年功序列で役職がついていく為ある程度のラインまでは昇進が可能。

・森ビルの口コミ
商業ビルの雄と言える会社です。華やかなイメージに反して、落ち着いて温厚な人が多いという印象は、外部からの視点でも共通しています。

営業・新卒入社・女性
企業理念が全社的に浸透しており、ディベロッパーの中でも特徴的な再開発を行なっている。用地取得から企画設計、管理運営、営業まで全て自社で行っていることから、六本木ヒルズをはじめとした既に竣工している街の運営や、現在進行中の大規模プロジェクトの再開発などにおいて、ある程度の一体感を感じる。

基本的には年功序列で、新卒入社からある程度までは規則的にか階級も上がっていくが、中堅あたりから評価によりバラツキがみられる。人の雰囲気としては穏やかで人当たりの良い人が多い。

営業本部・営業・リーダー・中途入社・男性
有給消化などは、雰囲気的に取りづらい様なことはなく、業務都合優先ではあるが、働く時間、タイミングなどのマネジメントは自分で決めておこなう感じです。
コロナになってからはリモートワークも全社的に推奨されてはいるが、所属部署によって、リモートワークの出来るところと、まったく出来ないところの差がはげしく存在し、メンバーによってはその辺に不公平感を訴えるものもいるため、業務そのものよりも、そのような就業環境が原因で、チームないの士気が下がったり、連携がくずれることが多々生じています。

コーポレート・総合職・中途入社・男性
最近は有休消化率も高くなっていると思う。フレックス制度を利用しての通院なども柔軟に対応出来る。ただし、年末年始のカレンダーによっては有休消化奨励日が発生するので、有休取得計画は慎重に行う方が良い。

・三菱地所の口コミ
「丸の内の大家」と言われる地主兼・総合デベロッパー企業です。三井不動産とテレビCMの出稿量を競って近代性を訴えていますが、好待遇と昭和の香り残る部分が同居する企業体質です。

総合職・新卒入社・女性
いわゆる典型的な日本企業なので、一部の昭和文化を引き摺った上長のもとでは、上長の一存で全てがひっくり返ることも多々ある印象。

ボトムアップ企業と自称しているが、上長の同意が得られるような案を、部下が初めから忖度して作り上げている感も否めないので、真のボトムアップではないと思う。
ただ業務外の面では、日本企業にしてはフラットだと思う。最低限の年功序列文化はあるものの、上の方々も気さくでフランクに会話して下さる方が多い。

総合職・新卒入社・女性
ワークライフバランスは整っている。 男性社員でも早上がりで送迎等に向かう人も多数。 社内の雰囲気とし て、男性でも育児をするのが普通という意識が根付いている。 また、 フルフレックスのため、 自分の働きやす い時間帯で集中して働くことができ、とても良い。

事業開発・中途入社・女性
部署にもよるが、全体的に残業はそれほど多くなくワークライフバランスはとりやすい印象。 プライベートで 複数趣味を持っている人も多く、 時々趣味の話題で盛り上がることがあるくらいに皆プライベートが充実して いる。 特に中堅以下は家族との時間を大切にしている人が多い印象がある。

・コスモスイニシアの口コミ
社員のやりがいを引き出すうまさは、元リクルートグループに共通する点です。ホワイト度も保証されますが、大和ハウスグループであることもあり、ワーカホリック的な人も一定数在籍します。

営業・新卒入社・男性
元々リクルートグループであったため、 自主独立の社風はあり、 個々人の裁量や自由度は比較的高いと思います。 それが災いして、稼ぎ頭領域以外の業務が数多く広がり、間接費が膨らみ営業利益率は高いとは言えない。

年次が若い時期に、不動産の取引を学ぶ場としては適していると思いますが、 ある程度キャリアを経た後に、 不動産のみならずビジネスを創り出す、 本来のリクルートイズムを追求する場として考えると、 不動産というまだレガシーな側面が色濃い業界でもあり、 なかなか歯がゆい部分は多くなるでしょう。
大和ハウスグルー プに加わったこともあり、一般的上場基準の普通に求められるガバナンスはしっかりと求められるため、 スタ ートアップに必要となる、スピード感や大胆な決断などは求められない。

営業・新卒入社・女性
Work Style Innovation休暇 (通称WSI休暇) という、3日間の有給を取らなくてはいけない制度があるため、公休と合わせて5連休をとり、海外旅行などに行けることはとても有難いなと思います。 お客様商売のため、休日出勤をする日もありますが、必ず振替休日をとらなくてはならなかったりと、 休暇制度が充実していると思います。
また、 夜間は22時以降の残業は原則禁止、 20時以降残る場合も課長の承認がいるため、比較的早く帰れる会社であると思います。

営業・建築監理・新卒入社・女性
在職時は深夜残業、休日出勤が当たり前でした。 有給休暇も10年間で1日も取得した事は無く、退職日ギリギリまで働きました。
部署によるところもあると思いますし、 時代的に現在では休みも取れているようです。
以前は給料も高く、年俸制で残業がつかなくても、 20歳代で800万位あったので残業も苦になりませんでした。住宅販売も自社の正社員でやっている為、 営業に異動になると水曜日木曜日休みになり、 祝日は休めなくなります。

・和田興産の口コミ
のんびりと成長し、生きていくことへの不安がある人にはおススメできませんが、目標や生き甲斐がはっきりしていれば、その環境をフル活用することもできるはずです。

事務・中途入社・男性
企業文化は非常に牧歌的。しかし出来る人はぬるま湯に満足できず、 独立したり転職したりしている。女性にとっては非常に素晴らしい環境が整っているが、 男性社員にとっては苦労ばかり押し付けられるのに給与待遇にあまり差がないので不満がでている。

不動産・営業・主任・中途入社・男性
全体的に共に生きるという「共生」 という精神ですすめており、 社員全員がそこそこ良い関係を築けていると は思います。年功序列の精神がかなりをしめており、 若い人はあまり給与は取れないような社風です。

営業・新卒入社・男性
ワーク・ライフ・バランスはめちゃくちゃ良いです。残業はほとんどないです。
忙しい時はありますが、 多くて20時間前後。部署にもよりますが、 ほとんど18:00までには帰る人が大半です。

・サムティの口コミ
ホワイト企業で、インセンティブのない営業というのは、プロパー社員で入社できた人の特権です。トップダウンを嫌う人は、最初から合わないと思われます。

営業・中途入社・男性

インセンティブ制ではないので、拠点単位で数字達成に向けて日々励んでいる。またおおらかな人が多く怒号や揉め事はほとんどない。 また中途社員が8割程度占めるため派閥や伝統のようなものも特記すべきものはない。創業メンバーの引退でトップダウンになりつつあり、今後は良くも悪くも風土が変わるかも。

仕入れ・中途入社・男性
18:00にはパソコンは強制シャットダウンされ、 18:30にはオフィスに誰もいない状態になる。 週末に業務を することは一切なく、 社員の充実した生活を提供してくれる。
実績をかなり積み上げても給与で見返りは大きくないが、 ワークライフバランスを重視する人にはこの上ない会社だと思う。
ダラダラ仕事もないのに会社にいる行為を強いられるのが日本社会の常識だったが、そういった無駄を排除して、 従業員の満足度を上げている素晴らしい会社だと思う。

・シーアールイーの口コミ
細かい管理がなく、個人主義的なカラーがうかがえます。資格試験を狙う時間は充分取れそうなので、業界最高峰の不動産鑑定士を狙うのもいいでしょう。デベロッパーでは重宝される資格です。

営業・中途入社・男性
働きがい :部署によるが、自分のペースで仕事ができる環境はある。 メンバー間でもそもそも交流が少ないため、マイクロマネジメントの窮屈さはほとんど感じないのでは。一方、放置されるケースがほとんどのため、 自分自身で働きがいを見つけられないと厳しい。
成長・キャリア開発:表面上は資格取得を推奨しているため(実際には評価と関係なさそうだったが)、 資格勉強に興味がある方にと っては良い環境かもしれない。部署によっては、 勉強時間はしっかり確保できる。
業務上では、部署編成が定期的に行われるため当初配属部門が急に無くなることも頻繁。 バックオフィス系以外の部署では長期でのキャリア形成見通しが立て辛い。

PM・中途入社・女性
休みは天候などに左右される時はあるが比較的スムーズに取得できる印象がある。 会社携帯を渡される。 午前中出社 にして、午後から在宅勤務などフレックスに調整可能だった。 時間休制度もあったので、 自分の業務やスケジュールに合わせて調整、合間を縫って時間給を使用し病院などにも行くことが可能。 自分の業務量やマネジメント次第では休みなどは取りやすいが、激務だともちろん取れない。 社員同士も割と仲はいい方なのではないかなという印象がある。

2-3.不動産デベロッパー 売上ランキング

企業名 売上高 連結(百万円)
三井不動産 2,383,289
三菱地所 1,504,687
東急不動産HD 1,103,047
住友不動産 967,692
野村不動産HD 734,715
ヒューリック 446,383
イオンモール 423,168
レオパレス21 422,671
東京建物 375,946
森ビル 360,485

2-4.不動産デベロッパー 平均年収ランキング

年収面ではやはりヒューリックが強い状況が続いております。ここ数年でさらに200万円ほど平均年収が上がっており驚きです。
ちなみにレーサムは都心部の、エリアごとの特性を活かした商業ビル・オフィスビルをメインに手掛ける会社です。

企業名 平均年収(万円)
ヒューリック 1,908
三井不動産 1,289
三菱地所 1,273
レーサム 1,257
平和不動産 1,120
東急不動産HD 1,113
野村不動産HD 1,091
東京建物 1,024
プレサンスコーポレーション 961
森ビル 955

2-5.不動産デベロッパー ホワイトランキング

転職する場合、売上や年収も大事ですが、働きやすいか、長く働けるかも加味して志望するべきでしょう。
そのため、「平均勤続年数」「平均残業時間」「有給消化率」の3つの観点からホワイトランキングも作成いたしました。

三重交通グループホールディングスのような勤続年数が長い地方企業は、年功序列的な側面もありますがホワイトで働きやすい故に長く働く人が多いと考えられます。

森ビルは健康経営に取り組む優良な法人を経済産業省と日本健康会議が共同で認定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)2023」(ホワイト500)に2022年から2年連続で認定されています。

以前界壁問題でスキャンダルとなったレオパレス21も実はホワイト企業としてこの数年来注目を集めています。

不動産業界に入る以上、繁忙期が忙しいのはある程度覚悟すべきとは思いますが、より良い転職をするためには前述した「平均勤続年数」「平均残業時間」「有給消化率」は事前に確認することをおススメします。

平均勤続年数ランキング

順位 企業名 平均勤続年数
1 三重交通GHD 20.9
2 テーオーシー 16
3 日神GHD 16
4 森ビル 16
5 空港施設 15.2
6 スターツコーポレーション 15.2
7 平和不動産 15.1
8 東急不動産HD 14.3
9 三菱地所 13.8
10 レオパレス21 13.8


平均残業時間ランキング

順位 企業名 平均残業時間
1 サムティ 8.7
2 和田興産 11.3
3 レオパレス21 16.9
4 ディア・ライフ 17.5
5 穴吹興産 18.8
6 FJネクストHD 19.3
7 テーオーシー 19.5
8 フジ住宅 19.8
9 平和不動産 20.0
10 シーアールイー 20.3


有給消化率ランキング

順位 企業名 有給消化率
1 ヒューリック 82.8%
2 レオパレス21 81.20%
3 ディア・ライフ 80.2%
4 ウッドフレンズ 78.1%
5 テーオーシー 75.9%
6 三井不動産 72.4%
7 コスモスイニシア 71.7%
8 穴吹興産 71.3%
9 シーアールイー 70.3%
10 森ビル 70.3%

3.デベロッパーへの転職を目指すなら?

ランキングはいかがだったでしょうか?

ボリューミーだとは思いますが、業界の全体像が多少は把握いただけたかと思います。

続いて、デベロッパーへの転職に必要な基礎知識についても解説していきます。

3-1.デベロッパーに向いている人の特徴

デベロッパーに向いている人の特徴として、以下が挙げられます。

デベロッパーに向いている人の特徴・チームワーク意識が高い
・コミュニケーションが好き・得意
・責任感がある
・フットワークが軽い
・決断力が持てる

多くの部署や協働者が協力してプロジェクトを進める開発事業は、チームワーク責任感を求められます。

また、金額の大きい不動産の世界は慎重さも大切ですが、ライバル企業とスピードを競うような局面もあるので、フットワーク決断力も発揮できると強いです。

上記のほかに、不動産業界に珍しく、新卒学歴フィルターが存在する数少ない分野なので、転職の場合でもある程度の学歴があると良いかもしれません。
この点は確かなことは言えませんし、募集要項には書かれない部分ですが、ランキング上位の企業は高学歴の社員が多いです。

デベロッパーに向いている人は?仕事はきつい?転職の方法も解説!

3-2.各社の系統の違いについて

ここまで様々なデベロッパーの企業を紹介しましたが、開発の分野以外に会社のカラーを判断する材料として、以下のような系統別の分類もありますので抑えておくとよいでしょう。

財閥系 三菱地所、三井不動産など
独立系 森ビル、プレサンスコーポレーション、イオンモールなど
私鉄系 東急不動産、京王不動産、小田急不動産など
金融系 野村不動産、ヒューリックなど

財閥系は系列で商社系の会社もあります。自己保有の不動産資産があるため、経営は盤石です。金融系も自社物件を多数持っていることが多いです。

独立系は意外に資本力は高くないため、特定の地域に注力して開発を行うケースも多いです。
大手の系列化するケースも少なくなりません。

私鉄系は沿線の開発・再開発が中心で用地取得にも強いですが、戸建分譲地の開発がメインという場合が多い印象です。
ただ、東急不動産に関しては都市・商業施設の開発も多く手掛けています。

金融系では野村不動産はマンション販売、ヒューリックはオフィスビルや賃貸マンションに強いです。

最後に、財閥系・商社系は新卒採用が基本のため、募集がない場合系列の会社にあたると、キャリア採用の枠が見つかる可能性が高いです。

3-3.デベロッパーへの就職・転職に役立つ資格

転職して「思い切り業界で活躍したい」と考えている方には、「資格」の取得を進めるべきです。

まず不動産業界で活躍するには「宅建」(宅地建物取引士)の資格は必須です。

国家資格では宅建以外にも賃貸不動産経営管理士のほか、不動産資格最難関といわれる不動産鑑定士も、公的な土地の鑑定評価ができる資格として評価されるでしょう。

また、マンションデベロッパーの場合は管理会社のフロント業務に必要な管理業務主任者や、マンション管理組合の補佐役としてマンション管理士などの資格も有利に働きます。

さらに、総合デベロッパーで歓迎される資格として、「再開発プランナー」があります。これは都市再開発事業の企画、調整等に係る一定の知識及び技術を備えた専門家を認定する資格で、上位版に「再開発コーディネーター」資格があります。
ただし、上記2資格は受験ハードルが高いため、まずは上記の資格を取得したり、次の転職に活かすと割り切って実務経験を積むことをおススメします。

最後に、内需の落ち込みを見越して海外で事業展開するデベロッパーも増えていることから、不動産とは関係ないものの語学力のベンチマークとなるTOEICや英検、中国語検定なども歓迎される場合があります。

4.「不動産デベロッパー ランキング」のまとめ

この記事で大手デベロッパーのさまざまな角度からのランキングデベロッパー転職の基礎知識についてご紹介しました。

その規模の大きさや、昭和の香りの名残から、大手デベロッパーは進化のない、巨大化した恐竜のような印象があるかも知れませんが、それは違います。

都市開発は地域の経済や消費の動向、最新技術など、さまざまな要素が絡み合って進んでゆきます。

今後はスマートシティ化の開発や、環境に配慮した建物づくり・街づくり、国内の都市開発で得たノウハウをもとにした海外展開の強化など、前途は有望と言えるでしょう。

これからもデベロッパーの採用動向から目が離せません。

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