宅建の合格率が低い2つの理由!実は簡単?
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宅建の合格率は例年15〜17%と言われており、100人受けたとしても合格するのは15〜17人程度です。
そのため、「自分には無理かも・・」と思っている人もいるのではないでしょうか?
しかし、ご安心ください!
実際はこの数字ほど「難関」というレベルではなく、効率よく勉強すれば、そこまで難しくない資格といえます。
この記事では、宅建の合格率が低い理由について解説しましょう。
目次
1.宅建の合格率は15〜17%
直近3年分と直近10年間における宅建の平均合格率は下表の通りです。(※12月試験を除く)
年度 | 平均合格率 |
---|---|
令和4年(2022年) | 17.04% |
令和3年(2021年) | 17.92% |
令和2年(2020年) | 17.59% |
直近10年間の平均 | 16.59% |
このように、直近3年間は平均合格率が17%台であり、ここ10年間の平均合格率も16%台となっています。
宅建は毎年約3万~4万人が合格しており、合格率は15〜17%で安定している状況です。
したがって、6〜7人に1人しか受からないということになります。
では、「宅建は難しい試験なのか?」というと、実はそれほど難関な資格というわけではありません。
次の章では宅建の合格率が低い理由について詳しく解説していきます。
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宅建の合格率は何%?ほかの資格と比べて難易度はどのくらい?
2.宅建の合格率が低い理由
宅建の合格率が低いのは以下のような理由があります。
- 誰でも受験できるから
- 合格者数を調整しているから
ここではそれぞれの理由について解説しましょう。
2-1.誰でも受験できるから
まず、1つ目の理由は「誰でも受験できる」ことです。
例えば、最難関と言われる医師免許の合格率は30〜40%ですが、医師国家試験を受験するには医大を卒業するなどの「受験資格」があります。医学生しか受験できないため、受験生のレベルがそもそも高いのです。
一方、宅建には受験資格はなく、学歴・実務経験・年齢など関係なく誰でも受験することができます。
その中でも、「真面目に勉強していない人」「記念受験の人」などが一定数いるため、全体的に合格率が下がる傾向です。
なお、宅建士試験の史上最高齢合格者の年齢は90歳であり、最年少は13歳~16歳と中学生から高校生の合格者も存在します。
2-2.合格者数を調整しているから
2つ目の理由は「合格者数を調整している」ことです。
宅建の合格者数は増えすぎないように合格点を調整しており、毎年15〜17%台に抑えています。
受験者数が多ければ合格者も多く、受験者数が少なければ合格者も少なくなるというように、受験者数のちょうど15〜17%台になるように合格者数を調整するので、毎年合格点は変動します。
3.真面目に勉強したら合格率は20〜30%
宅建は真面目に勉強したら初学者でも受かる可能性が高い試験です。
宅建の本当の合格率は真面目に勉強した人だけの場合、体感で20〜30%くらいと言われています。つまり、宅建の合格率は勉強していない受験者が引き下げているだけとも言えるでしょう。
したがって、15〜17%と言う数字に惑わされてはいけません。真面目に勉強すれば合格できるので、コツコツ努力を積み重ねていきましょう。
ちなみに、宅建と難易度が近いと言われている管理業務主任者の合格率も例年20~23%程度となります。
「管理業務主任者」とは、マンション管理業者が管理組合などに対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格者のことです。
管理業務主任者は約7割の合格点が必要である点も、宅建と似たような面があり、出題範囲が広いため初学者にとっては簡単に受かる試験とはいえません。宅建と同様、計画を立てながら着実に知識を身につける必要があります。
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4.独学でも合格できる?
宅建合格を目指すには、スクールや講座を受けるのが効率的ですが、独学でも十分に合格することが可能です。
ここでは、独学で合格できる人とスクールや講座を利用するべき人、それぞれの特徴について解説します。
4-1.独学で合格できる人の特徴
独学をオススメするのは勉強する習慣があり、大学受験や他資格勉強の経験がある人です。
効率の良い勉強方法を身につけているため、独学でも十分合格できるといえます。
宅建を独学で合格できる人の特徴は以下の通りです。
- 計画を立てて勉強できる
- 集中して勉強できる
- 実力を確認しながら勉強できる
独学で合格できる人は「○○の範囲を勉強する」というように、具体的な目標を立てて勉強します。
分野によっては難解な内容もあるため、今日学ぶべきことを決めて毎日進めていくのです。
したがって、ダラダラと何となく勉強していくということはありません。
時間を効率よく使うために集中して勉強することも重要なポイントです。
学習が進んだら過去問や小テストを受けて現在の実力も確認します。どの程度学べたのかが分かるので、理解が浅い箇所は再度見直します。
なお、独学のメリット・デメリットは下表の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・自分のペースで進められる ・お金がかからない |
・自己管理する必要がある ・モチベーションを保つのが難しい ・分からない点を質問できない |
上記のメリット・デメリットを確認し、自分に合っているようでしたら独学でチャレンジしてみましょう。
4-2.スクールや講座を利用するべき人の特徴
スクールや講座をおすすめするのは、以下の特徴を持つ人です。
- 勉強する習慣がなく、自己管理が苦手な人
- 独学で合格できるか不安な人
- 効率よく勉強したい人
スクールや講座では効率よく勉強できるカリキュラムが組まれ、講義を受ける時間が決まっているため、自然に勉強することになります。
講師が熱意を持って合格に導いてくれるため、モチベーションを保ちながら勉強を続けられるでしょう。
スクールや講座を利用するメリット・デメリットは下表の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・独学よりも効率よく勉強できる ・やるべきことが明確で、モチベーションを維持しやすい ・同じ資格取得を目指す仲間に出会える |
・お金がかかる ・時間に拘束される |
講師は試験に出るポイントや出題傾向を研究しているため、特に学ぶべきポイントを狙って効率よく勉強できるのが大きなメリットです。
お金はかかりますが、最短距離で合格したい人に向いています。
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5.「宅建の合格率」のまとめ
宅建の合格率は毎年15〜17%のため、一見、難しい試験のように考えられます。
しかし、受験資格がなく誰でも受けられる試験であり、すべての受験者がきちんと勉強してから受けるというわけでもないので、合格率が2割以下というのが実情です。
しっかりと勉強計画を立てて、真面目にコツコツ学習すれば誰でも受かるといえます。
不動産業界で働くことを検討している方は、ぜひ、宅建を取得してビジネスに活かしていきましょう。
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