サンケイビルは、1951年に創業したフジサンケイグループの不動産会社です。

オフィスビル賃貸からスタートし、さまざまな不動産開発を手掛け、着実に成長を続けています。

東京・大阪に所有する大規模オフィスビルの賃貸を事業の柱として、商業施設や都市開発事業を展開している総合デベロッパーです。

今回は、サンケイビルで働く場合の平均年収などについて詳しく解説をします。

サンケイビルへの転職にご興味がある人はぜひ、参考にしてください。

1.サンケイビルの平均年収

サンケイビルの平均年収は、942万円です。*1

不動産業界の平均年収が743万円といわれている中で、実に約200万円も高い年収となっています。

賞与は、同じ年齢でも部署や評価によっては100万円も差が開くことがあるようです。

出典*1：平均年収.JP「サンケイビル」

1-1.競合他社との違い

サンケイビルは、株式会社フジ・メディア・ホールディングスが100%出資している、フジサンケイグループの不動産会社です。

近年では、「ルフォン」シリーズの分譲マンションや賃貸レジデンスの開発を手掛けています。

では、ここでサンケイビルの競合他社を2社、比較してみましょう。

まず、一つ目の会社は、伊藤忠都市開発です。

伊藤忠都市開発は、伊藤忠商事グループに属する不動産会社で、総合デベロッパーとして次の世代の都市環境を創り上げています。

首都圏、関西を中心に展開している分譲マンション・戸建て事業では、「クレヴィア」シリーズが、15年連続でグッドデザイン賞を受賞するなど高い評価を得ています。

オフィスビルの開発や、伊藤忠グループの総合力を活かした物流施設を開発するなど、多彩な分野で活躍している不動産会社です。

続いてもう1社は、NTT都市開発をご紹介します。

NTT都市開発は日本電信電話 (NTT) の子会社で、NTTグループ唯一の総合不動産会社です。

オフィスビル・商業施設・分譲マンション等の不動産開発、賃貸事業、不動産ファンド、不動産資産運用等を展開する総合不動産デベロッパーとして知られています。

2022年3月24日には、都心最大級延床約110万㎡、日比谷公園と一体となった比類なき街づくり「TOKYO CROSS PARK構想」を発表しました。

「近未来」に向けた新しい街づくりを手掛けている会社です。

2.サンケイビルの平均年収の内訳・仕組み

それでは、サンケイビルの賞与や各種手当について解説をしましょう！

2-1.賞与

サンケイビルの基本給と賞与の例は以下の通りです。

【管理部門 非管理職 60歳男性 大卒 契約社員の例】

	金額
基本給	400,000円
賞与（2回）	2,000,000円

出典：キャリコネ「株式会社サンケイビル」

管理部門で非管理職である60歳男性（大卒）の例ですが、定年退職に近い年齢であるとはいえ、基本給が40万円と高めに設定されています。

この男性の場合の年収は680万円ですが、賞与も年2回で200万円となっており、日本のサラリーマンの平均年収より高い年収です。

2-2.各種手当

サンケイビルの各種手当の例は以下の通りです。

諸手当	時間外勤務手当、交通費全額支給、家族手当 ほか
福利厚生	社員預金、持投資口会、財形貯蓄、住宅費補助制度、保養所（自社・フジサンケイグループ）、会員制総合福利厚生サービス、社員会（グループ内交流を目的とした部活動や社員旅行） ほか
保険・その他	各種保険（健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険）、退職一時金・企業年金（確定拠出年金） ほか

出典：サンケイビル「募集要項」

フジサンケイグループ内の企業であるため、諸手当はもちろんのこと、福利厚生や各種保険も充実しています。

3.サンケイビルの平均年収【年齢・職種・役職・学歴別】

ここでは、サンケイビルの平均年収を、年齢・職種・学歴別にそれぞれ解説します。

3-1.年代・役職別

サンケイビルの年代別の平均年収は以下の通りです。

年代が上がるにつれて平均年収は上がる傾向にあり、35歳を過ぎると700万円台になっています。

45歳台になると年収900万円以上になり、最高年収は50～54歳台の993万円です。

55歳以降になると、ゆるやかに下降していきます。

年齢	年収
20～24歳	338万円
25～29歳	640万円
30～34歳	691万円
35～39歳	714万円
40～44歳	798万円
45～49歳	908万円
50～54歳	993万円
55～59歳	984万円
60～65歳	645万円

出典：平均年収.jp 「サンケイビルの年収」

3-2.職種別

サンケイビルでは、職種によっても年収が変わります。

総合職が一番高く、平均年収は1,000万円の大台を超えています。

職種	平均年収
総合職	1,187万円～1,287万円
技術職	801万円～901万円
一般職	819万円～919万円

出典：平均年収.jp 「サンケイビルの年収」

3-3.学歴別

学歴別の平均月給は以下の通りです。

高学歴であるほど平均月給も高くなります。

最終学歴	年収（50～54歳）
大卒	1,214万円
短大卒	1,037万円
高卒	883万円

出典：平均年収.jp 「サンケイビルの年収」

4.サンケイビルへの転職をオススメする人

サンケイビルは、フジサンケイグループという巨大なバックボーンがある安定した企業です。

ここでは、サンケイビルへの転職をオススメする人についてご紹介します。

4-1.離職率が低いホワイト企業で働きたい人

サンケイビルは、給料が良くて人が辞めない企業として有名な会社です。

東洋経済オンラインが調査した「給料が高くて新卒も辞めない中堅企業」では、ピックアップされた222社の中で、5位にランクインしました。新卒3年後の定着率も100％と好調です。*2

サンケイビルは、フジテレビがあるフジ・メディア・ホールディングスグループに属しており、グループの業績を支えている中核企業として事業を展開しています。

そのため、「離職率が低いホワイト企業で働きたい人」に向いています。
出典*2：東洋経済オンライン「｢給料が高くて新卒も辞めない中堅企業｣222社」
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4-2.不動産開発事業に関わりたい人

サンケイビルは、主要都市の厳選した立地に、最先端の設備を備えた大規模オフィスビルを開発しています。

サンケイビルの本社がある大手町地区の再開発、フジ・メディア・ホールディングス各社のネットを通じながら、活気あふれる地域の創出に取り組んでいる会社です。

近年では池袋の新しいランドマークである「Hareza（ハレザ）池袋」を共同事業者として開発しました。

大規模な不動産開発事業にチャレンジしたい人にピッタリの会社です。

5.「サンケイビル　年収」のまとめ

今回は、フジサンケイグループの中核企業である「サンケイビル」について詳しく解説をしました。

サンケイビルは、不動産業界では珍しく「ホワイト企業」として周知されている企業です。

オフィスビル・商業施設、都市開発や分譲マンション事業など、時代をとらえた不動産事業を展開しています。

大規模な不動産ビジネスに挑戦したい人にぜひ、オススメする会社です。

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