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不動産業界で内定を獲得する志望動機の書き方【新卒・中途・未経験】

志望動機は、面接官から必ず突っ込まれる質問です。

「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」「なぜこの職種なのか」といった質問の連続に、これまで苦い経験をされた方もいるのではないでしょうか。

しかし、怖がる必要はありません

今回解説する、不動産業界で就職するときに必要な「志望動機」の作り方とポイントを抑えることで、面接官が納得するしっかりとした志望動機を手に入れることができます。

また記事の最後には、実際に現場で働く採用担当者の意見もご紹介していますので、ぜひ最後まで読み進めてください。

この記事を読むと分かること
  1. 不動産業界とは?【業界研究が最優先】
  2. 不動産業界の志望動機を作るポイント
  3. 不動産業界の志望動機【OK事例】
  4. 不動産業界の志望動機【NG事例】
  5. 不動産業界の志望動機サンプル例文【新卒・中途・未経験・フリーター】
  6. 採用担当は「志望動機」を重視してるのか?【実際に聞いてみた】

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目次

1.不動産業界とは?【業界研究が最優先】

不動産業界 仕組み 開発 流通 管理

不動産業とは、住宅やオフィス、商業施設などの開発や運営、流通業務を通じて収益化を図るビジネスのことを言います。

不動産業界の職種・業態はさまざまあり、市場環境も刻一刻と変化していることから、業界未経験の方はもちろん、業界内で転職を目指す方にとっても、業界研究はとても重要な作業です。

1-1.不動産業界で働きたいのであれば、まず業界理解が必要

志望動機を考える前に、不動産業界には「どんな仕事があるのか」、そして「自分はどんな仕事がしたいのか」を明確にするために、まずは業界そのものを理解する必要があります。

不動産業界はさまざまな業態や業種があると先述しましたが、それぞれに仕事の難易度や要求されるスキルが異なります。

そのため、業界未経験者でも応募可能な仕事がある一方で、高い経験値や専門スキルが要求される仕事も存在するのです。

したがって、業界理解を深めることによって、最終的には「今の自分にはどんな仕事ができるのか」というポイントについても同時に判断できる様になり、より具体的な志望動機を作成することができます。

1-2.(1)開発業(2)賃貸業(3)管理業(4)流通業に分かれる

不動産業の大きな流れは、①建築する→②収益化する→③管理する→④流通させる、という4つのフェーズがあります。

そして、いずれその建物が古くなれば解体して①に戻るという事業サイクルであることを、まずは覚えておきましょう。

不動産業界内では、これらを(1)開発業(2)賃貸業(3)管理業(4)流通業と分類しており、それぞれの事業を専業で行う会社もあれば、大手不動産会社は全ての事業を単独もしくはグループ会社で行っている場合もあります。

以下、4つの事業の概要について見ていきましょう。

(1)開発業

土地を買収した後に、住宅やオフィス、商業施設を企画・建築する事業です。

土地や建物の開発をすることから「デベロッパー」と呼ばれ、商流では最上位に位置しているため、新卒・既卒を問わず就業人気が一番高い職種でもあります。

なお、マンションや戸建てを新築後、一般消費者へ分譲販売する会社についても、この開発業に該当します。

特に財閥系や鉄道系の大手不動産会社は、毎年の新卒入社が10名〜20名程度と狭き門となっており、転職者についても同業種やゼネコン、金融機関など不動産業との親和性が強い業界からの採用が多くを占めています。

(2)賃貸業

賃貸オフィスや賃貸住宅などを保有し、賃料収入を得る事業です。

デベロッパーが開発後に保有し続ける場合もあれば、開発後に収益用不動産として他の不動産会社や一般投資家へ売却し、流通させる場合もあります。

賃貸業を行う不動産会社に就職した場合、テナント誘致や契約事務などが一般的な業務となります。

(3)管理業

賃貸オフィスや賃貸住宅の保守・点検や分譲マンションの管理組合の運営代行を行い、手数料収入を得る事業です。

「管理業」と聞くと華やかなイメージを持つ方は少ないと思いますが、不動産における資産性の維持・向上や防災のためには、非常に重要かつ高度な仕事です。そのため、「建築物環境衛生管理技術者」や「管理業務主任者」といった専門資格も整備されています。

就業者は理系大学や専門学校出身者が多くみられますが、業界未経験者の求人も一定数はある様です。

(4)流通業

不動産売買や賃貸の流通に際して、仲介業務を行うことにより手数料収入を得る事業です。

扱う不動産の種別は問わず、また手数料商売であることから参入障壁が低いため、大小さまざま不動産仲介会社が存在しています。「不動産営業」と聞いて最初に思い浮かべるのは、この流通業の営業が一番多いのではないでしょうか。

大手企業としては、野村不動産アーバンネットや三井不動産リアルティ、東急リバブルなどが有名で、近年では新卒枠として数百人を採用しています。

また、大手・中小を問わず、他業界からの転職者も多く採用しており、不動産業界の門戸としては広く開けられた事業と言えます。

1-3.市場規模は約5.3兆円、成長率は24%増

不動産業界 市場規模

不動産業界における近年の状況は、長く成長を続けています。

「不動産業統計集」の試算によれば、不動産業の市場規模は約5.3兆円、成長率は24%となっており、非常に好景気であると言えます。

不動産業界は2008年のリーマンショックを受けて一時不動産価格が大きく下落し、市場が停滞していましたが、その後はアベノミクス政策による金融緩和や訪日外国人の増加などにより、都心エリアを中心に回復どころか価格高騰が続いている状況です。

しかし、今後は慢性的な課題である少子高齢化問題にくわえ、現在問題となっている新型コロナ等の影響により市場悪化が懸念されているため、急激な市場変化には特に注意する必要があるでしょう。

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2.不動産業界の志望動機を作るポイント

不動産業界の志望動機を作るポイント

不動産業界のことを大まかに理解いただいたところで、ここからは志望動機を作るポイントについて解説していきます。

2-1.思考を全て紙に書き出し言語化する

志望動機を作成するうえで最初にするべき作業は、思考を言語化することです。

どんなに語彙力に優れた志望動機を語れたとしても、面接が進むにつれて、経験してきたこととの矛盾点、ギャップが出てきてしまえば、当然企業側が納得することはありません。

重要なのは、志望するうえで「自分の過去の経験の何が活かせるのか」、そして「自分の将来やりたい事と何の関係があるのか」ということです。企業側としては、会社に貢献できる人材を採用する責務があります。

そのため、採用担当者が知ろうとしていることは、その人物が本当に活躍できる人材であるか、という根拠なのです。応募者の意気込みや根拠の無い自信といった勢いを求めているわけではありません。

だからこそ、その根拠となる原体験や、その経験などから紡いだ将来ビジョンを、矛盾のないストーリーで構成し伝えていく必要があります

そのために、思考を言語化し整理する作業が重要なのです。

具体的な方法としては、

  1. 「不動産業界」を選んだ理由
  2. 「企業」を選んだ理由
  3. 「職種」を選んだ理由

この様に、抽象度の高い順から、なぜ不動産業界で働きたいと思ったのか、数ある不動産会社の中でもなぜその企業であり、なぜその職種なのか、それらの「なぜ」に対する「理由」を可能な限り紙に書き出していきます。

この作業では、矛盾無く詳細な部分まで突き詰めていくことが重要です。しっかりとしたストーリーを持つことで、どの様な掘り下げた質問が来たとしても、本質を捉えた応答をすることができます。

矛盾や違和感の無い質疑応答は、面接官に志望動機への納得感だけでなく、論理に長けたビジネスパーソンとしての印象も与えることができます。

3.不動産業界への志望動機【OK事例】

不動産営業の志望動機【OK事例】

それでは、志望動機を文章へ落とし込む際には、どういったポイントに注意すれば良いのでしょうか。

志望動機のOK事例とNG事例を基にポイントを解説していきます。

まずはOK事例からみていきましょう。

3-1.「会社選び」と「職種選び」の理由が明確

「会社選び」と「職種選び」の理由が明確であることは、企業側へとても良い印象与えることができます。

なぜなら、この「会社選び」と「職種選び」の理由付けは、業界選びとは違い非常に苦慮する内容だからです。

会社選びと職種選びの理由を導き出すには、詳細な業界および企業研究が必要です。

その会社の提供する商品やサービスが、他社と比べてどう魅力的だと感じたのか、あるいは、自身がその職種に就くことで会社に対してどの様な貢献ができるのか、といったポイントを研究し伝えていく必要があります。

3-2.将来のビジョン(目標)がハッキリしている

企業側は、応募者のビジョンと会社が掲げるビジョンが合致しているかを注目しています。

ビジョンは、その人材が会社で長く勤められるか否かを左右する要因となるからです。

大きな不一致がある場合は問題ですが、仮に若干のズレがあったとしても、企業が本当に欲する人材であれば、極力ズレを解消するべく努力する方法もあります。一方で、ビジョンが無ければそもそも判断する基準すらありません

そのため、企業研究をする中で会社の理解をするとともに、自身の短期目標や5年後、10年後といった長期目標を設定し、そのビジョンが合致することを企業側へアピールすることが望ましいのです。

3-3.過去の経験と動機に論理的に整合性がある

自身の原体験が志望動機に紐づいていることが非常に重要なポイントです。

先述した通り、面接官は過去の経験について掘り下げた質問を投げかけてきます。そのため志望動機と経験談の内容が首尾一貫していなければ、面接が進むにつれて内容のアラを指摘されてしまうリスクがあるのです。

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4.不動産業界への志望動機【NG事例】

不動産営業の志望動機【NG事例】

続いてNG事例をみていきましょう。

4-1.論理的でない

志望動機にかかわらず、論理性は非常に重要視される項目の一つです。

支離滅裂な時系列や表現は、志望動機の内容を伝わり辛くさせるだけでなく、作成者自身、つまり応募者の業務スキルにも疑念を与えてしまう原因となりますので、読み手の立場に立った、丁寧な内容構成とする様努めましょう。

4-2.待遇面(給料・残業・休日など)に関する意見が多い

給料や残業、休日といった待遇面は大事ですし、実際に志望動機の一つかもしれません。

しかし、待遇面を中心に会社選びをしているという印象を与えてしまっては、いくら優秀な人材であっても企業側に不安を与えかねません。あくまでも志望動機は事業や職種の内容を前面に提示することが好ましいでしょう。

4-3.勉強したいアピールが強い

勉強したいアピールにより成長意欲を見せることは決して悪いことではありません。しかし、「御社で働き勉強したい」という志望理由は、企業側には「受身な人間」と捉えられる可能性があります。そもそも企業は利益を稼ぐ場であって学校ではありません。

自己成長の意欲ではなく、会社へ利益貢献できる人材であることをアピールするべきです。

5.不動産業界の志望動機サンプル例文【新卒・中途・未経験・フリーター】

不動産業界の志望動機サンプル例文【新卒・中途・未経験・フリーター】

ここまで志望動機のポイントを解説しました。ここからはそれらのポイントに注意しながら、新卒・中途・未経験・フリーターの4つの状況に合わせた志望動機の例文をみていきましょう。

ご自身の環境に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.新卒の場合

現在、私が所属しているゼミでは、人々の生活における「コミュニティの重要性」を研究しています。

今回貴社を志望した理由は、貴社がデベロッパーとして不動産を開発するにとどまらず、コミュニティ形成を促進するサービスを積極的に展開され、「人との繋がり」を重要視するまちづくりを行う点に共感したからです。

私が貴社に就職した暁には、学生時代2年間で培ったコミュニティ研究の成果を基に、貴社の強みであるソフトサービスのさらなる充実と、それによる利益拡大に貢献したいと考えています。

5-2.中途の場合

前職では、個人向けの売買仲介営業に7年間従事しておりました。この期間、土地や戸建て、マンションなどすべての種別案件を経験し、取り扱い件数は約120件の実績がございます。

今回は、さらなる不動産業界での業務の幅を広げるべく、投資用マンションの開発を担う貴社へ応募させていただきました。特に貴社は私が担当していたエリアを中心に供給していることもあり、入社後は私のエリア知識を即時に活かすことができるのではないかと考えています。

前職で身に付けた接客や不動産に対する知識を活かして、不動産投資のプロとしてお客様に寄り添い、また貴社利益に貢献したいと思っております。

5-3.未経験の場合

現在、保険代理店にて生命保険の個人向け営業を行っております。さまざまな保険商品がある中、商品知識の習得に努め、顧客へのきめ細やかな保険提案を意識した結果、3年連続で顧客満足度におけるエリア表彰を受賞することができました。

今回、不動産売買仲介営業を志望するに至った経緯としては、私自身が不動産購入をする機会があり、担当された不動産会社の方の幅広い知識を持つ姿に憧憬を抱いたことがきっかけです。不動産と保険では扱う商材は異なるものの、顧客のライフステージに寄り添い、最適な商品を提案するという点については、同様の仕事であると感じています。

特に貴社は地元密着型であり、顧客との関係性を第一義に掲げていることから、私の強みである「丁寧な営業スタイル」は、きっとお役に立てるものと確信しております。

5-4.フリーターの場合

私は現在、ビル清掃のスタッフとして4年間働いていますが、そのアルバイトと並行して、宅建士免許を取得するべく資格勉強に励み、昨年合格することができました。

賃貸営業に応募させていただきましたのは、ビル清掃の仕事を通じて習得した、保守・点検業務の知識を活かしつつさらに深めることができると考えたこと、そして宅建資格を活用することができると考えたためです。

貴社は若い方が多く働かれており、仕事もスピード感があると聞いております。不動産業界の経験はありませんが、行動力とコミュニケーション能力には自信があります。

営業マンとして一日でも早く戦力になれるよう業務知識の習得に励み、同僚と切磋琢磨することによって貴社利益に貢献したいと考えています。

6.採用担当は「志望動機」を重視しているのか?【実際に聞いてみた】

採用担当は「志望動機」を重視しているのか?【実際に聞いてみた】

そもそも企業の採用担当者は「志望動機」をどの様に見ているのでしょうか。

この疑問に対する採用担当者の回答をご紹介します。

6-1.志望動機は失点がないように準備しよう(大して差が出る質問項目ではない)

志望動機は加点方式ではなく、減点方式であるということを理解する必要があります。

採用担当者にとっては、志望動機の様な「現在」や「未来」について、いくらでも表現できる内容についてはあまり重要視していません。

つまり、志望動機の良し悪しは大して差が出る質問項目ではなく、いくら素晴らしい志望動機であっても、その内容によって合格することはほとんど無いのです。

むしろ、素晴らしい志望動機を準備するという意識ではなく、必要最低限の情報を盛り込みつつ、失言や過度な誇張あるいは表現を避けること集中し、失点がないように準備するべきだと考えています。

6-2.志望動機よりも、会社の課題やニーズに対して自分はどう貢献できるかをアピールできるようにしよう

志望動機よりも大切なことは、「自分は会社に対して貢献できる人材である」ということをアピールすることです。

会社が最も要求していることは、何よりもその人材が活躍することによって得られる企業利益です。

したがって、業界や企業研究を行う中で、その会社がどの様な課題を持ち、どの様な人材を求めているのかを理解し、自分自身がその人材として合致していることを証明する必要があります

6-3.過去に関する話を、堂々と今の仕事につながるように話せる準備をしよう

最も重要なことは、過去の経験を整理し、面接官から掘り下げた質問を受けたとしても、しっかり対応できる準備をすることです。

業界研究や企業研究、それに伴う志望動機の作成はとても重要な準備です。

しかし、まずはなぜ今の仕事を選び、次の仕事に挑戦するのか・・・ということについて、まずは自らが自身の経験を分析し、原体験を堂々と語れるように準備しておくことが、最も重要だと考えています。

7.「不動産業界での志望動機」まとめ

不動産業界で内定を獲得する志望動機の書き方【新卒・中途・未経験】

以上、「不動産業界での志望動機」の作り方とポイントを解説しました。

採用担当者の実際の意見もあり、とても参考になったのではないでしょうか。

今回は、不動産業界の事業構造も含めてざっくりとした解説をしていきましたが、「もっと具体的な書き方を知りたい」という方には、宅建Jobエージェントへの登録をおすすめしています。

ぜひこの機会にご利用ください。

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参考:「不動産業統計集」不動産流通推進センター
参考:「2019年業界動向」不動産業界ラボ

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