東急不動産の営業は激務?新卒3年後の離職率や就労条件などを解説【評判・口コミ】
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東急不動産は、オフィスビル賃貸、マンション分譲、東急ハンズなどの小売り、レジャー施設など多角的な経営をしている、業界第4位の総合不動産会社です。
近年では、東急電鉄と組んで渋谷駅周辺を再開発しており、東急グループの本拠地でもある渋谷の他にも、都内に約100棟のオフィスビルを所有しています。
ただ、大規模な事業を展開しているデベロッパー業界は、年収が高いけれど「激務」であるとの評判も時おり聞かれるようです。
今回は、東急不動産で働くということは「激務」であるかの噂について、口コミなどもご紹介しながら解説をしていきます。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.東急不動産は激務?【実体験・評判・口コミ】
東急不動産は激務と言われていますが、平均年収が高いため、見合うだけの価値があるともいえる会社です。
激務という噂がある一方、都内の一等地を拠点としている東急不動産は、他のデベロッパーと比較しても、穏やかな社風の会社であるとの評判も聞かれます。
ここでは、東急不動産の評判や口コミをご紹介していきましょう。
1-1.東急不動産の悪い評判・口コミ
東急不動産の業務に関しては、悪い評判はあまり見つけることができませんでした。
ただ、大企業ならどこでもありそうな、横並びの評価制度に関しては不満の声があるのも事実のようです。
また、営業としてのスキルをレベルアップさせることは可能なものの、営業という職種柄、お客様の都合に合わせて商談をするため残業することも多いようです。
たとえ一流デベロッパーの社員といえども、不動産業界ならではの働き方になってしまうのでしょう。
せっかく学んだことが、人事移動でパーになることもあり、大手ならではの「社内移動は、もはや社内転職と言ってよいレベル」という声も聞かれるようです。
1-2.東急不動産の良い評判・口コミ
労働環境は、さすが一流企業だけあって条件が良く、ホワイトである口コミが多いようです。
テレワークやフレックスタイム制など、時代に合わせた新しい働き方も推進されています。
また、風通しの良い社風であることから、不動産業界にありがちな上司のパワハラなどもなさそうな環境です。
また、良い意味で伝統的な日本企業であり、年功序列を重んじる風潮があるようです。
そのため、長くいることで給料は自然と上がっていくため、長期的に働ける安定した企業といえるでしょう。
口コミ
新卒で総合職として入社して、30歳になった時の年収はどれくらいかについてですが、軽く1000万超えると思います。
まず、5年ごとくらいに実感すると思いますが、年収の振り幅がとても大きく変化します。(ポジティブな意味で)
おそらく5年ごとで、200~300万程年収がアップした気がしています。また、総合職は年収がそもそも高いとこなので、より一層年収はアップします笑 ある程度自動的に年収は上がっていくと思います。
私の時は、30歳になった時には、すでに年収1100万くらいはあったと思います。【回答者:総合職(退職)男性 出典:東急不動産の口コミ JobQ】
大手企業ならでの良さとして、幅広い業務に関わることができますが、全国に支店があるため、突然、地方に飛ばされる心配も少なくありません。
2.東急不動産の新卒3年後の離職率は6.3%【意外に低い】
2-1.東急不動産の就労条件
就職四季報 総合版(2020年)に記載されている内容によると、社員の就労状況は以下の表の通りとなります。
項目 | 内容 |
---|---|
初任給(大卒) | 226,600円 |
ボーナス(年) | NA |
週休 | 完全2日(土日祝) |
夏季休暇 | なし |
年末年始休暇 | 12月26日~1月5日 |
有給取得日数 | 11.1/20日 |
離職率 | NA |
新卒3年後の離職率 | 6.3% |
残業時間(月) | 22.2時間 |
図1 参考)就職四季報 総合版(2020年)「東急不動産」P585
2-1-1.不動産業界なのに土日祝日が休み
上記の表を参照すると、原則として土日祝日休みの週休2日制となっており、不動産業界では通常「水曜日」などの平日休みが多い中で、一般企業と同様に週末や祝日に休みが取れるのがメリットでしょう。
また、大卒の初任給は226,600円と上場企業の平均並みですが、基本的に年功序列制の会社のため、長くいればいるほど年収は高くなる傾向があるようです。
夏休みは特に設定されておりませんが、年末年始休暇は比較的長めに取得ができます。
有給取得日数は付与日数20日間の内、平均11.1日の取得実績となっており、55%ほどの取得率となっています。
2-1-2.新卒3年後の離職率は6.3%と低め
安心して働ける企業であるかどうかを見極める指標の一つに、「新卒3年後の離職率」が挙げられます。
東急不動産では、2019年度の新卒3年後の離職率は6.3%。
厚生労働省が調査した「不動産業・物品賃貸業の新卒3年後の離職率」の平均値が、平成29年度においては34.2%であるのと比較すると、不動産業界の中ではかなり低い数値といえるでしょう。*1
一般社員の離職率に関しては、データは非公開となっています。
2-1-3.残業時間は月平均22.2時間
残業時間で公表されているデータとしては、月平均22.2時間となっています。
他のデベロッパーと比較してみると、(例:三井不動産 NA 、三菱地所 27.5時間、住友不動産 26.3時間 ※出典:就職四季報 総合版 2020年)とやや短めの残業時間といえるでしょう。
3.激務と噂の東急不動産に就職・転職をおすすめする人
穏やかな社風であるものの「激務」という噂がささやかれている東急不動産ですが、一流の総合デベロッパーだけあって、安定感は抜群のようです。
また、大手人気企業なので基本的に「新卒」で入るのが王道ではあります。
中途採用は、高い学歴や優れた実務実績が求められるため、該当する方ならおすすめです。
ここでは、東急不動産に就職や転職をおすすめする人のタイプをご紹介していきましょう。
3-1.多少の激務は耐えることができる人
東急不動産は、「ブラック」といわれる不動産業界の中でも、最高峰の位置に君臨するデベロッパーの大手企業です。
そのため、不動産業というハードな世界の中でも、かなり労働条件や待遇面では優遇されている方でしょう。
ただ、非常に高額な取引をすることが常にあり、その分責任も重大なため、神経をすり減らしながら働くことも少なくありません。
また、商談はお客様の都合に合わせて行われるため、原則として土日祝日は休みではありますが、休日出勤になることもありますから、多少の激務は覚悟して耐えられる人なら向いているでしょう。
3-2.有名企業で安定的に高給をもらいたい人
東急不動産の「2020年度3月期 有価証券報告書」によると、従業員の平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は18.3年、平均年間給与は11,372,000円となっています。*2
このように、従業員の平均年齢も44.3歳と高めで、平均勤続年数も18.3年と長めであり、従業員が長期的に安定して働いている会社であるといえるでしょう。
また、平均年間給与も1,000万円の大台を超えており、年収の高さも申し分ありません。
有名企業で安定的に高給をもらいたい人には、ぜひ、おすすめ度の高い会社です。
3-3.大手ならではの大規模な不動産取引に関わりたい人
東急不動産は、「都市事業」「住宅事業」「ウェルネス事業」「海外事業」など、様々な事業を展開している一流企業です。
都市事業では、「都市開発」を手掛けており、近年では本拠地である渋谷を中心に、銀座や浜松町などの都市エリアの街づくりを進めています。
海外事業も積極的に展開し、インドネシア、アメリカ、中国などで不動産投資事業も推進中。
大手ならではの大規模な不動産取引に関わりたい人には、最適な会社といっても過言ではありません。
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4.「東急不動産 激務」のまとめ
今回は、風通しの良い会社ながら「激務」であるとの噂も聞かれる「東急不動産」について、詳しく解説をしていきました。
東急不動産は、日本を代表するデベロッパーであり、都市開発を始めとする大規模な事業をいくつも展開している企業です。
社員の定着率も良く、年収も高いという安定感がありますが、大規模な取引を常に抱えているため、重大な責任感から「激務」ということもあるのかもしれません。
不動産業界は、決してラクな業界ではないことは周知の通りです。
それでも、街づくりなど、地域を発展させるために尽力するような、やりがいのある仕事を求めている方には、ぴったりの仕事といえるでしょう。
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※参照 *1 「新規大卒就職者の産業分類別 就職後3年以内の離職率の推移」厚生労働省
※参照 *2「2020年度3月期 有価証券報告書」P9 東急不動産
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