宅建合格に必要な予想問題集おすすめ5冊を紹介!【2022年最新版】
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宅建の学習ツールの定番といえば「テキスト」と「過去問」です。
テキストを読んで内容を理解し、過去問を繰り返し解くことで合格に近づいていけると言われています。
しかし過去問は過去に出題された問題に過ぎません。そのため「予想問題集の存在が気になる」という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、宅建の予想問題集の必要性、予想問題集の選び方、使用上の注意点について解説します。
おすすめの予想問題集も5つ紹介しました。令和4年度の宅建試験日は2021年10月16日・12月18日(一部の人)です。これを読んで、ぜひ宅建学習のラストスパートを駆け抜けてください。
- 宅建の予想問題集の必要性
- 宅建の予想問題集の選び方
- おすすめの予想問題集、5冊の内容
- 宅建の予想問題集の使い方と注意点
目次
1.宅建勉強に予想問題集は必要?
宅建学習をめぐっては「テキストと過去問だけをやれば大丈夫」という人もいれば「予想問題集もやっておくべきだ」という人もいます。
- テキストと過去問だけで大丈夫
- 予想問題集もやっておくべき
はたして、どちらが正しいのでしょうか。まずは予想問題集の必要性について2つの観点から考えてみることにしましょう。
1-1.過去問をやるのは当たり前、その上で予想問題集を
まず1つ目に言えるのは、テキストと過去問は、宅建学習の上で最低限やっておかなければいけないものだということです。
予想問題集だけで合格するというのは至難の業です。
それでは予想問題集をやる意味は無いのでしょうか?そこでまずは、過去問と予想問題集の役割を確認してみましょう。
1-1-1.宅建試験の問題のほとんどは過去問と類似している
宅建試験では、全50問のうち70%から80%は、過去問から出題されると言われています。
過去問に取り組む中で、わからないところがあればテキストを参照します。
「テキストと過去問だけで大丈夫」という考え方の背景にあるのは、過去問を完璧にするだけでも充分に合格が目指せるという事情があります。
過去問をしっかりマスターすれば、8割である40点を取ることも夢ではありません。
1-1-2.難化する宅建試験、過去問だけで対応するのが困難に
しかし宅建試験は年を追うごとに難化しています。過去問をマスターしている受験者が増えているという事情もあります。
また、過去問は「過去に出題された問題」でしかありません。過去問をマスターするだけでは不十分になりつつあるとも言えます。
確実に合格するためには「これから出そうな新しい問題」についても取り組む必要があります。そのツールとしてピッタリなのが「予想問題集」です。
1-2.改正を反映した新たな問題は、過去問には無い
2つ目に注目すべき点は「法令の改正」です。
宅建試験は、その年の4月1日現在の法令に従って出題されます。令和2年度の試験なら、2020年4月1日時点の法令です。
もし新たな法律やトピックがあれば、過去問では対応しきれません。どのような問題が出るかを予想する必要性が出てきます
1-2-1.法律の改正点は狙われやすい
宅建試験の出題者は、過去の頻出問題だけではなく、常に新たな問題を考えています。
もし大きな法令改正があれば、新たな問題として宅建試験に出題しようとする可能性が高いです。
これがもし「小さな改正」であれば、過去問での対応が可能です。
なぜなら、最新法令に準拠した過去問集であれば、過去の法令にもとづいた問題であっても、最新法令に修正した上で掲載されるためです。
1-2-2.大きな改正点は予想問題集でないと対応できない
しかし、もし「大きな改正」であれば、過去にはない新しいかたちで出題される可能性があります。
とくに2020年4月には120年ぶりとなる民法の大改正がありました。しばらくは、今までに出たこともないような問題が出題される可能性があります。また2020年5月には「デジタル社会」の形成を目的としたデジタル改革関連法整備の一環として、宅地建物取引業法が改正されています。
改正を反映した新たな問題は、過去問だけでは攻略することができません。
しかし「予想問題集」があれば、新たな問題にも対応が可能です。しかも予想問題の作成者は、宅建のことを知りつくした予備校各社のプロです。
こうした点をふまえれば、過去問だけに頼るのではなく、プラスアルファで予想問題集にも取り組んでおく価値があると言えるでしょう。
宅建の問題は民法改正の影響で難しくなる?過去問の正誤が変わる事例も解説!
2.宅建勉強の予想問題集の選び方
宅建の予想問題集の必要性をおさえたところで、今度は予想問題集の「選び方」を紹介します。
書店に行くと宅建の予想問題集がたくさん並んでいます。どの表紙にも魅力的なコピーが書かれているため目移りしがちですが、次の4つの観点から選ぶことをおすすめします。
- 出版元で選ぶ
- 費用(有料・無料)で選ぶ
- デザインで選ぶ
- 出版年で選ぶ【オンラインで直前期対応が行われる問題集も】
この4点で吟味をすれば、あなたにぴったりの予想問題集を見つけることができるはずです。順番に解説していきましょう。
2-1.出版元で選ぶ
1つ目は「出版元で選ぶ」という方法です。
著名な資格スクールやプロの有名講師が出版している本を選ぶとよいでしょう。長年の経験に裏打ちされたノウハウや、独自の研究データが元になっているため、自然と予想問題が的中する確率も高くなります。
また後ほど詳しく紹介するように、宅建の予想問題集は単なる問題集ではありません。
次年度の試験予想をふまえた重要論点の整理や、欠かすことのできない項目のチェックリストなどがわかりやすく網羅されています。
今回紹介する4冊の出版元は以下のとおり、いずれも宅建試験の専門家が作成したものです。
- 東京リーガルマインド LEC総合研究所
- 宅建ダイナマイト合格スクール
- 日建学院
- TAC出版編集部
多忙な人であればこそ、宅建試験の勉強に割ける時間は限られているはずです。
時間を有効活用する意味でも、ぜひ宅建のことを知り尽くした「プロの予想問題集」を厳選して選ぶようにしましょう。
2-2.費用(有料・無料)で選ぶ
2つ目は「費用(有料・無料)で選ぶ」という方法です。
今回紹介する4冊は有料です。1,720円から2,200円となっており、購入しやすい価格設定になっています。
ただしネットで探せば、無料の予想問題集を見つけることも可能です。
たとえば「宅建士合格広場」が運営する「予想模試」なら、「問題は無料、解説は有料」というタイプになっています。
「予想問題集とは、どんな内容か?」がわかるので、ぜひチャレンジしてみてください。有料版と合わせて紹介します。
2-2-1.【無料版】予想模試の内容は?
「宅建士合格広場」が運営する「予想模試」は、予想した問題を宅建の本試験と同じく、50問という形式でまとめたものです。ウェブサイトで無料で公開されています。
問題は以下のとおりです。
これを見れば「宅建士合格広場」の問題予想がわかるようになっています。
実際に解いてみると、自信をもって解ける問題もあれば、知識があやふやで不安になるような問題もあるはずです。
なお問題解説については、次に紹介する「有料版」(3,500円)を購入すると、閲覧ができるようになっています。
2-2-2.【有料版】の内容は?
有料版として販売されているのが以下です。
確認問題(オンライン版):約2,000問の確認問題で、復習まとめ集に掲載している重要論点を理解できているのかどうかを確認することができます。
直前対策問題(PDF):本試験レベルの予想問題(2回分)で、合格できる力が身に付いているのかどうかを確かめます。
2-3.デザインで選ぶ
3つ目は「デザインで選ぶ」という方法です。
どんなに内容がよくても「デザインや使い勝手が気に入らない」と感じる人もいるでしょう。無理して気に入らないデザインのものを使う必要はありません。
もちろん「宅建試験に合格するためのツールだから、デザインより質を重視する」という人もいるでしょう。
しかし「気に入らない」という気持ちがあると、なかなか勉強が手につかなくなってしまうものです。
もし「デザインや使い勝手のせいで勉強が集中できない」ということであれば、デザインで選ぶというのも一つの方法です。
2-4.出版年で選ぶ【オンラインで直前期対応が行われる問題集も】
4つ目は「出版元で選ぶ」という方法です。
すでに紹介した通り、宅建はその年の4月1日時点の法令に準拠して出題されます。法改正などで前年とは問題内容が変更される可能性があるので、必ず「最新版」を選ぶようにしてください。
予想問題集の中には「50問セット」が複数用意されていて、その一部は後日オンラインで提供されるタイプもあります。
こうしたタイプなら、宅建講師による直前の予想変更にも対応できるため、「できるだけ新しい予想を把握したい」という人ならチェックしておくとよいでしょう。
3.宅建勉強のおすすめ予想問題集
続いては、おすすめの予想問題集を4冊紹介します。内容は次のとおりです。
-
2022年版 出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集 模試型6回分&最新過去問2回分
- (全文PDF・問題集アプリ付) 2022年版 合格しようぜ! 宅建士 テーマ別よく出る問題333
- これで合格! 宅建士 直前予想模試 2022年度版 (日建学院宅建士一発合格! シリーズ)
- みんなが欲しかった! 宅建士の直前予想問題集 2022年度
中には単なる「テキスト」にとどまらず、Kindle版やPDF全文が付属するもの、オンライン動画による解説があるものなど多種多様です。
しっかりチェックして自分に合うものを選ぶようにしてください。
3-1.2022年版 出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集 模試型6回分&最新過去問2回分 (出る順宅建士シリーズ)
- 発行日:2022/4/19
- 著者:東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
- 価格:単行本 ¥2,750、Kindle版(電子書籍) ¥2,600
大量過去問収録 × 模試型小冊子という『新ジャンル』の過去問題集がここに登場!
レック伝統の合格ノウハウを全面公開!「平成」→「令和」の30年分から良問のみ厳選した最高品質の過去問題集。受験生を着実に合格へ導くために、妥協せずトコトンこだわりぬいた問題集です。
本書は基礎から中級、上級へとステップアップできるので、自然と基礎力と応用力が身につき、模試型だから、本試験の本番力も養えます。この一冊で過去8回分400問1600肢が手に入る、一挙両得の模試型問題集。
3-2.(全文PDF・問題集アプリ付) 2022年版 合格しようぜ! 宅建士 テーマ別よく出る問題333
- 発行日:2021/10/18
- 著者:宅建ダイナマイト合格スクール (編集)
- 価格:単行本 ¥1,980
選び抜いたテーマ別の頻出・重要問題333問!
判型を基本テキストと同じA5判化しコンパクトに!
見開き完結構成で効率的に学習できるアウトプット問題集の決定版!
1問から2問の問題文を左ページ、その解答・解説を右ページに配置して、めくる動作をせずに視線の動きだけで複数問題を解いて理解を深めていく、見開き完結型の紙面となっています。
すぐに解答と解説が読めるので、効率的に知識の定着を図ることができる、新機軸のテーマ別問題集です。
単調な繰り返しになってどうしても飽きやすい問題集での学習。指導歴30年以上のベテラン宅建講師による、豊富な経験を生かした記憶に残りやすい解説と、教室の雰囲気そのままの、軽妙な語り口で知らず知らずに引き込まれる音声講義で学習の継続をサポート。
3-3.これで合格! 宅建士 直前予想模試 2022年度版 (日建学院宅建士一発合格! シリーズ)
- 発行日:2022/6/30
- 著者: 建築資料研究社
- 価格:単行本 ¥1,540
宅建試験「累計合格者数・12万人超」を輩出する日建学院・宅建講座が全総力を挙げて制作した得点戦略別「当たる」予想模試です。
◆本試験そっくり! 「出題形式・A4サイズ」
本番をカンペキ意識して挑戦できるのは本書だけ! 取り外して解けば,臨場感たっぷり。
◆現時点の実力がビジュアルでまるわかり
本試験さながらの「受験・採点」がご自宅で可能な詳しい「実力判定表&講評」つき。今の「実力診断・弱点チェック」が的確に行えます。
親切な「講師アドバイス」つきでよくわかる解説に加えて問題単位・肢単位のアイコンにより「重要度」がわかります。
《考え抜かれた「得点戦略別」の精鋭模試・3回分》
第1回 「高得点目標」模試(目標:38点) 直近の出題傾向にマッチ,現時点の実力判定に最適!
第2回 標準レベル模試(目標:35点) オーソドックスな内容で従来型の「合格目標点」に照準!
第3回 法改正・新傾向対策模試(目標:33点) 重要改正点の実戦習得と「初出の問題」克服ができる!
3-4.みんなが欲しかった! 宅建士の直前予想問題集 2022年度
- 発行日:2022/6/15
- 著者:TAC出版編集部 (著)
- 価格:単行本 ¥1,760
【わかりやすさが大好評の「みんなが欲しかった! 宅建士」シリーズの、直前予想問題集! 】
本試験を徹底分析し、2022年本試験に狙いを定めた予想問題を4回分収録。問題は1回分ずつ取り外せる別冊式で、本番に近い環境で問題演習を行うことができます。
肢ごとに姉妹書『宅建士の教科書』の該当ページを明示しており、セットで使用すれば復習のしやすさは抜群。
また、本書の特長のひとつ「難易度別・科目別得点計画表」で、合格のためにはどこでどの程度、得点しなければならなかったかが手に取るようにわかります。
巻頭には、法改正や最新統計など、試験前に身に付けたい情報を集約。万全の直前対策を行うことができます。
【本書読者の方のためだけの特典】
『2022年度版 みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集 読者限定特別Web講義』
学習効果と得点力をさらに引き上げる、ここでしか聞けない特別講義をWeb配信。分野別の重要ポイントと予想問題を徹底的に解説します!
4.宅建の予想問題集の使い方・注意点
ここまでは、宅建の予想問題集の必要性や選び方、そして5冊のおすすめ予想問題集を紹介しました。
実際に予想問題集を活用する上では、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
勉強の効率を上げ、少しでも合格に近づくためには、おさえておくべきコツがあります。次の3つのポイントにまとめてみました。
4-1.インプットと基礎固めができてから解き始めよう!
予想問題集を活用する上で注意すべきポイントの1つ目は、「インプットと基礎固めができてから解き始める」ということです。
すでにご紹介したとおり、予想問題集は「過去問」のプラスアルファで取り組むべきものです。
なぜなら、本試験に出題される問題の7割から8割は、過去問に関連するかたちで出題されるからです。優先順位としては、予想問題集より過去問を重点的に取り組むのがよいでしょう。
また過去問の活用については、「問題を解く」のではなく、「読み物と位置づけて、テキストのように読んでいく」という利用方法もあります。
そのため予想問題集についても、問題が解けない状態から、読み物として読もうと考える人もいるかもしれません。
しかし予想問題集の多くは、本試験と同じように作成されています。
そのため、基本テキストと過去問の学習を経て「ある程度なら解ける」というレベルになってから解き始めるのがおすすめです。解く順番や時間配分などの作戦を立て、本試験を意識して解いてみてください。
4-2.難しい問題があっても、あわてない!確認と復習に重点を
2点目は「難しい問題があっても、あわてない」ということです。
予想問題集の多くは、本試験よりも難しく作られています。それは、本試験で超難問に出会った時でも戸惑わないようにするためだと言われています。
もし予想問題集に取り組んだ結果、点数が悪かったとしても、あまり気にし過ぎないようにしましょう。大事なのは点数の高低に一喜一憂するのではなく、問題内容の確認と復習に重点を置くことです。
予想問題集や模擬試験で結果が悪くても、短期集中で成績を上げる人たちはたくさんいます。
その多くは、問題内容の確認と復習に重点を置いて学習を続けた人たちです。重要論点の復習を繰り返しましょう。
4-3.過去問をおろそかにしない
最後の3点目は「過去問をおろそかにしない」ということです。
前述の通り、過去問をマスターした上での予想問題集です。過去問から逃げてはいけません。
宅建試験では、重要な論点が繰り返し出題されます。過去問で繰り返し取り上げられる問題は、次の本試験でも出題される可能性があります。言うなれば「過去問こそが、実質的な予想問題集」と言うこともできます。
もちろん、過去問だけではカバーしきれない新たな問題が出るのも本試験の特徴です。しかし問題の80%は過去問から出題されると言われています。まずは過去問に重点を置いた学習がおすすめです。
予想問題集は、予備校のプロが過去の出題トレンドをふまえて作成したものです。つまり、収録されているのは新たな問題だけではありません。
「過去問の頻出事項のうち、次回の本試験で出題されそうなもの」もたくさん含まれています。
そういう意味では、予想問題集を使うメリットは「過去問の中で、次回も出そうな知識がマスターできているかの確認ができる」という点にあると言えます。
予想問題集を効果的に活かすためにも「過去問から逃げない」ということを常に意識しておきましょう。
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5.「宅建の予想問題集」のまとめ
宅建の予想問題集について解説してきました。例年、宅建の本試験が終わると、予備校各社の予想問題の的中率が話題になることがあります。
しかし大事なのは、予想問題に頼って「まぐれ当たり」を狙うことではなく、きちんと過去問の内容をマスターすることです。
もちろん過去問だけで対応できない部分もあります。それを補うためのプラスアルファのツールとして使うなら、宅建の予想問題集は有益だと言えるでしょう。
おすすめの予想問題集も紹介しました。宅建の試験日までに残された期間を最大限に活用して、ぜひ合格を勝ち取ってください。
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