【2023年最新版】三協フロンテアの平均年収は512万円!給与(給料)やボーナス・口コミも解説!
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三協フロンテアはユニットハウスの製造、販売、レンタルをメインとする東証スタンダード上場企業です。
大規模な自然災害が起きた時、よく仮設住宅の建設が話題になりますが、それがユニットハウスです。
1969年に創業した当時は「建設用設備器材の製造と販売」を行う会社としてスタートしましたが、現在ではトランクルームやレンタルスペース、立体式駐車装置などのビジネスも手掛けるようになりました。
ある意味では地味な事業かもしれませんが、創業から50年が経過した今でも堅実な成長を見せています。海外では中国やミャンマー、マレーシアにも進出しています。
近年の売上推移は以下のとおりです。9期連続の増収で、増益は8期連続となっています。
- 2017年3月期:371億9,400万円
- 2018年3月期:390億650万円
- 2019年3月期:418億5,600万円
- 2020年3月期:457億5,400万円
- 2021年3月期:481億8,300万円
もしあなたが、「トランクルームやレンタルルームなどの事業に興味がある」ということであれば「三協フロンテアの年収」は気になるテーマではないでしょうか。
そこで今回は、三協フロンテアの年収について斬り込んでみました。平均年収や、年収構造の仕組み、職種や学歴、性別による違いを調査しています。また三協フロンテア社員からの口コミ情報もピックアップして紹介しています。
この記事を読めば、三協フロンテアの年収事情が見えてくるはずです。
また転職は年収だけで決めるべきものではありません。そこで記事の最後では「三協フロンテアへの転職をオススメする人」についても紹介します。ぜひ参考にしてください。
なおユニットハウスの具体的なイメージが知りたいという人は、ぜひ以下のYouTubeをチェックしてみてください。三協フロンテアの製品が、わずか5分の映像で理解できます。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.三協フロンテアの平均年収
三協フロンテアの年収を分析していくにあたり、まずは「全体の平均値(平均年収)」をおさえておきましょう。
有価証券報告書によれば、2021年3月31日現在の平均年間給与は、512万円です。
出典:三協フロンテア[9639]:有価証券報告書-第52期(令和2年4月1日-令和3年3月31日) (有価証券報告書) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞
過去の推移は以下のとおりです。
- 2018年3月期:502万円
- 2019年3月期:509万円
- 2020年3月期:511万円
- 2021年3月期:512万円
出典:三協フロンテア株式会社の平均年収、年間給与所得情報 - 転職ならdoda(デューダ)
1-1.平均年収に関する口コミは?
三協フロンテアの年収について、社員はどう感じているのでしょうか。いくつか口コミ情報をピックアップしてみました。
「基本給は他社と比べ、そこまで多くはないですが賞与が多くもらえます」
「昇給はないときもある。実力や実績は考慮されていない。できる仕事が増えたり会社に必要な資格を取得しても評価が上がることはない」
「基本給がすごく多いのではなく、残業代で稼ぐスタイルだと思う。一年目は基本給20万で、2年目で昇給で1万ちょっと増える」
「ボーナスが年2回、業績が良ければ賞与がもらえます。昨年、業績が好調なので賞与はきちんと出ています。社宅や家賃補助が出ます。営業は昼食手当が出ます。給料は毎年上がりはしますが、そこまで大きな変化はありません」
「昇給は個人よりも営業所の成績によって決まる。賞与は4ヶ月分プラス決算賞与があるのでいいと思う
「それなりに貰える。年功序列的に上がっていく。伸び代はそこまでないが、若い人は他社と比べるとそこそこ貰っていると思う」
「毎年一定の昇給はしていくので、若いうちは大手企業と同水準の給料がもらえると思います」
「評価指標がなく、30代がもっとも給料が高い謎の給与体制」
「実績に対するインセンティブが設定されているので、やる気のある人はめちゃくちゃやり甲斐がある」
「人事評価は正直謎。何を持って評価しているかはわからない」
「今は業績好調につき、ボーナスの水準が高い」
こうしてみると、評価に対する満足度は必ずしも高くない印象です。ただし会社の業績が良いこともあってか、全社的に還元が行われていることもうかがえる内容となっています。
1-2.競合他社との違い
三協フロンテアの平均年収は512万円となっていますが、この数字は業界全体から見て、高いと言えるのでしょうか。競合他社との違いを見てみましょう。
主要な不動産企業の平均年収を抽出し、金額の高い順に並べてみました。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
ヒューリック | 1,708万円 |
三菱地所 | 1,247万円 |
東京建物 | 1,019万円 |
野村不動産 | 1,011万円 |
プレサンスコーポレーション | 845万円 |
住友不動産 | 817万円 |
大京 | 744万円 |
阪急阪神不動産 | 715万円 |
コスモイニシア | 694万円 |
三井トラスト不動産/a> | 610万円 |
ミニミニ | 461万円 |
エイブル | 386万円 |
前述のとおり、有価証券報告書によれば、三協フロンテアの平均年収は512万円となっています。
大手優良企業と比べると下ですが、不動産会社として著名な「ミニミニ」や「エイブル」よりも上という位置づけです。
2.三協フロンテアの平均年収の内訳・仕組み
三協フロンテアの平均年収と、競合他社との違いについて見てきました。今度は三協フロンテアの年収の内訳や仕組みについて、より詳しく見ていくことにしましょう。
2-1.賞与
三協フロンテアの賞与は、年2回(6月と12月)の支給となっています。前年度実績によれば、支給額は3~4ヶ月分です。
なお賞与に関する社員のクチコミとしては、以下のようなものがありました。
「基本給自体はさほど高くありませんが、近年は業績が良くボーナスが素晴らしいです」
「基本給は他社と比べ、そこまで多くはないですが賞与が多くもらえます」
「今は業績好調につき、ボーナスの水準が高い」
「ボーナスが年2回、業績が良ければ賞与がもらえます。昨年、業績が好調なので賞与はきちんと出ています。社宅や家賃補助が出ます。営業は昼食手当が出ます。給料は毎年上がりはしますが、そこまで大きな変化はありません」
「昇給は個人よりも営業所の成績によって決まる。賞与は4ヶ月分プラス決算賞与があるのでいいと思う。
参考までに、昇給のタイミングは年1回です。
2-2.各種手当
三協フロンテアの手当には、以下のようなものがあります。
- 通勤手当
- 残業手当
- 深夜残業手当
- 休日出勤手当
- 職掌手当
- 住宅手当
- 家賃手当
- 家族手当
- 資格手当(一級建築士等)
- 昼食手当
また、福利厚生については、以下のようなものがあります。
- 社宅・独身寮
- 保養施設(山中湖、越後湯沢)
- 会員制リゾート施設(全国各地)
- クラブ活動支援制度
- 諸制度完備(退職金制度、財形貯蓄制度、持ち株制度)
- ベネフィットステーション
- 昼食補助
参考までに、手当に関する社員のクチコミとしては、以下のようなものがありました。
「社宅や家賃補助が出ます。営業は昼食手当が出ます。給料は毎年上がりはしますが、そこまで大きな変化はありません」
「資格手当が乏しい」
「家族手当、住宅手当が充実しており、給与に対する満足度は高い。本拠地を離れての転職時は月一回の往復帰省旅費も支給されるので、自己負担が軽減される」
「住宅手当として、持ち家20,000円、賃貸で25,000円支給される(役職手当はなし)」
3.三協フロンテアの平均年収【年齢・職種・役職・学歴別】
三協フロンテアの平均年収の内訳や仕組みについて概観してきました。今度は、さらに詳しく、以下の3つの切り口から分析してみることにしましょう。
- 年代・役職別
- 職種別
- 学歴別
ここで紹介する数値は、「平均年収jp」の調査データを参考にしています。
出典:三協フロンテアの年収給料【大卒高卒】や30歳~65歳の年齢別推移・役職別【課長部長】年収推移|平均年収.jp
3-1.年代・役職別
まず、年代や役職別について見ていきましょう。「平均年収jp」の調査(国税庁の年齢別階層年収と、三協フロンテアの平均年収との比率で独自に算出)によれば、以下の通りです。
まずは「年代」です。
年齢 | 年収 | 月額給与 |
---|---|---|
20~24歳 | 280万円 | 19万円 |
25~29歳 | 325万円 | 23万円 |
30~34歳 | 330万円 | 27万円 |
35~39歳 | 341万円 | 28万円 |
40~44歳 | 379万円 | 31万円 |
45~49歳 | 438万円 | 35万円 |
50~54歳 | 490万円 | 37万円 |
55~59歳 | 485万円 | 37万円 |
60~64歳 | 305万円 | 25万円 |
また「役職別」では、以下のような調査結果となっています。
役職 | 平均年収 |
---|---|
主任 | 461万円 |
係長 | 521万円 |
課長 | 688万円 |
部長 | 761万円 |
なお、三協フロンテアが公式に開示しているものも調査をしてみましたが、見つかりませんでした。
3-2.職種別
続いては「職種別」です。これは公式の情報ではなく、前述の「平均年収jp」の調査を用いています。
職種 | 年収 |
---|---|
総合職 | 600万円~700万円 |
技術職 | 390万円~490万円 |
一般職 | 400万円~500万円 |
これは、国税庁や厚労省の「賃金推移の比率」や、業界ごとによる賃金補正値などをふまえて推計された数値となっています。
3-3.学歴別
今度は「学歴別」の違いを見てみましょう。
三協フロンテアの新卒採用ページを見ると、採用実績には大学院、大学、短期大学の3通りがありました。
初任給の設定は以下のとおりです。
■営業職・専門職・技術職の場合
・院卒 221,000円+(時間外勤務手当)
・大卒 212,000円+(時間外勤務手当)■内部営業職の場合
・大卒 192,000円+(時間外勤務手当)
・短卒 183,000円+(時間外勤務手当)
4.三協フロンテアへの転職をオススメする人
ここまでは、三協フロンテアの年収について、さまざまな観点から分析してみました。ここまで読んできて「三協フロンテアへの転職に興味がある」という人もいるかもしれません。
しかし、どんなに年収が魅力的であっても、「働きやすさ」や「働きがい」など、自分との適性や「向き・不向き」についても考えておく必要があります。
三協フロンテアには、どんな人が向いているのでしょうか。「三協フロンテアへの転職をオススメする人のタイプ」として、以下の2点を解説します。
- トランクルーム・レンタルルームなどの不動産事業に興味がある人
- トップダウンの経営スタイルでも働ける人
4-1.トランクルーム・レンタルルームなどの不動産事業に興味がある人
三協フロンテアに向いているタイプの1つ目は「トランクルーム・レンタルルームなどの不動産事業に興味がある人」です。
ユニットハウスは、建設現場や工場の仮設事務所、イベント施設での仮店舗などで活用されます。またトランクルームは、日常で使わなくなった荷物を収納するレンタル型の収納スペースとして、近年急速に伸びている分野です。
もしあなたが、この分野に興味を持っているのであれば、三協フロンテアは転職先として有力候補の一つに入れるべき企業だと言えるでしょう。
参考までに「社員の口コミ」を見てみると、次のような声を見つけることができました。
「マンションやアパートを売るといった普通の不動産会社ではない、トランクルームなどを売っている点に興味を持っていける人が良い」
「入社を決めた理由:事業内容。独自のビジネスモデルに強みがあること」
「入社を決めた理由:モバイルスペースという製品の魅力と今後成長していくイメージを強く感じた」
「業界のトップメーカーとして、製品開発力に魅力を感じた」
「製品に面白みを感じた。建物をたたむ、移動するという発想辞退が新しい」
「入社を決めた理由:ユニットハウスという製品に興味を持ったというのが一番大きい理由」
「事業の強み:職人不足の昨今、数日で建てることのできるユニットハウスは今後の世の中には必要だと思う面白い事業だと思います」
「ユニットハウスなので工事現場での需要が消えることはない」
「ワクチン接種棟やテレワークオフィスなど、コロナ不況でも需要を見いだせる」
「仮設住宅など災害にも強いので、業績が落ち込むことは少ないと思います」
「製品としての可能性は大きい。建物として建てられる所に制限はあるが、リユース、成功スピード等メリットが大きい」
「国で大きな事業があれば必ずと言っていいほど三協フロンテアのハウスは現場に置いてある」
4-2.トップダウンの経営スタイルでも働ける人
三協フロンテアに向いているタイプの2つ目は「トップダウンの経営スタイルでも働ける人」です。
以下で紹介する口コミを見るとわかるとおり、三協フロンテアはトップダウンの色彩が強い会社だといわれています。
しかし「トップダウン経営」が悪いというわけではありません。トップダウンには良さもあります。また「経営者が率先して決めるというスタイルであってこそ、働きやすい」と感じる人もいるはずです。
参考までに、社員の口コミをいくつかピックアップして紹介します。
「創業者である会長と、その子息である社長の権限が強く、良く言えば意思決定が早い」
「成長していてスピード感もある強みがある一方、トップダウンな側面もあるので、注意」
「会長の息子が社長の会社、いわゆる同族企業であり、社長一族の力がとてつもなく強い」
「典型的なオーナー会社。良い面と悪い面が顕著に現れている」
「社長の鶴の声が一番影響します」
「トップダウンが強い文化で、会長・社長の指示にて方針のほとんどが決まります」
「100%ワンマン企業です。会長、社長には誰も逆らうどころか、自分も意見を述べることもできません」
「古いワンマンの典型的な日本企業という形で、ほぼ完全にトップダウンの風土が強い」
「社長が赤いと言えばカラスも赤い。異論を唱える人は生き残れません」
「とにかくトップダウン。まず意見は通らない」
「入社を決めた理由:社長の経営方針などが気に入ったため」
「人事評価は、社長に気に入られること。昇格もあれば、降格もある」
「人事評価の特徴は、上司、社長の好き嫌いで評価が決まります」
「社長は常に新しいことを考えており、プレゼン能力の高さは特に尊敬する」
「常にチャレンジングな考えを持ち、新しいことに挑戦しようとする考えがあるのはすばらしい」
5.「三協フロンテアの年収」のまとめ
三協フロンテアの年収について解説してきました。
三協フロンテアはユニットハウスの製造、販売、レンタルをメインとする企業で、災害時にも大いに貢献できるビジネスモデルが特徴です。
創業から50年が経過した今でも堅実な成長を見せており、9期連続の増収と、8期連続の増益を達成しました。近年ではコロナによるワクチン接種棟やテレワークオフィスの広がりも、同社の成長の追い風になっているようです。
もしあなたが、「トランクルームやレンタルルームなどの事業に興味がある」ということであれば、転職先の有力候補としてチェックしておくと良いでしょう。
記事の最後では「三協フロンテアへの転職をオススメする人」についても紹介しました。転職先を選ぶ上では年収も重要です。しかし年収だけで決めるのではなく、自分に合っているかどうかという視点も忘れないようにしてください。
今回の記事が、皆さまの転職成功のために参考になればと願っています。なお、三協フロンテアの公式サイトは以下のとおりです。こちらもぜひ参考にしてください。
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