【2024年最新】賃貸営業の年収はどのくらい?1000万円稼げる?年収を上げる方法も解説!
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賃貸営業といえば、売買営業に比べると、あまり稼げないイメージがあるかもしれません。
たしかに1件売れると何千万円と手数料が入る売買に比べると、元々の売上金額が小さいため稼ぎづらいのは事実です。
ただ実は、オフィスビルや高級賃貸を扱う会社に転職する、などポジションなどを工夫すれば稼げる仕事でもあります。
そこで今回この記事では「賃貸営業では、いくら稼げるのか?ぶっちゃ年収はいくら貰えるのか?」をテーマに、解説してきます!
転職や業界情報の参考に、ぜひ最後までお読みください。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数10万人以上。
目次
1.不動産賃貸営業で稼げる年収
不動産賃貸仲介の営業の年収は、300万円~500万円程度と言われています。
賃貸営業は文字通り営業なのでノルマなどもありますが、前述のようにネットからの反響を元にお客様に提案したりするのがおもな仕事で、飛び込みなどの開拓営業行為が求められることはほぼありません。
また、営業ですので、固定給だけではなくプラスでインセンティブが支給される会社も多いです。
しかし、歩合給があっても売買のようにガンガン稼ぐのが難しい理由は、成約単価の差にあります。
例えば、売買の片手仲介で4000万円の物件を成約した場合の仲介手数料(会社の売上)は
4000万円×3%+6万円=126万円(税抜)となります。
仮に歩合率が20%(会社による)とすると、営業マンがもらえるインセンティブは
126万円×20%=約25万円になるわけです。
一方で賃貸仲介営業の場合、仲介手数料は最大で家賃1ヶ月分です。
つまり、家賃10万円の物件を成約した場合、仲介手数料は最大10万円となるわけです。
歩合率が同じ20%だとしても、営業マンがもらえるインセンティブは
10万円×20%=2万円となります。
当然、物件の家賃によって歩合は左右されますが、賃貸仲介営業では相当数をこなさないと稼げないということがお分かりいただけると思います。
不動産会社に支払う仲介手数料をわかりやすく解説【宅建業法・上限・計算・消費税】
2.不動産賃貸営業で年収1,000万円稼げる?
前項のような理由で、賃貸営業の1,000万円プレイヤーは基本、難しいと言わざるを得ません。
ただ勤務先によって、大手・財閥系で基本給や諸手当に恵まれているか、高級マンションの賃貸や投資家のお客様も同時に持つ業態、オフィスビルなど事業用賃貸なら、成約単価が高いので、可能性はゼロではなくなります。
例えば、オフィス賃貸仲介であれば、月額の賃料が数百万円単位のものも多いので、現実的に可能性があります。
しかし、事業用賃貸の営業は、居住用賃貸のそれとかなり性格や内容が異なります。
2-1.事業用賃貸営業の難しさ
まず、賃料の高い都心部のオフィス賃貸は、現在テレワークが進んだ関係で狭いところへの引越しが盛んです。
社員全員が収まらなくても良いので、狭い所へ移って固定費を浮かせたいという意図の移転が多いわけで、成約賃料という意味では市場規模は縮小方向です。
会社ごとの方針や、業種業態によってテレワークの導入具合も異なりますし、接客やステータスなど、オフィスにどのような用途を求めるのか、当初に得られた希望条件に頼らず、しっかりしたヒアリングが必要となります。
また、居住用物件のように他社物件、エリア内候補物件の情報が細かく調べられないため、立地も含め、細かい調査を要する場合もあります。
そして、お客様が法人なのでクロージングに時間を要し、効率の良い仕事が難しいのも難点です。
2-2.賃貸営業のワークライフバランス
労働量に収入が見合わないことをブラックとも呼びますが、賃貸営業の仕事はそのあたり、どうなのでしょうか?
未経験歓迎、学歴不問で入社ハードルは低く、仕事は入ってから覚えられます。
経験を積みながら後述の不動産関連の資格を取得し、キャリアを形成してゆけます。残業などは少な目で、自分みがきや家族との時間も確保できるでしょう。
ただし土曜と日曜はお客様の都合に合わせて仕事なので、週末は有休をとらない限り、友人や家族とのプライベートの時間はありません。
また、2月と3月については業務量が普段と段違いに増え、残業や休日出勤も増える点、事前の覚悟が必要です。
3.不動産賃貸営業で年収を上げる方法
3-1.資格を取得する・役職につく
宅建士や管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士の資格を取得することによって、会社によって差はありますが、給与にプラスして1万円~3万円の資格手当が支給される会社が多いです。
また、資格を持っていれば任される仕事も増え、店長や役職に昇進できれば、それに伴う手当も期待ができます。
※関連記事
不動産資格の難易度ランキングTOP10!取得したら稼げる?年収は上がる?
3-2.成果を出し歩合で稼ぐ
歩合があるのであれば、たくさんのお客様に喜んでいただき、歩合で稼ぎ続けるのも一つの道ですし、それは転職の際も、最大の実績となります。
営業として、お客様と良い関係を築くためには対人スキルも重要ですが、賃貸生活に対する基礎知識と、物件とその周辺に関する情報をたくさん持っておくことで信頼を得られます。
※こんな関係が理想ですね。
世話になった優秀な賃貸仲介営業マンが、他社に転職。道端でバッタリ。売買担当だが、最近は投資物件が無いとのこと。でもあるところにはあるんだよな…目を掛けてたんだから頼む‼️ミラクル物件‼️
— 名も無きチキン北大家 (@kitaooyasan) June 17, 2022
不動産営業は稼げるのか?年収1,000万円を狙える会社の選び方を紹介
3-3.歩合率が高い会社に転職する
すでに賃貸営業に職に就いていて、いくら頑張っても、そもそも会社の給与体系に限界があるという場合は、転職も検討してみましょう。
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宅建は転職に有利!40代までなら未経験可能な理由と転職先を紹介!
4.「賃貸営業 年収」のまとめ
「賃貸営業 年収」というテーマで、年収ほか、さまざまな角度から賃貸営業について解説しました。転職や業界情報の参考にしていただけたでしょうか?
賃貸営業は就業のハードルが低く、年齢や性別を問わず未経験からスタートしやすい職種ですし、じつは、最初からその予定でキャリアを積んで、売買営業に移るということも可能でしょう。
しかし、今後市場の変化で賃貸分野のビジネスが盛んになる予測があり、いままで以上に多くの不動産会社が、賃貸の営業職を求めるという状況も考えられるのです。
地域密着度の高い不動産営業ですが、売買物件よりもはるかに物件の流通数が多いことも考えれば、案外賃貸営業の専門性を追求してみるのも、良いかもしれません。
管理業務が主体であまり客付けをやらなくなった多数の小規模老舗業者が、不動産テックの波に追いつけず困っている状況もありますので、それも何らかのチャンスとなる可能性があります。
「賃貸営業 年収」 本記事のポイント
- 不動産賃貸の営業の年収は、300万円~500万円程度が多い。
- 未経験でも就業しやすくワークライフバランスは良いが、週末出勤で繁忙期は多忙。
- 年種を上げるには、歩合で頑張るほか資格取得、昇進、転職などが可能。
- 自分に合った企業探しは転職エージェントへ相談するのがよい。
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