不動産事務への転職は未経験女性もOK?失敗しない志望動機の書き方も解説
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帝国データバンクが調査した2020年度の「業界天気図 動向調査」では、あらゆる業界において、新型コロナの影響による生産活動の停滞や消費不振を受けて、マイナスの影響が発生していることが発表されました。*1
そのような景気情勢の中でも、東京都心の賃貸オフィス市場が好調が継続し、各社の業績をけん引する見通しとされ、「快晴マーク」がついています。
このことからも、不動産業界は全体的に堅調であるといえるでしょう。
今回は、景気情勢に左右されにくい不動産業界において、「不動産事務」として転職を成功させるために必要な事柄を、詳しく解説していきます。
就労条件や履歴書の作成の仕方、面接対策など、知っていると有利な情報が満載ですので、これから「不動産事務」の仕事に転職を考えている方は、ぜひ、参考にしてください。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.不動産事務として転職を成功させるには業界・職種理解が必須
転職が成功するかしないかは、事前準備をどれだけ出来たかで結果が大きく変わってきます。
ただ、不動産事務は比較的、転職しやすい職種なので、基礎的な部分をしっかり押さえておけば心配に及びません。
ここでは、不動産事務の仕事内容や就労条件にスポットを当てて、詳しく解説をしていきます。
不動産業界での転職成功ノウハウを紹介会社が徹底解説します!【毎月600名の相談実績】
1-1.仕事内容
不動産事務の仕事内容は、次の4つがメインになります。
1-1-1.一次接客・問い合わせ対応
店舗に来店されたお客様や、問い合わせ電話の受付など、一次的な対応を行います。
その後の物件案内など詳細な業務は営業マンが行いますので、それ以上の業務は基本的にはありません。
することとしては、来店されたお客様に「どういった物件をお探しでしょうか?」などどお声がけをし、受付シートに名前や住所などの個人情報を記入してもらいます。
1-1-2.広告物の作成
集客するために必要な、新聞やチラシ、WEBメディアなどに掲載する広告物の作成も重要な仕事の一つです。
例としては、物件概要などをまとめた「マイソク」の作成や、店頭掲示用のPOP作成、案内板や看板を専用ソフトなどを用いて作り上げます。
1-1-3.データ管理
会社で保有している不動産の物件情報や顧客情報の入力や修正、更新といったデータ管理も大切な業務の一つです。
近年では、専用ソフトやクラウドシステムなどを導入し、お客様情報の新規登録や追加・更新が簡単な操作で行え、管理をスムーズに行えます。
専門的なスキルはいりませんから、パソコン初心者の方でも不安なく業務に取り組めるでしょう。
1-1-4.契約書等の作成および説明
不動産売買契約書や重要事項説明書などの作成および説明をします。
ただし、作成にあたっては営業マンや事務の方でもできますが、重要事項説明書の説明については、「宅建士資格を所有する人」でないと行うことはできません。
そのため、重要事項説明書の説明に関しては、宅建士の資格を取得している事務の方が、宅建士ではない営業マンに代わって行うことも多いでしょう。
なお、求人サイトでは「一般事務」および「宅建事務」と分類されて掲載されていることがありますが、「宅建事務」の場合は、不動産売買契約書や重要事項説明書などの作成および説明も含まれていると考えるのが一般的です。
1-2.休日・残業
会社にもよりますが、一般的に不動産会社は水曜などの平日休みが多く、土日は出勤になることが多いでしょう。
ただ、不動産事務の場合は営業マンのように、お客様と商談をするということはありませんので、休日出勤はほぼないといえます。
残業に関しては、年末から3月頃までの繁忙期はよくあるかもしれませんが、それ以外は営業マンと違い、残業は基本的に多くはありません。
ハードと揶揄される不動産業界にしては基本的に楽な仕事の方ですが、若干きつい点もあるようです。
詳細を知りたい方は、下記のリンク先の記事をぜひ、ご覧になってください。不動産事務がきつい理由は3つ!楽しいと感じる人もいる理由とは?
1-3.平均年収
不動産事務の平均年収は正社員の場合は約373万円で、派遣社員の平均時給は1,403円、パートやアルバイト1,004円程度となっています。
ただ、宅建があると、会社によって宅建手当が月額で2~3万円貰える会社が大半です。
その他にも不動産鑑定士やマンション管理士など、不動産関連の資格を取得していると、毎月資格手当がもらえる会社が多いでしょう
不動産資格の難易度は?取得したら稼げる?転職に役立つ?【宅建のコスパが良い理由】
1-4.雇用形態
雇用形態としては、正社員以外にも、パート・アルバイト、契約社員、派遣など様々な形が選べます。
子どもがまだ手のかかるうちはパートなど短い勤務時間で働けるため、不動産事務は女性にも人気の職種の一つです。
子育て中の女性の場合、時短勤務など柔軟に対応してくれる会社も多いでしょう。
1-5.メリット・向いてる人
不動産事務として働くことのメリットは、業界未経験としても時給が高いし、不動産だけでなく、税金や住宅ローンに関する知識が身につくことが挙げられます。
また、パートやアルバイトもOKなので、柔軟な雇用体系で働きたい人にはぴったりでしょう。
契約書類の作成などを行うこともあるため、細かい作業が苦にならず、正確に出来る人がオススメです。
2.不動産事務への転職を成功させる履歴書・面接対策
ここでは、不動産事務への転職を成功させる履歴書の書き方や、面接対策などをご紹介していきましょう。
2-1.履歴書
履歴書を書く際には、「なぜ不動産業界なのか」「なぜその会社なのか」「なぜ事務なのか」「どう会社に貢献できるのか」などを論理的に説明する必要があります。
また、転職理由もプラスの方向性に向けた内容のものを、しっかりと書くようにしていくと良いでしょう。
サンプル例としては、下記のものをぜひ、ご参考にしてください。
サンプル例「不動産業界は、人が生きていくうえで欠かせない「衣食住の分野」に属する業種であり、景気の情勢にも左右されにくい面があるため、不動産業界で働きたいと願うようになりました。
なぜ、御社を選んだのかといいますと、御社が取り組んでいる街づくりという事業が、街に暮らす一人ひとりの幸福や生活の質の向上を目指せることに寄与する、すばらしい事業だと感じたからです。
私は、丁寧で確かな仕事をするのを得意としておりますので、不動産事務の仕事を行うことによって、営業の方の力になれるのではないかと思い、不動産事務という職種を志望しました。
すでに宅建士の資格を取得しておりますので、契約書や重要事項説明書の作成および説明などもおまかせください。宅建事務としては、即戦力として御社に貢献できるかと思います。」
不動産事務の志望動機・失敗しない書き方を解説!未経験の自己PR方法も紹介
2-2.面接対策
不動産事務の面接対策としては、明るく元気に「一緒に働きたい」と思ってもらえるように接することが重要です。
不動産業界はアクティブな業界ですから、活発で元気な人が好まれる傾向にあります。
来店されたお客様の一時対応なども行うため、見た目の清潔感など第一印象を良くすることもこころがけましょう。
また、逆質問は絶対にした方が良いので、ぜひ、自分が持っている長所をアピールしながら、積極的にするようにしてください。
下記のリンク先記事に、逆質問の上手な答え方など詳しい情報が掲載されていますから、ぜひ、ご活用になってみてはいかがでしょうか。
不動産業界の面接で合格するコツとは?落ちる人の特徴は?【逆質問の答え方も解説】
3.不動産事務は未経験・女性でも転職できる?
不動産事務は、土地や住宅などの高額物件を取り扱うことも多々あるため、専門的な知識がないと事務の仕事はできないと思っている方も中にはいるかもしれません。
しかし、そんなことはありませんので、ご安心ください。
不動産事務の仕事は、未経験の方や女性でも、働くことが可能なお仕事なのです!
最初の内は、営業マンなどもサポートしてくれますし、書類作成などもすでにテンプレートが用意されていますので、指示通りにこなしていけば十分作業ができます。
また、宅建など、不動産系の資格があると採用の際にはかなり有利になるでしょう。
近年では、ファイナンシャルプランナー(2級以上)の資格を取得して、キャリアアップをしている女性もたくさんいます。
しかし、特に不動産やマネー系の資格を取得していない方でも採用される可能性はありますので、ご心配には及びません。
不動産事務は未経験歓迎の求人が多い?仕事内容や志望動機の書き方を詳しく解説!
3-1.転職サイト・エージェントは使うべきか
不動産事務の仕事を探す際には、ぜひ、転職サイトやエージェントを使うべきといえます。
ただ、サイトは求人を見れるだけなので、基本的に自分で求人探しから面接の段取りなど、全て自分でこなさなくてはなりません。
その点、転職エージェントの場合は、履歴書作成サポートから面接対策まで行ってくれるので、転職活動が初めての方や、効率よく内定をもらいたい方にはおすすめでしょう。
また、求人サイトによっては、やたら年収が高い会社や常に求人が出ている会社など、地雷の可能性が高い会社もあるようです。
「実際のところはどうなのか?」を確実に知りたいときには、企業の採用担当と直にコミュニケーションをとっているエージェントの方が、信頼できる企業を紹介してもらえるので心配はいりません。
不動産業界の転職エージェントおすすめ8選【2020年最新版】
「4.不動産事務 転職」のまとめ
今回は、家庭を持つ女性にも人気がある「不動産事務」の転職に関する情報を詳しく解説をしていきました。
不動産事務の仕事は、未経験の方でも取り組みやすく、パートや時短勤務などの雇用形態もあり、家庭と仕事の両立がしやすい仕事です。
最初は未経験でも働いているうちに、不動産に関する知識やスキルが次第に身についていき、キャリアアップを十分目指せるようになっていきます。
事務職の魅力は、仕事の様々な場面で「頼られる人材」になれることです。
お客様と営業マンをつなげる存在として充実感を感じながら、仕事に取り組んでいくことができるでしょう。
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登録やご相談は一切無料ですので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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