宅建に独学で一発合格するロードマップ!勉強時間、勉強法を徹底解説!
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宅建(宅地建物取引士)試験は、毎年20万人もの人々が受験するマンモス資格です。
「宅建」という名前の知名度は抜群ですが、「試験の概要」や「合格のコツ」となると、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「宅建の試験に独学でチャレンジしたい!」という人のために、宅建に独学で一発合格するためのロードマップを紹介します。たとえば、宅建試験の概要や難易度、勉強方法や計画の立て方などです。
この記事を読めば、宅建の合格のために、何から着手すべきなのか、その具体的なイメージが見えてくるはずです。
目次
1.【概要・難易度】まずは宅建について知ろう
まずは宅建の試験概要や、試験の難易度から見ていくことにしましょう。次の3つのポイントを解説します。
- 宅建試験とは
- 宅建試験の難易度・合格率
- 独学でも合格できる?
また「初心者や、不動産の未経験者でも独学で合格できるか」という点もとりあげます。宅建試験の全体像をつかんでください。
1-1.宅建試験とは
宅建士(宅地建物取引士)試験は、不動産を専門に取り扱う定番の国家資格です。毎年20万人もの人たちが受験する、日本有数のマンモス資格です。
宅建に合格して「宅建士」としての登録を行うと、次の3つの業務を行うことができます。宅建士だけに許されている業務のため「独占業務」と呼ばれます。
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書(35条書面)への記名・押印
- 契約書(37条書面)への記名・押印
不動産業で活躍したいなら、ぜひとも「宅建」は取得しておくべきです。一発合格するための秘訣を、これから解説していきます。
なお、宅建というと「不動産業のための資格」とイメージされがちですが、不動産業界以外でも役立てることは可能です。詳しいことは次の記事も参考にして下さい。
宅建は不動産業界の人気資格!独学でも合格可能?受験資格は?就職・転職に有利になるかも解説 |宅建Jobコラム
宅建士(宅地建物取引士)とは?仕事内容・試験概要・合格ラインを1から紹介 |宅建Jobマガジン
1-2.宅建試験の難易度・合格率
続いては「宅建試験の難易度」について見てみます。
すでに紹介したとおり、宅建は毎年20万人前後が受験して3万人前後が合格、つまり17万人前後が不合格になる試験です。
過去5年間の動向を見ると、合格率は次のように推移しています。
年度 | 合格率 |
---|---|
2016年(平成28年) | 15.4% |
2017年(平成29年) | 15.6% |
2018年(平成30年) | 15.6% |
2019年(令和元年) | 17.0% |
2020年(令和2年)10月 | 17.6% |
2020年(令和2年)12月 | 13.1% |
昨年(2020年)は、新型コロナウイルスの特別対応により「年2回」の試験となりました。そのため数字にブレがありますが、だいたい「15%から17%くらい」の合格率だと考えると良いでしょう。
つまり「20人が受験したら、そのうち3人から4人くらいしか受からない」という難関資格です。
なお、詳しくは次の記事も参考にしてみて下さい。合格率や必要な勉強時間など、他の資格との比較も含めてまとめています。
宅建の偏差値は50~60!試験の難易度と必要な勉強時間は?【他資格との比較も紹介】 |宅建Jobコラム
宅建の合格率は何%?ほかの資格と比べて難易度はどのくらい? |宅建Jobコラム
1-3.独学でも合格できる?
宅建試験の概要と難易度を紹介してきました。
すでに紹介したとおり、宅建は「20人のうち3〜4人しか受からない」という難関資格です。「独学でも合格できるの?」「やはり資格スクールを利用すべき?」と不安に思う人もいるはずです。
結論から言えば、独学でも合格は可能です。実際にツイッター等のソーシャルメディアで検索すれば「独学で合格できた!」という投稿はたくさん出てきます。
ただし、難関資格であることに変わりはありません。「20人のうち16人から17人が落ちる」試験でもあります。
勉強習慣が無い人や、資格試験に不慣れな人なら、ぜひスクールや通信講座を利用するのをオススメします。たとえば以下のようなメリットがあります。
- プロ講師が編集したテキストがある。
- 試験に出やすいところを指摘してくれる。
- 学習教材を吟味する必要がない。
- 学習スケジュールを検討しなくても良い。
- 質問したい時に、質問できる。
逆に言えば、独学の場合は、これらのメリットがありません。かなりの努力をしなければ合格できないと言って良いでしょう。
ただし、しっかりとした戦略と計画をもって勉強することができれば、独学による合格は不可能ではありません。
どのようにすれば合格できるのか、これから順を追って解説していきましょう。
2.宅建合格に必要な勉強時間と勉強法
「宅建試験の概要」を紹介しましたが、実際に合格するにはどのような勉強をすれば良いのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、宅建に合格するには「最低でも300時間は勉強する必要がある」と言われています。オススメの勉強方法と合わせて解説していきましょう。
2-1.1発合格に必要な勉強時間
「これから宅建合格を目指したい」という人は、まず300時間を確保するようにしてください。
もちろん、人によって必要な勉強時間は異なります。たとえば国家試験や検定試験など、すでに勉強慣れしている人なら、もっと短時間でも合格は可能です。
また、すでに仕事で不動産業務に携わっている人なら、宅建に関する知識は人並みにもっているはずです。一般の人に比べれば、よりスラスラと教材を読み込めるはずです。
しかし、試験勉強に慣れていない人、不動産業務の経験が無い人なら、まずは300時間を確保すべきです。
宅建試験は、例年なら「10月の第3日曜日」に開催されます(2021年はコロナのため10月試験と12月試験の2回に分けて実施されました)。試験日から逆算して、勉強時間を確保するようにしましょう。
たとえば、以下のようなイメージです。
勉強開始の月 | 勉強の期間 | 勉強時間(1ヶ月あたり) | 勉強時間(1日あたり) |
---|---|---|---|
前年10月から | 1年間 | 25時間 | 1時間弱 |
4月から | 6ヶ月 | 50時間 | 1.6時間 |
7月から | 3ヶ月 | 100時間 | 3.3時間 |
9月から | 1ヶ月 | 300時間 | 10時間 |
詳細については、後ほど「宅建合格のための勉強計画をたてよう」という項目で解説します。また、以下の記事も参考にしてみてください。
宅建士一発合格に必要な勉強時間・いつから始める?オススメ勉強方法(独学・スクール)参考書まで一挙紹介【2021年決定版】 |宅建Jobコラム
2-2.1発合格に必要な勉強方法
続いては「1発合格に必要な勉強方法」です。
宅建の合格者を見ていると「1発で合格できる人」は意外と多いです。しかし、なかには「何度チャレンジしても受からない」という人もいます。何が違うのでしょうか。
1発で合格する人の勉強法には共通点があります。それは次の3つのステップをとっているという点です。
- 問題構成を把握する。
- 過去問を何度も解く。
- テキスト・参考書を読む。
まずは問題構成を把握(①)します。どんな問題が出題されるのか、どのような順番で解くべきかなどがわかるので、どのような勉強をすれば合格できるかが見えてきます。
また、頻出の出題テーマがわかれば、そこを重点的に攻めることで合格に近づくことが可能です。
続いては「過去問を何度も解く」(②)ということです。「問題を解くのは、テキストをすべて読み終えてからでは?」と思う人もいるでしょう。しかし合格者に共通しているのは、徹底的に過去問にアタックし続けているという点です。
そして「わからないこと」があれば、テキストに立ち返ります(③)。
この地道な繰り返しで、だんだんと得点できるようになります。まずは「過去問が最優先!」ということを覚えておいて下さい。
詳しいことは、後ほど「宅建に一発合格するための重要な勉強法」という項目の中で解説します。
3.独学で宅建合格するための準備をしよう
「宅建合格に必要な勉強時間と勉強法」が理解できたら、今度は「合格のための準備」です。合格に欠かせない「学習教材」を見ていくことにしましょう。
ここでは、次の3つの教材を紹介していきます。
- テキスト
- スマホアプリ
- ネット教材、Youtube動画
3-1.テキストを購入する
まずはテキストです。宅建学習では、大きく分けて以下の3種類があります。
- テキスト:学習すべき内容を網羅した教科書
- 基本問題集:理解度を確かめるための基本的な問題集
- 過去問:過去に出題された問題で構成された問題集
十分な勉強時間を確保できる人なら「①と②と③をこなす」のが理想です。ただし「勉強のために、あまり時間を割くことができない」という人は「①と③」で良いでしょう。
③(過去問)は、②(基本問題集)より難易度が高いです。しかし、一発合格するには③(過去問)の攻略が不可欠です。
勉強法については後述しますが、基本的には「いかに、③を繰り返すことができるか」が合否を分けることになります。
流れとしては次のとおりです。
- ③(過去問)をこなす。
- わからない問題があれば①(テキスト)に戻る。
- また③(過去問)をこなす。
なお購入する際は「最新版」であるかどうかに注意しましょう。宅建の試験は「その年の4月1日時点で施行されている法令」を基準に出題されます。
法改正点は、試験問題として出題されがちです。毎年のように法改正があるため、必ず最新のテキストを選ぶようにしてください。
なお「どのテキストを選んだらいいかわからない」という人のために、テキスト選びについての記事も用意しました。ぜひ参考にしてみてください。
宅建おすすめテキストと選び方・勉強法を紹介!【2021年決定版】 |宅建Jobコラム
3-2.スマホアプリをダウンロードする
宅建のテキストを紹介してきましたが、テキスト以外にオススメなのが「スマホアプリ」です。
スマホアプリなら、移動時間やスキマ時間など、ちょっとした空き時間を有効活用することもできます。
たとえば「宅建 過去問 2021」は、一問一答式の過去問アプリです。過去10年分、合計3,377問が収録されており、問題と解答だけでなく、解説まで付いているのが特徴です。
宅建は、過去問をどれだけ繰り返しこなせるかが勝負です。アプリを使えば、ちょっとしたスキマ時間でも1問や2問は解けるものです。その蓄積が合格を引き寄せます。
「まとまった時間がとれない」という人や、「勉強時間が足りない」という人は、ぜひアプリの活用を検討してみてください。
「宅建 過去問 2021」は無料なので、気軽にダウンロードしてみましょう。なお、その他の宅建学習アプリについては、以下の記事でも紹介しています。
宅建の勉強におすすめ過去問アプリ(有料・無料)を紹介!【2021年決定版】 |宅建Jobコラム
また、次の記事ではスマホアプリに加え、通信講座や過去問、Webサイト、模試、テキスト、音声講座など、合計7ジャンルの無料学習ツール、全13種類をピックアップして紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
【無料で宅建勉強】過去問アプリや音声講座、独学PDFテキスト等を解説! |宅建Jobコラム
3-3.YouTube等ネット教材を見る
スマホアプリに続いては「YouTube動画」を紹介します。
とくに「テキストを使って独学している」という人の場合、ついつい勉強が止まってしまうことがあります。
たとえば、テキストに書かれていることがわからない場合や、質問したくても誰に聞いたらわからないようなケースです。
こうした時にオススメなのが、気分転換の意味も込めて、宅建学習の「YouTube動画」をチェックしてみることです。
たとえば以下のようなメリットがあります。
- 映像もまじえた解説となっているので、テキストよりも理解しやすい。
- 有名講師の講義が無料で視聴できる。
- 気分転換したい時に「ながら視聴」で勉強できる。
なかでも有名なのが「棚田行政書士の不動産大学」です。宅建学習をテーマとするユーチューバーとしても有名で、チャンネル登録者の数は7万人近くにもなっています。
たとえば以下の動画は「法令上の制限」を解説したものです。ぜひチェックしてみてください。
なお、オススメの「YouTube動画」は他にもたくさんあります。詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
宅建の独学ならユーチューブ!おすすめの理由や人気の講義を紹介【2021年最新版】 |宅建Jobコラム
4.宅建合格のための勉強計画をたてよう
今度は「勉強計画」について見ていきましょう。
宅建試験までのスケジュール計画の立て方を解説した上で、以下の2つのパターンで具体的に説明します。
- 試験の3ヶ月前からスタートする場合
- 試験の1ヶ月前からスタートする場合
4-1.宅建試験までのスケジュール計画を立てる
先ほど紹介したとおり「宅建に一発で合格したい」という人は、まず300時間を確保するようにしてください。
もちろん、すでに学習歴のある人や、不動産業務に携わっている人なら、より短時間でも合格できます。
しかし計画したとおりに勉強が進むとは限りません。できるだけ300時間は確保するようにしましょう。そして、試験日から逆算します。
例年なら宅建試験は「10月の第3日曜日」に開催されます「試験日から逆算する」というのは、たとえば次のようなイメージです。
勉強開始の月 | 勉強の期間 | 勉強時間(1ヶ月あたり) | 勉強時間(1日あたり) |
---|---|---|---|
前年10月から | 1年間 | 25時間 | 1時間弱 |
4月から | 6ヶ月 | 50時間 | 1.6時間 |
7月から | 3ヶ月 | 100時間 | 3.3時間 |
9月から | 1ヶ月 | 300時間 | 10時間 |
もし「3ヶ月前からスタートさせる」という場合、1日あたり3.3時間を捻出する必要があります。上記のように、実際に計算してみると、よりイメージがしやすくなるはずです。
仕事をしている人なら、スケジュールの都合もあるでしょう。計画倒れにならないためにも、無理のない範囲で時間を捻出することが大切です。
より詳しいことは以下の記事も参考にしてください。
宅建の勉強スケジュールの立て方!300時間で独学合格できる方法も解説! |宅建Jobコラム
4-2.3ヶ月前スタートの場合
では具体的に「3ヶ月前からスタートさせる」というケースを考えてみましょう。
試験は10月なので、7月から勉強を始めるというパターンです。
勉強開始の月 | 勉強の期間 | 勉強時間(1ヶ月あたり) | 勉強時間(1日あたり) |
---|---|---|---|
7月から | 3ヶ月 | 100時間 | 3.3時間 |
「3ヶ月で合格できるの?」と思う人もいるかもしれません。しかし合格状況を見てみると「3ヶ月で合格できた」という人は意外といます。
ただし先ほど紹介したとおり、3ヶ月で300時間を確保するのは困難です。仕事がある人の場合、「毎日3.3時間も捻出できない」という人も多いのではないでしょうか。
その場合は、土日を活用するプランを検討してみましょう。「毎日3.3時間」ということは「毎週 23時間」になるため、組み合わせとしては以下のようなパターンが考えられます。
平日 | 土日 | 合計 | |
---|---|---|---|
1 | 1時間ずつ | 9時間ずつ | 23時間 |
2 | 1時間30分ずつ | 7時間45分ずつ | |
3 | 2時間ずつ | 6時間30分ずつ | |
4 | 3時間ずつ | 4時間ずつ | |
5 | 3時間20分ずつ | 3時間20分ずつ |
こうしてみると、3ヶ月で300時間を確保するのは、なかなか大変なことがわかるのではないでしょうか。
3ヶ月という短期で合格を勝ち取るには、
- 土日を活用する。
- スキマ時間を活用する。
- 出題可能性が高い分野を優先的に学習する。
という3点が重要になります。
なお、3ヶ月前スタートの勉強法としては、次の記事も参考にしてください。
宅建は独学3ヶ月で合格は無理?一発で受かるための勉強法・スケジュールを解説! |宅建Jobコラム
4-3.1ヶ月前スタートの場合
続いては1ヶ月前スタートの場合です。9月から勉強を始めるというパターンです。
勉強開始の月 | 勉強の期間 | 勉強時間(1ヶ月あたり) | 勉強時間(1日あたり) |
---|---|---|---|
9月から | 1ヶ月 | 300時間 | 10時間 |
実際のところ「1ヶ月の勉強で合格できた」という人はレアケースです。少なくとも「初学者」なら、かなり難しいと言っても良いでしょう。
「1ヶ月合格者」を見てみると、「すでに勉強をしたことのある人」や「不動産実務を経験している人」の場合がほとんどです。そういう人なら、300時間をかけなくても十分に合格圏に到達可能です。
もちろん、初学者でも「1ヶ月で一発合格できた」という人はいます。ただし、かなり大変なことであることは覚えておいて下さい。
1ヶ月で300時間、週に70時間を確保するパターンを計算してみましょう。
平日 | 土日 | 合計 | |
---|---|---|---|
1 | 8時間ずつ | 15時間ずつ | 70時間 |
2 | 10時間ずつ | 10時間ずつ |
こうしてみると、1ヶ月で300時間を確保するのは至難の業であることがわかります。
たとえ時間が確保できたとしても、集中力が続きません。また睡眠時間を削る必要があるため、記憶もなかなか定着せず、効率の良い勉強ができるとは言えません。
そのため、もし初学者が1ヶ月で合格したいなら、
- 300時間の確保はあきらめる。
- 頻出の分野を集中的に勉強し、頻出でない分野は捨てる。
- スキマ時間を徹底的に活用する。
という3点がポイントになります。
1ヶ月前スタートの具体的な勉強法としては、次の記事も参考にしてください。
宅建は最短1ヶ月の独学で合格できる!?必要な勉強時間と過去問の使い方を解説! |宅建Jobコラム
宅建試験の最短合格はどのくらいで可能?【期間・独学含む勉強方法を解説】 |宅建Jobコラム
5.宅建に一発合格するための重要な勉強法
今度は「一発合格するための勉強法」を見ていきます。
先ほど紹介したように、宅建に1発合格できる人の勉強法には共通点があります。それは「次の3つのステップをたどっている」という点です。
- 問題構成を把握する。
- 過去問を何度も解く。
- テキスト・参考書を読む。
それぞれについて、詳しく解説します。
5-1.問題構成を把握する
まずは「問題構成の把握」です。
「どのような問題が、どのような順番で出題されるのか」がわかれば、一発合格のためにどのような勉強をすべきかが見えてきます。
宅建の試験は全部で50問、すべてマークシート方式です。1問1点の50点満点で、合格基準点は35点から37点の間を推移しています。
また試験科目は、「権利関係(民法など)」「宅建業法」「法令上の制限」「税・その他」という4つに区分されています。
- 権利関係(民法など):14問(第1問~第14問)
- 宅建業法:20問(第26問~第45問)
- 法令上の制限:8問(第15問~第22問)
- 税・その他:8問(第23問~第25問、第46問~第50問)
「権利関係(民法など)」と「宅建業法」の2科目だけで、50問中34問(約7割)を占めています。
問題構成を把握することで、この2科目が重点ポイントであることがわかります。詳しいことは次の記事で解説しています。
宅建は問題構成の把握が1発合格の鍵!出題形式・順番・合格点・合格率を解説! |宅建Jobコラム
また、これら4科目には、それぞれ特徴があります。科目ごとの特徴をおさえた上で、勉強をしていくことが大切です。
たとえば「宅建業法」なら次の記事を参考にしてみて下さい。
宅建業法の勉強方法のコツを解説!満点が合格最短距離な理由とは |宅建Jobコラム
5-2.過去問を何度も解く
続いては「過去問を活用する」という点です。宅建の合格者に共通しているのは、過去問に集中的に取り組んでいることです。
たとえば、次のような活用がオススメです。
時期 | 目的 |
---|---|
テキストで学習する前 | どのような問題が出題されるかを把握する。 |
一定分野を学習した後 | どこまで理解できているかを確認する。 |
全ての学習を終えた後 | 理解できていない点を確認し、徹底的に潰す。 |
過去問は1回だけでなく、繰り返し何度もこなすようにしてください。「何周できたかが勝負」と言っても良いでしょう。
テキスト学習(インプット)も大切ですが、実際に解いてみる(アウトプット)も大切です。
実際に解いてみることで「理解できていない分野」「覚えていない分野」が明確になります。
宅建試験の問題は、過去問が理解できれば、ほぼ対応できるようになっています。そのため、「理解できていない分野」「覚えていない分野」をいかに潰すかが合否を決めることになります。
なお、過去問の活用方法については、次の記事も参考にしてください。
宅建は過去問だけでは無理?やれば受かる?一発合格に必要な勉強方法を紹介【繰り返し回数・いつから】|宅建Jobコラム宅建一発合格には過去問が必須!問題の入手方法・使い方・注意点を解説。便利なアプリも紹介! |宅建Jobコラム
5-3.テキスト・参考書を読む
3つ目は「テキスト・参考書を読む」というステップです。
先ほど、以下の3点を紹介しましたが、
- 問題構成を把握する。
- 過去問を何度も解く。
- テキスト・参考書を読む。
「②と③は順番が逆では?」と思った人もいるかもしれません。しかし、オススメなのは、「過去問 → テキスト」という順番です。
宅建に合格できない人の事例を見ていると「テキストから学習を始めて、知識が完璧になってから過去問に取り組む」というパターンが見受けられます。
しかし合格するために大事なことは「いかに得点できるか」という「アウトプット」の部分です。まずは過去問を見て、出題傾向をつかみ、出題傾向にそったテキスト学習をするのが効率的です。
テキスト学習ををしたら、理解が完璧でなくても過去問にあたりましょう。すべてが解けなくても大丈夫です。
「わからないこと」が明確になるため、そこで再びテキストに戻ります。この繰り返しによって、理解度はどんどんと上がっていくはずです。
なお、宅建の効率の良い勉強法を解説したのが次の記事です。こちらもぜひ参考にしてください。
宅建の効率の良い勉強法は?独学で一発合格する勉強時間も解説【科目別】 |宅建Jobコラム
また、ラスト1週間前にやるべき勉強については次の記事を参考にしてください。
「ラスト1週間前」というと、まだまだ先の未来だと思うかもしれませんが、今のうちに知っておけば、今後の勉強計画のイメージづくりにも役立つはずです。
宅建は1週間で合格可能?ラスト1,2週間前にやるべき勉強とは? |宅建Jobコラム
6.「宅建に独学で一発合格するロードマップ」まとめ
「宅建に独学で一発合格したい!」という人のために、宅建合格のロードマップを解説してきました。
宅建の試験概要や、必要となる勉強時間、そして合格のための勉強法を紹介しました。
今回の記事は、あくまでも「概要」を示したに過ぎません。それぞれの項目ごとに「参考記事」のリンクを貼りました。「もっと詳しく知りたい!」という人は、ぜひ「参考記事」をチェックして、理解を深めてください。
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宅建を取ろうとしている方の中には、「宅建がないと不動産業界に転職できない」と思っている方がいますが、それはよくある誤解です。
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