不動産営業に向いてる人の特徴7選
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「不動産営業は未経験でも簡単に稼げる」
誰しも一度はこのような噂を聞いたことがあるのではないでしょうか?
確かに営業成果で全てが決まる世界のため、向いてる人にとってはいい仕事です。
ただ裏を返すと、成果が出せない人にとってはかなり厳しい仕事でもあります。
要するに不動産営業で稼ぎたいのなら、「本当に自分は不動産営業に向いてるのか」を見極めなければいけません。
ただ、経験したこともない仕事に向いているかどうかなんてなかなか判断がつかないと思います。
そこで本日は、大手不動産会社の元人事担当の経験を基に、不動産営業に向いてる人の特徴を7つに分けて紹介します!
また、逆に向いていない人の特徴や、自分に向いてる会社の探し方についても見ていきましょう!
※動画で確認したい人はこちらをチェック!
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.不動産営業に向いてる人の特徴7選
ここからは、不動産営業に向いてる人の特徴を7つに細分化して詳しく見ていきましょう!
それぞれ向いてる職種もご紹介します!
精神的に強い人
不動産営業は、新人のうちからポンポンと成果を上げられるほど甘くはありません。
しかも営業ノルマを課されるため、ノルマを達成しなければというプレッシャーに耐えなければいけません。
成果が出ない期間が長ければ当然、上司から詰められることもあります。
お客さんから辛辣なクレームをもらうこともあるでしょう。
そんな辛い状況でも深刻に考え過ぎず、ポジティブさを保てる精神力が必要です。
もし自分は精神的に強いという自信があるのなら、不動産業界のどんな職種でも働けるでしょう。
今のご時世、そのような会社は減ってはいますが、完全に無いとも言えないのが現状です。
現在上司や同僚からのパワハラやいじめに悩んでいるという人は、早めに転職することをお勧めします。
とにかくお金を稼ぎたい人
とにかくお金を稼ぎたい人という目的意識を持った人も、不動産営業に向いています。
不動産営業の仕事は、毎月のノルマがきつい代わりに、売上に応じて貰えるインセンティブが高いからです。
実際、若いうちから成果をあげて、20代で年収1,000万円を稼いでいる人も普通にいます。
不動産営業は稼げるのか?年収1,000万円を狙える会社の選び方を紹介
基本、努力次第でどんな職種でも稼げますが、稼ぎたい意志が強い人は、投資用不動産営業やマンション販売が向いてるでしょう。
ただ、この2職種は精神的にも肉体的にも半端ないストレスがかかります。
並大抵の覚悟がないと厳しいということは注意してください。
マンション販売営業
人と接することが好きな人
人と接することが好きな人も、不動産営業に向いています。
不動産営業で契約を取るにはお客さんの要望を聞き、納得する物件を案内しなければならないからです。
加えて、どの業種でも1契約の金額は決して安くないため、お客さんからもシビアに評価されます。
そのため、お客さんに安心して契約をしてもらうためには、相手目線に立ってコミュニケーションできる外交的な性格が求められます。
外交的な性格だという自信がある人には、賃貸仲介営業や注文住宅営業がおすすめです。
賃貸仲介営業は、どちらかというと接客業の側面が強いため、オールラウンドなコミュニケーション能力が求められます。
一方で注文住宅営業は、一組のお客さんと半年~1年という長いスパンでお付き合いします。
そのため、人からの信頼を獲得できる人が向いてると言えます。
注文住宅営業
フットワークが軽い人
不動産営業の仕事は、お客さんありきの商売です。
そのため、相手の都合に合わせてスピーディーに対応することが求められます。
また、不動産業界に限らずですが、お金に繋がる情報は「人」が持ってくるという特徴があります。
そのため、色んな場所に顔を出して広く人脈を築ける人、もしくはそういうことが苦じゃない人は不動産営業に向いてると言えるでしょう。
人脈を広げることが得意だという人は、さまざまな立場の人と仕事進める売買仲介営業の仕事が向いています。
社会の変化に敏感な人
不動産業界を取り巻く環境は、日々変化しています。
例えば、東京オリンピックの開催前には、東京で建設ラッシュが起こりました。
そうすると、
- 再開発で駅前に新しい商業施設ができる
- 街のブランド価値が上がる
- 住みたい人が集まるため地価が上昇する
のように不動産、特に土地の価値に大きな影響を与えます。
このような情報は、お客さんにとって有益な情報なので、社会の変化にいち早く気づける能力が必要なのです。
もし、社会の変化をいち早くキャッチアップするのが得意なら、あなたは用地仕入れに向いているでしょう。
素直にアドバイスを聞ける人
自己流で成果が出せるほど、不動産営業は甘くはありません。
上手くいっている人を真似するのは、どんな業界でも共通の成功への近道です。
そのため年齢や立場に関係なく、素直に他人のアドバイスを聞ける人は不動産営業に向いています。
成果のためなら、たとえ10歳年下のアドバイスも取り入れるという人なら、
不動産業界のどんな職種でもすぐに成果を上げることができるでしょう。
元人事担当のコメント本気で稼ぎたいと思っているのなら、上司部下関係なく盗めるテクニックは積極的に盗むのがいいです。
「真似してると思われたら恥ずかしい」と思う人もいるかもしれません。
しかし、そんなこと気にしてる暇なんてありません。
不動産営業は結果を出したもん勝ちです。
使えるものは何でも使うというハングリー精神も向いてる人の特徴と言えるかもしれません。
継続的に勉強できる人
不動産業務に必要な税法などの知識は、日々アップデートされています。
そのため、しっかり勉強していないと、お客さんからの質問に答えられず、信頼を失ってしまいます。
もし現在、不動産に関する知識が不足していると感じるのであれば「宅建」の勉強がおすすめです。
宅建士一発合格に必要な勉強時間・いつから始める?オススメ勉強方法(独学・スクール)参考書まで一挙紹介【2024年決定版】
宅建の試験勉強では、宅建業法を始め、民法や税法など幅広く法律知識を学ぶことができます。
不動産業界では必須と言っていい資格ですので、勉強して損はありません。
社会人で勉強を続ける習慣がある人なら、不動産業界のどんな職種でも変化にもついて行けるでしょう。
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2.不動産営業に向いてない人の特徴3選
続いて、不動産営業に向いていない人の特徴を3つ紹介します。
「当てはまったら絶対NG!」という訳ではありません。
ただ、人それぞれ適正があるため、不動産営業は選ばない方が無難です。
人と接することが苦手な人
人と接することが苦手な人は、不動産営業には向いていません。
仕事柄、お客さんとのコミュニケーションが発生するからです。
インターネットが発展したおかげで、集客はwebを活用してできるようになりました。
しかし、お客さんと交渉して、最終的に契約に結びつける部分は変わっていません。
そのため性格が内向的で、人と関わることがあまり好きではない方は、不動産営業を目指さない方が無難です。
安定志向が強い人
安定志向が強い人も、不動産営業に向いていません。
不動産営業マンの給料は、売上に応じたインセンティブによる部分が大きく不安定だからです。
基本給も安く設定されているので、成約できなかった場合は、大卒初任給程度の給料しか稼ぐことができません。
そのため、「それなりの金額を毎月安定して稼ぎたい」という安定志向の人には向いていません。
仕事よりもプライベートを重視する人
仕事よりもプライベートを重視する人も、不動産営業に向いていません。
不動産営業マンの勤務時間は、お客さんの都合次第の部分が大きいからです。
例えば「日曜日の21時以降しか空いていません」というお客さんがいたとしましょう。
もちろん営業時間外だからと断ることもできますが、契約を上げて稼ぎたいのならばこちらが時間を合わせるしかありません。
このように不動産業界では
「お客さんのため、成果を上げるためなら、残業や休日出勤は当たり前」
といった意識を持つ人が他業界より多くいます。
そのため、プライベートを充実した生活を送りたい人には向いていないでしょう。
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3.不動産営業の仕事内容
不動産営業の向き不向きを知るには、仕事内容を知ることが大切です。
不動産営業の仕事は、主に以下の6つに分けられます。
それぞれどんな仕事で、どんな人が向いているのか詳しく見ていきましょう。
- 売買仲介営業
向いてる人:フットワークが軽い人 - 賃貸仲介営業
向いてる人:人と接することが好きな人 - 投資用不動産営業
向いてる人:とにかく稼ぎたい人 - マンション販売営業
向いてる人:とにかく稼ぎたい人 - 注文住宅営業
向いてる人:人と接することが好きな人 - 用地仕入れ
向いてる人:社会の変化に敏感な人
売買仲介営業
「売買仲介営業」は物件を売却したい人と購入したい人をマッチングさせる仕事です。
具体的には、店舗に来店した人やチラシを見て問い合わせをした人に接客をします。
売却したい人に対しては、物件を査定して売却価格を提示し、購入したい人に対しては希望する物件のヒアリングから始まり、物件の提案、内見、契約までを行います。
司法書士や税理士から「相続」関連の案件を紹介してもらえる場合があり、人脈が広い方が有利になります。
そのため、フットワークが軽く社交性がある人が向いていると言えます。
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賃貸仲介営業
賃貸仲介営業は家を借りたい人に物件を提案して、内見、契約をするのが仕事です。
賃貸仲介は1件あたりの契約単価が低い分、営業マン1人が対応するお客さんの数は他の営業職よりも多くなります。
営業というよりは、どちらかと言うと接客に近いと言えるかもしれません。
そのため、人と接することが好きな人が向いています。
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投資用不動産営業
投資用不動産営業とは、投資として不動産を購入する富裕層向けに収益性のあるマンションを売る仕事です。
営業手法はテレアポがメインで、1日500件も電話を掛ける日もあるくらいハードな仕事です。
しかもそのうち9割以上は断られるため、精神的に参ってしまう人も実際います。
ただ他と比べて商品単価が高いため、契約が取れたときの見返りは非常に大きく、年収1000万円超えも珍しくありません。
そのため、きつくてもとにかく稼ぎたいという人に向いている職種です。
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マンション販売営業
マンション販売営業というと、一般的には居住用のマンションを販売する仕事を指します。
新築専門、中古専門など、企業によって扱う物件は様々です。
特徴としては投資用不動産営業と同じく、仕事内容がハードな代わりにガッツリ稼げます。
扱う物件やエリアによっては投資用より稼げるため、こちらも稼ぎたい人におすすめです。
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注文住宅営業
注文住宅営業とは、自由な間取りで家を建てたいというお客さんと一緒に家づくりをする仕事です。
会社にもよりますが一般的には、
- お客さんの要望を聞く
- 設計士と間取りを調整する
- お客さんにプランを提案する
- 建築にかかる費用の算出
- 工事計画の立案
- 工事完了後の引き渡し
など一連の業務を全部一人で担当します。
家を建てるには時間がかかりますので、お客さんと半年~1年の付き合いになることも珍しくありません。
お客さんから信頼されることが何より重要ですので、人と接することが好きな人に向いています。
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用地仕入れ
用地仕入れとは、デベロッパーの業務の一部で、不動産開発のための土地を仕入れてくる仕事です。
例えば、大型商業施設を作るという計画があるとしたら、それに適した土地を見つけて用意するのが用地仕入れです。
ただし当然、どんな土地でもいいわけではありません。
- 周囲にどんな人が住んでいるか
- アクセスがいい土地かどうか
- 地価はいくらか
など計画の条件に適した土地かどうか、見極める必要があります。
さらに、人気の土地はすぐに買い手が決まってしまうため、常にアンテナを張っておく必要があります。
例えば、オリンピックが開催されるとなったら、観光需要で開催地周辺の土地の需要は急増します。
そのため、社会の変化に敏感で情報を瞬時にキャッチアップできる人に向いています。
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4.不動産営業は楽しい?きつい?転職するメリットとデメリット
ここまで、不動産営業に向いてる人の特徴と仕事内容を解説してきました。
ここでは、不動産営業に転職するメリットとデメリットを紹介します。
不動産営業に転職するメリット
年収アップ
不動産営業に転職する1番のメリットはやはり年収アップでしょう。
営業職は基本給とは別に、成果に応じたインセンティブが支給されます。
インセンティブは基本的に営業マンの売上に比例して大きくなります。
つまり、高額商品を取り扱う不動産営業は高年収を狙うことができるんです。
やりがいを感じられる
不動産はお客様にとって大きな買い物です。
特に戸建て住宅の購入は一生に一度の買い物になる可能性が高いでしょう。
そのため、成約したお客様から感謝の声をもらえることも多く、やりがいを感じることができます。
関連記事はこちら!
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年齢や経験、性別に関係なく出世できる
不動産営業は基本的に実力主義の世界です。
年齢や勤続年数に関係なく、営業の成果のみで評価されるため、本人の能力次第で出世を狙えます。
もちろん、女性でも不動産営業の仕事に就くことは出来ます。
むしろ、
- お客さんに警戒感を与えない、
- きめ細やかな気配りが出来る
など、女性ならではのソフトな雰囲気を活かした接客で、男性よりも有利な場面もあるでしょう。
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不動産営業に転職するデメリット
ノルマがある
多くの不動産会社では、営業マンに売上ノルマを設けています。
ノルマを達成できなければ即クビというわけではありませんが、上司から詰められるケースもあります。
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【図解】不動産営業ノルマはどのくらい?達成がきつい理由と売上目安を紹介
給料が安定しない
メリットの部分でもお伝えしましたが、営業職の給与はインセンティブの比率が高いです。
そのため営業成績が良ければ高くなりますが、そうでないとガクッと下がることもあります。
つまり、継続して営業成果を上げ続けなければ給与は安定しません。
固定給が上がらない限りは精神的な不安定さは付きまとうでしょう。
5.自分に合った会社を見つけるコツ
ここまで読んで
「これなら自分にもできそう」と思った人も「自分は向いていないのではないか…」と自信を無くしてしまった人もいるでしょう。
しかし不動産業界への転職では、向き不向きよりも自分が活躍できる会社を選ぶことの方が大切です。
なぜなら不動産会社は全国に10万社以上もあり、どんな人が活躍できるのかも会社によって様々だからです。
ですので、「自分は不動産営業に向いているのか?」と悩むよりも、自分に向いている会社を探す方がいいでしょう。
そこで最後に、自分に合った不動産会社を見つけるコツをご紹介します。
優先順位を明確にする
自分に合った会社を見つけるには自分の希望に優先順位を付けることが大切です。
あなたが不動産営業への転職で一番叶えたいことは何でしょうか?
- インセンティブでガッツリ稼ぎたい
- お客さんに感謝される仕事がしたい
- 将来的に独立したい
など、必ず軸となる志望理由があるはずです。
不動産会社によっては、
「インセンティブが充実していない」
「取引の中でお客さんとの接点が1回しかない」
といった会社も存在します。
つまり、志望動機が明確でないと、「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔するかもしれません。
まずは「叶えたいことは何か?」その目的を明確にしましょう。
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不動産営業に向いてる人に関する情報まとめ
以上、不動産営業に向いてる人を具体例をあげて紹介しました!
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