オープンハウスの営業マンの年収はどのくらい?営業方法は電話が基本?【口コミもご紹介】
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「オープンハウスって成果を上げればかなり稼げるらしいけれど、仕事内容は激務なの?」
「キツイと噂されるオープンハウスで働くのに向いているのはどんなタイプかな?」
オープンハウスは日本一を目指し、創業16年で東証一部上場、23年で売上5,700億円という目覚ましい成長を遂げた会社です。*1
戸建て住宅やマンションの住宅営業以外にも、総合不動産会社として幅広く事業を展開しています。
「コンパクトでも都心にマイホームを持ちたい」というユーザーニーズをいち早くキャッチ。狭小地での3階建て戸建てが都心部で大きなシェアを獲得したことが勝因となっています。
今回は、「東京に、家を持とう。」のキャッチコピーで有名なオープンハウスについて詳しく解説をしていきます。
オープンハウスで働くことにご興味がある方はぜひ、この記事を参考にしてください。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
この記事・サイトの監修者
棚田 健大郎
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、行政書士、FP2級など多数保有
不動産業界歴10年以上。元上場企業不動産会社エイブルの営業マン。3000人の社員の中で、仲介手数料売り上げ金額第1位となるトップセールスを記録。個人のYouTubeチャンネル“棚田行政書士の不動産大学”では、登録者数20万人以上。
目次
1.オープンハウスの営業マンの仕事内容
オープンハウスの営業職は4種類あります。
それぞれの仕事内容について詳しく解説をしていましょう。
1-1.住宅営業
住宅営業は個人のお客様に向けて、一戸建てやマンションを販売する仕事です。
オープンハウスの最大の特徴は「都心部」「駅近」「割安」の3点。ターゲットとしているのは30代の共働き夫婦で、通勤や子育てに便利な都心部において若い世代の方でも購入できる手頃な物件を販売しています。
物件付近で見込み客に声掛けをするなど、ほぼ飛び込み営業のような業務活動が中心です。見込み客におすすめしたい物件の紹介を行い、希望する住宅の条件などを伺います。
予算・エリアなどお客様の希望に合致した物件を選び出したら、実際に現地までご案内。実際の物件を見てお客様が気に入れば売買契約を結ぶことになります。
戸建て住宅なので購入金額は何千万円もするものですから、簡単に購入してもらえるわけではありません。しかし、希望通りの物件をご紹介すればお客様に喜んでいただけるやりがいのある仕事といえるでしょう。
1-1-1.得られるスキル
住宅営業として働く際に得られるスキルは下記の3つです。
- ビジネス基礎力
- 人間力
- スピード感
お客様に満足してもらえる物件をご紹介するために、たくさんの物件の中から最適なものを選び出して提案します。有益な提案をお客様にできるように、ビジネスマンとしての基礎力が身につくようになるのがメリットです。
人生最大の買い物といわれている住宅を購入してもらうには、お客様から信用されなくてはなりません。不動産や金融関連の知識だけでなく、人間力も磨かれるようになるでしょう。
都心にある人気エリアの物件は早い者勝ちであるため、ゆっくり動いていると別のお客様がすでに購入してしまうことも少なくありません。お客様にぴったりの住宅を手に入れるために、全ての業務に置いてスピード感が必要とされています。
1-2.土地仕入営業
土地仕入営業は、一戸建てやマンションを建築するための土地を購入するのが仕事です。
オープンハウスでは「都心エリアの駅近」のように、サラリーマンが通勤しやすい土地の購入から建物の建設、お客様への販売までワンストップサービスで行っています。
土地仕入営業は、会社の利益を生み出すために必要な最初のステップを担う重要な職種といえるでしょう。
立地条件の良い新しい土地の情報を得るために日頃から不動産会社を訪問します。目ぼしい場所に土地を所有している地主へのアプローチも欠かせません。
お客様のニーズに合った土地が見つかったら現地調査を実行し、建物を建築した場合の収支などを計算して土地を購入するかどうかの判断を行います。
1-2-1.得られるスキル
土地仕入営業として働く際に得られるスキルは下記の3つです。
- 行動力
- 意思決定力
- 人間力
不動産会社や地主への訪問や現場調査などの業務をこなすうちに、目標を達成できるような行動力が得られます。
オープンハウスは土地を仕入れる際にいつまでも結論を引き延ばすということはありません。「即断」「即決」をモットーにしているため、20代の若手でもスピード感ある意思決定能力を身につけられるのがメリットです。
競合他社と競り合いながら不動産のプロとして交渉するため、不動産の専門知識だけでなく人間力も備わっていきます。
1-3.収益不動産営業
収益不動産営業は、投資用物件を購入し新たな価値を付加して販売するのが仕事です。
収益不動産事業では、テナントビルなどの不動産を購入し、リノベーションで不動産の資産価値を高めたうえで再販しています。
取扱う物件は多岐に渡り、共同住宅やオフィス、店舗など数千万円から数十億円まで金額も様々です。
他の不動産会社をまめに訪問し、物件を売却・購入したい人の情報を収集するのも大切な仕事。集めた情報をもとにプロジェクト計画を立ち上げて、物件の購入や社内で商品化された物件を販売します。
オープンハウスの豊富な資金力とスピード感を武器に億単位の高額物件の取引を行い、収益不動産業界ではNo.1の売上高を叩き出しました。
1-3-1.得られるスキル
収益不動産営業として働く際に得られるスキルは下記の3つです。
- 業界動向を読む力
- 各業務を一貫する総合力
- 大きなお金を動かす力
一線で活躍するプロの不動産会社と取引をする中で、業界や市場などの流れを読み解く力が身につくようになります。
オープンハウスの特徴である物件の情報収集から購入、販売までワンストップサービスで行っていくため、不動産のプロとしての総合力も得られるスキルのひとつです。
また、収益用不動産はひとつひとつが多額の取引となり、億単位を超える物件もざらにあるため失敗は許されません。
購入したお客様だけでなく会社にも大きな影響を与えますから、仕事に対して責任感をもって対応できるようになります。
1-4.米国不動産営業
米国不動産営業は顧客の投資利益を創り出すために米国不動産を販売し、最終的な売却までサポートするのが仕事です。
2017年にスタートした新規事業で、富裕層向けの投資商品として販売しています。米国で不動産の価値が高くなっている地域から選りすぐりの物件を仕入れてリフォームし、テナント付けを行って販売するのが特徴です。
顧客に販売した後は毎月レポートを届けて、有益な情報の提供や将来的な売却のアドバイスも行います。
まずはオーナーとなる顧客に商談のアポイントを取り、米国不動産投資の魅力について説明。資金計画のシミュレーションを作成して米国不動産投資のコンサルティングをしていきます。
国内の金融機関では難しいとされる海外不動産を担保にした融資も、グループ会社で行えるので資金調達も安心です。
土地の仕入れから販売、販売後の管理、オーナーが物件を売却するまでをワンストップサービスでサポートしていきます。
1-4-1.得られるスキル
米国不動産営業として働く際に得られるスキルは下記の3つです。
- 投資全般に関する知識
- スピード感ある対応力
- ビジネスが成功する提案力
投資家である顧客と向き合うため、投資に関する知識を身につけないとビジネスになりません。
したがって、米国不動産など海外の投資商品や国内不動産、その他投資商品に関する総合的な知識が備わっていくようになります。
米国不動産はオープンハウスの主要事業の中では比較的新しいものです。目まぐるしく変わる市況を把握しながら、スピード感をもってビジネスを成功させていくスキルも身につきます。
顧客が商品を購入後、販売するまでの過程で適切なサポートを実行。顧客にとって有益な提案をタイムリーに行える提案力が培われます。
2.オープンハウスの営業マンは稼げる?【働くメリット】
オープンハウスは悪い評判も少なくありませんが、良い評判も数多く聞かれます。
ここでは、オープンハウスの営業マンは稼げるのかについて詳しく解説をしていきましょう。
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2-1.実力次第で稼ぐことが可能
オープンハウスは年齢に関係なく実力さえあれば稼げる会社です。
最高年収は2,000万円、最低年収でも660万円で、日本の平均年収は約400万円ですからかなり高い水準といえるでしょう。*2
上場企業を対象とした「平均年齢が20代の企業の年収ランキング」では2位にランクインしました。*3
中途入社5年目の営業職の平均年収はなんと1,025万円となっており、昇進昇格・昇給のチャンスは年4回です。3ヶ月に1度行われる表彰式では昇進・昇格が発表され、社員のモチベーションアップに一役買っています。*4
2-2.採用ハードルが低い
未経験からでも採用してもらいやすいのがオープンハウスの良いところ。
前職が消防士、スポーツ選手、販売スタッフ、美容師、エステティシャンなど多種多様な人材が活躍中です。営業が未経験の人や異業種からの転職が多く、現在の職種が何であれ働くチャンスはあるといえます。あなたの現職も下記の一覧表にあるかもしれません。
【オープンハウスで働く人の前職一覧表】
消防士 | 保険営業 | 販売スタッフ | スポーツ選手 |
---|---|---|---|
不動産賃貸営業 | アミューズメントスタッフ | 自衛官 | 技術・IT営業 |
旅行代理店勤務 | 銀行員 | アパレル・飲食店店長 | 現場監督 |
商社営業(総合・専門) | 美容師 | 運輸・物流管理 | 証券営業 |
調理師 | エステティシャン |
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2-3.評価基準が客観的
オープンハウスは3ヶ月ごとに昇進昇格・昇給があり、チャンスは4倍です。
昇進していくにつれ数人の部下を持つ管理職となり、チームとしてさらに大きな売上を目指していくことになります。
頑張って数字をあげれば客観的にしっかり評価されるのがメリット。成果に基づいた評価制度なので新卒中途・男女・学歴によって区別はされません。
基本給も30万円から、40万円、50万円と段階的に大きく伸びていくので、成果を上げれば上げるほど報酬がどんどんアップしていきます。
2-4.研修制度が整っている
オープンハウスでは研修制度もきちんと整っています。
2ヶ月間も座学から実習までの研修があるので、未経験者の方でも営業スキルが学べるのがメリット。独自のテキストを使用した座学で、ベテランの研修講師が丁寧かつ熱心に指導をしてくれます。
研修カリキュラムは下図の通りです。2ヶ月かけて研修した後、各店舗へ本配属となります。
【オープンハウスの研修カリキュラム(2ヶ月)】
座学 | 実習 |
---|---|
不動産業界の知識 | 研修スタッフとの営業ロールプレイング |
営業活動の基本 | 現地販売会への参加 |
オープンハウスの商品知識 | 車での物件ご案内の研修・一日の振り返り |
2-5.女性でも活躍できる
オープンハウスの営業職は、女性も数多く活躍しています。
子供がいなくても時短勤務できる制度があるため、家庭の事情に合わせて働けるのが良い点です。女性社員の中には時短勤務でマネージャーとして部下の育成しながら、優秀な成果を上げ続けている有能な方も実在します。
福利厚生も東証一部企業なので整っており、育休なども取得できるので産後も働くことが可能です。
5年以上在籍した社員本人もしくは配偶者が出産した場合は、勤続年数が5年以上の従業員を対象に出産時に会社が手当金を支給します。
- 第一子:20万円
- 第二子:30万円
- 第三子:100万円
第三子になると、なんと100万円も会社からお祝いがもらえます。
3.オープンハウスの営業マンは激務できつい?【働くデメリット】
オープンハウスの営業マンは成果を上げればかなりの高収入を得られ、女性でも活躍できる会社です。
その一方で「激務できつい」という噂も少なくありません。ここでは、オープンハウスで働く際のデメリットを3つご紹介していきます。
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3-1.激務になりがち
第1のデメリットは、「激務になりがち」という点です。
基本的にオープンハウスの営業手段は、飛び込みやテレアポなど源泉営業となります。
住宅営業の場合、物件がある現地近辺で見ず知らずのお客様に声をかけるなど、決してラクな仕事ではありません。駅前で物件の広告看板を持った営業マンを見たことがある人もいるでしょう。
オープンハウスは成長率が30%と勢いのある急成長中の会社です。そのため、人手が足りず一人あたりの業務量が増えており激務であるといえます。オープンハウスの平均勤務年数は約3年と短く、離職率が高いのが特徴です。
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3-2.精神論の影響が強い
第2のデメリットは、「精神論の影響が強い」ということです。
不動産業界は昔から体育会系の社風が多く、オープンハウスも例外ではありません。「やる気」「気合」など精神力を表すワードが日常的に飛び交います。
「大声で挨拶する」など昭和の営業マンが好きなやり方が根強く残っているため、現代風のライトな思考を持つ方は合わないこともあるでしょう。
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3-3.悪い評判がある
第3のデメリットは、「悪い評判がある」という点です。
強引な営業方法やいい加減なアポ取りなど、信頼できない悪い評判も聞かれます。
出典:オープンハウスで世田谷に家を建てる
4.オープンハウスの営業マンに向いている人
オープンハウスの公式サイトに「スタッフ紹介」があるので、どんな人がいるのかは見ておいた方がいいでしょう。
また、公式YouTubeもあるので閲覧すると参考になります。
https://youtu.be/lehkXOEXy04
4-1.明確な目標がある
オープンハウスで働くのに向いているタイプは、「明確な目標がある」人です。
「稼ぎたい」「クルマを買いたい」「家族が増えたので頑張りたい」など、何かしら明確な目標があることが重要です。
オープンハウスの営業は激務できついことも多いですが、クリアしたい目標があれば多少しんどいことも切り抜けられるでしょう。目標に向かって頑張れるタフな精神力が必要です。
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4-2.仕事を最優先できる
「仕事を最優先できる」人も向いています。
オープンハウスはバリバリ働いてガンガン稼ぐという社風なので、「ワーク・ライフ・バランス」などというと、甘いと言われかねません。
実際、オープンハウスに「ワーク・ライフ・バランス」を訴えても実現することは難しいといえるでしょう。仕事を最優先で考えられる社員が必要とされます。
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4-3.上司の言うことを素直に聞ける
「上司の言うことを素直に聞ける」人も向いています。
オープンハウスはトップダウンの社風のため、上司の言うことを無視して働くことはできません。成果を上げている人が上司として残っているので、何かしら学べることはあるといえます。
たとえ厳しい叱責を受けたとしても素直に聞けるかどうかが重要です。
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5.「オープンハウス 営業」のまとめ
今回はオープンハウスの営業について、仕事内容や向いているタイプなどを中心に詳しく解説をしていきました。
オープンハウスは成長率30%を誇る急成長中の会社です。仕事内容は決してラクとはいえませんが、成果を上げれば上げるほど、普通のサラリーマンでは手にすることができない高額な報酬を得られます。
多少仕事は激務でも、「バリバリ働いて、ガンガン稼ぎたい」という方ならオープンハウスにぴったりです。やりがいのある仕事を求めている方にぜひ、おすすめします。
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